room43_20140215
娯暮雨 > (片時も視線は外さない。角へと目が行ったのに気付けば、やはり気になるかと耳がへにゃりと垂れて、こく。と頷いた。)大昔にね、悪い鬼を封じる手立てとして、妖力の高い妖狐の遺骸と一緒に器に封じる術があったそうなのでござる。…3千年前に、蛇の女の人の里や色んな国を壊滅させた鬼が、拙者の中に居るのでござるよ。(少し、眉が下がる。問いかける様な瞳に、更に言葉を紡いで)蛇の女の人を殺めたのは、鬼の力だけど…その力を表に出したのは拙者でござる。 (02/15-06:03:59)
ルイ > (妖狐。その種は目にしたことはないが知っている。垂れる耳に、ぁ…とへにゃり。眉を下げて角から視線を外し) その…妖狐に封じられてた鬼が、何で娯楽雨の中に…?ぅうん、どうしてそんなことが分かったの…?(が、口にしてから気付く。彼女は孤児だと言っていた。何故か、は知りようがないのではないかと) それは、その……女の人が、キミの友達を……(殺されてしまったから? 最後は声に出せず、口籠る) (02/15-06:10:06)
娯暮雨 > 経緯まではまだ、分からぬのでござるけど…。鬼狐なんて種族が何処にも存在してなくて、鬼が体内に封じられてて、妖狐の力もある、となると…拙者がその「器」として使われたとしか考えられぬのでござるよ。(それがいつだったか、そうなる前、自分はどんな姿だったのか、それすらも今は知り様がない。眉は下がったまま、へにゃ。と笑んだ。)…それもそう。(先程言ったように、殺らねば殺られていた。里が襲われる危険があった)女の人はね、昔は人間だったんだって。けど、里を失って、鬼を恨んで恨んで、執念にとり付かれて、蛇になっちゃったんだって。…あの頃はまだ幼くて、力も無かったでござるけど…。もし今、同じような事があったとしても、拙者はあの人を止めようとすると思うでござる。(それがもし、命を奪う事になったとしても) (02/15-06:23:14)
ルイ > 娯暮雨自身が……(目の前にいる彼女は、自分とそう変わらない年頃の女性に思える。相手の言葉を聞きながらも、まだ実感は沸かず唯々彼女を見つめていて) そっ、か……悲しいね。(彼女の友達を、その人が殺したこと。それはもちろん、心に引っかかってはいるのだけれど。でもその人の生涯を思えば、悲しい気持ちにもなってしまって) その、鬼は…娯暮雨の中の鬼は、その日以来、出てくることはあったの…? 娯暮雨は覚えてなくても、そういうこと、あったのかな…?(それともまさか。先程手を繋いだ瞬間に感じた何かは、その鬼が彼女の中で蠢いている気配だったのだろうか。スゥ と背筋が寒くなった) (02/15-06:30:07)
娯暮雨 > (こくん。頷く。)うん。こんな悲しい事は、もう十分でござる。だから、終わらせなくちゃ。(ズキリ、胸に痛みが走る。)…それからは。(ない、とゆるり。首を横に振った)その鬼と拙者の妖気があんまり深いところで繋がってるから、引きはがそうとした事はあったそうなのでござるが…。上手くいかなかったみたい。それで、今はまた再挑戦中なのでござるよ。卍さんと、妖鬼隊のみんなと。それで、今拙者の妖気がちょっと安定してなくって…こんな感じなのでござるけど。(伸びた角の際の耳がぱたん、と揺れて) (02/15-06:40:54)
ルイ > (ない、と聞けば少しだけ ほっ とした様子を見せて) 卍さんと…お兄さん、たちも。(以前お会いした、妙河と奈豆奈を思い出す) 皆、娯暮雨のこと、想ってるんだね… でも、引き剥がすって…キミの中に封印されてるものをそんな風にして、娯暮雨は大丈夫なの?(繋いでない方の腕を伸ばし、なでなで。髪ではなく、伸びた角を労わるように撫でようと。そして思う。自分も何か、協力できることはないだろうかと) ……ボクも…何かできないかな…(ぽつり。想いはそのまま口を突いた。特別な力なんて、何もない自分だけど) (02/15-06:49:03)
娯暮雨 > どうなるかは分からぬでござるけど…、皆がいるから、大丈夫でござるよ。(気休めではなく、心からの言葉。腕の動く気配に瞳が揺れる。それが角を撫でる為に伸ばされたのだと知れば、細めた目尻がじわり、と滲んだ。胸の痛みが溶け消える)うーーん…鬼は、とっても怖いそうでござるからね…。(考えるように小首を傾げ、なんて。と笑った)…ルイは、こうして手を繋いでくれてるだけで、十分でござるよ。(こんな話をしても尚、手を離さないでいてくれる。それどころか手を差し伸べてくれる。これ以上、望む事などあるだろうか) (02/15-07:00:46)
ルイ > …ありがと。ぅん、卍さんと、お兄ちゃんたちだもんね。(大丈夫、の言葉には確かに説得力があった。握る手に、きゅ と力を込める。こんなことで良ければ、お安い御用なのです。でも、それでもやはり不安は残って) ……娯暮雨の中にいる鬼も、キミの優しさに触れて、穏やかになってくれたりしないかな……(そうすれば、無理に引き剥がさなくても良くなるかもしれないのに。そんな風に考えてしまって。 じゎりと滲む目元に気付けば、はゎっ!となってそちらを覗き込む) ど、どうしたのっ?もしかして角、触ると痛いっ?(あせあせ。撫でる手を慌てて止めて) (02/15-07:09:42)
娯暮雨 > ルイも、皆。(こくん。近いうちに来る決戦の時。けれど、決してその場に居る者だけで闘っている訳ではない。きゅ、と此方からも握る手に力を込めて)…拙者もね、そう思って最近はたまに話しかけたりしてるのでござるけど…。封じられる前までは悪い事沢山してたとしても、ずっと拙者と共に居た訳でござるから。ルイの気持ちも、伝わってるといいな。(自分の思いと似たような言葉が、相手から出れば、嬉しげに尻尾が揺れる。)…ぁ、ううんっ。全然、痛くないでござるよ。(更に気遣うような言葉に、はたり。涙目になりかけていた事に気付くと同時、覗きこまれればその優しさが堪らなく身に染みて。さらに涙が滲みそうだったので、隠すように相手に抱きついた。) (02/15-07:23:46)
ルイ > (眉を下げ、彼女の言葉にふゎりと微笑んだ。こくり。頷き返す) 応えては、くれない?(話をすることは、難しいのかなと相手の口ぶりから思い) 伝わるといいな… 妖狐だった頃の娯暮雨もさ、きっと今の娯暮雨と同じ、優しくてあったかい人だったんだと思うな。強い人だから、鬼を封じ込められるっていうのもあったと思うけど…この人なら、色んな事しちゃった鬼も、鎮めてくれるんじゃないかって…封じた人たちは思ったんじゃないかなって。(それは想像に過ぎないけれど。でもそうなんじゃないかな、と彼女を見てると思えた。揺れるしっぽ。痛くないと言われれば、ほっ と息を吐く――と同時に抱きつかれた。きょとん) 娯暮雨…?(瞬間、髪と着物から花の蜜と白檀が交じった香りがふゎり。ちょっぴり驚きながらも、痛くないと言われたのでもう一度。伸びた角と柔らかな亜麻色の髪を交互に撫でる) (02/15-07:34:08)
娯暮雨 > 話が出来れば、良いのでござるけどね…。(コクリ。残念そうに眉が下がって)……-ありがとう。そうだといいなぁ…。(自分がこうして穏やかでいれるのも全て、周りの皆の優しさのお陰だと思う。もし自分が、相手の言う様な人物であったとしたら、より未来は明るいと思えた。昨日よりもまた、こうして話せた事で心強さが増していく。名前を呼ばれても、ふるる。と首を横に振って、抱きついたまま。それでも撫でられてしまえば、瞳に堪った涙は乾きそうにない。ふと、相手の肩に粉雪が積もっている事に気付けば顔を上げて)…すっかり、話しこんじゃったでござるね…。ありがとう、ルイ。(へにゃり、笑うと再び手を差し伸べる。そのまま再び足を進めて、共にお家へ向かえたら良いな。) (02/15-07:50:36)
ルイ > だね。(スルリ 撫でる手を止め、抱きつかれたままゆっくりとその手を相手の胸元に。応えて欲しいな、の思いを込めて。実際は、どこに封じられているのかは分からないけれど) でも、どうしても難しそうだったら……仕方ない、かな。娯暮雨にもう、悲しい思いなんてしてほしくないもん。(彼女の中の鬼がいなくなれば、彼女は妖狐に戻るのだろうか。娯暮雨は、それでも今の娯暮雨のままでいられるのだろうか。たくさんの思いを交差させながら、どうか変わることなくあって欲しいとの願いを込めて、涙の堪る目元に そっ と口づけよう。瞳を閉じ、開けば世界がすっかり明るくなっていることに気付いた。真っ白な中、朝日を纏った辺りはキラキラしていて、とても綺麗で) ――ほんとだ。おじいちゃんとおばあちゃん、もう朝ごはん中かもね。(前にお邪魔した時も、ずいぶん早起きだったもの。くす、と今までの不安や気掛かりを払うように微笑んで。差し伸べられた手を、今度は自分が取る。すべてが終わっても、こうやって手を繋いで歩いていたい。きゅ と指先に力を込めながら、並んで朝の道を歩いていった) (02/15-08:00:30)
ご案内:「鬼ヶ岳」からルイさんが去りました。 (02/15-08:02:07)
娯暮雨 > (胸元に添えられた手に、少し体が強張る。闇が這い出る様子もなければ、ホッとして力を抜いて)((伝わってるでござるか…?))(底なしにすら思える彼女の優しさが。己の内の鬼に問う。やはり、返事らしい返事はないのだけど)…やれるだけの事は、やるでござるよ。(だからどうか、心配しないで。と柔らかく笑む。口づけを受けた目元は熱い。ぽややと赤くなりながらも、擽ったそうにはにかんだ。朝日に照らされる相手の姿は、とても眩しくて。)そう言えば、なんだかいい匂いがするでござる…。(鼻をすん、としつつお家の方へと顔を向けると、湯気があがっているのが見えた。ふふ、と此方も笑みを零し。いつものように指を絡めて、また今日の日のように二人で揃って歩ける日を想いながら、家路に着いた) (02/15-08:25:30)
ご案内:「鬼ヶ岳」から娯暮雨さんが去りました。 (02/15-08:25:33)
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