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ご案内:「※赤土の荒野」にGMさんが現れました。 (07/19-21:00:06)
ご案内:「※赤土の荒野」に卍さんが現れました。 (07/19-21:01:23)
ご案内:「※赤土の荒野」にシャルロッテさんが現れました。 (07/19-21:02:04)
娯暮雨 > pl:ちょと、お初なのでNPCテストでござる。 (07/19-21:02:26)
GM > PL;失礼しました。では、導入に入ります。よろしくお願いいたします! (07/19-21:04:59)
卍 > pl:宜しくお願いします!(ドキドキ (07/19-21:05:16)
シャルロッテ > PL:了解しましたー (07/19-21:05:42)
GM > 鈍色の薄雲に覆われた空から届く朝日は、ささやかなものだった。赤褐色の大地には、あちらこちらに隆起した巨大な岩がある事を除いては、1本の枯れ草も、枯れ木すら生えていない。その上を乾いた風が通り過ぎて砂塵を巻き上げる。生気らしきものがどこからも感じられぬその土地は、まるでいつからか時が止まってしまったようだった。 (07/19-21:06:08)
GM > 現地へは、巨大な朧車二台で移動する。一台目には、これから張る結界の内側で直接鬼と対面する者達が乗り込む。二台目には、外側で待機し、結界の崩れを防ぐ者達が乗り込んだ。車内には、妖鬼隊隊長の伍尭を始め、妙河、娯暮雨、芹、それと、元妖鬼隊のおじいちゃんの姿がある。 鈴代と奈豆奈の姿は見えぬから、きっと二台目の朧車に乗り込んでいるのだろう。 (07/19-21:07:25)
GM > ≪カラカラ ・・ カラカラ ・・ギ ・・ ッ≫ (07/19-21:08:25)
GM > 回り続けていた車輪の音が止まった。皆が赤褐色の大地に降り立てば、朧車は砂塵に紛れて溶け消えた。伍尭の下知を合図に、娯暮雨を除く妖鬼隊がまったく同じ印を切る。すると、周囲に幾千もの光の点が浮かび、次いで点同士をつなぎ合わせる六角格子が張り巡らせたドーム状の結界が張られ、直ぐに目には見えなくなった。尤も、卍やシャルロッテの立っている場所からは、その目でドームの端から端までを捉える事は出来ない。外に控える者達の姿も見えぬだろう。結界内には十分な空間がある。 (07/19-21:10:05)
卍 > (男はと言うと、一行とは別に徒歩で現地へ向かっている。敢えて飛行する事も走る事もせず、一歩ずつゆっくりと。) (07/19-21:10:28)
GM > (結界内のほぼ中央には、目を閉じ横たわった娯暮雨を抱いた妙河が立つ。伍尭と芹はそこから5m程離れた位置に。おじいちゃんは10m程離れた位置に立った。) (07/19-21:13:20)
卍 > <ザッ。>(背後遠くに結界の張られる気配。男は妖鬼隊一行の姿が見える場所で足を止めると、妙河の手に抱かれた妻の姿を一瞥、それから視線を上げた。) (07/19-21:14:59)
シャルロッテ > (少女は伍尭の横に立ちながらリラックスした表情で腕を組みながらじっと娯暮雨を抱く……見知ったばかりの誰かを見つめていた)((確かあれが娯暮雨のお兄ちゃんだったっけ)) (07/19-21:16:10)
伍尭 > …さて、準備はいいかな?(皆の位置を視線でとらえる。卍の姿が現れると、のんびりとした口調でそう問うた。)>ALL (07/19-21:16:55)
卍 > ―何時でも。(短い返事。これから戦えるのか。そう思わせる程男の表情は静かで、しおらしくさえ見えるかもしれない。) (07/19-21:17:47)
妙河 > (身を抱く兄の面はいつもと変わらぬまま。背後に現れた卍へと顔を向けると、じ。と見詰めた後、頷く様に小さく頭を下げた。シャルロッテの方にも顔を向けると、同じようにして。腕の中の妹は、苦しむ様子もなく、眠っている様に静かだった。) (07/19-21:19:27)
卍 > ―(妙河の視線を受けると、男はゆるりと微笑し、一度小さく頷いた。) (07/19-21:20:51)
妙河 > …いいぜ、とっとと終わらせよう。(卍を一瞥した後、娯暮雨の方を向き直る。金棒を持つ右腕に賽子のチェーンを巻き付け、体の力を抜いた。) (07/19-21:21:05)
シャルロッテ > ん、問題ないわ(ひらりと手を振った) (07/19-21:21:14)
GM > pl:ミス!妙河→芹です。(ごめんなさい (07/19-21:21:54)
おじいちゃん > …ワシはいつでも、万端じゃ。(十字羯磨を両手に構える。いつもぷるぷるしているおじいちゃんの体の震えが、止まった。) (07/19-21:22:42)
妙河 > (男の面の表情は変わる事はない。)卍殿、妖気を。(と、妖気の解放を求める。さすれば、鬼はおびき出される筈なのだ。妖孤の封印さえ、解かれたならば。) (07/19-21:25:21)
卍 > (妙河の言葉を受け、男は一行から10m程距離を取る。)―余波までは考慮しねェゾ。(一呼吸。男は長い間妻の身に潜み続けて来た相手への『憤怒』を解放する。)<バチバチッ―>(何も無い空間に黒い稲妻が発生する。以前に芹と手合わせた時とは質そのものの違う不気味な闘気。身内には使えない気と言うモノがある。)――ッ!!!(次の瞬間、男の中の妖気は爆発を起こす様に急激に吹き荒れる。) (07/19-21:29:14)
シャルロッテ > (嵐ともいえる吹き荒れるその妖気に髪がばたばたとたなびく、目を細めながら邪魔な髪を避けつつ少女はただ、娯暮雨の方を見つめ続ける) (07/19-21:32:03)
伍尭 > いやぁー…。こりゃあビリビリ来るなァ…。(二…と口角を持ち上げて。マントの衿が何度も顔を打つわ前髪が荒れて前が見えぬわ。それでものんびりした調子は崩さぬまま、シュッと印を組んでおじいちゃんの周囲に結界を追加した。)さぁ、シャルロッテ。用意はいいな? (07/19-21:32:58)
狐 > (卍の怒りが解放されるや否や、娯暮雨の体からしゅるりと絹衣のような動きで白い狐の姿が抜けだした。9つの尾の先へ行くほど透き通ったその姿は、霊体と呼ばれるものなのだろう。) (07/19-21:35:08)
シャルロッテ > 用意できてないから延期しよう!……って言える状況じゃないでしょ?覚悟はできてるわよ(軽く肩をすくませながら、へらりと笑う。いつもの調子を崩さないように) (07/19-21:35:29)
卍 > (抜け出す狐を目にすると、男は両目を細めた。)((タスキは勝手に受け取るからな。))(男は闘気が緩まぬ様、再び目の前の出来事に集中する。) (07/19-21:37:06)
娯暮雨 > (妖気が吹き荒れる中、「鬼を封じる者」が体外へと出たならば、体に浮かぶ漆黒の痣が肌の表面でふつふつと湧きたつ様にうねり、徐々にその激しさを増していく。)―…っ … (心の臓と全身を襲う激痛に、力の入らぬ身を悶えた。苦痛の荒波の如く渦巻くその痣は、瞬く間に全身を闇に染め、埋め尽くした。そして―…) (07/19-21:37:33)
GM > “鬼”は墨の飛沫の如く、娯暮雨の体から剥がれる様に四散した。“ソレ”が持つ性質なのだろう、結界内を覆う空気が更にその不気味さを増し、禍々しく淀んでいく。そして瞬く間に上空を濃い暗雲で覆い尽くした。鬼が四散したのを引き金に、予め組まれていた術が発動し、娯暮雨の周囲には結界が張られる。その内側から、妙河が更に結界を重ね、より強固なものとした。この二重の結界を解かぬ限り、鬼は二度と娯暮雨の体に戻る事は叶わぬだろう。 (07/19-21:41:25)
GM > その娯暮雨の斜め後方の一か所へと集まった暗然たる漆黒は、互いに粘り着き、だんだんと人らしい―…否、2つの角を持つ鬼の形を成していく。どろりうずりと膨らんで、しまいには2mを超す塊となった鬼の表皮は、まるで死墨に覆われたかの様にドロドロとしているが、目、鼻、口の凹凸は判別できるだろう。 (07/19-21:42:46)
卍 > ――((会いたかったぜ…!))(飛び出した鬼に呼応する様に高まる男の妖鬼。男は己の内で膨れ上がる恐怖を、鬼に対する『憤怒』と『憎悪』で克服したのであった。) (07/19-21:42:49)
卍 > pl:妖鬼⇒妖気 汗 (07/19-21:43:30)
伍尭 > 上出来だ。(シャルロッテの返答に、笑みを湛えたまま、姿を成して行く鬼を見据えた。現れた鬼の周囲を妖孤が螺旋を描くように漂っている。おじいちゃんは、既に呪文を唱えはじめているのだろう、皺だらけの口をもごもごと動かていた。) (07/19-21:45:28)
シャルロッテ > (淀む空気、圧迫感のようなものを感じるそれに少女は困ったなとため息を一つついた。そして姿を現したその鬼へと視線を向けるとゆっくりと足を踏み出した)久方ぶりの外の空気はどうかしら?見たところ掃除もできず、お風呂にも入れてなかったみたいだからまずはそっち用意しようか?(はろーと気軽にひらひらと手を振りながら少女は鬼へと近づいていく) (07/19-21:46:04)
鬼 > (鬼は、地面から1m程浮き上がった状態で、悠然とした動きで己を囲む者達を見渡した。そして、卍へと視線を定め、暫しの沈黙。禍々しい空気は、濃度とその重圧を増すばかりで、薄れる気配はない。)―…今晩ハ。(近寄って来たシャルロッテの方へと顔を向けた。その声は、まるで捩れた声帯から絞り出されているかのように歪んで聞こえる事だろう。) (07/19-21:48:07)
卍 > (シャルロッテの行動には目もくれず、男の視線は鬼に固定されている。すぐにでも跳び掛からないのは、あくまで彼等との約束を守らんが為だ。GOサイン、ソレだけが男の拳を抑えている。) (07/19-21:49:15)
娯暮雨 > (鬼の剥離が成功した事で全身の痣は消え、頭に生えた2本の角も元の小ぶりなものへと戻っていく。苦痛から解放された痩せた身体が、妙河の腕の中に横たわった。) (07/19-21:49:16)
シャルロッテ > (いきなり殴り掛かられるかなと思ってた少女は予想と違う言葉が帰ってきてきょとんと目を丸くした後、あははと笑った)これは失礼したわね。こんばんは。私はシャルロッテ=メイ=レーベンツァーン。超天才美少女魔術師……まぁ、超天才美少女陰陽師と似たようなものだと思って頂戴(自己紹介をしながら鬼へとくすりと笑いかけた) (07/19-21:51:43)
芹 > 娯暮雨ん中に居る内に言葉を覚えたか…。(気に入らなさ気に眉を寄せ、ぐ…と金棒を握る拳に力が籠った。今、自分に出来る事は待つ事だけだ。) (07/19-21:52:47)
鬼 > あア、知っテいル。シャルロッテ。(徐々に鬼は多弁になり始める。口であろう顔の切れ目が裂けて閉じてを繰り返し、漆黒の糸をひいた。)ワタシハ、鬼だ。―…その昔。ワタシは、多くの命を殺めタ。言葉ヲ持たヌ私二ハ、他者トの関わリガ、この上なク困難だっタノダ…。(そして微笑むシャルロッテから視線を外し、その視線はまた、卍の方へと注がれる。) (07/19-21:55:52)
卍 > (鬼の言葉はこの男にはどうでも良い物だ。GOさえ掛かれば躊躇なく殺しに掛かるだろう。ソレは言葉よりも雄弁に、放つ闘気が物語っている。) (07/19-21:57:18)
シャルロッテ > (言葉を持たなかったという鬼にふむと一つ頷いた)なるほどね。物事の正邪はおいといて原因としては納得できるしわかるわ。言葉を持つ者同士だって分かり合えない事があるし(少し自嘲するように軽く肩をすくめた) (07/19-21:59:31)
妙河 > (言葉を交わす鬼とシャルロッテの直ぐ傍で、男の妖気がふわりと高められた。しかしそれは外へと放出されるでなく、ただただ娯暮雨へと注がれている。) (07/19-22:00:19)
鬼 > 全テは、ワタシの身ヲ蝕ム闇のせいダ。私ガ人に近付くト、その瘴気にあテラレテ、誰も彼もガ死に絶えタ。ワタシハ、決しテ其れヲ望んでナド、イナかっタ。然シ…お前ハ、お前ダケハ…ワタシヲ救うト言っタナ。シャルロッテ。私ハ、過去ノ愚行を、ソシテ罪をコノ十九年間、顧ミ続けタ。ソシテ悟っタ。変わラネバ、ト。(尚も視線はシャルロッテを見ないまま、鬼は拙い言葉を紡いでいく。) (07/19-22:02:37)
シャルロッテ > んー……そこは私じゃなくて貴方の宿主だった娯暮雨に感謝しなさい。あの子が貴方を許すと…そう言ったから、私も変われた(心の底から微笑みかけながら近づいていく。そして右手を差し伸べるようにだした) (07/19-22:06:19)
鬼 > (漸く、鬼は卍から視線を外す。そして、シャルロッテへと再び顔を向け)―アア…ソうダッタ。お前の他二モまだ居タナ。ソれラシい理由をつけレバ、直グに分かった様ナ顔をしやガる莫迦な女が。(ぞるり、蕩けた右肩を支点に、鞭のように撓る腕が振るわれた。差し出された右手を掠め、そのままそこを動かなければ、鋭く伸びた爪で、腹部を横凪に削がれるだろう。)>シャルロッテ (07/19-22:11:57)
シャルロッテ > (ああ、正直嬉しかった。そこを不意をつかれてしまった。咄嗟に飛び退るものの初動が遅れ、服を引き裂き腹部より血が吹き出す)……これは、そうとうきつい教育が必要そうね(ため息をつきながらも腹部に手をやって治療の魔術を開始、運良く内蔵まで達することはなかった傷はとりあえず塞がるだけ塞がった) (07/19-22:17:28)
妖孤 > おのれ貴様…っ!!(ぶわり。体中の毛が逆立ち、琥珀色の瞳の瞳孔が開いた。鬼が振るった腕の動きには間に合わぬも、鬼の周囲に描く螺旋を縮小すれば、「鬼を封ずる者」の妖気を一気に解放せんと) (07/19-22:18:40)
卍 > (妖弧の放つ気は、『邪鬼』の類である男にも少なからず影響を及ぼした。両手を交差して放たれた気を防御すると、静かに事の成り行きを見つめ。) (07/19-22:20:28)
伍尭 > ≪ パン ≫(と男は顔の前で柏手を打つ)よォし、決めた。今日はこれから鬼退治だ。(軽い調子のその声には、少しだけ残念な色が滲む) (07/19-22:21:35)
シャルロッテ > あーいいのいいの。油断して騙された私が馬鹿なのよ(鬼を見据えながらひら、と妖狐へと手を振った)……これを改心は骨が折れそうね(ため息をつきながら、伍尭の声を聞いた。残念だがそれが正しい、自分には止められない)まぁ、それでもまだ終わりじゃないし…全力でやってみるしかないわね…… (07/19-22:24:44)
伍尭 > ひひ…っ。(伍尭の言葉に、引き攣ったような笑い声を漏らす。果たして退治されるのはどちら側か)ソウ、“俺”は悟っタ。貴様らクズどもの命等奪っテ何の足しにナる。…ナァ、教えテくレ。シャルロッテ。心がねェ場合、どウヤッテそれを改めたラ良イ?(シャルロッテへと左手の爪を凪いだ後、伸びたバネが縮むようにして戻ってきた拳をそのままの勢いで妙河の抱く娯暮雨と叩きつけようと。)≪ギィン―!≫(しかし、握った状態で優に人の顔の大きさを超える巨大な拳は、妙な衝撃音と共に結界に弾かれた。)あア、ソういや結界がドうこウ言っテやがっタな…。(弾かれた腕を引き戻しながら、鬼は酷くつまらなそうな顔をした。) (07/19-22:26:27)
卍 > ――まだ下らねェゴタク述べンならテメェごと殺すぞ。(元よりこの鬼を活かして帰すつもりなどハナから無い。これから始まる戦いにおいて妙な横槍を入れれば巻き添えも辞さない、と、男なりの警告だ。)>シャルロッテ (07/19-22:26:29)
GM > pl:ミス…!伍尭→鬼 です…!(平伏 (07/19-22:26:59)
卍 > ―茶番は済んだか?だったら俺の相手をしてくれよ。(顎をくくっとあげ、見下ろす様に言葉を吐けば、嘲る様に上げた口端。)>鬼 (07/19-22:27:29)
鬼 > 封じラれタのがこノ女の体でなケりァあ、俺は孤独なままダった。(ぐるん。首を捻って卍を見る。)これデも感謝シてんノさ。だかラよぉ…折角、無残ニ腐り落ちる前に塵にシてやろウと思ったンだガ…。仕方ねぇ。(目が合った。こっくりと鬼は頷く。)臭う…臭ウぞ…血の匂イにハラワタノ匂い…。卍。俺は、ズうーっとお前にこうしテ会いたカッタ。(その声は、歪ながらも体の奥底から沸き立つ喜びに溢れていた。ぐりゃり、大きく裂けた口が笑った。)お前と俺とは良く似ている。俺には分かる。>卍 (07/19-22:30:53)
シャルロッテ > (心がない?有り得ないと思いながら肩をすくめた)心がないなら、心を生み出せばいいだけの事。まぁ、悪意という意識がある時点で心がないなどというのは馬鹿げた話なんだけど(とため息をつきながら首だけ卍に振り返って)こっちも勝手にするから勝手にしなさい。下らないとはわかってる。それでも約束を違えるわけにはいかないのよ(損な話だとため息をついた) (07/19-22:32:49)
鬼 > (ズ…と鬼の立つ足元から、地面が闇に侵食され始める。赤い土はぶすぶすと煙を吐き出しながら、燃えるように黒い墨と化してゆく。ウゥウウウゥ…と数多の隆起した岩の隙間に吹き込む風は、悶る女の呻き声の様だった。) (07/19-22:33:14)
卍 > 否定はしねェよ。(一緒にするな、と憤慨する気さえ起らないのは、男自身が己を殺したい程卑下して居る事が理由だった。両手の平を数度開閉してから視線を上げ。) ――たった一つ違うのは、その莫迦な女にオメオメと封じられるほどお前は弱く、お前と違って俺は強ェ。それだけだ。(男はこの上ない侮蔑の視線と共に、嗤った。)>鬼 (07/19-22:34:08)
鬼 > 俺ガお前に救わレるんだよナァ?ひひひ…っ。だったラ!!「救っテくれ」よシャルロッテ。大勢ニ囲まレテ、「頼れル」相手もイない。可哀そウナ俺を!ソうスりゃ、俺ハ漸く…お前の事を“心”から「信じられる」。(愉快気に歪む鬼の横顔。鬼はただ、卍を見つめている。)>シャルロッテ (07/19-22:35:50)
卍 > ソイツと共に心中する覚悟が、あるって事だな?(この場において相手の言動は、そういう事だ。この鬼を改心させるならそれだけの覚悟はあろう。男はそれっきり、言葉を発する事は無かった。)>シャルロッテ (07/19-22:38:03)
鬼 > ―アレは唯の器に過ギん。俺を封じた気になって、ただタだ操られテいた莫迦な女だ。(そんな視線を向けられても、怒る様子もなく、ただ愉しげに表情を歪ませて)…デ、テメェは何を結界で守っていヤガる?ソリゃあもう、ただノ抜け殻ダがよ。お兄ちゃン。(実に卑しい笑みを浮かべると、声だけを妙河に向ける。)>卍 (07/19-22:40:01)
芹 > …っチ(鬼の周囲の死に逝く土壌に眉を寄せ、左手で印を組む。右腕に絡めた賽子のチェーンが捻れ、四の目が全て外側を向いて淡く光った。その手に持った金棒を振りかざすと、鬼の足元に目掛けて一息に投げつける。)≪ザシュ!≫(地面に深く突き刺さった金棒は、鬼の半径2mを超える土壌への闇の侵食を押さえ込んだ。) (07/19-22:41:23)
卍 > (隠し切れぬ怒りが男の頭髪を逆立てる。)――クカカッ、嫌いじゃねェ下衆ッぷりだぜ?オマエ。確かに仲良くやれたかもしれねェな? ―娯暮雨を器に選んだ。ソレがオマエが今日、ココで死ぬ理由だ。<ゴォッ――!>(男の我慢は限界点に達する。闘気が、増す。) ―伍尭…!もう良いな…!?>鬼・伍尭 (07/19-22:43:06)
妙河 > …息を、していない。(まるで眠っている様な妹の姿を見降ろしたまま、兄はただただ妖気を送り込み続けていた。ぴしっ…と娯暮雨の角に亀裂が走る音。) (07/19-22:45:26)
卍 > ――!?(妙河の呟きに男の視線が娯暮雨へ移る。死地に於いて、最もしてはいけない行動だった。)>妙河 (07/19-22:46:32)
シャルロッテ > (本気か嘘か……ああ、こんな嘘に娯暮雨ならどう答えるのだろうか…騙されるんだろうなぁと思いながらくくっと笑う)私の手を取るなら。私とともに歩む気があるなら……それも叶えてあげるわ。だけど、その前に貴方には気づく必要のあることがある(鬼を見据えたまま)>鬼 (07/19-22:46:34)
妙河 > 俺タチはもう十分仲良しジゃねぇカ、卍。(ククっと笑う。掲げた右手。その手の内には、弱弱しく拍動しながら光を放つ、小さな蒼い宝珠が握られていた。)今度ハコノ女を俺の中に沈む番だ。(心臓。魂。妖気。呼び方はいくつか有ろう。鬼はそれを口の中に放り込むと、ごくり。生々しい音と共に、死墨のような体内へと飲み込んだ。)アア、手加減なシダ。(空っぽになった右手をのばす。まるで槍の様な鋭さで、一気に目前の男の腹を貫こうと)>卍 (07/19-22:52:34)
GM > pl:ミス。(妙河→鬼 です…! (07/19-22:53:08)
シャルロッテ > (卍へ放たれる槍のような右手に向けて左手を向ける。そこからプラズマを発する雷球がその右手を焼き尽くさんと迫る)そんな簡単に成し遂げられることじゃないのはわかってる。この命、今宵限りよ……でも、先に貴方はやる事ができたんじゃないかしら?少なくともその間の時間稼ぎ程度にはなるわよ。>卍 (07/19-22:54:05)
卍 > …テメェ。 …伍尭。アイツが飲み込んだアレを取り戻せば、娯暮雨は元に戻るか。(返事を聞くより先に、男の体は強烈な一撃をまともに喰らって吹き飛んだ。動揺、焦り。それらが目の前の戦いに集中する力を男から奪っていた。この戦いにおける躊躇の無さ、その点で男は鬼に対して大きく劣っていた。)>鬼・伍尭 (07/19-22:55:46)
芹 > …っ卍!どこ見てやがる!!(衝撃を受けながらも、叫んだ。吹き飛ぶ卍を受け止めるようにして、ぽんっと白い毛むくじゃらの妖怪、毛羽毛現が飛びだした。少しはその衝撃を、受け止める事が叶おうか)>卍 (07/19-22:58:57)
鬼 > ひひ ひ…っ。何ダ、聞いておこウ。(吹き飛ぶ卍を見送って、顔も見ずにそれだけ言った)>シャルロッテ (07/19-23:00:28)
シャルロッテ > そんな簡単に成し遂げられることじゃないのはわかってる。この命、今宵限りよ……でも、先に貴方はやる事ができたんじゃないかしら?少なくともその間の時間稼ぎ程度にはなるわよ?(娯暮雨の方を指差しておいて)>卍 (07/19-23:00:54)
シャルロッテ > 痛みを知れ(そう言いながら少女は一歩、また一歩とゆっくりと鬼へと歩みを進める)>鬼 (07/19-23:01:43)
卍 > …っ。悪い。 情けねェな、俺は。(受け止めてくれた妖怪に笑みを向け、口元の血を拭った男は更なる怒りを糧に立ち上がる。 消失。以前よりも更に増した速さと重さによる正面からの連撃。体に漲る力は以前にも増して充実し、何ら問題は無い。しかし、何かが違う。初めて男の戦いを見る妖鬼隊の面々に『こんなモノか』と思わせる様な、何か。かの霧の竜から言わせれば『あんなモノは卍では無い』と言った所だろう。体の動きには何の問題も無いのにだ。妻の死を目の前にし、男の最大の燃料である『狂気』が、発現出来ずに居た。)>鬼・ALL (07/19-23:02:53)
鬼 > 戻らねェよ!!(伍尭に向けられた問いに、嘲笑う様にして答える。)あノ脆弱な体に返したとシて、抜け殻である事ニ何ら変わりハない。言ったロ?そノ女の体ハ俺が動かしテたようなモンだ。お前達の知ル「娯暮雨」ハ、もう何処にモ居やしネぇ。考えテも見ロよ。お前ノような狂っタ鬼に、心ヲ寄せる女ナど居るもノか。頭ガ逝かれてようがそのくラい、分カるだろ。…なァ、卍。テメェの放つ殺気に焦がれテタたのは、そノ女じゃなくテこの俺だ。(ゴポ、と死墨に覆われたような身体が凸凹に隆起する。)>卍
(07/19-23:04:36)
卍 > ―テメェに聞いて無ェンだよ。(その姿は相手の背後。大きな怒りによって相手の後頭部へ打ち付けられる拳は、衝撃波だけでも地盤を叩き割る威力が在る!)>鬼 (07/19-23:06:31)
鬼 > それも、テメェが教えてくれルのか?優しイねェ。シャルロッテ。(ぞるり、其方へと腕を伸ばそうとした所で、卍の拳によって前のめりに倒れ込み、地に伏せた。どろり、身体が少し地面に広がる)>シャルロッテ、卍 (07/19-23:08:55)
伍尭 > 卍君!芹!動じるな。器が封じるのは鬼だけだ。あの子が自ら闇に呑まれない限り、鬼を封じさえすれば、娯暮雨の魂は取り戻せる。 (07/19-23:10:25)
卍 > ――ッ。(起き上がる隙など与えない。手の平を相手へ向け魔弾を構築―しかし。鬼の体内には妻の命が捕われている。鬼の言葉は、男の心をキツく攻撃し、その行動を完全に縛っていた。―金縛りにあった様に動けず、距離を取る他無かった。)>鬼 (07/19-23:10:46)
卍 > …。(伍尭の言葉、鬼の言葉、信じるべきはどちらか、明白だ。しかし鬼の言葉の説得力は、何だろう。男には、鬼の放った言葉が真実の様に感じられてしまう。 ―心の弱さ、完全にそこを衝かれた。)>伍尭 (07/19-23:12:26)
シャルロッテ > そのつもり……なんだけど(が、卍の一撃で倒れ伏すのを見て考える。追撃の一撃を打てなかった卍の動揺やおかれている状況も考える)……さて、どうしようかしら?(腕を組みながら地面を広がる鬼の体へ視線を向ける)>鬼 (07/19-23:14:56)
伍尭 > …ダ、ソウだ。良かったナァ、芹。俺ヲ封じテ娯暮雨が戻れば、ソイツはモウ余所者に傾倒すル事も無い。優シい言葉を掛けてやレバ、直ぐにお前ニ傾クさ。絶好ノ機会だロう。(地に伏せたままにやにやと、嫌らしい笑みを浮かべる。ぐにゃりと右肩を可笑しな方向へと曲げ、魔弾を気にする様子もなく後方の卍の手首を掴んだ。そのままでは、掴まれた箇所はぶすぶすと炭化していく事だろう。身体をひねり、仰向けになる。)なァ卍、ソッチの方がアノ女も幸せになれると思うだロ?(ね?とぐにゃり。首を傾ぐ)>卍 (07/19-23:16:19)
GM > pl:ミス!伍尭→鬼 です。 (07/19-23:16:56)
芹 > …は、ホンっマ胸糞悪ぃ野郎やなァ…。ちっとは黙っとれんのかい…。(薄らと乾いた笑みを浮かべ)卍、とっとと終わらせっぞ。 (07/19-23:19:00)
卍 > ――(怒りは臨界点へ達し、男の中に『あの日』と同じ狂鬼が蠢くのを感じた。己の身を破滅へ導くあの鬼だ。怒りのままに魔弾を放てば妻の命を消し去ってしまうやもしれない。爛れて行く腕の痛みさえ忘れ、男の思考は完全に迷路へ迷い込んだまま、―動けない。 動けない。)>鬼 (07/19-23:19:03)
伍尭 > …卍君。君は、君を信じればいい。(男の動きに、迷いが生じているのは明白だった。それだけ告げて、チラリ。おじいちゃんの方を見る)親父さん。もう良いか。>卍 (07/19-23:21:32)
卍 > ――ッ クッ…!!(鬼の手を振り払い、後方へ飛び退こうと。伍尭の言葉で我に返る事は出来た。だがそれだけだ。) (07/19-23:24:29)
鬼 > どォシた、卍。腑抜けやがっテ…。テメェは出会った頃が一番良かッた。なのニ今のお前ハ弱サト来たら…。ナァ、俺をガッカリさせテくれるな。昔に立チ返れ。思イ出セよ。お前はどんな奴だっタ…?どんな目をしテていた?意味モなクどれだケ殺しタ?!(掴んだ手首を引きよせる。魔弾がズ…と胸部を焦がしながら沈んだのも束の間、角の生えた額を硬化させ、強烈な頭突きをお見舞いすしようと。)>卍 (07/19-23:24:57)
鬼 > (頭突きは卍に届かなかったのだろう。そのままの勢いで立ち上がると再び卍と対峙する。シャルロッテの言葉には、何も返さぬまま)ひひひ…っ。死に底無いの女狐と、老いぼれ坊主に何が出来る。あレっぽっチの甕などに、こノ俺が封じられると本気で思っているのカ。しゃらくサい。 (07/19-23:26:57)
卍 > ((あァ。 ―テメーの言う通りだ。))(一歩。鬼へ向けて踏み出す。荒れ狂う様な怒りの気が、妖気さえも一切無い。身を護るモノが何も無い様な空っぽの状態で、男は鬼へ向かって歩き出した。) ―お前の言う通りだな。殺せ、避けはしねェよ?(―たった一つの、賭け。)>鬼 (07/19-23:29:28)
おじいちゃん > (伍尭の問いに、コクリと頷く)さて、何が出来るかのぉ…。どれほど時が経とうと諦めなんだら…、挑む心さえ失わずにおったなら、こんな老いぼれにも出来ることはあるじゃろう。…狂鬼。お前を捕り逃すんは今日で仕舞いじゃ。覚悟を決めよ。 (07/19-23:30:46)
シャルロッテ > (おや、空気が変わった?と思った少女。なら、自分は見届けよう。約束を違えることになるかもしれなくても) (07/19-23:33:40)
蟹坊主 > 無謀な手に出ましたな。卍殿。(ぽん、と卍の頭上に煙が上がる。ぽとり、小さな何かが落ちて、小さな声が聞こえただろう。)この蟹坊主、何かあった時はお役に立ちましょう。お供いたしますぞ。>卍 (07/19-23:34:57)
卍 > …ソコに居れば死ぬぞ、少し、預けろ。 (最後の言葉は相手にだけ聞こえる様に小さな声で。)―死ぬ気は、無ェさ。(ソレだけ言うと妙河の元へ蟹坊主を放り投げ。)>蟹坊主 (07/19-23:36:12)
鬼 > 残念ダよ。卍。お前は変わっチまっタ…。(大きなため息をつき、手の平を卍の目前へと差し向ける。ぞる、と手の平が波打って、体を形成している死墨の様な淀みを噴出させる。そのまま、覆ってしまう気で)>卍 (07/19-23:39:12)
蟹坊主 > あ~れ~~…(簡単に投げ出された蟹坊主。結界をすり抜けて、妙河の頭の上に落ちた。) (07/19-23:40:35)
卍 > ――!!(淀みの中に沈む男。強い痛みが襲う。)((もっと、もっとだ。)) …どォ…した? 俺を殺せば…お前の行く手を阻む者はいねェ。 …それとも、怖いか…?自分に似たモノが、居なくなるのが怖いのか。>鬼 (07/19-23:41:39)
妖孤 > ―…ああ、お前の言うとおりだ…。(さらに螺旋を縮めつつ、ぐるりと鬼の動きを封じるように巻き付きながら下降して、おじいちゃんへと深く頭を垂れた。)幾度敗れようと、命が尽きようと、其れがなんだ。己が力に陶酔し、覚悟も定まらぬ貴様などに、私はもう敗れはせぬぞ!(覚悟を決めたのだ。鬼に今一度挑む覚悟、己の咎を背負う覚悟、そして生きる覚悟を決めた。キッと鬼をまっすぐに睨みつけ、卍が鬼の中に沈もうと、妖気を抑える事はしない。上昇しながら、長い尾で鬼の体を絡めとる)>おじいちゃん、鬼 (07/19-23:44:18)
鬼 > ちっトも笑えねェ冗談ダ。(身体の表面が瘡蓋の様に炭化していく。妖孤の妖気とおじいちゃんの法力に抗おうと妖力を高めると、更に激しい痛みが卍を襲うだろう。どろり鬼の体内、その中心には、先刻鬼が呑み込んだ、小さな蒼い宝珠の光がチラチラと揺らめいてる)―たダ、少し寂しイよ。>卍 (07/19-23:49:09)
卍 > ――(更に濃さを増す瘴気の中で男の荒れ狂う様な怒りと、妖気が弱まって行き、やがて、死んでしまった様にぱたりと消える。 ―少しの後、触れる事さえ躊躇われる様な不快な『何か』が、地面から湧き上がるように立ち上り始めた。大きな力に挑み、我を忘れて己の為だけに戦う時が男の真骨頂だ。妻の命の為、男は敢えてこの戦いを『自分のモノ』にしようとした。その為には全てを忘れる様な痛みが必要だった。相手を破壊する事、相手を痛める事を喜び、また与えられる痛みを好む。――男の中に『狂気』が、目覚める。)―クカカッ…! ァハッ…アッハハハハ!!!>鬼 (07/19-23:50:53)
GM > (寸の間しおらしくなったものの、己の内側から立ち上る狂気に鬼は喜びを露わにした。)ひ、ひひ…っ!!(たちまち、鬼も笑いだす。卍を囲う鬼の体は、既に『狂鬼を封ずる』呪縛に雁字搦めだ。抜け出す事は、容易ではない)サァ…どう出ル、卍…!!?>卍 (07/19-23:57:04)
GM > PL:ミス。GM→鬼です…! (07/19-23:57:29)
卍 > <バァンッ!!!>(どうするも何も無い。目の前の強敵に早く拳を叩き付けたい。壊したい。それには呪縛が邪魔だった。拳が砕けても、男は力任せに何度も何度も拳を叩き付けた。体が丈夫になったワケでは無い、ただ狂気が顔を出した、ソレだけで男の動きは劇的に変貌を遂げた。その中で、男の額からは二本の角がせり上がり始めていて。)>鬼 (07/19-23:59:29)
芹 > (立ち上る不快な何かに目を細める。妖気を高めると、金棒を媒体に、大地と風が犯されぬよう浄化してゆく)((トチ狂ってんじゃねぇよ。バカ野郎。))(呆れた様な笑みを浮かべる。この地は自分がどうにかしよう。いまはただ、拳を振るう男が思う存分、暴れられるように。己の拳を預けたつもりで) (07/20-00:02:08)
シャルロッテ > (ふむ、と状況を見つめると少女は娯暮雨の方へと向き直りゆっくりと歩いていく) (07/20-00:06:55)
芹 > グッ…!(体内を打撃された鬼の体はくの字に曲がる。それでも、呪縛によって卍をその体から吐き出す事は叶わない。ぐにゃり、どろり。卍が拳を打つたびに、大きく体が蠢いた)呑み込んだ女の魂諸共壊す、気カ…。(波打つ顔が、シャルロッテの方を見る。)>卍、シャルロッテ (07/20-00:07:30)
GM > PL;ミス。芹→鬼 です…。 (07/20-00:08:01)
GM > (封印の呪縛が完全に鬼の体を絡め取った時、後ろの方角から、ぱん!と手を打つ音が響いたかと思えば、ぐにゃり。後方の景色が歪んで霞む。その霞の先に、他の岩に混じってそれまで見えなかった巨大な岩…岩を削って作られた赤褐色の鬼の像が現れた。鬼像本体を隠して守っていた一部の結界と、幻影の術を鈴代が解いたのだ) (07/20-00:10:00)
卍 > (鬼の言葉に答える事は無い。早く飛び出して鬼と相対したいと、夢中で拳を振るう。ただ、妻の魂に手が届く様ならば、握り取って今度は男がその魂を飲み込もうとするだろう。狂気に目覚めても己を失ったワケでは無い。ソレが過去から学んだ男の姿だった。)>鬼 (07/20-00:10:55)
GM > (娯暮雨の周囲に貼られた結界は、シャルロッテならば簡単に通る事が叶うだろう。娯暮雨に妖気を送り続ける妙河が、顔を上げてそちらを見た)>シャルロッテ (07/20-00:11:58)
シャルロッテ > (鬼には視線を向けることもせず、結界を抜けて娯暮雨の横に立つ少女)どんな感じ?>妙河 (07/20-00:13:32)
鬼 > アア、痛ェ…。(息絶える様子も、萎える様子もない打撃に、薄らと笑みを浮かべ出す)…ナぁ、救ってクレよ。シャルロ―… っ(鈴代が結界を解いたその刹那、鬼の体から、蛇の鱗の様な鎖が飛びだした。その鎖は螺旋を描き、確実に鬼『だけ』を絡め取って、鬼像の方へと引き寄せて行く。その勢いで、卍の体は鬼の体から抜け出す事となるだろう。)>卍 (07/20-00:18:44)
GM > (鬼の体内で、卍の行動を止める者はいない。抜け出すより前にその魂を掴みとったなら、淡く光る其れを呑み込む事は容易だろう。)>卍 (07/20-00:19:59)
卍 > (鬼の体から抜け出す事が叶えば、己の口へ手を突っ込み妻の魂を妙河にパスしてから(汚)、男はそのまま鬼へ向かって駆け出す。やっと抜け出す事が叶ったのだ、男は早く鬼と拳をぶつけ合いたかった。)>鬼・妙河 (07/20-00:22:03)
妙河 > 何、心配はいらぬでござるよ。(魂の抜けた娯暮雨の体は、流しこまれる妖気のお陰で血が廻っている。にこり笑んで。)―残念で、ござったな。>シャルロッテ (07/20-00:22:27)
シャルロッテ > (今更ながらに何か聞こえた)ん、痛みを知ったと思ったらきちんと救ってあげるわ。チャンスを見計らってるのよ(ひらひらと手を振る)>鬼 (07/20-00:27:21)
鬼 > ≪ザザザ…!≫(背中から突き出す何十本もの鱗の鎖に後方へと引っ張られたが、鬼の像へと体が触れるその一歩手前で、地に降り立つと両足でブレーキを掛けた。妖孤と蛇の鱗の鎖に巻きつかれたまま、乾いた笑みを)ひヒ…。こいつは何ダ?蛇か。揃いも揃って愉快なモノだナ!一人デは何も出来ン腑抜けどもノ分際デ・・・!!テメェも一緒ダ、卍。(鎖は岩の鬼像へと鬼を引き込むべく、その力を弱めることなく働かせてはいるものの、鬼はそれ以上ビクともしない。向かってくる卍を見据えて、拳を握った。)>卍 (07/20-00:27:43)
卍 > テメェの力不足だろうが、悔しけりゃ抗ってみろ。(にィ。言葉が男の心を打つ事はもう無い。音も無く鬼の眼前へ着地すると、先程とは比べ物にならない速度の拳の連打が鬼を襲う。音と、衝撃が遅れて訪れる様な速度―)>鬼 (07/20-00:30:39)
シャルロッテ > ま、馴れたものよ(軽く肩をすくめながら、魂が飛んでくるのを見て)ま、これで問題は解決って感じね>妙河 (07/20-00:31:23)
No Name > …と、と…!ぽすり…!(飛んで来た宝珠に、ぎょっと目を白くして、きっちり受け取る。)ほら、もう大丈夫。(宝珠を見せ、面がにこりと笑んだ)―お主はやはり、懐が深いでござるな…。(そう言いながら、宝珠を娯暮雨の胸へと翳す。するり、と淡い光を発しながら、胸の刺青へと吸い込まれていくのを見送って。)>卍、シャルロッテ (07/20-00:32:29)
GM > PL:oh… 妙河デス… (07/20-00:33:00)
シャルロッテ > 言ったように馴れてるだけでそんなにご大層なものじゃないわ(魂が吸い込まれていくのを見ると、そんなものじゃないとひらりと手を振りながら、少女は再び鬼の方を向いて結界を出て行った)>妙河 (07/20-00:39:32)
鬼 > 俺はオ前達ノ様な腑抜けトは違うノさ。(人の力など、借りない。必要がない。なぜなら、自分は強かったからだ。幾度も娯暮雨の目を通して見て来た卍の拳。その速さ。全て知っているつもりだったのに、見るのと其れを受けるのでは、酷く差があった。)ぐ…おオオオオオオオ!!(鬼は、卍の拳よりも幾分か遅い速度で、拳を繰り出す。それらはいくつかかちあっただろう。けれど拳を受ける度、鬼の体は飛沫を上げてすり減りながら、後方へと飛んでいく。赤土の鬼の像が、徐々に黒く染まって行く。)>卍 (07/20-00:40:37)
卍 > ―言葉を返すぜ。<ドゴォ!!>(敢えて鬼の拳を額で受け止めた男は、冷ややかな視線を送る。) ―テメェの弱さにはがっかりだ。口だけの腑抜けめ、折角この姿を取ったんだ、お前には俺を愉しませる義務があった。(両手の拳に妖気を凝縮して行く。) ―俺を幻滅させた咎は重いぞ、オマエ。<ビキビキッ―>(耳まで裂けた口が再び侮蔑を込めた笑みを浮かべる。 渾身の力で順番に叩き込む二つの拳。)>鬼 (07/20-00:44:14)
鬼 > 果たして、そうでござろうか。(そろそろ、終わる頃だろうか。結界を出て行くシャルロッテを見送って。皆の方へと視線をやった後、腕の中の妹が目が覚ますまで、妖気を送る事は止めなかった。)>シャルロッテ (07/20-00:46:25)
GM > pl:ミス。 鬼→妙河 (07/20-00:46:51)
鬼 > ク…!コンナ筈でハ…!!俺が弱イダと…!(何千年も昔、力無き弱者を前に、ただただ暴挙を振るうだけの鬼だった。其れに奢り、自分は強いと過信した。)俺ハ…!(二つの拳が目に映った時、鬼は死を確信した。いつか、感じた恐怖。あの時の様に自分が逃げ込める赤子はもう、ここにはいなかった。腕を伸ばす。その腕を通り越して、卍の拳は鬼の体を貫くだろう)≪ゴ プ ・・≫>卍 (07/20-00:56:33)
卍 > (拳が鬼の体を貫く感触。男は拳を振るう事をそこで止めた。)―お前は嫌になるほど昔の俺と同じだ。何処かで道を違えて居れば俺もお前の様になったのかも知れねェ。 が、胸を張って言える事が一つだけある。俺はどんな窮地に陥っても、逃げた事は一度も無ェ。娯暮雨の中に逃げたお前と俺、ソレがたった一つの違いだよ。 <ズブ…> (ゆっくりと拳を引き抜き。)―終わりだ。>鬼 (07/20-01:00:30)
鬼 > (卍の拳が引き抜かれる。)死に ・ク・ な・・ (風穴の開いた体に大きな波紋が起こり、鬼の形が大幅に歪む。息絶え絶えに、残る一方の腕を卍に伸ばそうとする鬼の耳元に、ささやかな風が吹き抜けた。鬼はぐらりと傾きながら、シャルロッテの方を見る) ク、カ…ッ (掠れた様な笑い声を発し、伸ばしかけた腕をダラリと垂らした。)≪バシャ≫と弾けて、後方に吹き飛んだ。赤褐色の鬼像が、すっかり黒く染まる。) (07/20-01:07:00)
GM > 黒く染まった鬼像の全体に蛇の鱗模様が張り巡らされる。その模様と同等の細やかな亀裂がいくつも走り。間もなく鬼像は塵の如く細かく砕け、そして崩壊した。 (07/20-01:09:44)
卍 > …。(鬼が像の中へ消えて行くのを見届けた後―)<ビュビュッ… ブシュウッ!!>(額から血を噴出して男の体が大きく傾いた。辛うじて踏み止まった男の全身は爛れ、拳は潰れ、頭蓋は悲鳴を上げている。鬼の強さは、間違いなく本物だった。 ―男は静かな表情で、像を見つめていて。) (07/20-01:09:56)
シャルロッテ > (散りゆく前の鬼と一瞬だけ目があった。あの目はきっと忘れられない。そう思いながら空を…飛んでいるであろう妖狐を見上げた) (07/20-01:14:04)
伍尭 > ……お疲れさん。(傾く卍の後方に現れると、ぽん、と肩に手を添えてその体を支えよう。その隣には、何時の間にやら河童先生が控えていた。河童先生「どれ。ちと、染みるぞ。応急処置や。我慢せえ。」どぱ。と壺に入った特製の薬を頭から浴びせる様に掛けてしまおうと)>卍 (07/20-01:15:11)
妖孤 > ―――終わったのだな…(散りゆく鬼像の向こう側、妙河の腕の中に横たわった娘の姿を眺めながら「鬼を封ずる者」としての役目を終えた妖孤は次第に薄く溶け消えて、その存在を失いつつあった。)>シャルロッテ (07/20-01:16:36)
卍 > ―随分情けねェ勝ちかt ッッ!!!(痛い痛い痛い。突然の激痛にもう一度狂気に目覚める所だった。ソレが河童先生の仕業と見るや否や牙を剥き。)痛ッてェなテメェ!殺すゾ!!(ウガー。)>伍尭・河童先生 (07/20-01:17:22)
卍 > ――。(はたと気付いて河童先生から視線を妖弧へ移す。再び表情は静かなモノへ戻り。)…逝くのか。>妖弧 (07/20-01:18:08)
シャルロッテ > これからよ(そういうと少女はどこからか一体の石像を取り出した。石像は多少娯暮雨の面影を持ってはいるが全体的にぼやけた感じがする。そして娯暮雨より一回りは大きい)>妖狐 (07/20-01:19:29)
卍 > (聞いている話では、ここからはシャルロッテの出番だ。別れの言葉を告げるにはまだ尚早、出来ればそんな言葉は言いたくないと、娯暮雨と妙河の元へ歩いて行く。) (07/20-01:20:51)
芹 > 全くやな。この満身創痍オタク。(金棒を肩に担ぎ、呆れた様な声を掛けた。河童先生、水かきの付いた手をピラピラさせて。「まともに動けるようになったら、殺しに来い。」くっくと笑った。お構いなしに掛けた薬をぺたぺた塗り込んでいくようで)>卍 (07/20-01:22:26)
卍 > ―悪かった。お前らから預かった役目なのにな。(男らしくない真摯な謝罪。特にこの相手には不甲斐無い所ばかり見せてしまっているなぁと、思う。)>芹 (07/20-01:24:53)
妖孤 > ああ、私はまだ逝かぬ。生きると決めたのだからな。(とがった鼻をツーンと上に向け、消えかけの9つの尻尾を揺らす。)それが…、私の体なのだな…。シャルロッテ。(出てきた石像に目を細め、消えかけた足でトン、と地面に降り立つと、白い狐の姿のまま、てこてこ。シャルロッテの方へと向かおう)>卍、シャルロッテ (07/20-01:25:38)
卍 > …娯暮雨は。(まだ終わって居ない。妻が目覚めなければ何の意味も無いハナシだ。真剣な眼差しで見遣り。)>妙河 (07/20-01:26:28)
芹 > 謝んなって。気持ち悪ぃ。俺が、あんたに預けようと決めたんだからよ。(娯暮雨の元へと向かう背を見送って)>卍 (07/20-01:30:02)
卍 > …みっともねェが、勝ったぞ。(結果オーライで勘弁してくれ、そんな言い方だ。肩越しに視線を遣って、笑った。)>芹 (07/20-01:31:21)
シャルロッテ > (少女は手を差し伸べる)私は優しくなんてない。この先には沢山の憎しみや苦しみ、悲しみがあるわ。最終的には大したものも残せず去るのかもしれない。それでも背負う覚悟は出来た?(左手を妖狐へと差し出す。覚悟ができたなら握れというかのように)>妖狐 (07/20-01:31:43)
妙河 > (はた。と顔を上げる)今、丁度…(少し、瞼が動く気配がしたところ。亀裂の入った小さな鬼の角は、砕ける事無くその形を維持している。声に反応したのだろうか。ふわ、と白い尻尾が揺れて)>卍 (07/20-01:33:00)
卍 > (妻の体が反応するのを目にすると、目を丸くしてから、大きな安堵のため息を着いた。その瞬間、どしゃッ。その場に崩れ落ちる。子供の様な表情でぽかんとして。)…(腰が、抜けた。)>妙河 (07/20-01:34:28)
妖孤 > お前は優しいよ。シャルロッテ。だが、この世はお前ほど優しくはない。…承知の上だ。私は、お前達と共に生きる。そう決めた。この覚悟は、揺らがぬよ。(つい、と消えかけの前足を差し出して。妖孤は、その手を確かに握った。)>シャルロッテ (07/20-01:37:36)
芹 > ああ、見せ場を全部持ってかれた。(こくり、冗談の様な口調で笑って頷く。男の背の向こうに見える娯暮雨の姿を視界に入れれば、目を覚ますのをじっと待つ。狂鬼の居なくなった娯暮雨は、娯暮雨ではない。鬼の言った言葉が、少し胸につかえていた)>卍 (07/20-01:40:55)
卍 > (芹と男、引っ掛かって居る部分は同じだった。腰が抜けたのを気取られぬようにか何なのか、その場で胡坐を掻き、視線は妻に固定されたまま。) (07/20-01:42:21)
妙河 > どしゃ。(と崩れる卍の下に、するりと毛羽毛現が差し入ってクッションの役割を果たすだろう。)大丈夫。お主が奪い返した魂は、娯暮雨の内に戻っている。妖気は弱いが、脈は正常でござる。(それ以外、懸念する点はないと言う風に、にこりと笑んで)>卍、芹 (07/20-01:44:58)
卍 > 良かった。 …良かった…。(どさり。その場に大の字になって、天を仰ぐ。妖弧の事も、妻が目覚めてからの事も大いに気になるが、男の中での一番の問題が通り過ぎ、男はもう体に力が入らなかった。)>妙河 (07/20-01:47:08)
シャルロッテ > (なら、何も言うことはないというように微笑んでその前足を握った。少女は瞳を閉じぼそりと何かを呟く。一瞬だけ光が少女の体を包む。光が消えた後には黒いコートを来た女が一人妖狐の手を握っていた。今まで成長する事のなかった少女が自分の未来の可能性の中から最も今から行う魔術に適した…むしろ特化した姿を呼び起こし成長したのだ。女はそのまま無言で術式を構築し始める。女の足元に魔法陣が展開され始める…そしてそれはゆっくりと空中へ浮かぶと女を中心とした半径30mほどの球体の魔法陣へと変化していく)>妖狐 (07/20-01:47:09)
伍尭 > さァて、野衾。詰め所で看護班の用意を頼む。(ぽん、と現れたムササビ姿の妖怪にそう告げて、いつもに増してぷるぷる震えるおじいちゃんの元まで行けば、ぽん。と肩に手を置いた)大丈夫か。親父さん。(ふ、と笑んで。結界内を見渡す。懸念していた時空の歪みは起こっていない。) (07/20-01:49:36)
妙河 > 少し、休むと良い。(そより、と揺れた尻尾が寝そべる男の足元に自然と添えられるだろう。小さな蟹も、その尻尾にぴょこんと飛び乗った。シャルロッテの方から感じる光に)ぴかり…(と、顔を向け。その行く末を見守ろう)>卍、シャルロッテ (07/20-01:54:17)
卍 > 全部を見届けたらな。(己の出番は終わった、が。今日が終わるまで気を抜く気は無かった。相当緩んでしまってはいるが。尻尾の上の相棒へゆるりと笑み。) ―有難うな、来てくれて。>妙河・蟹坊主 (07/20-01:55:57)
シャルロッテ > (魂がないと言われた。ではこの手を繋ぐ妖狐は一体何なのか?少女は一つの結論に達した。西洋では魂はエーテル体とアストラル体に分けられる。東洋でも魂魄と言われる理論だ。彼女の状態は意識を司るエーテル体のみが術式と融合し残り、アストラル体が消えてしまったのだろう。故に魂はないが意識が残るという状況になってしまった。ならばアストラル体をどうにかしよう。少女はとある男に依頼し生き物であり物質でもあるその肉体の一部を譲り受けた。それを人と同じ姿となるよう培養しその上から石化させる、そしてその石化した肉体…目の前にある石像を自分の時間のある限り人と同じように扱い、接した。時には異世界の街に趣き他の人たちの意識を向けさせ、石像が愛されるよう努力した。とても短い時間…それでも物に魂が宿るというのならば、魂自体は宿らずともその芽ぐらいは出ているに違いない。そう信じて少女は術式を紡いでいく) (07/20-01:56:51)
妖孤 > (妖孤の姿は、あと少しで見えなくなりそうな程に薄かった。それでもしっかりと、成長した少女の手を握り)全く…不思議なものだな。(手を繋いだままであれば、此方も共に浮きあがろう。そうでない場合は、お座りして少女を見上げ)>シャルロッテ (07/20-01:57:20)
妙河 > 無茶は、せぬようにな。(面に描かれた丸い眼が、ゆるりと緩む。「この蟹坊主、卍殿の行く先はどこへでも。と申したでございましょう。全く!お役には立てませんでしたがな。カニカニカニ!」蟹坊主は、右の鋏でぽん、と胸を打って明るく笑う。何かを、吹き飛ばすかのようにして。)>卍 (07/20-02:03:06)
卍 > お前の声から力を貰った。(空元気にも見える蟹坊主の笑い声、ソレでも今の男は随分と救われた。後は妻に何も無ければ良いのだが。)>蟹坊主 (07/20-02:05:20)
おじいちゃん > 何、足腰がちとの。たまには無理をするんもエエもんじゃ。(ぷるぷる震えるおじいちゃんは、伍尭に顔を覗きこまれると、つい。と顔を背けた。それから、伍尭からハンカチを差し出されるとそれを受け取り、チーンと鼻をかんだ。伍尭は、もうおじいちゃんを覗きこむ事はしなかった。) (07/20-02:07:41)
シャルロッテ > (妖狐と手を繋いだままの女は静かに術式を紡いでいく。その体は熱を帯び、額から汗が流れ落ちる。術式を紡ぐにあたって自分の体では小さすぎた。魔力も計算力も構成力も足りない…しかし、その問題は体が大きくなっても全てが解消されるわけではなかった。ならば足りない部分は己の血管、神経、リンパ、骨等全てを魔術回路として使用する。魔術式を高速で紡ぐ負荷が脳神経を焼き切りそうな痛みを訴える。だが、魔術式は止まらない。全身が引き裂かれているような痛みを発している。それでも魔術式は紡がれ続ける。そして消え去りそうな妖狐の前足をしっかりと握りながら魔術式が完成する。それは石像に妖狐の魂を切り離した己の魄の半分と融合させ、石像に定着しその石化を解くという大魔術。代償を理解しながら、女は右手を石像にあてるとその魔術を発動させた。それは準備や魔法陣の規模に比べてとても小さな光だった。それらが妖狐と女と石像を飲み込む…術式通りなら妖狐は一旦女に吸い込まれるようにしたあと、石像へと転移した後魂を定着し石像の表面がぱらぱらと剥がれるように中からその姿を現すだろう) (07/20-02:10:01)
蟹坊主 > (「なんですと…!さすればこの蟹坊主、いつ何時も卍殿にこのお声を捧げますぞ!」軽く調子に乗ってしまう。サカサカサカ!と尻尾の上を右往左往。ぴるる、と足元の尻尾がくすぐったげに震えた)>卍 (07/20-02:11:10)
卍 > ――っ。 カニ。暫く踊ってろ。(尻尾の動きを目にすると、起き上がり。胡坐を掻いた状態でビシッと指をさした。)>蟹坊主 (07/20-02:12:22)
妖孤 > (生きたい。己は生きるのだ。と強く思いながら、繋がれた前足に、もう片方の前足を添えた。術式は、順調に紡がれていく。紡がれ、そして石像へと定着させる間際、微かに生じる違和感を感じるかもしれない。魔術が発動されたなら、消え入りそうな妖孤の体は、それらと共に小さな光に呑み込まれ―… 石像へと定着する。ぱらりぱらり、表面がはがれ落ちて、娯暮雨よりも幾分か大人びた顔つきの、白髪の女の姿へと変わるだろう。)>シャルロッテ (07/20-02:20:19)
卍 > ―。(くすり。どうやらあちらの方は上手く行ったらしい。石造から現れた女の姿に、浮かべた笑み。) (07/20-02:21:34)
娯暮雨 > (蟹坊主は、「よ、よろしいのでしょうかな…?」と。揺れる尻尾に、そわそわしつつ。卍殿の頼みとあらば、よいよい、と左右に揺れ動きながら鋏をチョキチョキ。)―…ん(小さな声が漏れ、ぷるるる…!とやっぱり尻尾が震える) (07/20-02:23:16)
シャルロッテ > (違和感に少し疑問を覚えつつも剥がれる様子に)……とりあえず成功したみたいね(ふぅ、と息を吐く女。指でぴしりと残った石像の部分をデコピンするように叩くと残りは全て砕け散るだろう。服は着せていなかったので自分のコートを脱ぐと相手の肩にかけるように)>妖狐 (07/20-02:24:57)
卍 > 娯暮雨…!(思わず前のめりに身を乗り出し、妻の表情を見つめ。)>娯暮雨 (07/20-02:25:01)
妖孤 > ………… ああ、その様だ。(静かに目を開く。少し間が開いた後、シャルロッテの方を向いた。)…った。(じぃん、と軽い痛みが響くのを感じると、ジト。とした目を向けながらも、く、と笑った。)……ありがとう、シャルロッテ。(コートを掛けられると、そのまま相手に抱きつこうと)>シャルロッテ (07/20-02:30:28)
シャルロッテ > (女は抱きつこうとするのを手で制した)私より、その手で抱きしめなければいけない相手がいるでしょう?(目をつむってふ、と笑うと娯暮雨の方へと顔だけを向けた)>妖狐 (07/20-02:32:13)
娯暮雨 > (ああ、すっごくムズムズするでござる…!何か、蟹が体を這いまわっている様な。そんな事、中々ないであろう不思議な感じ。うゆゆゆゆ、と眉を寄せた後、眩しげに目を少しだけ開く。)………―。>卍 (07/20-02:33:28)
卍 > …。(相手が目を開けるのを固唾を飲んで見守っていた。鬼の抜けた後の妻は、変わりない妻で居るだろうか。ソレだけが心配だった。)>娯暮雨 (07/20-02:35:11)
妖孤 > この…っ!(制されれば、ぷく、と膨れながらも、続いた言葉にへにゃりと表情を緩めた。)…私は、今日と言う日を死んでも忘れぬ。(頷いて。娯暮雨の方へと振り返る。今すぐ駆けだしたい気持ちがある。けれど、怖くもある。コートの前を閉じる様に寄せながら一歩一歩、娯暮雨達の元へと向かって行く。その裸足のかかとが、パラリパラリ、岩肌の様に剥がれ落ちている事に気づくだろうか。)>シャルロッテ (07/20-02:38:47)
娯暮雨 > ……(ぼんやりと視界に映る影が、徐々にくっきりと見えてくる。その姿をはっきりと捉えるまでもなく。ここの所ずっと、感じられなかった気を肌に感じて、顔が緩んだ。)…卍さん……。>卍 (07/20-02:41:42)
シャルロッテ > (娯暮雨へと向かう相手から微かだが、ほんの微かだが何か変な音がした気が……と少女が視線をさまよわせる。その原因を見つけて絶句した。きっと足にに残っていた石像の破片が崩れ落ちている……そう信じたかった)>妖狐 (07/20-02:42:41)
卍 > …娯暮雨…、調子は、どォだよ。(再び安堵の息を着くと、その頭へ手を伸ばし、一度そっと撫でた。)>娯暮雨 (07/20-02:43:28)
芹 > (卍の背後に立っていた男も、その声を聞けば金棒の先を地面に下ろして座り込んだ。深く息をつき、此方へ向かってくる女性の姿に、頭を下げつつ道を開けた。) (07/20-02:44:44)
妖孤 > (感じた微かな違和感は、魂魄の融合が完全ではなかったせいだった。一時的に妖孤の意志は石像へと移ったが、こうしている間もシャルロッテは感じるだろう。切り離した己の魄の半分が、緩やかに己の内に戻っていく感覚を。)………。(娯暮雨達から少し離れた場所で、進む足が止まる。ただ、遠目に眺めて)>シャルロッテ (07/20-02:52:13)
卍 > …。(そっと妻から手を離すと、立ち上がって妖弧へ道を譲る。この話の行く末が、見えてしまった様な気がして。何とも言えない表情で妖弧を見つめて。)>娯暮雨・妖弧 (07/20-02:54:49)
娯暮雨 > ……。(へにゃ、と笑って。小さく頷く。なんだか体の中に空洞が出来た心地がした)酷い怪我…。(そ、と微かに震える手を持ち上げる。その頬に触れようとして)…鬼は…(聞くまでもない。その怪我が全てを物語っていたから。)>卍 (07/20-02:56:07)
シャルロッテ > (ぎりっと少女は奥歯を噛み締める。どこからか演算用の宝石をありったけ引っ張り出し、再演算を開始する。体中の痛みは無視する。切れかけている魔力なら何かを代償にしてでも引っ張り出す)>妖狐 (07/20-02:57:41)
娯暮雨 > …?(離れて行く手を見送って。少し離れた場所から、なんだか懐かしい様な、良く知っている様な。そんな妖気を感じて、その方向へと顔を向けた)―あ……。(妖気の持ち主を視界に捉えると、言葉を失った様に固まって。一人で立てるかと兄に問われ、考えるよりも先にこくんと頷いた。)>卍 (07/20-03:00:23)
妖孤 > (簡単な話だった。魂の代わりはない。死者は生き返らない。それは、覆す事の出来ない事実。それでも天才魔術師の少女は、その事実を少しだけ覆した。全くの不可能をいくらか、可能にした。)…… …。(口を開く。声にならない。足が竦んだ。後ろにはシャルロッテがいる。そう思うと、背を押される様な心地でもう一歩、前へと踏み出して) (07/20-03:06:27)
卍 > (男は妖狐と擦れ違う様に少し距離を置いた場所で、佇み事の行く末を見守っていて。) (07/20-03:06:48)
娯暮雨 > (とん、と軽い体が地面を踏む。よろけつつも、足元も見ず、ただ一直線に妖孤であった女性の方へと駆けだして)おかあさん…っ!!(涙声で、叫んだ) (07/20-03:09:14)
妖孤 > (卍とすれ違いながら、もう一歩前へと進む。この世に現れてからたった一度、呑み交わした酒の味が何故だか、思い返された。己が表に出ていた時とは少し違う、聞いた事のない声が耳に届く。此方に駆け寄ってくるその体を、両腕を広げ、抱き止めた。ぱらぱらとコートの下に欠片が落ちる) (07/20-03:13:59)
シャルロッテ > (不可能は可能にならない。その事実は理解している。自分は魔術師だ。万能ではないことは理解していた…それでも、女は思考を巡らせる。新たな術式を生み出せないか、何か奇跡を起こす方法はないか…せめて結末をあと一年遅らせる方法はないか、一ヶ月、一日……) (07/20-03:14:14)
卍 > (シャルロッテの元へゆっくりと歩み寄ると視線も合わせず。)お前はあの妖狐と娯暮雨の心を救った。―十分だと、思う。(労う言葉を掛けるのが下手な男は、ソレだけ言うと、一行から離れて行く。)>シャルロッテ (07/20-03:17:38)
娯暮雨 > おかあさん…! おかあさん…! (誰に言われるでもなく、直ぐに分かった。何度も何度もその名を呼びながら、抱きしめた。手をまわしたその背の感触は、今にも崩れ落ちそうな程に脆い。徐々に薄まりつつある妖気に、顔を上げた)い……(いかないで。と思わず言いそうになる口を噤んだ。じっと、母親の金色の目を見つめ)…いつも、ずっと…一緒に居てくれて、ありがとう……。(目には涙が溜まったままだけれど、へにゃり。と笑んだ。)>妖狐 (07/20-03:23:16)
シャルロッテ > (卍の言葉に思考が止まる。足の力が抜けて膝をつきそうになる。が、ぐっと堪えた。みっともなくても足掻く!足掻き……続けることは出来なかった。ただ、女はせめて肉体の崩壊を遅らせるために再生の魔術を発動した) (07/20-03:26:01)
卍 > (男は、拳を振るう事しか出来ない。ソレ以外には何も無い。無力だと、思った。―肩越しに母娘の姿を見遣る。 この場に居た者として、その光景を忘れまいと瞳に焼き付け、男は静かに去ろうと。) (07/20-03:28:08)
妖孤 > (繰り返される言葉、そう呼ばれる事をどれだけ願ってきただろう。)娯暮雨……。(亜麻色の髪に勿忘草色の瞳。泣きっ面。ああ、やはりこの子は夫似だ。涙が溢れた。かくん、と抱きしめたまま膝を付く。それでも、再生の魔法のお陰で、直ぐ様足が砕ける様な事は無かった。)ああ、私はこれからもずうっとお前の傍にいるよ。(例え、触れられる姿でなかろうと、傍にいる。腕にひびが走ろうと、構わず強く、子を抱きしめた。)>娯暮雨、シャルロッテ (07/20-03:30:23)
シャルロッテ > 最後まで……見届けなさい。それが私たちの……(言葉が出なかった。ただ握り締める拳が熱い。ぬるりとした感触が手の中に広がった)>卍 (07/20-03:30:47)
卍 > ―俺の役目は終わった。(情の無い言葉。噛み締め飲み込んだ悔しさとか、無力感とか。ソレは口に出すべき事では無いと内に秘め。母親との決別も、この時間も、今は二人だけで分かち合えば良いと、男はそのままゆっくりとその場を去った。)>シャルロッテ・ALL (07/20-03:33:33)
卍 > pl:お先に失礼致します…!;;(鼻声) (07/20-03:34:23)
ご案内:「※赤土の荒野」から卍さんが去りました。 (07/20-03:34:29)
娯暮雨 > ん…ッ!(べそべそと、子供の様に泣いては、こくんと何度も頷いた。強く、強く、抱きしめる。お母さんの体は、温かかった。それ以上、言葉を交わす事もない。サラリパラりと散りゆく母を抱きしめたまま。最後には、コートだけが手の中に残った。) (07/20-03:36:25)
シャルロッテ > (卍には何も言い返せなかった。ただ、親子の最後の抱きしめ合う姿をずっと…終わりまで見つめていた) (07/20-03:39:39)
妖孤 > (妖孤は消滅した。そより、ふわり。シャルロッテの周りに風が吹く。) (07/20-03:40:39)
妖孤 > (風に乗って。姿なくとも妖孤の思念が声となり、シャルロッテに届くだろう)((…なぁ、シャルロッテ。私は、お前と話している時、生きた心地がしていたよ。)) (07/20-03:44:40)
シャルロッテ > (ぐっと奥歯を噛み締めた女…小さく息を吐くとふっと笑う)私も……楽しかったわ (07/20-03:47:24)
妖孤 > ((いいや、確かに生きていた。命ある限り人は、あらゆるものの狭間で揺らぐのだろう。…それが生きると言う事だと、お前に会って、思い出せた。)) (07/20-03:47:43)
シャルロッテ > いろいろグラグラ揺さぶったものね……私は(ははっと笑う)ご愁傷様 (07/20-03:49:34)
妖孤 > ((しかし、礼は言わぬぞ。言ってもお前は聞かぬからな。))(シャルロッテの言葉は届いているのだろう、声色が、少し楽しそうなものになる)((……………だが、ありがとう)(ええ言わずにいれるか。結局言った。)) (07/20-03:50:21)
妖孤 > ((…おまけに転がした。))(出会って早々、毛玉のまま転がされた。その時の事を思い出し、思わずくっと笑いが漏れた。 そして、一呼吸)(( ― 魂は廻る。いずれ、また会える。…それまでさらばだシャルロッテ。胸を張って生きろ。 達者で、 な。)) (07/20-03:54:57)
GM > (そよよ…と風が通り過ぎる。もう、声は聞こえない。) (07/20-03:56:28)
シャルロッテ > そうよ。言わないで正解…私には何もできなかったのだから(体の痛みを無視して肩を軽くすくめてみせる。いつものように…が、続いた言葉に女の体も表情も固まった)言うなって言ってんのに……(肩が震える。涙が零れる…それでも女は勝気そうに笑った)ええ、さようなら……しばらく会うこともないだろうから。最後に……!(風が、通りすぎた) (07/20-03:57:32)
シャルロッテ > ……馬鹿ね。こんな珍しいところ見逃すなんて…(俯く女の瞳からこぼれた涙がぽとり、ぽとりと地面を濡らした) (07/20-03:59:00)
GM > (風が通り過ぎた後、紡がれる言葉が消えた妖狐に届いているかどうかは、ここの誰にも分からない。) (07/20-03:59:35)
伍尭 > ホントにな。(背後に立つと、男はシャルロッテの頭をわしわし、撫でようとして)さァ、帰ろう。傷を癒さねぇとな…。(そんな折、ゴ…と地面が揺らいだ。)>シャルロッテ (07/20-04:03:09)
シャルロッテ > (ふ) (07/20-04:03:13)
シャルロッテ > (撫でようとした手を払いのける)気安く触るんじゃないわよ…(まったくというように上げた顔には涙はもう無かった)>伍尭 (07/20-04:04:36)
シャルロッテ > (そんな折に揺れた地面、ふr) (07/20-04:07:02)
シャルロッテ > (そんな折に揺れた地面、立っていられずふらりと女は膝をつく)なに……? (07/20-04:07:47)
伍尭 > (払いのけられ、いつもの様に弱った様に肩を竦めた)シャルロッテ。ササガキさんの懸念が当たった。…そこを動くなよ。(地面の揺れは収まらない。時空が歪む感覚。2本の足で立ったまま、すかさずシャルロッテや皆の周りに結界を張って) (07/20-04:09:51)
シャルロッテ > ……まさかね(揺れ動く地面の中、女は力を振り絞って立ち上がる。それでも耐えられそうにないので近くにいる伍尭の体を弱々しく掴んだ) (07/20-04:12:58)
GM > ≪ゴ ウ ・・!!≫(刹那、鬼像があったその位置を風上として、四方に激しい風が吹き荒んだ。波紋の様に広がる風が各々の体を通過した時、とある幻覚が脳裏に浮かぶだろう。
それは確かに幻だが、今は無き、この地にあった村で生活を営む人々のかつての姿。駆けっこをする子供達の姿に、それを見守る母の姿。田畑で汗を流す男たちの姿。その幻覚が風と共に通り過ぎると、その後から瞬く間に荒れた地に緑色の草が生い茂り、木が育ち、花が咲いた。まるで、ある日を境に幾年も止まっていた時間が急激に流れた様に。突き抜けた風は暗雲を押し流し、お天道様が顔を出した。) (07/20-04:15:12)
伍尭 > (今にも吹き飛ばされそうな強風が通過したその時、男は確かに弱弱しく体を掴む少女の手を掴んだ。)…離すな。(そして、絶対に離すものかとしっかり握る。そして、風が過ぎ去った後、青空の下にシャルロッテの姿はあるだろうか) (07/20-04:21:47)
シャルロッテ > (きっとそこには女の姿も少女の姿もなかっただろう。伍尭の記憶が確かなら時間軸に巻き込まれた瞬間、女は少女の姿へと戻っていた。いつものジャケットは羽織っていないもののその口元にはにっと笑みを浮かべていたような気がするだろう) (07/20-04:37:05)
伍尭 > (そこに、少女の姿は無かった)……~~~~…。(ああ、やってしまった。けれど、何故か少女は笑っていた様に見えた。両手でわしわし、頭を掻いて) (07/20-04:44:23)
ご案内:「※赤土の荒野」からシャルロッテさんが去りました。 (07/20-04:46:21)
伍尭 > (頭を掻きながらも、覚えて置いたシャルロッテの「気」を探る。時空の狭間に呑まれて間もない今なら、可能かもしれない。と思っての事だったが)・・・・・。(想像よりも容易く、男は少女の気を察知した。ホッとした様に肩を落としつつ、皆の方を振り返る。他には誰も、呑まれた者はいなかった。) (07/20-04:51:20)
伍尭 > (鬼の像があった場所には、青々と茂った大木が息づいていた。一寸の間、それを眺めていたが、再び地面が揺らぐ様子も気配もない。辺りの結界は既に解かれていた。男は、妖気を消耗した仲間たちに其々声を掛け、皆を巨大な朧車に乗せて帰らせた後、暫くその場に佇んでいた。) (07/20-05:03:15)
ご案内:「※赤土の荒野」からGMさんが去りました。 (07/20-05:03:18)
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