room03_20131109
ご案内:「荒ぶるキメラ森の中」にアステル☆さんが現れました。 (11/09-20:41:29)
アステル☆ > (ここは瘴気の満ちる森。腐った水に腐った土。毒の泥沼から生える木々は皆歪み、負の生命からなる動植物たちが闊歩する森。) (11/09-20:44:08)
アステル☆ > (正の生命を持つものがこの土地に踏み込めば、すぐさま存在を察知されることだろう。) (11/09-20:45:39)
アステル☆ > (清き水に清き土。湧き出る清水に潤う緑と動物達が居る森に負の生命が在れば目立つ様に。正の生命の輝きは、負の生命を持つ森の中では眩しすぎる。) (11/09-20:47:30)
アステル☆ > (かつて持っていた魂。かつて持っていた体。かつて持っていた光。それを求めて、死の森が蠢くのだ。) (11/09-20:48:58)
アステル☆ > (しかし泥沼の上に立つ妖精に、森は一切反応を示さなかった。 死生の括りから外れた位置に在る妖精に反応するものはなく、ただ今は妖精とは別の哀れな迷い人を、森は襲っていた。) (11/09-20:52:31)
アステル☆ > (泥沼の中はキメラ森の胞子で溢れている。ぽこん。ぽこん。と泥水を押しのけ浮上した泡は、水面で弾けて活性化して咢となり、がちがち。ぎちぎちと激しく歯を打ち鳴らしながら泥沼の中へ沈んでいく。) (11/09-20:55:27)
アステル☆ > (弾ける泡を踊る様に避けながら、悲鳴の上がる方へ妖精は移動していく。) (11/09-20:57:08)
アステル☆ > (迷い人は、どうやら森への対抗手段を備えていたらしい。空を覆う高い枝葉が暗く昏くした死の森の中を、火焔の光が激しく照らす。) (11/09-20:59:20)
アステル☆ > (弱点を突かれた森が活性化した。) (11/09-21:00:48)
アステル☆ > (泥沼が沸騰して激しく泡立ち、1秒で50mという樹高を持つ木々を乱立させていく。) (11/09-21:02:58)
アステル☆ > (足元から無差別に萌え出る芽は瞬く間に成長し、コンクリートの様に固い障害物も水が侵食する様に侵食して粉砕。貫き、森は枝葉を広げた。) (11/09-21:04:39)
アステル☆ > (森の成長に巻き込まれた妖精が、木の枝の隙間から先の火焔の発生源の位置を覗く。) (11/09-21:06:41)
アステル☆ > (もう叫び声は聞こえない。) (11/09-21:07:28)
アステル☆ > (高く伸びた枝を見上げれば、そちらには服の切れ端が引っかかっていた。) (11/09-21:08:43)
アステル☆ > (しかし迷い人は見当たらない。 モズの早贄の様に引っかかってもいなかった。) (11/09-21:10:56)
アステル☆ > (どこへ行ったのだろうと見渡せば、樹の下で蠢く小さな枝。 先端が5つにわかれているそれは、腕の様だ。 金属鎧の隙間から、ぴょんぴょんと草を生やしているそれを見つけて、妖精は近寄った。) (11/09-21:13:22)
アステル☆ > (樹から降りて、気泡を発する泥沼の上に立つ。人なら自重で沈む物だが、妖精は軽く、泡が弾けても噛みつかれる事は無い。) <<ジュッ>> (11/09-21:18:24)
アステル☆ > (と思ったが、やはり無差別かつランダムに発生する泡の上に立てば噛みつかれることは不可避だった。妖精の脛を齧る泥は接触と同時に蒸発し、それを無視して妖精は枝……もとい腕から生えた草を掴んで引き抜いた。) (11/09-21:19:50)
アステル☆ > (ビクンッ!と腕が震える。 腕の主は生きてるのだろうか? しかし頭は既に泥沼に埋没している。) (11/09-21:21:42)
アステル☆ > (腕の周りをぐるりと回って、妖精は草を選んで引き抜いていく。 腕から生える草は今は綺麗な緑をしているが、泥沼に近い方から段々茶色へ。黒色へと変色していた。そろそろ危なそうだ。) (11/09-21:24:41)
アステル☆ > (緑に光る草が無くなり、皆茶色へ変わってしまったところで、妖精は腕から離れた。枝に背を向けて、森の中を滑空していく。) (11/09-21:26:50)
アステル☆ > (背後で、何かが弾ける音がした。恐らく、森へ呑まれたのだろう。) (11/09-21:28:48)
アステル☆ > (手にした草が五月に萌え出た様な瑞々しさを失っていないことを確認して、妖精は森を去って行った。) (11/09-21:32:18)
ご案内:「荒ぶるキメラ森の中」からアステル☆さんが去りました。 (11/09-21:32:30)
ご案内:「岩場の洞窟」にアステル☆さんが現れました。 (11/09-23:03:19)
アステル☆ > (岩場の洞窟の上、岩の上に座り込んで草を揺らして遊ぶ。) (11/09-23:04:41)
アステル☆ > (その草は月明かりの草原に自生する草の様に自ら発光して辺りを仄かに照らす。) (11/09-23:05:31)
アステル☆ > (月明かりの草原に生える草との違いは、月光の様に冷たく透き通る様な煌々とした光ではなくて、命の灯の様に生命の色。五月に萌え出る若草色。緑色の燐光を発する点だ。) (11/09-23:07:15)
アステル☆ > (死の森より生まれた、正の生命の若草だ。先に観察した限りでは、被害者が死の森に呑まれ、循環系に乗るあの僅かな時間だけ、採取できる生命の葉。) (11/09-23:09:43)
アステル☆ > (生命が凝集された葉は、恐らくは従来の植物には見られない死生を超越させるかなり無理のある薬効を発揮することだろう。) (11/09-23:12:17)
アステル☆ > (あの森から産まれたには珍しく、葉はサーベルの様に真っ直ぐで純粋に綺麗。) (11/09-23:14:58)
アステル☆ > (ゆらゆらと揺らせば、命の灯の様にゆらゆら揺れる。) (11/09-23:15:45)
アステル☆ > (そう思ってみれば、この葉っぱはろうそくが燃え尽きる直前に燃え上がる様にも似ていた。) (11/09-23:16:22)
アステル☆ > ~♪ (鼻歌を歌いながら、くるくる回す。) (11/09-23:18:12)
アステル☆ > ……水に漬けておけば、暫く持つかな? (11/10-00:05:36)
アステル☆ > (瞬きの道を使って花瓶を取り寄せ、洞窟の中へ入る。) (11/10-00:06:08)
アステル☆ > (生命の葉を花瓶に挿して水を与え、同じく取り寄せた幅広の葉っぱにメッセージを残す。) (11/10-00:07:45)
アステル☆ > これで良し。(にっこりと笑い、妖精は籠の中へ。) (11/10-00:08:05)
ご案内:「岩場の洞窟」からアステル☆さんが去りました。 (11/10-00:08:09)
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