room44_20140201
ご案内:「※ペシェの家」に斉藤二子さんが現れました。 (02/01-21:07:55)
斉藤二子 > (少年悪魔の家にお世話になり始めてから半月が経って、外は新月から少しだけ月が顔をだすくらいの日にちである。己がとある魔族に身を乗っ取られたあの日から一度も家に帰っていない少女は学校も無断欠席している状態。もちろん兄にも話はしていない。) …。 (月明かりも無く部屋の電気だけで照らされた少女は少し暗くみえるだろうか。可愛らしい空間に最初は身悶えもしたけれど半月もたって落ち着いて来れば現実が見えてくる。 現在家主は外出中のため一人お留守番状態であるが故、いろいろと考えることがたくさんあった。) (02/01-21:12:59)
斉藤二子 > (帰らないのではなく、帰れない理由。 それはヘッドフォンにあった────…)((全然、聞こえない。))(ヘッドフォンに耳を傾けて何時もの他人には聞こえない音を流してみるものの、彼女にすら何も聞こえない。また普通の誰にでも聞こえるような音楽を流してみても何も聞こえない。携帯自体はちゃんと動いているのに音だけが全然流れてこないのだ。) ((自転車で踏まれても壊れなかったのに… おかしい。))(眉間にしわを寄せて不穏な予感に目を細める。きゅ、と強くヘッドフォンを握ると頭につけてもう一度音楽を流してみる。  …このまま、壊れたまま家に帰ったら、きっと兄は普通ではいられなくなるだろう。 長年付き合っている自分だもの、それくらいわかっている。) (02/01-21:21:07)
斉藤二子 > (とはいえ半月も学校に行ってないとなると余計に心配させるのだけれど、どうせ心配かけるなら解決してから帰ると頑固な少女はきっとこの家の主に言ったことだろう。 携帯の画面には再生画面になっているはずなのに聞こえてこないソレ… もしかしたら聴力が落ちたのかもしれない、と予想してみたりして小さくこうつぶやくのだ)  … クレイション。 (それは幻獣を呼び出す言葉。他人には聞こえない不思議な音楽を流しながらそれを唱えれば、自分の想像したものが呼べる。兄がくれた力だった。 どうやって兄はその力を手に入れたのかは詳しく教えてくれなかったけれど、大事なものには変わりない。) <… しぃ… ん…> (耳が聞こえる人がその場にいても物音一つしない静かな空間。いつもなら想像したものが呼び出されるのに、今は何も起こらなかった。) (02/01-21:25:44)
斉藤二子 > ((どうしよう・・・このままじゃ、お兄ちゃんからもらったもの無くしたままになっちゃう。 嫌・・・無くしたくない。))(そっとヘッドフォンを外すと大事そうにそれを抱きしめた。下唇を噛んでふるふると震えるとゆっくりと深呼吸をする。)((それに、ペシェを呼べなくなっちゃう。会えなくなっちゃう…。))(自分が呼んだ幻獣の家に招待されたのは初めてだ。例え悪魔だろうと自分には関係ない。)  ・・・・ やだよ。 (表情が見えなくなるほどに俯いて消え入りそうな声でそういうとポタリ。と涙がこぼれ落ちた。) (02/01-21:39:44)
斉藤二子 > ((ペシェに相談したいけど、外部の音が聞こえる幻獣呼ばないと無理だし、手話でも伝えきれない…))(ぽたり。ぽたり。とスカートに涙の染みが増えていく。次第に肩を揺らしてしゃっくりまじりに泣きはじめ声を殺すように静かに今は感情を剥きだしにしておく。) (02/01-21:42:17)
斉藤二子 > ぅ… っく。… ひっく… ふぅ… (小さい泣き声が寝室に篭る。家の主が戻るまでには晴らしておかなければ…そんな事を考えながら。) (( …いっそ、ペシェと契約できたらいいのに。 )) (そんなことしたら兄が失神するだろうか。けれど少年悪魔は己の命を救ってくれた者だ。代償もなく、下手すれば命さえ持っていかれそうな戦いをして。代償はつきものだろうけれど、見知らぬ魔族と契約するよりかはいくらもマシで、それよりも安心できる自分がいる。   … ── ずる。  ベッドの上に座り込み膝を抱えると涙を拭うように膝へ顔を埋める。)((この力のことも、悪魔のことも、全然、よくわかんない… わかんないからどうしたらいいかわからないよ。お兄ちゃんは何故こんな力を持ってたの?私の体を乗っ取った子と知り合いなの…? 知らない事ばかりだよ… ねえ、お兄ちゃん…)) (02/01-21:50:07)
斉藤二子 > (暫くの間篭るような泣き声が続くがそれは長くは無い。やがて落ち着いていき顔を埋めたまま静かになる。) … ((問題が解決したら… お兄ちゃんに聞いてみないと。))(ぎゅ。と右手で拳を作って力が入る。まずは、使えなくなった力をどうにかすることから解決しなければならない。だろうと娘は思う。) <ずる・・・ずる・・・> (ベッドから降りるとゆっくり立ち上がって、棚の上にそっとヘッドフォンを置くと家の主が寝間着が入っていると教えてくれたタンスに足を向ける。ちょこん、と座り込むと両手でそのタンスを開き中を覗く) … ふぁ。 (泣きべそで真っ赤になった顔がさらにあかくなって苦痛だった表情はほんわりと柔らかく嬉しそうな表情へと変わった。 タンスの中には二子が本来大好きであるフリフリでふわふわなネグリジェが入っていたのだ。) (02/01-22:06:58)
斉藤二子 > (まだ半月しかいないとはいえきちんと毎回寝間着と着替えを用意してくれている心遣いにほんわかと心が温かくなる。自分には可愛いのは似合わないという頑固な思考のせいで、なかなか着れなかったりするんだけれども今日はちょっぴり挑戦してみようとネグリジェを両手に持って立ち上がった。) (02/01-22:10:00)
斉藤二子 > (眼鏡もつけず、ヘッドフォンもはずして、慣れないネグリジェを持ってバスルームへと向かう。ホールを挟んでむかいにあるバスルーム。泣きはらしたその顏をしっかり洗って、普段なら着てもするダメダメ!なんて脱いで大事に畳んでタンスの奥へしまってしまう、そんな可愛らしい服を着たりして、いつもとはちがう自分になって、家の主の帰りを待つことにしよう───。) (02/01-22:12:56)
ご案内:「※ペシェの家」から斉藤二子さんが去りました。 (02/01-22:13:17)
::::  PbsChat v2.5.1改変版  ::::