room42_20140506
ご案内:「(※)とある工房」にロネさんが現れました。 (05/06-20:33:09)
ロネ > (暗い。明かりと言えば、男の手元にある蝋燭ひとつ。それでも男は闇に慣れている。現代からたった百六十年ほど遡っただけでも、明るさは違う。夜は暗いものなのだ。そんな中でも、男は黙々と紙に鉛筆を走らせている。獣脂の焼ける生臭さ。男の服に煙草の臭いが染みついているが、部屋には染みついていない。) (05/06-20:35:19)
ご案内:「(※)とある工房」にクォールツさんが現れました。 (05/06-20:36:15)
ご案内:「(※)とある工房」にカラスさんが現れました。 (05/06-20:37:17)
ロネ > (もとは数人が集う場所だった工房内はわりと広く、作業用の机はちょっとした晩餐が開けそうなほど。そこにたったひとりぽつんと座り、ひたすら書いている。なにかを書いている。大きな戸棚にはぎっしりと小瓶や布地が並び、机上には筆立てがいくつも――鉛筆や筆、刷毛、小刀、へらが並んでいる) (05/06-20:38:38)
クォールツ > (静かで暗い空間が、僅か、歪みを生み出して。フッ とほんの一瞬、それと知る者には感じ取れる程度の魔力が流れ込み、赤黒い円が工房の床に現れ、仄かな光を宿した。その円にちょうど収まる形で、魔族の男と鴉天狗の青年が現れる。ロネにとっては不意に、唐突に気配が二つ、現れたように感じるだろう) (05/06-20:42:15)
ロネ > ――――。(不意に揺らいだ空気、そして明らかに変化した室内の質量に、男は凍り付いた。) っ、(鉛筆を持ったまま咄嗟に机のそばに立てかけてあった杖を握り、振り返った) (05/06-20:44:22)
クォールツ > (コツン と小さなヒールの音が一つ。いつか見せてもらった工房であることと、机に向かう男の背を確かめれば) ――こんばんは。(ニコ。いつもの人形めいた笑みを浮かべ、胸に手を当て、ロネに一礼する) (05/06-20:45:26)
カラス > (何処かに引っ掛かった儘の先日の一件。その真相を知るだろう男の許へ赴く友人に有り難くも同行を許されれば、彼の力によって無事に転送が果たされたのでせう。暗い部屋、仄かな灯り、其処に居る男の姿。ゆるり、ゆるり、紅い瞳を瞬いた。) …や、お邪魔するさ。(す、と友人より一歩後ろに退いた位置。ロネへ軽い会釈を向けて、本日は後ろに控える所存。) (05/06-20:46:22)
ロネ > ((契約はもう済んだんじゃ――))(――と思ったら、想像と違う声音。 いや。 想像より数千倍悪い。蒼ざめた顔がそちらに向く。数日も経たぬうちにすっかりやつれ、かなり疲れた表情を必死にこわばらせ)ど、どこからっ、(声が上ずる。男はずっと、ここで仕事するときには、扉に鍵をかけていたからだ。 二人にとって意味はなかったようだけど) (05/06-20:48:13)
カラス > ((……何ってェか、すっかり人相が…))(こけた頬、酷い顔色―これは別の要因で数割増しかもしれない―、仄かな灯りの中でも見えたロネの顔立ちに、少しばかり眉尻を下げた。何とも言えぬ、この気持ち。) (05/06-20:52:28)
クォールツ > (現れたのは、赤い夢魔ではなく蒼い魔族。相手にとってどちらの方が良かったのか、悪かったのか。コツ コツ と1,2歩踏み出す頃には、赤い円は溶けるように消えてなくなって) さぁ、何処でしょう?(ふふ、と笑顔のまま赤い瞳を細め、小首を傾げて) 本来なら、玄関の扉をノックすべきでしょうがね。戻られているか……分からなかったもので。 良かった。もう戻ってらして。(どうぞ席へ、と促すように手の平をそちらへ向けて) とはいえ、ずいぶんとお疲れの様で。(チラと後ろの友人を振り返り。彼もまた、ロネの顔色を見つめているのを確認しながら)>ロネ (05/06-20:54:26)
ロネ > ふざけるなっ、じょ、冗談じゃない、(杖を握りしめ、だが腰が抜けたように座っていた椅子から離れられず。座ったまま二人を見上げる。今まで無理やり平静を保っていた表情がすっかり瓦解し、瞳のうちは憔悴の色を隠せない) (05/06-20:57:31)
クォールツ > 無礼はお詫び申し上げします。唯私達も……直接貴方の口から、教えて頂きたいことがありまして。――何か、は…分かりますよね?(にっこり。コツン ともう半歩魔族は近付き、相手に答えを求めるように促した) (05/06-21:01:07)
カラス > …何も、危害を与えようって訳じゃねェさ。(“自分” は。且つ、 “今”は。 そっとした動作で片手を持ち上げて、落ち着いてくれとばかりの動作。) 唯…、ちょっと、話が聞きたくて来たんよ。(ね、とばかり友人の言葉に頷いて、ロネを見た。言動は、極めて静かに。こちらは少し離れた位置から動かない。) (05/06-21:02:19)
ロネ > ……こちらも聞きたいことがある。(睨み上げる)誰の差し金であんなところにいた。(怯えを隠すかのように、刺々しい口調。カラスに気を回す余裕もない。 というより、カラスを思い出す暇もない) (05/06-21:02:21)
クォールツ > ハーマン=オブライエンとキャサリン=ペラム。実質あれこれ手を引いていたのはオブライエン氏でしょうね。(質問にはサラリと答える)>ロネ (05/06-21:06:27)
ロネ > ――――ッ、(目を軽く見開き。歯噛みし。うつむき。)……何が知りたい?(低く尋ねる) (05/06-21:07:22)
カラス > (本日は、ある意味では確認の為の同行。ロネが理性的に言葉を発すれば、相変わらず一歩下がって二人の質疑応答を見守りませう。 ロネの認識は然して気に留める事もなく、静かに控えておきましょう。自分の欲しいものさえ得られれば、何の問題も御座いません。) (05/06-21:07:37)
クォールツ > 結局我々は、オブライエン氏のいいように使われてしまっていたようでして。それはまぁ……(チラとカラスの方を見やり)私個人としては、どうということはないのですけれど。彼のシナリオに、どうして貴方が出てきたのだろうと思いまして。 具体的にお聞きするなら…どうしてフィリッツモリス氏を?(実際、彼が手に掛けたのはキャサリン嬢ではあるものの、狙ったのは彼の方ではないのか、とも問う形で) (05/06-21:11:49)
ロネ > ……いいや。私はもともとキャサリン=ペラム嬢を殺すつもりであの場にいた。(慎重に言葉を選ぶように) (05/06-21:14:52)
カラス > (クォールツの視線に気付きはすれど、これにしては珍しく視線を返す事は無かった。じっ、と紅い瞳にロネを映して離さない。 「キャサリン=ペラム嬢を殺すつもりで」 ぴく、と微かに動いた。それでも、視線と足は動かない。) (05/06-21:16:57)
クォールツ > (ぉや、と小さく呟いて) では彼があの場ででっち上げたように、フィリッツモリス氏を殺人犯に仕立てるために?(あの時の、一軍人としてある意味見事だと関心さえしてしまったオブライエンの手際の良さを思い出し、重ねて問う) (05/06-21:18:26)
ロネ > そうだ。オブライエンはペラム嬢にすでに見切りをつけていたんだろうな。(短く返答する) (05/06-21:19:51)
クォールツ > (ふむ。一つ頷き、けれど肝心の答えはまだ聞けていない) では「何故」、貴方が彼女を? 貴方はこちらの世界では、あくまで一人形師として過ごされていると思っていましたが。 (05/06-21:23:32)
ロネ > …………。 ……オブライエンは……慎重な男だ。 フィッツモリス氏は立場が立場なだけに、殺しに長けている者、生業をそれに費やしている者の名前や姿はあらかた知っている。(ひとつひとつ、言葉を選ぶような。四六時中何かに狙われているように、琥珀の瞳が落ち着かないようにあちこち動く) (05/06-21:27:34)
クォールツ > (相手の、明らかにこちらではなく別の何かを気にする素振りには気付きながらも、今はそちらについては言及せずに) それで貴方に? ですが、貴方がそれを受けた理由は?(こく。そう、それが一番分からないのだ。少なくとも何ら後ろ暗いことがなければ、彼がそんな仕事、受ける理由はない筈) (05/06-21:31:11)
ロネ > ……私は、軍人ではないが、もともと軍人だった。フィッツモリス氏が私の作品を見に来ることは分かっていたから、作品に何かを仕掛けるのも容易だった。御者を雇って彼のナイフを盗んで刺すことぐらい、簡単なことだった……(それはオブライエンが雇う理由であって、自分が受ける理由ではない。 なかなか理由を話したがらない) (05/06-21:33:39)
カラス > (ロネの警戒にも似た動きに、僅かに片眉を上げた。それから、くるりと周囲の気配を確かめるように視線を巡らせたものの、ロネへ意識を戻す。少しだけ、瞳に不快さに似た色が乗ったものの、それとは異なる可能性が脳裏には滲む。唯、静かに後ろに控えるのみ。) (05/06-21:35:18)
クォールツ > 私が尋ねているのは―― 何故貴方が彼の仕事を受けたか ですよ?(ス と人形めいた顔から笑みが消える。それくらい、分かっていてはぐらかしているのでしょう?と言いたげに) (05/06-21:37:02)
ロネ > …………。 ……そんなこと、どうだっていいだろう。(知って何になる、と言いたげな口調) (05/06-21:39:23)
クォールツ > どうだっていいなら、話して下さい。(揚げ足を取って返す。笑みは消えてはいるが、まだ口調は静かなままで) (05/06-21:42:39)
ロネ > (うぐ と一瞬ひるむも)嫌だ。(すげなく言い返す) (05/06-21:43:34)
クォールツ > ……(ふぅ と一つ、嘆息して) だ、そうだよ。カラス。(後ろに控える友人に、短く投げ掛ける) (05/06-21:44:59)
カラス > ……、…。(クォールツの声を受けて、ちら、とロネの手へ一度視線を落とした。先日のクォールツの一撃の後、ご加減はいかがかな。) …ロネは、もう所帯を持ってるんだったかね?(ゆると首を傾けて、唐突にそんな事を聞いた。) (05/06-21:49:19)
ロネ > (白い手袋を嵌めている。分からない。男は頭と首――それも立て襟――以外肌を見せていない。 やっと、カラスの存在をまともに意識した。何故彼までここに、という疑問が首をもたげたが、クォールツの親しげな口調に知り合いだったかと思う。 その問いかけに、小さくうなずく) (05/06-21:51:47)
クォールツ > (どちらに向けての問い掛けだろうか。否、どちらが答えても問題あるまい。そういえば結構容赦なくあちこち蹴ったりしたんだった、と今更ながらに思い出し) ご息女も一人。(ぽつ、と一言付け足して) (05/06-21:52:58)
カラス > (す、とロネの前まで歩み寄ろう。動作はロネの恐怖心を煽らぬように静かな動きを心掛けて、白い手袋に包まれた手を取ろうと試みる。 それぞれから返る言葉に、そう、とばかり頷いて) 奥様も、ご息女も、そりゃもう可愛らしいんだろうね。(表情はマフラーで隠れている。相変わらず、言葉は二人それぞれに問うような。) (05/06-21:56:12)
ロネ > ――ッ、(手を取られかければ、反射的に手を引っ込める。過剰なまでの警戒。引っ込める際、手袋の隙間から、手の甲にくっきり残る赤黒い痣が見えるかどうか。 何故今それを問うのか。見上げる。) (05/06-21:58:58)
カラス > (視線は逃げた手へ落としていた為に、その状態も確認出来た。素早い回避に、マフラーの奥で小さく息を吐いてから) …、…大切、で?(そう、更に問いを重ねた。傾げた首の角度を戻して、紅い瞳が微かに笑んだ。) (05/06-22:02:41)
ロネ > ……当然だろう。(やや苛立つように、早口で) (05/06-22:03:07)
クォールツ > (自身はどちらとも顔は合わせたことはないので、黙って二人のやり取りを見ている。何かあれば、すぐ動ける姿勢で) (05/06-22:03:48)
カラス > そう、なら大切にした方がいいさ。間違えないように。(短く、それだけを答えた。) …で、「理由」を答える気にはならねェんで?(ならないのなら、とまるで言葉が続きそうな) (05/06-22:05:00)
ロネ > (そういう小さな悪意には敏感だった。両目が見開かれる。呼吸が浅く、早くなる。ぎりぎりと胸が締め付けられ、真綿を絞める力が急に強くなったような、そんな錯覚を抱く。 その恐怖が、殺意へ転換するのに時間はかからなかった。 ――男は握っていた杖の留金を外し、ほぼ同時に、それを抜き、抜きざまにカラスの手首あたりに斬りかかろうとした。座ったまま。) (05/06-22:09:53)
クォールツ > ……(ロネの焦りが、カラスの背中越しに見て取れる。それはとても分かりやすく、追い詰められた手負いの獲物のよう。 彼の手に持つ杖がどんなものか、男は知っている。知っていたが、その留金が外されても、その場を動こうとはしなかった。今はまだ) (05/06-22:15:23)
カラス > (目に見える変化。そして先日の行動とクォールツ警告が有れば、これも流石に警戒はしていた。 狙いが手首で幸いだった。振るわれた刀身を、がっと掌で受け留めるように掴もう。) …と、そんな事情でも有っての事かと思ったんだけどね。(強度はそれなりの手袋だけれど、刃は肉に食い込むかしら。ふう、と深く息を吐いて、ぐい、と獲物を引く勢いでロネを引き寄せたい。) (05/06-22:15:25)
ロネ > (突き、そして斬るための刃。強く握れば食い込んでしまうだろう。握られ、バランスを崩し、がくんと座ったまま上半身だけ相手のほうに傾いでしまう)…………ッ、(ぎらぎらと琥珀の眼が、獣のようにカラスを見上げる) (05/06-22:17:12)
カラス > (ロネを逃さぬように刃は、しっかり握り込んで離さない。ぬるり、とぬるつく感覚を得ても。) …ロネ、俺は知りたいだけなんさ。誰にも口外なんざしやしねェし、聞かせてくれりゃぁ早々にお暇するさ。(此方へと傾ぐ上体、ロネの顔を片手で掬い上げるように掴もうと試みて、紅い瞳で視線を交わそう。) (05/06-22:20:43)
ロネ > ……信用できない。(かすれた声。絞り出すような。真っ赤な目を睨み付け) (05/06-22:23:34)
クォールツ > ……(座った姿勢からでは、首は狙えぬだろうとの予想は幸いにして当たった様子。唯、それでも。ザワ…と己の内で膨れ上がる何かを完全には、抑え切れない気もした。赤い、鉄錆の匂いが鼻を突いては) (05/06-22:23:53)
カラス > …成る程。確かに、信用出来ねェ相手との取り引きは俺も推奨出来ねェさ。(紅い瞳を細めて、微かに笑んだ気配が覗く) なら、どうすりゃ信用して貰えっかね。 (05/06-22:26:21)
カラス > (背後の気配に少しだけ後悔したけれど、今は振り返る事もなくロネから視線を離さない。) (05/06-22:27:31)
ロネ > ……私は……私しか信用しない。(その声音は、自分をも信用しているのか怪しいほどの頼りない響き) (05/06-22:29:09)
クォールツ > ……素晴らしい人形でしたねぇ。ビスク=ブリタニア。(不意に、二人の背後から ぽつ と呟く) 蒼い瞳も流れる髪も、まるで生きているかのようでした。……モデルがまた、良かったのですかね。 (05/06-22:31:52)
カラス > (思いも寄らない言葉。少しだけ、刃を掴む力を緩めて) …奥様も、ご息女も、信用出来ねェと。(独白めいた口振りは、憐みにすら近い。不意に、背後から響く声に、ようやくクォールツを振り返る。) (05/06-22:33:03)
ロネ > …………、(カラスの言葉に、視線を伏せ。 と、クォールツの言葉に、弾かれたように顔を上げた) (05/06-22:34:00)
カラス > モデルは…、確かミストの…?(何に繋がるのだろう。ロネの愛憎劇を知らぬ妖怪は、不思議そうに首を傾げた。) (05/06-22:35:38)
クォールツ > あの素晴らしい作品を、奥様はご覧になったのでしょうか? モデルの女性も、美しく仕上げてくれたとさぞお喜びだったのでしょうね。(にっこり。いつの間にか口元に笑みを戻した魔族は、きっとそうではないことに気付きながら悪魔顔負けの言葉を囁く) ……ぜひ 感想を、奥様とミストさんにお聞きしたいものです。 (05/06-22:37:18)
ロネ > ――――ッ!!?!?(何もかも知られている。そう悟った。手が力なく杖から落ちた。)…………、 ……妹、が……(小声で、言う) (05/06-22:39:04)
カラス > (ミスト?奥様?何の事やらさっぱりな顔でクォールツを、それからロネを見ていたらば…届いたロネの声。目を丸くして、彼の手から離れただろう刃を落とさぬよう掴み直す。言葉を遮らぬように、静かに聞く姿勢。) (05/06-22:41:26)
クォールツ > (コツ コツ。二人に向けて近付き、杖がロネの手を離れるのを見やると、そっ と血に濡れたカラスの手を両の手で取ろうとする。手袋が汚れても構うまい) ……妹?(あぁ、そういえば。実妹もいると言っていたっけ、と思い出し) (05/06-22:42:19)
ロネ > ……妹は、将校を婿として招いた……だがあれは産まず女だった。(小さく言う)婿の実家は、血にうるさかった。 だから、あれは、無理やりにでも子をなそうとしている。例え夫をだましてでも。 (05/06-22:45:41)
クォールツ > (さっぱりな顔の友人には、ス と耳元に口寄せて。レスからの又聞きになるが、彼がミストに横恋慕しているらしいことを簡潔に話す。それを聞けば、カラスがあの時人形から感じた思念の意味も理解できましょうか) (05/06-22:46:37)
カラス > (着用している特殊な手袋の関係で、掌の傷は刃を握ったにしては浅い。血の汚れを考慮して咄嗟に手を引き掛けるも、少しの逡巡の後で大人しくクォールツに己の手を委ねて …さらに又聞くのロネの横恋慕事情、そしてロネが語る妹の状況に何とも言えない表情を浮かべた。) (05/06-22:49:23)
クォールツ > ……ひょっとして。そのことを、オブライエン氏に盾に取られて?(彼は、明言はしてはいないが元上流階級の人間のはずだ。彼の言葉や態度やその節々から、種族は違えど同じ世界に居るこれには何となく察しがついていて。 その妹が、上流階級の人間のままなら――子を産めない女性の立場を思えば、そっ と眉を寄せた) (05/06-22:51:36)
ロネ > (クォールツの質問に微かにうなずき)……オブライエンは、私のことをよく知っている。(眼差しが昏くなる)彼は私に優しく、そして私の理解者であり、恩人であり、 ……昔からの友人であり、……敵であり、支配者だ…… ……私は彼に逆らえない。私は今の生活を失うのが恐ろしい。 もう良いだろ。(端的に言う) (05/06-22:52:28)
クォールツ > (じゎりと白い手袋に血が滲むものの、気にするでもなく そっ と労わるように重ねた手でカラスの手の甲を撫でる。痛く、ないかな。そう、彼の手に落とす視線はロネに向けるものとは別人のようで) ……成程。理由は分かりました。 仕事は――成功、したのでしょうか?(目の前の彼は、結果としてこちらの手に落ちた訳だけれど。今この瞬間まで、依頼主の名も事情も理由も知られてはいなかったけれども) (05/06-22:59:12)
カラス > ……、…(だから、とつい口を衝いて出そうな言葉は呑み込んだ。自制。 世界には、その世界それぞれに柵が在る。覆せない枷が在る。己の世界でも、同様の責を負う女性は居る。その結末も。すう、とマフラーの向こうで息を吸って、吐いた。) ……汚しちまって、済まないね。(これは、二人に。大丈夫と頷いてから、そっとクォールツから手を引き戻して、血に汚れた刀身を己の服で拭って彼の傍らへ立て掛ける。) (05/06-23:00:55)
ロネ > ……オブライエンにとっては成功した。 あとは利用価値の高い邪魔者が残るだけだ。 早く帰ってくれ。私は仕事が残っている。(苛立たしそうに言う) (05/06-23:01:45)
カラス > …や、邪魔したさ。(沸々と毒のように胸中に残ったものは、眼前の彼へ向けても意味がないのだと。望む答えは手に入れた。 ロネから手を、身を退いて、再び距離を取ろう。クォールツに、己はもういいのだとばかり、ひとつ頷いて見せて、後は待つのみ。) (05/06-23:05:30)
クォールツ > 気にしないで。……大丈夫?(浅い傷ではあるようだが、掛ける言葉は友人を気遣う気持ちから。傷に対して、だけではないものの) ……分かりました。突然の訪問、失礼しました。(利用価値、がまだあるのなら、彼の身は恐らく案ずる必要はあるまい。胸に手を当て、一礼して) …帰ろうか、カラス。(言って、行きに見せたのと同じだろう形で、ピッ と手袋を外し指先に爪を立て、僅かな血を滲ませる) (05/06-23:07:47)
ロネ > …………。(そのまま男は、ほの暗い蝋燭の前で、現実と夢想をシャットアウトするかのように、黙って机に向かった) (05/06-23:08:52)
カラス > ああ、…有り難うさん。(再び謝罪の言葉を口にし掛けて、感謝へと言い直す。大丈夫、と二度頷いて。転送が果たされるまで、何処か悲壮にすら感じる男の背を見守ったのでせう。緩やかな会釈を向けて、友人と共に何処ぞへと。) (05/06-23:10:34)
クォールツ > (それは床に零れる前に、細く小さな円を描く。これと、カラスを囲うようにできたそれは、その先を結べば一瞬、暗い光を発して。僅かな魔力の残滓と共に、二人の姿をこの世界から消し去るのでした) (05/06-23:11:37)
ご案内:「(※)とある工房」からクォールツさんが去りました。 (05/06-23:11:43)
ご案内:「(※)とある工房」からカラスさんが去りました。 (05/06-23:12:13)
ロネ > …………。(静かになる。) (05/06-23:12:46)
ロネ > ……ハーマン……。(ぽつり。呟く。あの日はあんなに楽しかったのに。あの日はあんなに遊んだのに。あの日はあんなに自分を想ってくれたのに。) (05/06-23:14:37)
ロネ > (気にするな、フィリップス、と。 唯一と言って良いだろう、人喰いと蔑まれた自分を友人だと言い、事実その通りに動き、庇い立て、酒を飲み、ともに遊び歩き、そして、そして) あ。 (ああ そうか。男はいまとても納得した) (05/06-23:16:30)
ロネ > (彼はいまでも自分に友人として接しているのだ。 彼は自分をよく知っている。)……友人として、おまえは、私に、人を殺せと言ったんだね、ハーマン。(呟いた。) (05/06-23:18:05)
ロネ > (どうしよう。どういうことだろう。だって己はこんなに震えている。いつか誰かが自分の全てをひっぺ剥がしてどん底に突き落とすんじゃないかって。 ペラムを刺したって何にも思わない自分を。) (05/06-23:19:50)
ロネ > (丁寧に丁寧に彼はいつか昔の己をさらけ出して自分の友人としてそばに置こうとするんだろう) (05/06-23:21:55)
ロネ > (何もかも踏み台にして権力に溺れ、その上で彼は彼なりのやり方で自分への親愛の情を示すのだろう) (05/06-23:23:27)
ロネ > (でも自分は彼を憎むことなどできない。 ただ一つの点を除いて。 その点は本当に、どうしても、憎くて憎くて仕方がなくって、もうどうしようもないほどに憎たらしい) 今更こんなことするなら、なんでおまえは私をカブールの雪山で助けたんだい。(呟いた。) (05/06-23:25:19)
ロネ > (そして夜は更けていく。 夜は更け、日は昇り、非情に歴史は進んでいく。) (05/06-23:25:53)
ご案内:「(※)とある工房」からロネさんが去りました。 (05/06-23:25:56)
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