room43_20140222
ご案内:「(※)とある工房」にロネさんが現れました。 (02/22-20:21:02)
ご案内:「(※)とある工房」にクルスさんが現れました。 (02/22-20:25:46)
ロネ > (冬の街に雪は降っていないがどんよりと雲はたちこめている。夜。気温は5度足らず。せせこましいスラム街の一歩手前あたりにある、小さな煉瓦作りの工房。今日はここで泊まるつもりなのか、妻と娘を店に残したまま引きこもっている男一名)…………。(光源は男の手元にあるろうそくが一本だけ。他は闇に沈んでいる。男は熱心に粘土を整形している。机上には粘土と、数種類のへらと、数種類のナイフと、錐、ピン、そして紙束) (02/22-20:26:08)
ロネ > ……んー……。(だが男は疲れが溜まっているのか、次第に手つきはのろくなる。まぶたが重くなり、また開き。目を擦り擦り。室温も低い。男はコートを着込んでいる。ろうそくの火をつけっぱなしのまま、うとりうとり、ちょっと首が傾いだ) (02/22-20:27:55)
クルス > (うとうと、うとうと。フッ と男の意識が沈んだ刹那、) ――――。(「ロネ」悪魔の声がそっ と、耳元で 否頭の中に直接響いた気がした。 フッ と蝋燭の灯りが揺らめいた。誰もいないはずの工房に、もう一つ、気配が宿る) (02/22-20:32:04)
ロネ > ……うぅ。((さすがに睡眠不足か……?))(嫌な声が聞こえた気がする。悪夢か。眉間を指で押さえた。手元の粘土塊は、明らかに女の頭の形をしている。 っていうかどっかの霧竜の顔を模している。 机上の紙束は、つまり、例の紙束。気配にはまだ気付いていない) (02/22-20:34:02)
クルス > (ユラ…また蝋燭の火が揺れる。その視界に、透ける色の何かがチラと入ったかもしれない。壁に映る影が一つ、増える。 それはちょうど男の真後ろに) ロネ。(今度ははっきりと、声としてそれは響いた。背後から長い腕が回される。捕えるようにロネの顎と胸にかけて) (02/22-20:37:10)
ロネ > (ぞわわわわっ と鳥肌が立ったのは気のせいではないはず)((待て! きっと疲れてるんだ、ここは私の世界だし、あれから一度も――ってことはないけど――あの世界には行ってないし、))(だが、その腕の感覚は厭なほど現実的だった)……何故、ここにいる……?(掠れた声で、ぎ ぎ ぎ と首だけを動かして相手を視界に捕らえたい) (02/22-20:39:15)
クルス > (ふゎりと、まるで空から降りてきたかのような足取りで コツ と爪先を床に着ける。その頃にはもう、触れた肌の冷たい感触は嫌が応にも現実として理解してしまっているだろう。振り向けば、金の瞳を細めそれはそれは愉しそうに笑ういつもの夢魔の姿があった) なぜって? 約束しただろう?(クスクスクス。答えになってない) (02/22-20:45:28)
ロネ > (がたっ。危うくろうそくを倒しそうになる勢いでのけぞった)え あ ぁ ど どうしてここが分かった!? どうしてここに来れた!?!?(悲痛な声音で言った。顔が青い。ぎっ、と男の手が机の端を握った) (02/22-20:46:42)
クルス > 危ないな。(ふぅ、と蝋燭へ息を吹きかける。肩越しのそれはロネの頬にも掛かっただろう。 あっけなく消える蝋燭の灯火。それと引き換えに、ぼぅ と二人の周囲に拳大ほどの炎が生まれた。男の魔術によるもの、だろう) 知りたいか?知ったら眠れなくなるかもしれないが。(くっくっくっ。心から愉しそうな厭らしい笑みを浮かべ、胸から肩、肩から腕へ指を伝わせる。机の端を握る手の甲に重ねれば、これ自身の重みも加わって、易々と立ち上がることもできなくなるだろう) 後者の質問には答えてやろう。……約束、だったよな?(悪魔は、男の耳元で囁いた) (02/22-20:52:23)
ロネ > な 何だ、何なんだ、(知ったら眠れなくなる恐怖より、知らないうちに背後にいられる恐怖の方が強い。悪魔に魂を正しく売り渡した男の恐怖は並大抵のものではなかった。背信しながらも心に染み付いた宗教観と、今までの経験とが混ざり合って――男は逃げ出そうとした。 が、手の甲に重みを感じた途端、がくりと椅子の背もたれに沈み込むような格好になる)……じょ、冗談じゃない、何か、何か代わるものは無いのか、え?(早口で男はまくし立てた) (02/22-20:56:10)
クルス > 夢魔という種を、お前は聞いたことがあるか?(男は相手の世界を知らない。その宗教も何も。けれどその種は聞いたことがあるのではないだろうか。精気を喰らい、夢に入り込む悪魔。先程一瞬、意識を沈めたことを思い出せば、自ずと色々結びつくかもしれない) 自分から持ち掛けたんだ。嫌だなんて言わないよなぁ…?(にーっこり。正しく悪魔の笑み。 早口で窮地を抜け出す策を考える男に、夢魔はしばし沈黙し、肩越しにロネをまじまじ) なくはないが…… (02/22-21:03:00)
ロネ > ――――ッ、(分からないでもないし、その字面から容易に想像できる。男は初めて相手の種族を知り、男は初めて睡眠することそのものに恐怖を覚えた)な、何だ? 何だそれは!?(なくはないが、という相手に、すがりつくような声音で言った。見開いた目があちこち泳いでいる) (02/22-21:04:56)
クルス > (とはいえ夢魔は普通夢に現れるもので、こうして現実世界に実体を伴って現れることはないのだが。最もそんなこと、今の彼には些細な問題にもならないだろうが) ――……(ぼそ、と耳元で何かを囁いた)) (02/22-21:10:21)
ロネ > …………。(言われたことに一瞬本気で迷ったのは、多分、この時代の背景も、ある。 多分。)……わ、分かった、ああ、契約したのは私だ……、(がっくりとうなだれて椅子に沈み込んだ。もうどうにでもなれっていう顔。机上の粘土製ミストさんフェイスが妙に生白く魔法の炎に照らされて、かなり不気味かもしれない) (02/22-21:14:30)
クルス > まぁお前、一応既婚者だからな。(この夢魔は節操なしな癖に、妙なところで割と律儀だった。項垂れた男から確かな了解の言葉を聞けば、クス と唇に笑みを浮かべ) 良かったな?俺みたいに優しいやつとの契約で。(どの口が、と言われそうだが事実ではあったりする。悪魔との契約として差し出すものとしては、精気は比較的易しい方だ。慣れた手つきでコートのボタンを外し、パサリ。襟元を寛げて首筋を晒す。まるで吸血鬼が獲物に咬みつく時のように) それにしても、あれだけ嫌がられてたのに作るのか。意固地というか何というか… (02/22-21:21:35)
ロネ > (ううう、と晒される首もとに物凄く厭そうな顔。いつもキッチリ締めている襟元が解かれれば、既に傷痕の一端が覗いてしまう)どの口が。(実際言った。)……他に適当な顔が思いつかないだけだ。(無愛想に言い返す。目を逸らしながら) (02/22-21:23:24)
クルス > (覗く傷跡。以前「視た」男の記憶を思い出す。 あれは中々、甘美な記憶だったとその精気の味と共に思い出し) 殺すにしたって、夢見心地のまま死なせてやれるんだぞ?他の種よりよっぽど良心的だ。(クスクスクス。この夢魔が見せた夢を、彼は覚えているだろうか? ちろ、と赤い舌で不意に首筋を舐る。傷口を辿るように、ざりざりした猫のような感覚) (02/22-21:28:45)
ロネ > (ぞぞぞぞぞぞぞぞおおっ。)や やめろ、おいっ!?(ぐにに、となかなか思うように動いてくれない重たい腕をあげ、首筋舐めてくる相手の頭を押しのけようとする)す、吸うなら普通に吸え、(覚えている。厭になるほど覚えている)私はまだ、死ぬ予定は無いっ!!(ぎゃーぎゃー) (02/22-21:30:33)
クルス > (顎と手、直接肌に触れた瞬間から、実はじゎじゎと精気吸ってたりする。真綿で首を絞めるように、じんゎりじゎじゎ、ゆっくりと。気付けば妙に、全身が重く思うように動かなくなっていることに気付くだろう) 普通だぞ?いやむしろ序の口の方だ。(本来の、夢魔の食事からすれば。とまたペロリ。ぁーん、と牙の覗く口を開き、はく とそれこそ吸血鬼のように口づけた。違うとすれば、牙は立てずスゥ…と何かを吸い上げるようにしたこと) 安心しろ、殺しはしない。――嫁か娘の顔にでもすればいいんじゃないのか?(重ねていうが、男は相手の世界の文化など知らない。唯思ったことをそのまま口にする) (02/22-21:38:55)
ロネ > (重い。腕が重い。記憶をたどるのなら、一番表層の記憶は、瘴気の地で黒装束と戦ったことだとか――実は今は、背中を思い切り斬られたばかりだとか――そのへんが見えるだろう。もっと沈むには、複雑な記憶の道筋をある程度決めて沈まねばならない。 押す力も弱々しく、重い。身体が重い)……それは、嫌だ……(重い。気付けば腕がだらりと落ちている。ただ動くのは、唇と、琥珀の目と、呼吸をする喉もとばかり) (02/22-21:41:52)
クルス > (精気を奪えば、同時にチラと伝わる記憶。今回はあくまで食事が目的で、別段記憶を辿るつもりはないのだけれど。 ふと、先日時狭間で会ったミストとこの男との関係が頭を掠めた。彼女については、これ自身興味を持ったのだ。妹のような娘の親友と聞いていたのもあって。 さてその辺りは探れるだろうか?) 何故?(こてり。可愛くもなく首を傾げ、尋ねる。段々、思考することも言葉を紡ぐことも億劫になってくるだろうが) (02/22-21:50:14)
ロネ > (探れば探れば――例えば、色々入り混じった極端に純粋かつ極端に捻じ曲がった情愛だとか。ミストの髪を切ったことだとか。左手首を吹っ飛ばされた殴り合いだとか。卍への仄かな嫉妬だとか。リュウヤへの傲慢だとか。 いや、そもそも、二年前の夏、闇の集う場所で初めて対峙したあの恐怖と畏怖、その源泉までたどり着くころには――男の意識は朦朧としていて)……うつくしくない……(ほぼ反射でしか返事をしない)……ブリタニアは……この島そのものだ……(訥々と呟く) (02/22-21:54:38)
クルス > ………((何つーか… 濃いな)) (この男の記憶はほんと、たかだか二十数年の生の中で。何の力もない人間であるというのに。 ――まぁそれが、夢魔である男が彼に惹かれる理由でもあるのだろうが。ところでブリタニアって何だ。全然分からん) (02/22-21:59:55)
ロネ > (ブリタニア。 男の住むブリテン島を擬人化した女像だが、そこまで記憶から漁れるかどうか)…………。(男の眼差しはぼんやりと宙を見つめている。半ば痴呆したような表情。 ぎりぎりと、鬼の字を卍に刻まれた瞬間の痛みだとか、アザミといっしょにミストの案内でアルヴァダールに移り住んだことだとか、時間の前後も曖昧に記憶が錯綜する) (02/22-22:04:28)
クルス > (言葉と共に、無意識にでも頭に浮かべているのなら読み取れよう。ふぅん、と何となく理解した顔で、ふと男の様子に気づく) ぁ。(気が付くと、結構な量を吸っていた。やべ、って顔でスルリと首筋から唇を離す。食事と記憶を辿るのに夢中で、うっかり殺っちゃうとこでしたてへ) おーぃ。(襟は戻さずそのままで、ぐるりと身体を椅子ごとこちらへ向けさせ、ぺちぺちと頬を叩く) (02/22-22:09:50)
ロネ > (てへ。ぺちぺち頬を叩かれれば、)……ぅ……ん……(くらーり。薄っすら目が開いたような、開いてないような)……終わり、か?(かろうじて意識は残っているらしく、ぼそぼそと唇が動いた) (02/22-22:11:31)
クルス > あぁ。今回は。(二言目に、何か薄ら寒くなるようなことを言った。気分は悪くなく、ふゎふゎとした感覚。それでいて気怠く、寝入る直前の心地よくももう動きたくない 的な感を覚えるだろうか) (02/22-22:18:21)
ロネ > (ん? 何か余計なことを言われた気がする。 うーん、でも。 男はあくまでも人間であり、気だるさには弱い)そう、か……眠い……(椅子から上半身を起こそうとして、うっかり起こしちゃって、)…………、(脱力。 ばふっ。 うっかりクルスに真正面からもたれかかる姿勢になってしまったのに気付く前に、気絶した。 睡眠。) (02/22-22:20:37)
ご案内:「(※)とある工房」からロネさんが去りました。 (02/22-22:21:38)
クルス > (好きなだけ吸っていい、って言ったもんね。おなかいっぱいにはなったけど、まだ「好きなだけ」は吸ってないからね☆ 脱力、そしてぼふり。立っているこれの、腰辺りにもたれかかることになるのだろう。おぉぅ、となりつつ椅子からずり落ちないように手くらいは添えてやる) (02/22-22:23:14)
クルス > (持って帰ってもいいのだが、目覚ましたら煩そうだし厄介な気がする。自分はこれから数日、(遊びに行くから)帰らないつもりだし) んー……(部屋の中を見渡す。ぉ、隅に毛布があるじゃないか。ロネを人形よろしく椅子へ立てかけ、片手で適当に毛布を敷く。ロネを引っ張って転がす。残りの毛布をぼふぼふ被せる。 完成!) (02/22-22:30:03)
クルス > (ちなみに敷いてるのは1枚、残りは丸ごと被せてるので、結構重い気がする。まぁ部屋寒いしいいよね。いいよね! 蝋燭の代わりに部屋を照らしている炎に手を翳せば、フッ とそれは蓋でも被せたかのように掻き消える。 暗闇に沈む影。同時に男の姿も気配も、この世界から消えた。ロネの夢を渡り、またどこかの世界へと) (02/22-22:34:42)
ご案内:「(※)とある工房」からクルスさんが去りました。 (02/22-22:34:46)
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