room43_20140513
ご案内:「※赤土の荒野」に伍尭さんが現れました。 (05/14-00:44:49)
ご案内:「※赤土の荒野」に鈴代さんが現れました。 (05/14-00:46:27)
伍尭 > (まるでそこら一帯だけが、全てから置き去りにされてしまったかの様な、侘しい荒野。乾いた風が赤褐色の土埃を乗せて吹き抜ける中を、2人の鬼が歩いていた。)さァて…此処に来んのも何度目かねェ…。(片方の手の内には、大蛇が纏わりつく風に仰々しい装飾が施された甕があった。いかにも曰く付きといた雰囲気のソレをぽーん、ぽーんと何度も高く投げてはキャッチしながら、歩を進め) (05/14-00:56:26)
鈴代 > ……伍尭殿。余り乱雑に扱わぬよう、お願い致す。(自分よりも幾らか背の小さな男の後に続いて、苦笑を浮かべる。注意をしつつも、甕が宙に浮く度、背後に生えた猫の尻尾がゆらんゆらん。静かに揺れる。やがて伍尭が足を止めると、その隣に立って足を止め) (05/14-01:01:46)
伍尭 > へいへい…っと。(何とも軽い返事と共にもう一投げ。ぱしり、と甕をキャッチすれば、それ以上はもう投げる事はない。立ち止まった2人の鬼の目前には、巨大な岩が鎮座している。歪な形のその岩は、よくよく見れば鬼の形に削られているのが分かる。岩肌の所々に、蛇の鱗のような痕もある。辺りの土の色と同じ、血の染みついたような赤褐色の岩で出来た鬼の像。)―…で、どうだ。鈴代。コイツを護れるか。(その像を見上げながら、隣に問うて) (05/14-01:13:22)
鈴代 > (鬼の像を見上げると、少し渋い顔をして、ため息を零す。揺れていた尻尾は動かなくなった。問われれば、揃えた白い指先をひたりと赤い岩肌に当てて)―…時が来るまで。(視線は鬼の像に向けたまま、こくり頷く)…伍尭隊長、ひとつ。聞いてもよろしいか。 (05/14-01:29:57)
伍尭 > ソイツは良かった。(薄らとした笑みを浮かべれば、再び甕を上へ投げてキャッチする。もう一歩前へと進んで、空いた手の手甲でコン、と鬼の像の足元を小突く。小さなひびがピシリと走った。)ん?(そんな事をしながら振り向きもせずに、なあに?と続きを促して) (05/14-01:36:39)
鈴代 > (伍尭の背の向こう側で再び甕が浮くのが目に入ると、おのずと尻尾が揺れる。一呼吸置いた後、視線を鬼の像と甕ではなく、伍尭の背へと移し、口を開く)――あの邪鬼が改心するなど―…本気で、お思いで……? (05/14-01:40:52)
伍尭 > (も一度コツン、と小突けば、乾いた音を立てて更にくっきりとした亀裂が走る。そうして出来た拳大より一回り小さな岩の破片をつい、と指で持ち上げると、甕の中にしまって蓋をした。)さて、どォだろーな…。そればっかりは、分からねェさ。(ゆるり、目を閉じ)ただ、俺達は俺達の出来る事をするのみだ。(破片を入れた甕を袂に仕舞う。ずしり、と見た目以上の重みが腕にかかった。目を開くと、振りかえる)―帰ろう鈴代。数日後には此処に結界を張る。準備が必要だ。 (05/14-01:57:15)
鈴代 > ―そう……で、ござるな。(目を伏せ、ゆるゆると首を横に振る。考えても仕方のない事だ、と。そして続いた言葉に頷いて。最後にもう一度、蛇の鱗の痕が残る鬼の像を見上げ)これが上手くゆけば、お主ももう、この地に縛られる事もない。(宥める様な声色でそう言った後、伍尭が歩き始めれば、踵を返してそれに続いた。) (05/14-02:10:08)
伍尭 > (二人が去った荒野は、再び静けさを取り戻す。それでも時折、乾いた風が赤い土埃を巻き上げた。その風の音は、悲しげに女が泣く声によく似ていた。) (05/14-02:15:59)
ご案内:「※赤土の荒野」から伍尭さんが去りました。 (05/14-02:16:02)
ご案内:「※赤土の荒野」から鈴代さんが去りました。 (05/14-02:16:06)
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