room25_20140708
ご案内:「怨霊の館」にロッソさんが現れました。 (07/08-21:24:00)
ロッソ > (ギシッ ギシ ギシッ… 古びた木の床を踏む一人分の足音が、寂れた廃墟に鳴り響く。月明かりのみが窓からぼんやりと差し込む埃っぽい内装を見渡しながら、やってきた男は深紅の双眸を僅かに細めた) (07/08-21:29:14)
ロッソ > (一雨来そうだと予感した直後、立ち込める霧の中現れた廃屋。時空の歪みとは斯くも便利で都合の良い、そして残酷なものだと感じながら足を踏み入れてみれば、成る程、幸運の裏には代償が付き物だった。 尤も、今のこの男に、ホラーやオカルトの類が通用するか否かは微妙なところであるが…… ともあれ、玄関先に佇んでいるのも退屈なので、居るか居ないか判らない家主を探すべく屋敷の中を歩き出す) 【部屋がある。 中は――   血まみれの手形が部屋の壁一面に―― (07/08-21:37:25)
ロッソ > (一番近くのドアを開けてみる。ノック?なんだねそれは) ……何と……勿体無い (壁に塗るぐらいなら、新しい内に寄越してくれれば飲んだものを。すっかり酸化して黒くなった血痕を指先でなぞり、手を重ねるようにしながら、室内をゆるりと見渡してみる。夜の眷属ともなれば、夜目もよく利く) 【頭に斧の刺さった男がゆらゆらと近づいてくる―― (07/08-21:41:52)
ロッソ > (なんと、新しい血がそこにあった。男は一瞬驚きと喜びで瞳を見開いたが、しかし、次の瞬間には眉を顰め、瞳を元の鋭さに戻した) …我輩が望むのは穢れ無き淑女の血 貴様のように淀み腐った男の血など目に留まるだけで虫唾が走る (とても冷ややかな視線を送り、ここに居ても得られるものはないと踵を返して部屋を出た) 【地面に何か落ちている…。破れてボロボロになった御札だ…。 (07/08-21:46:34)
ロッソ > (廊下に戻れば、足元に摩れた紙切れが落ちている事に気付く。先程は無かったように記憶しているがと目を瞬かせるも、札の効果効能など和の知識に乏しい男には、その状態が如何に恐ろしいものであるか理解する由もなく) ……人の手が入れば此処も少しは見れたものになるだろうに (ハロウィンの時期なんか子供たちが寄ってきそうなものだが。人気の一切ない場所で詮無きことを考えつつも、更に奥へと進んでゆく) 【ひんやりと冷たい何かが、すぐ隣を通ったような…?! (07/08-21:56:02)
ロッソ > (風?はたと歩みを止め振り返ってみるも、汚れてくすんだ窓は開いていない。あちこちに張った蜘蛛の巣も、揺れているようには見えなかった。ふむ。 それ以上は特に何を思うでもなく、廃屋の更に深部へと進む) 【地面に何か落ちている…。破れてボロボロになった御札だ…。 (07/08-21:59:25)
ロッソ > (また紙切れ。よく見ると、先程のものとは違って 陣のようなものが描かれている。魔術効果のある何かだろうかと考えれば、悪魔や幽霊などのパラノーマルでアクティビティなものを連想するが、さて) 【何かが顔を触った!…と思ったらクモの巣だった… (07/08-22:02:17)
ロッソ > っ……。 (さわあっとした、なんとも嫌な感触。咄嗟に顔面を手で払うと、蜘蛛の糸が絡み付いてきた。忌々しげにそれを叩き落とし、懐から出した薄紫色のハンケチーフで顔を拭って) 【ひんやりと冷たい何かが、すぐ隣を通ったような…?! (07/08-22:05:34)
ロッソ > (いたら、またひんやりとした風。髪が靡く感覚もなければ、やはり、ゴーストの類の仕業なのだろう。彼らとすれ違う時は、決まって雪に埋もれたような冷たさを感じるのだ。 ハンケチーフを懐にしまい、ギシ、ギシ、再び歩みを始める) 【突然誰かに片足を掴まれた!! (07/08-22:08:23)
ロッソ > ! (歩いてる最中に足を掴まれればそりゃよろけもする。バランスを崩しあわや転倒、というところで何とか壁に手を着いて) ……人が歩いているところに手を出すとは余程踏まれたいようだな (ふっくり振り返りながら、蛇が地を這うような、溶けたミルクチョコレートのような声調で告げる。も、その姿は男の視界に留まる事などないのだろう。 真正面から出てこれんのかまったく) 【暗闇から突然何か飛んできた。 ―ぺた・・・っとワカメが張り付きます (07/08-22:15:01)
ロッソ > (飛んできた。わかめが。そして振り返ったままの男の顔にべしょっと張り付いた) …………。 (ワナワナ) (07/08-22:16:32)
ロッソ > (わかめを掴み、床に投げ捨てる。再びハンケチーフで拭う額には青筋が立っていたりいなかったり) 【前の通路からゾンビがザワザワと近づいてくる…! (07/08-22:17:50)
ロッソ > (そこへ現れた生ける屍。今度は真正面から出てきたらしい。その数は) [6面1個 4=4] (07/08-22:19:46)
ロッソ > (4体。近付いてくれば腐臭と呻きが一層強まり、男の眉間に刻まれた皺もまた一層深くなった。ハンケチーフを懐にしまい) 我輩の前に出ようと言うのなら先ずは身なりを整えてからにするのだな フラーマエルプシオ! (薙ぎ払う右手、弾ける赤い閃光、発した呪文は嘗て男が用いた魔術のそれだが、身体が違う今、同じ効果が得られるか否か── 1、同様の効果が発動 2、不発 3、まったく違う効果が発動) [3面1個 2=2] (07/08-22:31:27)
ロッソ > <<ぷしゅん…>> (食い違った魔力と呪文。魔術は不発に終わった) !! (何たる失態。押し寄せるゾンビ4体は猛然と男との距離を詰め、腐乱した手を、口を、新鮮な肉を求めて伸ばしてくる。 当然黙って喰らってやる義理がなければ趣味もないので、それらを寸でのところで擦り抜けながら、じりじりと後退していくよ) (07/08-22:36:15)
ロッソ > (転換の魔術は上手く扱えたのに、こういう時に限って失敗するのは、多分、依り代となっている男の影響なのだろう。純粋すぎる不純さに心中で呆れかえりながらも、このまま下がればある筈の出口へと、じりじり、じりじり。派手に動いて、万が一にもあちらに走られては面倒だ。トップアスリートよろしく全速力だったら、もう追いつかれる気しかしない) 【ほっぺたに何か冷たいものが触れた。 (コンニャクに触れます) (07/08-22:41:58)
ロッソ > !!? (ぺにょん。頬に当たった冷たく柔らかな、しかし弾力のある感触に思わず仰け反り壁に背を付ける。べしょっ、その場に落ちたのは一枚の板こんにゃくだった。初めて受けた衝撃に何だこれはとまじまじ眺める暇もなく、近付いてきたゾンビ達が一斉に襲い掛かった! ──こんにゃくに) (07/08-22:45:48)
ロッソ > (ぷるぷるうまうま。ゾンビは血で血を洗いながら、こんにゃくを、時には互いの肉をちぎり奪い合っている。何だこれは) ……くだらん (いかんともし難い光景に、男は一言吐き捨て、出口へ向かって歩き出す。雨はまだ、降っていない。  廊下の隅で小さく小さく微笑む子供の姿があったなど、廃屋を出た今となっては知る術もなく──) (07/08-22:50:30)
ご案内:「怨霊の館」からロッソさんが去りました。 (07/08-22:50:33)
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