room01_20140421
ご案内:「ベンチの丘」に娯暮雨さんが現れました。 (04/22-00:48:05)
娯暮雨 > (ほんのりと冷たい風を受けて、髪がそよぐ。一歩一歩、足元を確かめる様にして。ゆっくりとではあるが確実に丘を上り…)…着け、ちゃった…っ。(は…っと少し苦しげな短い息を吐きながら、声を発して顔を上げる。登り切った丘の上からの景色が視界に映ると、パァっと一気に表情が明るくなって。膨らんだ尻尾が嬉しげに揺れた。) (04/22-00:57:03)
娯暮雨 > 拙者も、まだまだやれるでござるね…。(へにゃ。と丘を登り切れた嬉しさと達成感で顔が緩む。今日は何だか少し調子が良い。この調子なら、もう少し頑張れば時狭間までも辿りつけるのではないかと思う。額に滲む汗を拭って、ふらつきながら歩を進めては、ベンチの背に手をつき、少し休む。それから静かに腰掛けて、足を伸ばした。) (04/22-01:04:45)
娯暮雨 > (風が汗を冷やす感覚が、火照った身体には心地良い。それでも目を閉じる事はせず。ただ、眼下に広がる森と、それを照らす月夜を眺めた。此処からでしか望めぬ景色を少しでも長く、見ていようと。)…鬼ごっこ、楽しかったなぁ…。 (04/22-01:11:44)
娯暮雨 > (あの時、共に遊んだ二人は元気かな。また同じ様な遊びをしたら、自分の身体はあの時のように動くだろうか。そんな事を、取り留めももなく考えながら)……花火、今年も観れるかな…。(此処から観た花火も、夜空を見上げて夏の空気を思い出すだけで、直ぐに瞼に浮かぶ。ぽつりと呟き、視線はいつしか手元へと落ちていた。) (04/22-01:21:13)
娯暮雨 > (着物の袖の下からチラリと覗く、腕に浮かんだ渦巻く様な模様の痣は、心なしかいつもより薄く見えた。)…あの時も、一緒だったのでござるよね…?(自分の内側に封じられた鬼も、あの時自分の瞳を介して花火を見、綺麗だと思っただろうか。また観たいと思っただろうか。尋ねども、返事はない。) (04/22-01:28:45)
娯暮雨 > (返事は無くとも、いつもであれば痣が蠢くのだけど。今日はそれも無かった。へにゃり、眉が下がって。労わる様に腕を撫で、袖の下へと痣を隠した。)ん――…っ。(と背筋を伸ばしてぷるぷる。耳と尻尾の先もぷるぷるしながら思いっきり伸びをして、背中をベンチの背もたれへと預けては)…はふ。(と、一息) (04/22-01:41:14)
娯暮雨 > (いつまでも眺めていられそうな景色をぼんやりと瞳に移しながら、帰りはどの位の時間が掛かるだろうかと考えて。帰り道を頭に思い浮かべる。あの山道をこう行って、ああ行って……それから、西へ曲がればあの瘴気の地に辿り着ける―…。)…っ―。(くらり、眩暈。視界が歪む。) (04/22-01:58:43)
娯暮雨 > (違う。そこへ行くつもりは無い。それなのに、あの地の汚れた空気を求める様に身体が疼く。薄れた様に見えていた身体の痣は、いつの間にかその色濃さを取り戻していた。自然と…と言うよりは、強制的と言っても良い程に大きく膨れ上がる欲求。それが身体を突き破って仕舞いそうな程の痛みが身体を襲った)―…―!(声を殺して、痛みに耐える。特に痛む胸を押さえ、ゆるゆると首を横に振って。半ば蹲る様になりながら、衝動を押さえ込もうと。) (04/22-02:23:11)
娯暮雨 > (その身体から、突如、かくん。と力が抜ける。痛みが和らいで来たのか、身体を折って俯いたまま、ゆっくりとした呼吸を繰り返す度に肩が静かに上下する。と同時に、その肩に掛かる亜麻色の髪は、毛先は紅、それ以外は色が抜けるかのように見る間に白く染まって行って)―…忌々しい。(ポツリ。呟いた声音はいつもとは違うもの。) (04/22-02:45:54)
娯暮雨 > (ふわり、揺れた狐尾が9つに割れた。)この身体、お前などの好きになると思うなよ。(琥珀色の瞳を細め、睨みつける様に着物の袖から覗く痣を見降ろして。立ちあがる。) (04/22-02:54:15)
娯暮雨 > ((まだ、一夜しか経っておらぬと言うのに…))(見上げた月は、昨夜見たそれと大差ない。両腕を組みながら、訝しげに眉を潜めた)…私の妖力に頼る所が大きくなっている…という事か。―…取り返しがつかぬ状況にならぬ内に、事を急がねばなるまいな。 (04/22-03:00:32)
娯暮雨 > …大体、毎度毎度…何処だ此処は。(見知らぬ丘。見知らぬベンチ。むす、とした表情でそれらを見降ろしていたのだけれど。)……我が霊峰には及ばぬが、悪くはないな。(丘からの景色を望み、心地良い風に尾を揺らして、自然と顔が綻んだ。しかしそれも束の間。鋭い目付きで振りかえると、トンっと地を蹴り、跳ねる様にして丘を下って行った。) (04/22-03:10:50)
ご案内:「ベンチの丘」から娯暮雨さんが去りました。 (04/22-03:10:55)
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