room01_20140315
ご案内:「月明かりの草原」にヴィルヘルミーナさんが現れました。 (03/16-01:41:06)
ヴィルヘルミーナ > ((守るだけならもう少し、効率のいい魔法にした方がいいかしら))(傷口に手を当てながら、草を踏みしめ帰路につくのだが、緊張が解けた所為か徐々に痛みを感じ取るようになってきた。魔法で直してしまおうかと思ったが、これぐらいなら拠点で道具を使って治癒した方がいいと、少し我慢) (03/16-01:42:46)
ヴィルヘルミーナ > ((リリスドレスだと攻撃特化過ぎるしと作ってみたけど、まだまだ研究の余地がありそうね))『そうだな、力がないと苦労するようだ』(心の独白に、地の底から響くような低い声、鳥肌が立つほどの悪寒を感じ、足を止めた) (03/16-01:44:47)
ヴィルヘルミーナ > …盗み見るなんて趣味が悪いわね(自分に唾付けと黒い魔力を押し付け、闇に取り込もうとした張本人の声。最近はまったく聞くことがなかったが、久しく聞いても嫌な声で、顔をしかめる)『我の力を得ていれば、あんな木偶、一瞬にして塵芥だったものを』 戯言はやめて頂戴、私にその気はないわ(結局あの敵が何だったのかは分からない。ただ、写真を奪われんとした、人としての最後のかけらを残そうとした、元人間というように感じていた。その思いを踏みにじる言葉に、明らかな嫌悪を浮かべている) (03/16-01:48:08)
ヴィルヘルミーナ > 『そうか、なら本質を見抜いてやることも出来たかもしれんがな』 っ…!?(こちらの言葉に乗るような返答は想定していなかった。だが、後悔とは分かっても、その言葉が魅惑的に聞こえる)『代価はいるが、そのものが何か、我なら見抜けただろう。とはいえ、お前にとってその身の方が大切なのだろうがな』 当たり前よ、私自身を天秤に掛ける気はないわ(にらみつけるような表情で、否定を紡げば、魔の声は愉快に笑う)『そうか、それなら愛弟子より己が身か。さすが魔性に魅入られた女だな』(不意打ちのような問いかけに、息を呑む。あれだけ守るといっているくせに、自分のみが可愛いのではないかと、問う言葉が胸の奥底へ突き刺さったから) (03/16-01:53:14)
ヴィルヘルミーナ > 違う! 私は…っ!『何も違わない、あの化け物じみた男の前に立ちふさがったとき、死を覚悟したのは褒めてやるが、それが最善ではないと薄々気付いていたのだろう? 死よりも清らかさを選んでいた、違うとはいわせぬぞ』(容赦ない言葉が、まるで理性という鎧をそぎ落とすかのようだ。あれだけ響いていた痛みが嘘のように感じられなくなり、心臓が痛む。鼓動の早さ、そして心の痛み、交じり合って今にも爆ぜるかのようだ)『次はどうする?不完全な術で対処するのか、それとも死ぬのか、それは最善の手段か?答えてみるがいい』(言葉が出ない、喉が痺れたからではない。頭の中で否定が思い浮かばないからだ) (03/16-01:57:24)
ヴィルヘルミーナ > 『違うのなら我を受け入れよ、そしてお前の全てを捧げるのだ。そうすれば、お前の望みは全て適う。力も、平穏も、全て』 違う、違うわ。それじゃあ…私は、彼に顔向けできなくなるじゃない(異世界に来て、初めて愛した人の顔を思い出す。ずっと会っていないけれど、それでも彼の為に彼の女として存在することは譲ることは出来ず、頭を振って言葉を振り払う)『まだ忘れていなかったのか、もうずっと会っていないではないか、別世界で野たれ死ぬこともあるだろうに』 そんなことはないわ、彼は、死なないって約束したわ…!(心の皹から忍び込む魔の手が影から形となってミーナの傍で踊る。荒い息を吐きながらその様を見やる)『闇の魔法は得るものと奪われるもののの二つ、得ることだけは出来ん。そろそろ覚悟しておくことだな』(釘指しの言葉と共に、闇の声は聞こえなくなった。気配も消え、影の手も厳格だったのだろうかと思うほどに姿形はない) (03/16-02:07:15)
ヴィルヘルミーナ > マコト……何で、いないの。 どうして…っ(どうにか振り払えた安堵、そして愛する人の居ない辛さが、涙となって頬を伝う。べしゃっと膝から崩れ、草の上に座り込むと、草のざわめきにすすり泣く声が消えていく)…?(草を踏みしめる音、そして月光で生まれる影、泣き顔を上げれば、そこには求め続けた彼が見えた)マコト…?(勿論居るはずはない、だがミーナには見えている。それが偽者とも気付かず、飛びつくのだ)『掛かったな』(実体はなく、影の塊が砕け散り、ミーナに絡みつく。がんじがらめになった体を徐々に絞込みつつ、闇がミーナの中へと入り込もうとしていた) (03/16-02:15:11)
ヴィルヘルミーナ > くっ…!(振り払おうにも力のない自分では無理がある、魔法を唱えようにも、メインの触媒は太股にある。そもそも魔法で引きちぎれるものかすら分からない、焦る最中も闇が自分の中に入り込む。その結果は意識にも反映されていく)うぐっ…!?(靄がかかるように意識が鈍くなる。徐々に沸き立つ欲の感情は、魔法を制御してきた自分を檻に押し込もうとしている様なものだ)ダメ…っ、抗わ…ないと…っ(意識を集中させて、自我を保とうとしても、じわじわと進む侵食には時間の問題だ) (03/16-02:20:03)
ヴィルヘルミーナ > (底なし沼に沈む。足は絡め取られ、両手は暴れても変わらない、徐々に狭まる視野、もがく意識が闇の泥から這い上がろうと月へ手を伸ばす)嫌…っ、嫌ぁっ!(それが最後の悲鳴、そして小さく彼の名を呼んだ後、体が地面に倒れる。吹き抜ける風の冷たさも、今のミーナには感じないだろう) (03/16-02:23:40)
ヴィルヘルミーナ > …(暫しの間をおいて、ミーナが起き上がる。先程までと見た目は殆ど変わらない。少し違うといえば瞳の赤みが深くなったように見えるぐらいか)ふふっ…(妖しい微笑を浮かべると、脇腹の傷口に手を当てる。黒い靄を被せたまま撫でると、手品のように傷がふさがり、染み出した血の雫が指にこびりつく)…ん(静かに指先を口に含む。鉄の味だが、それに目を細めれれば、クスクス笑いながら立ち上がっていく) (03/16-02:27:50)
ヴィルヘルミーナ > これなら…もう、嘆く必要なんてないわね(そんなに何が楽しいのか、微笑を浮かべたまま歩き続ける。草を踏みしめた後には影が粘液のように重く尾を引き、失っていた黒い魔力が溢れて靄になる。穂を進みにつれ、それに気付けば再び足を止める) (03/16-02:36:47)
ヴィルヘルミーナ > ダメじゃない…こんなに溢れて(楽しげに微笑みながら、掌を躍らせる。それにあわせて魔力の気配がすっと治まり、黒い気配は鳴りを潜めた)エドナちゃんを驚かしちゃうところだったわね… (03/16-02:41:16)
ヴィルヘルミーナ > さぁ、帰りましょうか…(もうこれで大丈夫と自信の微笑を浮かべながら夜道を進む。その日以降、ギルドまでミーナは戻らなくなったらしい) (03/16-02:45:33)
ご案内:「月明かりの草原」からヴィルヘルミーナさんが去りました。 (03/16-02:45:38)
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