room10_20140501
ご案内:「闇の集う場所」にエリゴスさんが現れました。 (05/01-20:51:37)
エリゴス > …………。(ぐったりとした表情で、岩場に腰掛け、座り込んでいる男がひとり) (05/01-20:52:42)
エリゴス > (周囲にはどす赤く染まり、既に錆色になりつつある包帯の山。腰掛けている岩場には魔法陣が敷かれている) (05/01-20:53:44)
エリゴス > ((二度とこんなことしたくない))(心の底から思った。 けれど、裏を返せば、この程度のことで異世界に行けるのだ。) (05/01-20:55:49)
エリゴス > (それならば何度でもするが――左腕を擦る。ぷちぷちと泡立っていた肌が、やっと収まった。) (05/01-20:59:00)
エリゴス > (包帯を燃やす気力も沸かない。)…………。(この前の依頼でわかったことがひとつある。 自分の魔術は、無力な者を大量に殺すのに向いているのだと) (05/01-21:05:55)
エリゴス > (ひとつひとつの魔術に芸があるわけじゃない。最も得意な――そして実用に足るのは、燃やすこと。 紫色の炎、それ自体は本当にただの炎であり、水をかければ消えてしまうほど頼りない) (05/01-21:10:00)
エリゴス > (それこそ騎士団を燃やすだとか、街を燃やすだとか、 そういうことには、向いている。まるで兵器だと思った。そして思えば、元の世界では、それで用は足りていた。燃やし、破壊し――) (05/01-21:14:45)
エリゴス > (――破壊し、死ぬ。)…………。(男は俗にいう治癒だとか何だとかが使えなかった。燃やすことはできたのに。 必死に編み出した魔法陣で、魔力の有り余っている場所で、皮膚を再生するのが手一杯だ。) (05/01-21:21:15)
エリゴス > (己の生は死ぬためにあったから。 否、あれは既に生きていると言えたのか、変化のある世界にどっぷり浸かってしまった今では分からない) (05/01-21:23:42)
エリゴス > (既に昨日会った少女の名前も忘れかけてしまうぐらいなのに、元の世界の記憶ははっきりと残っていた。 娘の姿も。 娘を探すという衝動も。 ――だから男は思う。きっとこれは「予め設計図に組み込まれていること」なのだと) (05/01-21:28:06)
エリゴス > (元の世界で何をしていたのかも、一字一句違わず思い出せる。きっとこれは、あの世界という舞台の上で、役者たる自分が何をすべきなのか、『設計図』に組み込まれていたのだ。だから男は恐れる。もし元の世界が未だ存在していて、その世界に戻ったら、自分は、『設計図』に従わざるをえないのではないかと。) (05/01-21:31:52)
エリゴス > (あの世界で自分は決して娘を助けることはできなかった。娘をどれだけ自分の手元に置こうと思っても無駄だった。) (05/01-21:35:05)
エリゴス > ――――ッ。(軽い頭痛。眉をしかめる。) (05/01-21:36:40)
エリゴス > ……?(ピシ と何かにひびが入ってしまったような記憶の違和感。鮮明に思い出せる、否、思いだせすぎる記憶が、厚塗りされた油絵の表層のように見える。なにかが剥がれ落ちる。剥がれ落ちてしまう。) (05/01-21:43:05)
エリゴス > (ゆらりと岩場から降り立つ。うっそうと周囲は血臭に覆われている)……神木、だと?(この前――名前はなんだったか――教えてくれた名前) (05/01-21:47:44)
ご案内:「闇の集う場所」にクライスさんが現れました。 (05/01-21:50:05)
エリゴス > (ちらちらと何かがよぎってはすぐに消えてしまう。やはり自分は疲れている。疲れているのだ。そう思う) (05/01-21:50:14)
クライス > (境界を抜けると、そこは闇つどだった)………。(しばし押し黙って周囲を見回し、小さく息を吐く)…何だ、ここか。(ほっとした表情。それなりに危険な場所ではあるのだが、勝手知ったる場所がゆえに、危険な中でも比較的ましな場所と言う認識になっていたりする)…さて、そんじゃ館に戻るかー。(方角を確認して歩き出す) (05/01-21:52:37)
エリゴス > …………。(男は立ち尽くす。 風が吹いた。まだ燃やしていなかった包帯の一部が飛んだ。 たまたまクライスの方角に飛んでいった。 どす黒く血で変色し、明らかについてはいけない人体の表面が付着している包帯が、飛んでいった) (05/01-21:54:30)
クライス > …ん?(何か飛んできた。包帯じみたそれに、視線が向けられたのも束の間。飛んできた方へと顔を上げて。そこに立ち尽くしている姿に気がつけば、そちらへと近づいていき)よぉ、エリーじゃないか。こんなとこで何してるんだ?(いつもと変わらぬ調子で、声をかけて) (05/01-21:58:03)
クライス > …ん?(何か飛んできた。包帯じみたそれに、視線が向けられたのも束の間。飛んできた方へと顔を上げて。そこに立ち尽くしている姿に気がつけば、そちらへと近づいていき)よぉ、エリーじゃないか。こんなとこで何してるんだ?(いつもと変わらぬ調子で、声をかけて) (05/01-21:58:17)
エリゴス > (男の周囲には、似たような包帯が散らばっている。) ? (振り返った。疲れているのか、いつもたいして良くない顔色がいつも以上に悪い。)あー…… ………… 誰だったか。(包帯燃やしておくべきだった と思いつつ、尋ねる) (05/01-22:00:36)
クライス > (散らばっている包帯に何があったと思いつつ)…クライスだよ。クライス・フィーセル。(もはや慣れたやり取りと言わんばかりに、苦笑を浮かべつつもしっかり名乗って) (05/01-22:02:40)
エリゴス > あ、ああ。そうだ。クライス。(その苦笑に居心地が悪くなった。これが「申し訳ない」ってやつか、と自分で思う。) (05/01-22:05:28)
クライス > まぁ、なんだ。そんなに気にするなって。俺も気にしちゃいねぇから。(居心地悪そうな相手に、笑いながら告げて)で? こんなとこで何してたんだ? 何か包帯散らばってるけど、怪我でもしてたのか?(周囲に散らばったままの包帯を見回して) (05/01-22:08:27)
エリゴス > ……日を追うごとに悪くなっていっている気がする。(ぼそりと呟いた)あ? ……これは…… ……異世界に渡ることができたが、その代償だ。(簡潔に答えた) (05/01-22:10:16)
クライス > んー。でも、ちゃんと名前教えれば思い出せるから良いんじゃねぇか?(聞こえてしまった呟きに、そう返して。とりあえず自分は今のところ気にしてないアピール)マジで!? よかったな。一応、渡れるようにはなったわけ……だし……。(そこまで言いかけて、包帯の惨状に気が付いて)……まだ改善の予知は色々ありってところか、こりゃ。 (05/01-22:18:10)
エリゴス > そのうち思い出せなくなるかもしれない。(ぼそり)ああ。渡れた……魔法陣を包帯に書きつけたんだ。だが包帯と皮膚が癒着したまま再生した。(男は指をぱちんっ と弾いた。包帯から紫炎が噴き出し、あっという間に燃え尽きる) (05/01-22:21:15)
クライス > さすがに、それはそれでまずいな…。(思い出せなくなると言われれば、さすがにそれはまずいと言いたげな表情に)包帯と皮膚が癒着って……。(ちょっと想像して、ぞっとした。そしてその包帯がたくさん転がってると言う事は、つまり――。ぶんぶんと首を振って、浮かんだ考えを振り払い)毎回、それはキツイだろうな。絶対…。 (05/01-22:24:58)
エリゴス > せっかく変化のある世界に生きているというのに、何も記憶できないのでは、変化が無いと同じだな。(くく と男にしては珍しく、低く自嘲するような笑みを薄く浮かべた)だが、痛みが伴うだけで死ぬことはない。必要ならいくらでもやる。(淡々と言う) (05/01-22:27:33)
クライス > …そうかもしれねぇけど。でもさ、最初に会ったころに比べたら、エリーはずいぶんと変わったと思うぜ?(じっと、エリゴスの方を見て)そ、そうか。まぁ、エリーが大丈夫って言うんなら良いんだけどよ。でもどうせなら、やっぱり痛みとかもない方がいいだろう? …って言っても、そっち方面は詳しくないから、俺じゃ力にもなれねぇんだが…。(何か方法は、とか思うが。あいにく魔法関係はさっぱり。駄目だ、とがっくり肩を落として) (05/01-22:32:12)
エリゴス > ……そうか?(やや頼りない声音)身体がここ(と頭蓋を指さし)を残して全て消し飛んでいたのに比べれば、大きすぎる進歩だ。 ……いや。良い。おまえに力を借りようとは思っていない。(すこぶる平然と言う) (05/01-22:34:39)
クライス > そんな気がするぜ。(確認の問いかけに頷いて)……最初はそんなんだったのか。それからすれば、確かにそうだな…。(冷や汗タラリ)…まぁ、うん。自分でも役に立てねぇのはわかってるからいいんだけどさ…。(ここまで平然と言われると、それはそれでちょっとだけ凹みそうになる)でも、妹絡みの件では世話になったし、その辺の借りはちゃんと返したいんだよな。(恩は返したい。そのあたりは、律儀なのがクライスと言う男である) (05/01-22:40:27)
エリゴス > そうか…… なに、借りなんて、既に十分すぎるほど返してもらっている。(男は言う) (05/01-22:42:15)
クライス > …そうか? 俺的には、まだ返したりないと言うか、そもそも返したっけ?って気分なんだが。(充分に返してもらってると言われれば、少し不思議そうに首を傾げつつ。以前、実験につきあったことならあるが、それ以外に何かあったっけ?と記憶を辿って) (05/01-22:44:02)
エリゴス > おまえは私と普通に話してくれている。明日またおまえの名前を忘れているかもしれないのに、それでも構わないという。 ……私は何かを好くことを知らなかったし、何も好いていないと思ったが、いま、おまえのことは忘れたくないと思った。(淡々と言う)多分これが何かを好きになるということだ。 私とこうして知己として話すのはおまえだけじゃないが、そう多くもない。 だから感謝している。私がおまえに借りを作っているようなものだ。 (05/01-22:48:05)
クライス > …………。(告げられた言葉に少し驚いたように目を丸くする。それから、ちょっとばかり視線を逸らせば、照れくさそうに頬を掻いて)そっか…。それはさすがに気づかなかったな。その、なんだ…。また何かあったときには頼りにさせてもらうぜ、エリー。(そんなつもりはなかった。普通に接していただけのつもりなのだが、まさかそれが借りに繋がっていたとは。でも悪い気分はしない。ちょっとなんか照れくさいところはあるが←) (05/01-22:54:22)
エリゴス > ?(照れている様子にきょとん。そのままこちらの気持ちを伝えただけだ。そもそも男には、心情を隠すだとか飾るだとか婉曲するといった能が無い)私が役に立つのなら。(全然構わない、と) (05/01-22:57:45)
クライス > きっとあるさ。(そう告げて、スマホを取り出し)…と、そろそろ帰らねぇと、さすがに心配かけちまうな。俺はそろそろ館に戻るけど。エリーはどうする? (05/01-23:01:38)
エリゴス > 私は…… 私も家に戻ろう。(こくりと頷き)魔物が出たら狩るぐらいはできる。ここを出るまでついていく。(唐突のついていく宣言) (05/01-23:03:21)
クライス > お、マジで? そりゃ頼もしい限りだ。それじゃあ行こうぜ。(周りを見回して方角を一度再確認し、館の方へと歩きだろう。たぶん帰りも、何かしら雑談めいた事を色々と話したりしながら、一緒に戻っていき――) (05/01-23:05:42)
エリゴス > (果たしてこの男がまともな雑談ができるかどうかはさておき。とんちんかんな答えばかり返すのだろう) (05/01-23:07:01)
ご案内:「闇の集う場所」からエリゴスさんが去りました。 (05/01-23:07:04)
ご案内:「闇の集う場所」からクライスさんが去りました。 (05/01-23:08:29)
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