room44_20140613
ご案内:「とある和洋館」にイチイさんが現れました。 (06/13-23:28:11)
イチイ > (あちらの世界と此方の世界。空が繋がっている筈は無いながら、玻璃の向こうに見えるは奇遇にも煌めく雷光。はて、雨は降らないのかと自室にて首を傾いだ家主は温かなティーポットからカップへ琥珀の茶を注ぎ、仕事合間の息抜きを。) (06/13-23:31:44)
ご案内:「とある和洋館」にロベリアさんが現れました。 (06/13-23:32:50)
イチイ > (室内に漂う香りは濃厚なベルガモット。一口、含む温かな茶で乾いた喉を潤して、机上に広げた書類へ視線を流す。束の間の思案を経てソーサーへカップを戻せば、カチャン、と白磁が触れ合う音を立てた。がさり、書類の紙を纏めて端へと積み重ね、今宵の仕事は此処まで。夜のティータイム。) (06/13-23:38:00)
ロベリア > (静かな廊下を足音も立てず、けれど気配は消すことなくスルスルと渡る影が一つ。昨夜の雨とは違う、時折光る雷の音を聞きながら一つの部屋の前に辿り着く。 満月の夜なれど暗雲のせいでいつもより暗い廊下であるなら、部屋から僅かに明かりも漏れるだろうか。じっ…と扉を見上げ、佇む。一度そろりと手を伸ばし掛けるも、結局降ろして沈黙する) (06/13-23:40:06)
イチイ > (東国らしく梅雨の存在する此の世界、夜の空気は些か冷える。果たして少女は、と思い至るのと同じくして、音も無く扉の向こうに佇む気配を感じるのでしょう。生来の人間とは、少し異なる第六感。静かな動作で腰を上げて、カツン、カツン、と板張りの床を踏むブーツの音が響く。) …ロベリア?(万が一ぶつける事が無いように、そうっと扉を開いて少女の姿を確かめよう。) (06/13-23:49:18)
ロベリア > (夜の散歩へと件の異世界へ出向いてる時を除き、常ならば娘はとっくに寝入ってる時刻。こんな時分に青年の部屋を訪れることは今まで、なかったはずだ。けれど確かに、小さな気配はそこにある。 扉へ近付くブーツの音が聞こえれば、はっ と我に返ったようになって身を翻し掛ける――もその足は駆け出すこともなかった。そろ、と扉から少し離れた場所で佇む。すっぽりと毛布を被った姿で。 廊下を覗けば何やら毛布おばけと化している娘の姿が見えるでしょう。その下にはチラと、青年から与えられた夜着が覗く) (06/13-23:53:38)
ロベリア > (夜の散歩へと件の異世界へ出向いてる時を除き、常ならば娘はとっくに寝入ってる時刻。こんな時分に青年の部屋を訪れることは今まで、なかったはずだ。けれど確かに、小さな気配はそこにある。 扉へ近付くブーツの音が聞こえれば、はっ と我に返ったようになって身を翻し掛ける――もその足は駆け出すことはなかった。そろ、と扉から少し離れた場所で佇む。すっぽりと毛布を被った姿で。 廊下を覗けば何やら毛布おばけと化している娘の姿が見えるでしょう。その下にはチラと、青年から与えられた夜着が覗く) (06/13-23:55:51)
イチイ > (実に珍しい夜中の来訪。扉から少し距離を取った其処に、可愛らしい毛布おばけの姿が見えたらば少し驚いたように瞳を瞬いて、頭から足の先まで思わず一度視線が往復した。) …おいで、ロベリア。(しかしながら、こんな時の少女にはなんとなく覚えがあるような、そんな気分。扉は開け放った儘で室内へ身を引いて、少女へ入室を促した。自身は壁際に置いた和箪笥の戸棚を開いて、取り出すカップは少女の分。) (06/14-00:01:18)
ロベリア > (毛布の下の蒼銀の髪。更にその下の赤い瞳と目が合えば、相変わらずの無表情ながら、戸惑ったような何ともいえないような様子で視線を床に。裸足の爪先が僅か、引き摺る毛布から覗いていた。声を掛けられれば、今度はまた違う意味で戸惑った感。チラ と毛布フードの向こうから視線をやり、そろりとゆっくりと促されるまま部屋にお邪魔する。 雷の音は、いつしか遠ざかっていくのだろうか) (06/14-00:06:04)
イチイ > (何時の間にか、轟く雷鳴は徐々に遠く、ゆっくりと微かな虫の音が帰って来るのでしょう。少女が室内へ足を踏み入れる事を疑いもしないように、男は扉へ視線も向けず新しいカップに茶を注ぐ。ふんわり漂う柑橘系の香りと共に、ようやく少女へ視線を戻して) 其処に。(座るように、とばかりテーブルセットの椅子を示した。そして、それと向かい合う位置に腰を下ろして、じぃ、と少女へ感情の薄い赤紫の瞳を向けた。夢見が悪かったのか、はたまた何か遭ったかと。) (06/14-00:11:07)
ロベリア > (きっと満月の月明かりも、カーテン越しにも感じられる程差し込み出すのでしょう。パタン と扉を閉め、室内に漂う温かで甘い香りに少しだけ毛布から顔を覗かせる。椅子を示されれば、素直に腰を降ろした。毛布は被ったままではあるが。いつもなら真っ直ぐそちらを見つめ返す瞳も、赤紫の中の己の姿を見れば視線を落とす。薄い唇を、少しだけ開いて) 夜中に……ごめんなさい、なの。(起きていたとはいえ突然の深夜の訪問に、短く断りの言葉を) (06/14-00:17:04)
イチイ > (腰を落ち着けた少女の前へ置くのは、白磁のカップにたっぷり注いだ琥珀色のアールグレイ。毛布に隠れるような何処となく幼さを感じる少女の姿を、変わらぬ瞳で眺めていれば突然の謝罪に緩やかに瞬いて) 何も謝る必要は無かろうよ。私は起きていたのだし、仮に眠っていたとてロベリアに起こされるならば、然したる不満も無い。(緩々と首を横に振ってから、不可思議そうに傾がせる。それから、ふ、と不意に、無言で片手を差し伸べよう。) (06/14-00:23:18)
ロベリア > ……アールグレイ。(ぽつり。香りと色だけで分かるらしい。ふゎりとまた香ったそれにほんの少し表情を和らげた。穏やかな時、見せるそれと変わりなく) ……ありがと。(先程よりははっきりと、お礼の言葉を口にした。そっ と口元をワンピースの袖でそうするように覆って) 櫟は優しいの。(独り言のようにぽつり。ふっ と片手を差し出されれば、きょと と瞳を丸くして) (06/14-00:28:47)
イチイ > (言い当てられた銘柄に少しばかり驚いたように緩々と瞳を瞬いて、口元が微かに弧を描く。) ロベリアの好きな香りならば良いのだけれど、如何様だろうね。(礼の言葉に続いた評価は何とも自身には不似合いな心境で、やはり瞳が不可思議そうな色を浮かべるばかり。伸ばす手は少女を驚かせないように、ゆっくりとした動きに努めて頬へ軽く触れられるかな。) 梅雨の夜は些か冷える。寒さは?(寒くはないか、と問うようで。) (06/14-00:37:31)
ロベリア > 元居た世界では、よく飲んでたから。好き。(そっ と手を伸ばし、温かなカップを両手で包むようにして。ふぅふぅ と息を吹きかける) …へいき。ロベリア、寒いのも暑いのも慣れてるの。どっちもあんまり、感じないし。(抵抗なく触れられる頬は、それでもいつもよりひんやりと感じられるかもしれない。ふにふにとした感触は相変わらず)  …ちょっと、意外そう。(優しいの言葉に向けられた不思議そうな瞳を見れば、微かに双眸を細めた。表情は変わらないが、笑ったような気配) (06/14-00:43:59)
ロベリア > 元居た世界では、よく飲んでたから。好き。(そっ と手を伸ばし、温かなカップを両手で包むようにして。ふぅふぅ と息を吹きかける)  …へいき。ロベリア、寒いのも暑いのも慣れてるの。どっちもあんまり、感じないし。 つゆって、なぁに?(抵抗なく触れられる頬は、それでもいつもよりひんやりと感じられるかもしれない。ふにふにとした感触は相変わらず)  …ちょっと、意外そう。(優しいの言葉に向けられた不思議そうな瞳を見れば、微かに双眸を細めた。表情は変わらないが、笑ったような気配) (06/14-00:44:55)
イチイ > それは良かった、覚えておかねばなるまいね。(カップを手に取る少女の仕草と、ひやりとした頬の感触に、うっとりと赤紫の瞳を細め。ふにふに、柔く労わるように心地好い頬を撫でてから手を引き戻して) …嗚呼、西国には馴染みが薄かろうよ。私の國には今のように雨の続く季節が在るのだけれど、梅の雨と書いてツユと呼ぶ。(そう、昨今しとしとと此方の世界では雨が続いておるのだとか。少女が笑ったような気配に浅く首を傾がせたものの、微かに表情を和らげて) 少なくとも、私は「優しい」に値する人間ではないと自覚は有る。 (06/14-00:54:41)
ロベリア > …気持ちいい?(人のことを言えた身ではないが、普段あまり変わらぬ相手の瞳がうっとりするのに気付けば こくりと首を傾げて。そぅ…とカップに口を付ける。「ほっ」と小さな息が漏れた) 最近、よく降ると思ってたけど、そんな季節があるの。(梅の雨。何だか風情ある言葉だとぼんやり思いながら紅茶をもう一口。温かいそれは、じゎじゎと身に沁みるよう。前を閉じていた毛布を掴む手も、自然と緩み白い肌が露わになる。足は、それでも常のように隠すけれど) そうかな。(肯定も否定もしない。それも相手の気持ちだから。俯いていた視線は、ようやくいつものように赤紫の瞳を見つめて) (06/14-01:04:28)
イチイ > 心地いい。ロベリアに触れることを私は躊躇わずとも構わないのだし、ロベリアも私に触れられることを躊躇わない。それに、何より羽二重餅のように柔らかい。(実年齢より随分と幼い容姿相応に表情を崩して、ふ、と堪え切れなかったように微かな笑みが零れた。少女の頬は実に、ふにふにで柔らかなのだ。正に羽二重餅。) そう、梅雨が明ければ、夏が来るだろうよ。そうなれば、ロベリアが慣れていると言えども涼み方を考えねばなるまいね。(徐々に緊張に似た何かが綻ぶ少女の様子を眺めつ、表情は気付けば常の感情が薄いものへと戻る。一口、二口、共に紅茶のカップを傾けて) そうだろうね。故に、ロベリアが私を優しいと言うならば、心根が優しいのはロベリアなのだろうよ。(そんな解釈の間を飛ばした言葉を返して、持ち上がる少女の瞳と視線を交わそう。随分と常の雰囲気を取り戻す様子に、薄らと口元に笑みを乗せて) (06/14-01:16:26)
ロベリア > ……櫟は、ロベリアに触れてもだいじょうぶだから。だいじょうぶって、言ってくれたから。(触れられることより、相手が自分に触れること。その方が気懸かりなのだと伺わせる言葉を呟いて。稀有な笑みを浮かべる相手とは裏腹に、眉を下げ表情を曇らせる) はぶ…(羽二重、が何かは分からないが、モチは確か、あれだ。文字通りもちもちしてるあれ。柏餅とかの。そこまで考えれば、何となく納得いった感に) そんなに、暑いの?(この世界、と見つめるのは相手の服装。初夏のこの時期でも、きっちり着込んでるように思えるが) ……そうかな。(もう一度、同じ言葉を繰り返した。曇った表情も、そんな言葉をいただければ僅かな残滓はありながらも穏やかなものに変わって) (06/14-01:25:28)
イチイ > なればこそ私は今後も存分に触れよう、愛しいロベリア。(少女の反応なぞ気にする風も無く、平然と宣言を。元より他者の感情の機微には疎い。それでも、疑問げな様子には何かしら察したか、明日のおやつは羽二重餅になるのだとか。) …西洋の夏季と比べれば、些か湿気が強いだろうかね。私は慣れているけれど、氷を盥に浮かべる準備程度はしておこう。(まじまじ、少女の顔を眺めて一つ頷いた。間違いなく西洋の風情が漂う少女。暑さには強くとも、湿気には弱いやもしれない。) ロベリアの世界では、人は己を映す鏡だと言いはしないだろうかね?私がロベリアにとって「優しい」のは、ロベリアだからだろうよ。故に、其の胸中に思い悩む何某かが在るのならば、聞きたいと乞うべきだろうか悩ましい。(つい、と指差し示すは少女の胸。なんだかんだで、求婚相手の異変程度は、流石に感じ取れぬ事もない。機微は分からずとも。) (06/14-01:39:14)
ロベリア > ……櫟みたいな人じゃなくても……触れるくらいなら。傍にいるくらいなら。へいきなはず、だったんだけどな…(ふっ と視線を落とし、独り言のように呟く。実際それは、目の前の相手に向けた言葉ではないのだろう。正面切って宣言されれば、ぱち。と赤い瞳を瞬かせ) ふっ…(堪らず、漏れるような声で噴き出した。下がっていた眉は寄せられて、華奢な肩は竦んで。けれどそれは暗いものではなく) 櫟は本当、正直なの。(くすくすくす。カップごと手を口元に当て、こみ上げるそれを抑えようとするも無駄な努力のようだ。きっと今日、初めてちゃんと娘は笑った) でもてっきり、死体みたいにひんやりしてるから、触れてくるのかと思ってたけど。(初対面の時もだが、割と常日頃からふにられてる気がする己の頬。むしろ柔らかいからだったのか、と。残り僅かになったカップをテーブルに置いた) ふぅん…?確かに、ロベリアの世界の夏とは違うかも。(夏でもカラリと乾燥しているのが常の世界だ。どんな夏になるのだろう、と興味はあるようだが。続く言葉には、フ… と表情をもとに戻して) 世界は違っても、同じような言葉はあるのね。(少しだけ、またはにかむようになって。相手の気遣い、否気付きはやっぱり、優しさだと思いながらも どう、話したものか考える間が) (06/14-01:50:39)
イチイ > (小さな呟きを拾うだけの耳聡さはあった。僅かに片眉を持ち上げて、少し考えるような素振りを見せたものの、その思考は少女の反応であっさり遮られた。唐突に笑われてしまえば、やっぱり不可思議そうに首を傾いで少女を眺めよう。何ゆえかと理解は出来ずとも、その様子を眺めていれば無意識に双眸を和らげて) 常のロベリアも愛らしいけれど、そうして笑っている姿も花が綻ぶようで好ましい。ひやりと冷えた肌も、柔らかな頬も、私にとっては実に魅力的だ。(どちらも選べぬ魅力。否、相乗効果よろしく二つが合わさる素敵な魅力。どうやら通じたらしい先の言葉には、少女の返答と同じ想いを抱きつつ、話すか否かは少女の心が決める事。促しも前言撤回もせず、かと言って少女の言葉を待つという程の気負いもなく、温くなり始めた紅茶で喉を潤し、のんびり香りを楽しみましょう。) (06/14-02:02:26)
ロベリア > ぁは…(ようやく治まったそれに、そろりと毛布に包まれた腕を降ろして) ごめんなさいなの。悪い意味で、笑ったんじゃないの。(気を悪くしないでと断って。細い肩をゆっくりと落とした) …ありがと。ロベリアも、櫟の笑った顔、好き。(笑ってない顔が、嫌いという訳でもないけれど。短くお礼を返せば、不意に じっ…と自身の身体を見下ろした。また少し間を置いて、口を開く) ……ほんと言うと、よく、分からないの。でも、あっちの世界で……ロベリアの傍にいて、苦しそうになった人が、いたの。 何度か会ってたけど、それまではそんなこと、なかったのに。(腕を降ろす。拍子に、ふゎ と香る幾つもの甘い花の香り) 何か、いつもと違うこと、してたみたい、なんだけど。ロベリアにはそれが何かは、分からなかったの。香りを、確かめてた気がするけど……その日以来会ってないから 会えてないから……大丈夫、なの かな、って……(いつもよりもっとたどたどしく、拙い言葉で説明する。ちゃんと意味の通じる言葉に、なってるだろうか? きゅぅ、と膝に置いた手で、毛布を掴む) (06/14-02:15:11)
イチイ > (少女が笑った理由は理解出来ずとも、謝罪にはゆるりと首を横に振って、その必要はないと示す。好き、との言葉には虚を衝かれたか瞳を瞬いて) …それは、礼を言っておくべきだろうかね。此方こそ、有り難う。(そう感謝を返してからは、少女が話し終えるまで静かに耳を傾けて。時折、口にする紅茶の嵩を減らす。ベルガモットの香りに混ざって、ふんわり花を擽る甘い花の香り。ゆるり、ゆるり、少女の言葉を噛み締める如く緩慢に瞳を瞬いて) …それは、いつもと違うこと、とやらをしていた時の相手の言動を大まかであれ覚えているだろうかね?ロベリアの香りを、自ずから確かめようとしての行動であった、だとか。(こくり、首を傾いで常と変わらぬ口振りで問い掛ける。「何度か会って大丈夫だった筈の人間が、いつもと違うことをして、苦しんだ」。且つ、香りを確かめていたような気がするとなれば、大体の予想は付く。けれど、思い悩む少女に一応とばかり問い返す。膝に置いた手の動きはテーブルで見えずとも、毛布に隠れた腕に力が入ったことは、なんとなく見て取れた気がする。) (06/14-02:26:20)
イチイ > (少女が笑った理由は理解出来ずとも、謝罪にはゆるりと首を横に振って、その必要はないと示す。好き、との言葉には虚を衝かれたか瞳を瞬いて) …それは、礼を言っておくべきだろうかね。此方こそ、有り難う。(そう感謝を返してからは、少女が話し終えるまで静かに耳を傾けて。時折、口にする紅茶の嵩を減らす。ベルガモットの香りに混ざって、ふんわり鼻を擽る甘い花の香り。ゆるり、ゆるり、少女の言葉を噛み締める如く緩慢に瞳を瞬いて) …それは、いつもと違うこと、とやらをしていた時の相手の言動を大まかであれ覚えているだろうかね?ロベリアの香りを、自ずから確かめようとしての行動であった、だとか。(こくり、首を傾いで常と変わらぬ口振りで問い掛ける。「何度か会って大丈夫だった筈の人間が、いつもと違うことをして、苦しんだ」。且つ、香りを確かめていたような気がするとなれば、大体の予想は付く。けれど、思い悩む少女に一応とばかり問い返す。膝に置いた手の動きはテーブルで見えずとも、毛布に隠れた腕に力が入ったことは、なんとなく見て取れた気がする。) (06/14-02:27:02)
ロベリア > ?(瞬きに浅く首を傾げる。お礼を返されれば、何が可笑しかったのか口元を僅か吊り上げて) 傍に来て、何かを操作して……途中で何か、見たことのない石を、潰してて……(しかし魔道具や魔術といったものから縁遠い娘には、それらを「何か」としか説明できず。香りを確かめようとしていたのか、の言葉には、少しの間の後小さく頷き) ぅ…ん。そう、だったと、思う。ロベリアが気付いて、離れた時にはもう……(遅かったけど。そんな言葉を飲み込んだ) でも、最初に会った時は別に、平気だったの。だいぶ長いこと、抱き締められてたけど…(記憶を辿り辿り、話す。香りについて指摘されたのは、腕の中に閉じ込められてだいぶ経ってからだったが、香りそのものはずっと傍にあったはずだ。でもあくまでそれは、その時は、香りは唯の香りだった) (06/14-02:36:47)
イチイ > 何かを操作して…、見たことのない石を使った、と。(ふむ。見た事の無い石、の正体は判断が難しい。さりとて、少女の話を聞くに特殊な力を発動させていた可能性は、極めて高い。) …魔術か、術式か。何にしても「確かめようとしていた」ならば、ロベリアの香りが特殊であると気付いた人間なのだろうよ。そして、言葉通り「香りを確かめようとした」ならば、ロベリアの香りを増幅させた可能性が高い。(少女が言い淀む様子も、気にする様子はない。つまり、警戒が間に合わぬ程の早さで言葉通り「香りに毒された」と云う事か。ふーむ。) 抱き締めていても香りの正体を知れなかったのであれば、其れより強く香りを感じ取れる術を取るのは必然だろう。故に、相手の自業自得であってロベリアが思い悩む必要は無いだろうと思うのだけれど…、そうもいかないのだろうね。(カチャン、と音を立ててカップをソーサーへ戻す。己の口元へ手を運んで、唇のピアスを一つ外そう。) (06/14-02:47:59)
ロベリア > 増幅…?(そんなこと、出来るものなのかと。魔術というものは、元居た世界にも存在し、目の当たりにしたことも数える程だがある。が、そんな用途は思い付かなくて。 けれど相手の言葉を聞く内に、何か得心したのか、「ぁ」と声を漏らした。気付いたことか、思い当たったことがあるのだろう。赤い瞳が揺れて、きゅぅ と毛布を掴む手に力が籠る) ……フリッツは、知らないもの。(何を。色んな事を、だろう。意図して話していないことは、たくさんあるから。己のことを易々と明かすことは、元居た世界では死に直結するものだったから。あの平和な世界でも、未だその思いは消えていないから) …?(唇から外すピアスに気付けば、何だろうとそちらを見やり) (06/14-02:57:04)
イチイ > 此の世界にも似通った術が存在する以上、異なる世界にも在る可能性は高かろうね。(疑問げな様子には頷き返して。少女の反応に何某かの答えに辿り着いたらしい事を察すると、小さく息を吐いた。毒を有する者として身に覚えが無い訳では無いけれど、こうも思い悩むのは少女の性質か幼さの残る年齢か。) ロベリアに、一つとて咎は有りはしまいよ。(故に、男は平然とそんな言葉を告げる。外したピアスには蓋としての機能を持ったキャッチをきっちり嵌めて、ついと少女へ差し出した。) フリッツ…?とやらが、万が一にロベリアの毒に犯されていたならば、此れの中身を飲ませれば良い。それに限らず、望まず誰かの身を犯してしまった時にでも。(飲ませればいい、と。シンプルな銀細工のピアスの中には、一滴ほどの液体が入っているのだとか。) (06/14-03:06:58)
ロベリア > ……そう。(相手の憶測が正しいかは分からない。けれど色々と、合点のいくことがあったのだろう。それ以上は疑問を挟まず、静かに何かを思って瞳を伏せていた。慰めの言葉にも、反応しないまま。 けれど差し出されたそれには顔を上げ、そっ と両の手で包むように受け取って) 解毒剤…?(確かめるように相手の顔を見返して。今の今まで、唯のピアスだと思っていたけれど。 彼にも、そんなものを使う機会があったのだろうか。きゅ と手の中に収め、拳に視線を落とし。また顔を上げて) ありがとう、櫟。(眉を下げ、ながらも娘は小さく微笑んだ。感謝の気持ちを込めて) (06/14-03:16:30)
イチイ > (少女の小さな手に己のピアスを預ければ、伸ばした手を引き戻すのと同じく椅子から腰を上げる。問い掛けに少女の顔を見返して、少し考えてから頷いた。) 厳密に言えば些か異なるものの、そう大差は無かろうね。ロベリアの毒が私に効かない以上、それに解毒の効果は有る。(大丈夫、と。身を蝕む毒の要素は、瞬く間に消失してしまう筈。感謝の言葉には、浅く首を傾いで見せて) 礼を言われる覚えは無いよ。ロベリア、今宵はそろそろ眠るといい。(どうやら先日から思い悩んでいた風だったのは、これだったのだろうと。それを口にする事は、きっと心が疲れたでしょう。椅子から少女の華奢な身体を抱き上げようと) (06/14-03:22:47)
ロベリア > (毒を扱う者として、解毒の心得はない訳ではない。けれどこんな少量で行える程のものでもない。 一体どんなものなのか気にはなるものの、有難くそれはいただくようで) ロベリアが言いたいだけなの。いっぱい、ありがとうなの。(誰かに聞いてもらえただけでも、一人で沈んでいた時よりずっと心は軽くなった。ちゃんと知ろう。尋ねよう。彼のことが気懸かりであるならば。 そう思えた程に) ぅん。遅くまで――(ありがとう。ともう一度お礼の言葉を重ねようとしたところで抱き上げられた。いつもなら唯、きょとんとしていただろうが) ……ねぇ。今日はこのまま、一緒に寝てくれる?(きゅぅ。か細い腕を自ら青年の背に回して、甘えた声でねだろうと) (06/14-03:34:56)
イチイ > (少女の心中を察する事は出来ずとも、幾分か落ち着いた様子を眺めては大丈夫そうだと考えて。今度は、感謝の言葉には頷きを返しましょう。) それならば、如何致しまして。ロベリアの為ならば、一肌を脱ぎ骨も折ろう。(そんな言葉遊びめいた返答と共に、腕の中に納まった少女を抱いて扉へ足を向けるも束の間、突然のおねだりには珍しいとばかり赤紫の瞳を瞬いて少女を見た。ゆるゆる、少女らしく頼りない背を撫でて) …ロベリアの寝台よりは、私の寝台の方が大きいだろうかね。(ふむ。拒否、という発想すら無かった。傍らの自身のベッドへ脚を向けると、先に少女を其処へ降ろしましょう。それから、ブーツを脱いで寝支度を。) (06/14-03:43:40)
ロベリア > 頼もしいの。(近しい言葉は、これの世界にもあったのでしょう。そっ と口元に毛布を当て、はにかんだ。 ねだってから、僅かに朱に染まる頬。けれど今の体勢なら気付かれまい。細い背中を撫でられ、おねだりを受け入れてもらえれば、ほゎ と青年の肩に顔を埋めた。寝台へ降ろされれば、そろりとフード状態だった毛布を降ろす。晒された、普段はリボンのように巻いている包帯の下に当たる首筋には、刃で付けられたのだろう古い傷跡が見える かもしれない。ちょこんと座って、大人しく待ってる) (06/14-03:51:08)
イチイ > (愛らしい表情変化の諸々を見逃したなどと露知らず、一度ベッドから離れて脇に立てられた衝立の向こうへ姿が消えた。常の着物袴を脱いで、浴衣めいた夜着にてきぱき早着替え。さて、とベッドへ戻ったらば目に入るのは初めて見る気がする首筋。自身もベッドへ身を乗り上げるのと同じく、ふっと少女の頬へ手を伸ばして) お休み、ロベリア。(そのまま顔を寄せ、ちゅっと首筋の古傷へ口付けようとするようで。それは叶おうと叶うまいと、ちゃっかり少女を腕の中に抱き込んで一緒に布団に潜り込むのだとか。身長差約30cmのすっぽり感。) (06/14-03:57:37)
ロベリア > (お着替えの間も大人しく待ってる。じぃ と衝立の向こうの彼を。覗きはしないけど、子犬のように待ってました。 いつも夜着に着替えるのは、身に着けてるあれこれを外し無防備になるという意味でも本当に寝る前だけなので、首筋のそれを見たのは初めてでしょう。ふっ と顔に翳りが出来れば、「?」とそちらを見上げたところで) ひゃっ…(首筋に口付けられれば、唇の触れる感触に何とも女子らしい声が上がる。上げた後で、それを自覚して かぁぁっ と真っ赤になる。そしてそんな顔を見られまいと、自ら進んで青年の腕に潜り込んでいっただろう。しかしそれでもチラとは覗くだろう頬の一端や耳は真っ赤だ) ぉ ぉ ぉ おやすみっ(何とかそれだけは返して、後はひたすらすっぽり包まれ、顔を埋める。そのまましばらく、具体的には顔の赤みが引くまでは、ひたすら ぎゅっぎゅしていたのでしょう。そしてそのまま、いつしか寝入ってしまった予感) (06/14-04:10:09)
ご案内:「とある和洋館」からイチイさんが去りました。 (06/14-04:12:05)
ご案内:「とある和洋館」からロベリアさんが去りました。 (06/14-04:12:27)
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