room44_20140601
ご案内:「鬼ヶ岳」に娯暮雨さんが現れました。 (06/01-23:57:28)
娯暮雨 > (時刻はお昼の少し前。自宅の中二階にある自室で、ふわゆらりと尻尾を揺らしながら文机に向かっていた。簾を掛け、締め切られた窓からは余り日の光が入らない。外で遊ぶ子供たちの声が、時折通り過ぎるのは聞こえるのだけれど。) (06/02-00:00:52)
娯暮雨 > (手に持った筆の先に溜まった墨は、既に少し渇きかけている。文机の上に置かれているのは硯と白い便箋。)……んん…。(便箋の上の方には、「狐さんへ」の文字) (06/02-00:09:47)
娯暮雨 > (一文目をよし、書こう。と思って手を少し浮かせるのだけど。んむむ…。下がった眉を寄せ、便箋の上に置きかけた筆を止める。普段なら、手紙を書くのにこんなに迷う事などない。)狐さん、へ…。(声に出してみる。書かれた文字に視線を落とす。きゅ、と口を噤むとふるふると首を横に振って、筆を硯に戻した。) (06/02-00:20:31)
娯暮雨 > (くしゃり。まだ宛名しか書かれていない便箋を小さく折れば、屑籠の中へ。)―……。(新しい便箋を引き寄せて、目の前に置く。墨をつけなおし、筆を持つ。) (06/02-00:27:16)
娯暮雨 > (ひたり。筆先を便箋に添える。墨が筆先から紙に吸い込まれる様に染みて行く。そのまま、横に短く線を伸ばした。そしてその横線に垂直な縦の線をスーッと伸ばしていく。) (06/02-00:34:05)
娯暮雨 > (その線をそのまま左に流し、小さな弧を書こうとしたところで≪ ズ キ ン ≫と、胸が痛んだ)…んく…っ!(思わず身を引き攣らせて、ぼとり。筆が手元から抜け落ちた。) (06/02-00:41:00)
娯暮雨 > (転がる筆は便箋に太く濃い線を描き、書きかけの文字を塗り潰す。)…あ っ… (針を何万本も投入した熱湯が体の中で沸かされている様な痛みが襲う。堪らず、文机に突っ伏した) (06/02-00:46:22)
娯暮雨 > ううぅ…~~…っ…。(苦しい。息苦しい。額に汗が滲む。痛すぎて、痛がる事しか出来ない自分の情けなさに涙が滲んだ。耐えるように、爪が食い込む程に拳を握った。視界の外では、体中の痣がぐにゃりぐにゃりと波立つようにうねっている。) (06/02-00:55:00)
娯暮雨 > ……んっっ(荒らぎそうになる息を必死に抑えながら、身を捩る。下敷きになっていた便箋は、既にぐしゃぐしゃになってしまっていた。肘のぶつかった硯が、コトンと畳の上に落ち、自分も文机からずり落ちるようにして畳の上に転がった。) (06/02-01:05:20)
娯暮雨 > (角から落ちた硯に溜まっていた墨が跳ねて、体のあちこちにかかった。けれど、それが墨なのか痣なのか判別がつき難い程に、うねる痣は体中を埋め尽くしていた。)― … …(ああ、痛みが収まったら、掃除をしなくっちゃ…。そんな事をぼんやりと考えながら。ぷつり。と意識が途絶え―…) (06/02-01:15:16)
娯暮雨 > (はらり。よれた便箋が遅れて文机から落ちる。痛みに耐える体の下敷きになった筆が、紙の上で幾度か転がったのだろう。手紙を書こうとしていた真っ白な便箋には、体の痣そっくりの波模様が乱雑に描かれていた。) (06/02-01:22:09)
ご案内:「鬼ヶ岳」から娯暮雨さんが去りました。 (06/02-01:22:11)
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