room44_20140113
ご案内:「鬼ヶ岳」に和武翔さんが現れました。 (01/13-22:30:15)
和武翔 > (今日の日中、現代日本では20歳を迎えた若者たちが成人式を迎え、地方では式をあげ、その後それぞれ国で認められた上でお酒を交わし合ったり、どんちゃん騒ぎをしたり、何もしなかったり、式だけ出て仕事に出たり─── ちょっぴり世間は違う色を見せる中、この男も例外ではなく今年の4月に20歳になるために成人式なるものに参加してきたわけで、自分の世界では立派に大人だと国に認められた。) … ふぅ。 (チャームポイントとも言える眉を下げて眉間に皺を寄せると沼の前で足を止める。その姿は何時もの姿とは程遠く、灰色のスーツに革靴。THE日本人な風貌を持つこの男がその服を着ると会社に入って2年目のしがないサラリーマンに見える。 …がしかし、初めてこの沼に来たときは礼儀もしらない高校2年生であってどう見てもサラリーマンに見えるような姿ではなかった。 自分が成人しましたと河童先生に伝えて、先生はそれを認めてくれるだろうか。 考える間でもない── ) おう、先生いるんだろ?でてこいよ。 (薄暗い沼に声をかけた。大き目な月が沼に移るのを眺め先生の出現を待とう) (01/13-22:38:42)
和武翔 > (ぴちゃりと沼の奥の方で音がすると波を打って影が姿を現す。壺を片手で抱えたソレは和武翔が読んだ先生なのだろう。 河童先生は何時もと変わらぬ動きで岩に上がれば此方へと体を向けるも、和武翔の見慣れぬ姿をみれば おや。 と目を丸くさせた。) なんだいその顏はよ。 (むす。と子供用にムクれると河童先生が上がってきた岩の方へと向かい、鞄を地へ置く。 河童先生はゆっくりした動作で和武翔の姿を上から下まで見ると「馬子にも衣装」などとからかったりするようで。自分でもスーツに違和感があることを自覚しているためにそう言われるとギリィと歯を食いしばったりする。けれどそこで感情を抑え込めるのは大人になったからなのか、それともこの里や神社での教えがしっかりと身になっているだけなのか。) 俺の世界では20歳になると成人ってみとめられんだってよ。その式に出てきた…そのためのスーツだ。わかったかよ。 (若干ふてくされた口調でそう言うと鞄からチトセ飴のような飴を取り出し、河童先生に差し出す。 食べる? なんて問うが河童先生は拒否し、きゅうりがいい。などと返すようだ。) (01/13-22:56:13)
和武翔 > (きゅうりがいい。というそれは何となく予想はしていた。というか手土産にきゅうりの用意は必ずしている仕様。今日は生前ぶりの北○道産の新鮮きゅうり。5本入りセットを差し出すと、満足気に河童先生はきゅうりを手に取り和武翔の隣に座った。それを目でみてから自分も座り込み月を見ながら静かな時間を過ごす。) … 俺、変わったか? (飴を咥えながらぼんやりと呟いた。唐突の質問。けれど、その質問はきっと河童先生ならばどういう意味を持つのか分かってくれるはず。 けれど、河童先生は「まだまだ青い」なんて返すのだ。初めてこの沼に来たときは、妙河に牙を剥き、河童先生には挨拶の一つもしなかった。会うたびに大怪我を追って、もっと体を大事にしろと言われたこともある。 … ─── だけど、その全てを成人したばかりの青年は知らない。唯一、その事実を形として残っているのは、河童先生の眼鏡に下げられたサーモンの寿司のストラップ。それを河童先生にあげたのは、生前のまだ子供で、世話の焼ける少年…和武翔だった。) 親ってのはさ、成長していく子供の姿を見てどう感じるんだろうな。先生、分かるかい。 (妙河ならなんとなく痛いほど分かっていそうだ。それは青年の勝手な想像だけれど。河童先生はどうなんだろう?この里の人達の成長をみて、何を感じたのだろう。 … ── などと考えていたら、おかしそうにしながら河童先生はその返答を聞いて何になるのかと聞き返した。…うん、思うのは自分の両親のことだけれど、今はその両親がいないし記憶にすらないのだ。考えてもしょうがないことに気づいて大きなため息をついた。) (01/13-23:15:54)
和武翔 > (代わりに河童先生はこう返答する。「弟が成人したら分かるんじゃないか。親じゃなくても、お前には家族がいるだろう」と。 そんな返答に思わず声を漏らして はは。 と笑ってしまった。先生よりも、ずっと一緒にいて支え合った弟がいて、今は弟よりも自分のやんちゃを知っている義妹がいる。流石に後者は無理があるけれど、前者は義妹と一緒に体感することが出来るかもしれない。 大切な人が大人になった時、自分たちはどう感じるのか。 そんな些細な疑問を────。) 先生は親戚爺さんみてえだ。 (けけけっと意地の悪い笑い声が続く。親戚爺さんという不躾な物言いには困ったようにため息をつく河童先生だが、生前と変わらない子供らしさを感じれば特に何か言葉を返さずまんざらでもないような気配。長いようで短かった2年半の思い出、そこでこの青年は凄まじい勢いで変化していった。戦闘力だったり、性格だったり、体格だったり、気配だったり。 だけど変わらない部分もあったりして、それはきっと和武翔の素、そんなものなんじゃないだろうか。) (01/13-23:38:18)
和武翔 > 俺さ、ボクシングの修行で遠出してたんだけど、今その滞在先で首都閉鎖起こしちまって帰れねぇんだよね。仕事あっから、ずっとはいられねぇけど… たびたびコッチ顏だすし、落ち着くまではブラウニーハウスにいるからって、妙河につたえておいてくんねぇ?(ここに来る前に娯暮雨、妙河、そしておじいちゃんおばあちゃんに成人したという報告をしたもののそのままふらりと外へとでてきてしまった。久しぶりに会ったのだからゆっくり話でもすればいいのにフラフラとしてしまうのはコイツの性格のせい。妙河が「よよよ。」と泣いても変わることはないだろう。 河童先生は自分で伝えなさいとごもっともな事を言ったがスク。と立ち上がって飴をなめながらニィ。と笑み。) 俺は恥ずかしがり屋なんだよ。 (と返す。その言葉は冗談でもなんでもなく、「暫くこっちにいるよ!」と言って大喜びしてくれる親友を想像するだけで照れるレベルでこいつは恥ずかしがり屋だ。妙河なら本当に大喜びしてくれそうで、余計に。今宵はおじいちゃんおばあちゃんが寝静まった頃に妙河家に帰るし、泊まっていくが 彼の口からはそういう話の流れにならない限り伝わることは無いだろう。)((… ああでも、いまのうちに煮込みハンバーグ食いにいきてえな。))(あの約束は忘れてはいないだろう。それに何か勝負の約束もしていたような────) (01/13-23:55:52)
和武翔 > (押し付けるだけ押し付けてぼーっとあれやこれや考え事をしている青年を見て河童先生はため息をついた。その和武翔のお願いを聞いたかどうかはわからないが、先生も押し付けるように塗り薬を渡した。そしてこめかみと首筋の間あたりを トントン。と指を指す。 青年は何も言わなかったけれど、そこにはボクシングの練習でついた傷があった。パンチでついたもの、というよりふっとばされて周りにあったもので切ったのだけれど、先生はそれを見逃さなかった。) …ん。サンキュ。 さってと、そろそろ帰るわ。 (鞄を担ぐともう一度空を見上げて) もう少しで満月かい… 満月のよるはきゅうりじゃなくて酒もってくる。付き合えよ? (ぴ。と先生に指をさせば挑戦的な笑みを浮かべて背を向けた。先生の返答はないけれど、顔には仕方ない。と言わんばかりだ。そんな相手の表情など見もせず、ひらりと片手を振って妙河家へと帰っていくのでした。) (01/14-00:15:42)
ご案内:「鬼ヶ岳」から和武翔さんが去りました。 (01/14-00:15:53)
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