room44_20140513
ご案内:「とある和洋館」にロベリアさんが現れました。 (05/13-22:49:33)
ロベリア > (居候中の、とある世界のとあるお屋敷。2階の角部屋に当たるサンルームで、娘は鉢植えの土を整えていた。 そこに植えられているのは、昨日異世界で摘んだばかりの春の花々。撫でるように土に触れ、花びらに そっ と触れて。草原に咲いていた時と変わらず元気な様子を見やれば、無表情の口元に微か、笑みが浮かんだ) (05/13-22:52:20)
ロベリア > ちゃんと根付いてくれると、いいな。(自世界ではいつも、たくさんの花を育てていたから慣れているつもりだけれど。異世界のそれを、更に異世界に移したとなると、さてどうだろう。もちろん、きちんと世話はするつもりだけれど) (05/13-22:55:48)
ロベリア > (そしてふと、思い出す。自世界で育てていた花のことを。残してきてしまった彼らのことを) ……もう、枯れちゃってる、かなぁ…(未だ戻れないことに焦る気持ちはないのだけれど。唯一気懸かりなのは、そのことで) 一緒にお水、あげててくれてる、かなぁ…(鉢植えの花を撫で、赤い瞳を揺らし呟く。自世界では借宿しか持たない身だった故、ある人の庭の一角を借りて育てていた。庭の花と一緒に、自分の育てていた花にも水をあげてくれていればいいのだけれど) (05/13-23:04:17)
ロベリア > (サンルーム、であるならば、部屋は一面硝子張りなのだろう。何気なく視界に入った、硝子に写った自分の姿に顔を上げて。ぺたり。硝子に触れて、赤い瞳で見つめ合う。 もう一つ、気懸かりという程ではないが、気になることといえば) ……(じっ 暗い硝子に写った、赤い瞳を覗き込む。……変わらない、ように思える。少なくとも傍目には)  ぅーん。 (05/13-23:12:43)
ロベリア > キアとリートは、ロベリアがいなくなったの、気付いてるのかな?(硝子に写った自分に、問う。答えは出るわけないのだけれど、疑問をそのまま口にする。こく、と小さく首を傾げた) (05/13-23:17:24)
ロベリア > (自世界の、唯一交流らしい交流のあった人々の顔を思い浮かべる。別段向こうは、自分のことなど探しはしないだろうが、何処へ消えたのか くらいは思っているかもしれない。ツ… と指先で、写し身の赤い目元をなぞって) ――まぁいいの。(娘はあっさり、考えることを放棄した。ス と姿勢を戻し、硝子越しの空に見えるほとんど丸いを見上げて) (05/13-23:23:24)
ロベリア > (異世界に来たことで、効力が失われてしまうのなら、それはそれで構うまい。自身に関わることとはいえ、その実与り知らぬ世界のことだ。顔を戻し、少し土で汚れた窓を白い袖でぐぃぐぃ拭う。 もしそうだとしたら、気懸かりなことは一つあるけれど) きっと、櫟に頼めば大丈夫なの。(ぅんぅん。一人そう結論付け、最後にもう一度、花びらの表面を そっ と撫でた。愛しそうに、自身と同じ名の花を慈しむ) (05/13-23:31:54)
ロベリア > (それからくるりと踵を返し、与えられた部屋へと戻っていく。これからは毎日、ここに来て花に水をあげることになるだろう。 娘が育てる花は、いつも満開に咲き乱れる。本来の寿命の時を過ぎてもなお、枯れる、朽ちず、咲き誇る。それが異世界であっても変わらないということに、娘が気付くのはもう少し後の話) (05/13-23:36:02)
ご案内:「とある和洋館」からロベリアさんが去りました。 (05/13-23:36:13)
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