room02_20140720
ご案内:「泉のほとり」にイチイさんが現れました。 (07/20-15:16:21)
ご案内:「泉のほとり」にロベリアさんが現れました。 (07/20-15:18:30)
イチイ > (さくり、ブーツが草地を踏んだ。然して詳しくはない此の世界、烏の少女の情報から男は漸く本来の姿を取り戻した。短くなった髪と、伸びた身長、そして色味の落ち着いた着物袴。己よりは幾分も散策経験の多い少女に頼み込み、本日は少女の異界散歩に付いて来たのだとか。ゆる、ゆる、と周囲へ配る視線は些か興味深げ。) (07/20-15:23:01)
ロベリア > (真昼間に散策がしたいとは珍しいと思いつつ、ならばと日差しの強い白昼でも涼気を感じられる森の中の泉へと続く道を案内して。時狭間の近くだから、彼も知っているかもしれないけれど) ん、涼しい。(ほとりまで来れば心地よい風が吹き抜けて。蒼銀の髪と白いワンピースの裾をふゎりと揺らす。娘は明け方帰ってきて、朝食をご一緒した後仮眠を取った状態。本日は時折何か言いたげに、そのお顔を見つめることがあるのだとか) (07/20-15:29:46)
イチイ > (常日頃、どちらかと言えば屋内で過ごすことが多い身の上。久しく浴びる日光に眩しげに双眸を細めはしたものの、草木の隙間を吹く風は随分と涼やかなものか。揺れる白い裾を、それから煌めく水面を、ついと流す視線で確かめればほとりに緩りと屈み込む。) …滅多に森へ入る事は無かったけれど、此の世界は随分と豊かなのだね。(自然が。ちゃぷ、と指先を水に浸して、ふいと見上げる少女の顔。本日は何やら様子が可笑しいけれど、何ぞ有ったものだろうか。こくり、首が傾ぐ。) (07/20-15:36:50)
ロベリア > なの。平和だから豊かなのか、豊かだから平和なのか、どっちかな。(ぽつりと呟き、裾を花びらのように広げて。同じようにほとりへ腰掛けた。澄んで冷気を運ぶ水は、昨日もらった指輪を付ければ、ひょっとしたら……自分が手を浸しても平気だろうか。ちょうどその時、首を傾げる相手と目が合って。僅かに眉を下げれば ごそ、とポケットから小さな指輪を取り出した。緑の魔石と水晶が付いた、ちょうど薬指に嵌るくらいの指輪を) (07/20-15:44:26)
イチイ > 嗚呼…、それは前者やもしれまいね。此処には、此処を護るべく意志と力を持つ者が、多いのだろうよ。(最終的には、力を持つ者の質が決めるのだろうと思考する。少し考えるように外した視線を少女へ戻したらば、困ったようにも見える表情で取り出される指輪。) ……?(愛らしいデザインとサイズから、それは少女のものだろうと推測できる。しかし、それが何を示すのかまでは察する事が出来ずに、只々、不思議そうに瞳を瞬くに納まった。) (07/20-15:49:30)
ロベリア > そっか。…ぅん、そうかも。(護るべく。故郷とは正反対だなと思いながら、コロン とそれを手の平に置く。装飾品らしい装飾品など、髪飾りくらいしか着けていない娘には些か馴染まないかもしれない。じっ とそれを見つめ、不意に顔を上げて櫟を見つめ) 櫟は、ロベリアのこと、好き?(唐突に、そんな問いかけを) (07/20-15:54:23)
イチイ > (少女の声と、掌中で転がる指輪の動き。それを追う赤紫の瞳は相変わらず感情の色が薄くとも、ゆるゆると瞬いて少女の問いを受け留める。突然のそれにも、やはり男の理解は及ばない。きょとん、とばかり虚を衝かれた表情を薄らと浮かべたものの) 勿論、好きだよ。愛している。(視線を交わして、さらりと、そんな解答を口にする。) (07/20-16:03:08)
ロベリア > っ…(自分で問い掛けておきながら、一瞬言葉を失った。じゎ、と頬が熱を帯びるのを自覚して。ふるっ と何かを振り払うよに首を振り、重ねて問う) …ロベリアの身体が、こんなだから?(ぎゅ。手の平の指輪を細い指で包んで。分かっているはずの答えを確認するように) (07/20-16:07:18)
ご案内:「泉のほとり」にイチイさんが現れました。 (07/20-16:09:05)
イチイ > (少女の白い頬が色付く愛らしさに、淡く口元が綻んだ。冷えた泉に浸していた指を漸く持ち上げて、軽く揺らして水気を払う。連なる問いに、浅く首が傾いでから元の角度へ戻った。) ロベリアは、私の理想に最も近い。ならば、惹かれるのも当然の事象だろうね。(肯定。少女の意図など露ほども知らず、少し、間を置いてから再び開く口。) さりとて、黒髪が美しい婦女子を好ましいと想う男とて、黒髪ならば誰でも良い訳ではあるまいよ。 (07/20-16:15:46)
ロベリア > (いつものように サッ と長い袖で隠そうとするも、片方の手は指輪で塞がったまま。結果、隠すにも隠せていない状態で、返答には僅か、眉を下げたまま笑みを見せた。分かっていたことだから、それはどうということはない。 けれど間を置き続いた言葉に、ぱち。と赤い目を瞬かせ) ぇ、と……(それは、えぇと。元居た世界の仕事以外には浅学の頭をどうにか回転させながら。上目で じっ と見つめて) ロベリア、だから… 好きって思ってくれることも、あるの?(そういう、解釈でいいのだろうか。自分で言って、違っていたらと思うと気恥ずかしさに耳まで真っ赤になる) (07/20-16:24:23)
イチイ > (視界に晒されたままの染まる頬。ふ、と喉の奥で仄かな笑気が漏れたような。少女の細やかな表情変化の意味には相も変わらず理解が及ばぬものの、何を問うているかは解る。小さな少女を見下ろして、交わした視線は逸らさない。) 私は、求婚して以来ロベリアにこそ恋をしているつもりだけれど。私の想う魅力を有しているのは、誰でもないロベリアだろうに。(まるで言葉遊びのよう。真っ当な交際ならば、順序が逆だ。こくり、浅く首が傾いで、赤い耳を見て小さく笑う。) 愛らしい。 (07/20-16:34:14)
ロベリア > (じゎぁ 指摘されれば白かった頬は最早瞳と同色かと思われる程に赤く赤く色づいて。かつてない羞恥心に襲われる心地。笑みを浮かべるのを見やれば、頼りなく下がった眉が更に へにょり。普段の無表情っぷりはどこへやら) ぁ……ぁ…… あり、がと…(お礼を言うのも妙な気もするが、小娘の頭ではこれがいっぱいいっぱいだった。そろ、と結んでいた手を開き、そこに乗った指輪を見つめて) これ……フリッツに…前に話してた人に、もらったの。ロベリアから出る毒を、失くしてくれるって。(覚えてる、だろうか。チラ と隣に並ぶ相手を見上げ) 薬指に着けて、って……告白、されたの。(ぽつぽつ。まとまらない頭で些か唐突に告げた。相手が男性だと、彼も理解しているのを前提に) (07/20-16:45:15)
イチイ > (見事に赤い。これまた常ならば感情の薄い男の表情も、ほんのりと和らいだ。紡がれる礼には向けられる心当たりが無くも、唯ひとつ頷いて) フリッツ…(何処かで聞いたような。そう、少女が「前に話してた人」。誰だったろう、生者の名を覚える確率が低過ぎる男は、ゆるゆると視線を浮かせて考える。 「ロベリアから出る毒を、失くしてくれる」 成る程、ロベリアが毒を有する事をしっている存在らしい。薄らと浮かぶは、ロベリアの毒を確かめようとしていた誰かの話。 「告白」 そこで初めて、件の誰かが男だったらしいと合点がいった。) …嗚呼、成る程。フリッツ、とは男性だったのか。(今頃、納得の表情。そして、何でも無いことのように少女の手元へ手を伸ばして、するり、藍色のリボンを解いた。) おめでとう、ロベリア。(それは祝福の言葉。男の表情も声音も、愛を語った先程までと何一つとして変わらない。) (07/20-16:57:24)
ロベリア > ? ぁ、女の子と思って…(今回は悟るのが早かった。まだ頬の赤みは取れないながらも、伸ばされた手を視線で追って。 何、と思う間もなく静かに解かれたリボンに) ………(絶句した。おめでとうの、その言葉の意味が分からず唯戸惑った表情でそちらを見上げて) (07/20-17:03:57)
イチイ > 西洋の名には疎いのだけれど、確かに男性名らしいだろうかね。(きっと少女から話を聞く機会は幾度かあったろうけれど、全く気付かなかった。元より、興味の対象が狭いのも問題か。至極、自然な動きで長らく少女の指を飾っていたリボンは男の袂へと消えた。) …ロベリア?(少女の表情に、きょとん、とばかり瞳を瞬いて名を呼び掛ける。めでたい事だろうに、と、不可思議そうに。 その昔、少女が担っていた仕事柄、感じ取るものがあるだろうか。通常ならば有る筈の感情が、欠落している人間の瞳だ。) (07/20-17:12:52)
ロベリア > (元の白く細く、飾り気のない指だけになった手。それを見下ろした、矢先) ………(ぼろ。不意に大粒の涙が何の前触れもなく赤い瞳から零れ落ちた。それは滴となって、何もない薬指を濡らしていく。 名前を呼ばれ、また顔を上げる。そうする間にもぽろぽろと、透明な液体は頬を伝っていく) ぁ…れ?(そこでようやく、肌を伝い指を叩く何かに気が付いて。ぺた、ぺた、と頬に触れる。でもそれが何かは分からない) (07/20-17:20:57)
イチイ > (大きな瞳から、白い頬を伝い落ちた涙の雫。そこで初めて、驚いたように赤紫の瞳が瞬いた。止む事のない涙の痕と、それに触れては濡れる少女の指。) …ロベリア?(もう一度、今度は先程よりも気遣うにも似た響きで名を呼んだ。袂から取り出す真白いハンカチを、少女の頬へ当てる事は出来るかな。そうっと、柔らかな所作で、白い肌を濡らす涙を拭い取ろうと) (07/20-17:26:55)
ロベリア > (頬に触れる指を伝ってなお、ぼろぼろと滴は零れ続ける。あったかい、なんて頭のどこかでぼんやりと感じながら。 ハンカチを当てられれば、じゎりと水滴はぬくもりと引き換えに吸い込まれていく。濡れた頬は涙のそれが移ったのか、ほんの少しだけ温かい) ご、め……(ハンカチを、濡らしてしまってと言いたいのだろう。ぁれ、ぁれ、と繰り返し止まらないそれに繰り返し戸惑った声を漏らす。ぽろぽろ ぽろぽろ。再び呼ばれた名に、今度は ぎゅぅ と胸を掴まれる思いがした) っ……(痛い。苦しい。小さな背を僅かに丸めて、眉を寄せる。薄い唇を微かに開いて) (07/20-17:35:53)
ロベリア > (頬に触れる指を伝ってなお、ぼろぼろと滴は零れ続ける。あったかい、なんて頭のどこかでぼんやりと感じながら。 ハンカチを当てられれば、じゎりと水滴はぬくもりと引き換えに吸い込まれていく。濡れた頬は涙のそれが移ったのか、ほんの少しだけ温かい) ご、め……(ハンカチを、濡らしてしまってと言いたいのだろう。ぁれ、ぁれ、と繰り返し止まらないそれに戸惑った声を漏らす。ぽろぽろ ぽろぽろ。再び呼ばれた名に、今度は ぎゅぅ と胸を掴まれる思いがした) っ……(痛い。苦しい。小さな背を僅かに丸めて、眉を寄せる。薄い唇を微かに開いて) (07/20-17:40:51)
イチイ > (男の欠けた感情は、少女が抱く感情に対する理解も鈍らせる。止まらない涙の意味と、絞り出される謝罪の声。ほんの僅かに、困ったように眉尻が下がって、止め処なく雫の溢れる目許へ、濡れてしまった頬へ、柔らかに押し当てる布地が水気を拭う。) …何も、謝る事は無かろうよ。ロベリアが幸せになるならば、他に私が望むべく事など無いだろうに。(起伏の薄い常の物言いに比べ、その口振りは穏やかなもの。そう、と伸ばすもう一方の手で、とんとん、と優しく背を撫でられようか。) (07/20-17:45:44)
ロベリア > (背中をとんとんされれば、子供のように ぐす、と嗚咽が上がった。それでやっと、自分が泣いていることを自覚する。演技でもなく、訳も分からぬまま止めようもなく内から溢れてくるというのは、もう記憶が霞むほど、遠い思い出の中にしかないことで)  ろ、ロベリア は……(ぐす、ぐす。幼子が泣く姿そのままで、ひっく と背を震わせる。そうしてる間にも胸の痛みは消えず、ズクズク ぎゅぅぎゅぅと心臓を締め付ける。昨夜吸った毒が今更、己の身を浸したというのだろうか。否そんな、と困惑する頭は忙しなくごちゃごちゃと絡まって。はぁ、と大きく息を吐いた。過呼吸にでもなったかのような荒い息で)  でも、ロベリアは  櫟が、すき。(震える声で、何も考えられないままに、言葉が口を突いて出た) (07/20-17:58:27)
イチイ > (華奢な背へ触れる事の許された手は、とんとん、と一定の間隔を保って宥めるようにそうっと跳ねる。少女が泣く姿を見るのは初めての事で、誰かが泣くのを宥めるような事はあったかどうかも怪しい程で、切れ切れに届く声を取り零さぬように、その口元へ眼を留めた。) ……、私も好きだよ、ロベリア。(思いがけず、己への思慕を告げる少女に、ほんのりと丸くなった双眸を和らげて。先程と変わらぬ言葉、変わらぬ声音。それでも、続く言葉は異なるもので。) さりとて、私ではロベリアが望む未来を与えられまいよ。ロベリアは、柔らかな心根で穏やかな日々を望むのだから。(そう、男の薄い唇が微笑んだ。「自分から出る毒を失くすこと」を、望む彼女に、己が添う事は赦されまい。) (07/20-18:13:32)
ロベリア > (嗚咽が漏れそうになる口元を押さえ、今漏らした言葉を遅れて自覚する。胸を締め付ける痛みは時を経るごとに強く苦しくなっていく。首を振り、何度も振って、ぎゅぅ と涙を拭うハンカチを持つ手を掴もうとして) 望んだの。ここでなら、願ってもいいかなって、思えたの。ロベリアのことを知っても、ナイフを向けないでいてくれる人もいるんだって、思えたから。 ……でもそこに、櫟がいないのは、嫌。(震える声ながら、きっぱりと言った。考えた言葉ではなく、唯々口を突く言葉ばかり。それは口にすることで、やっと理解し、自覚した想いばかりだった) (07/20-18:28:29)
ご案内:「泉のほとり」からロベリアさんが去りました。 (07/20-18:34:57)
イチイ > (色々な事情が交錯した上で、男は取り敢えずと少女の華奢な肢体を抱き上げた。荒ぐ呼吸と、溢れた涙。一度、落ち着かせる事も必要だろうかと、少女の嗚咽を耳にしながら、屋敷へ戻るべく草地を踏み締めるのでありました。さくり、さくり、二人分の重みを担ったブーツが柔らかな音を立て、二人の姿は森の奥へと消えた。) (07/20-18:38:17)
ご案内:「泉のほとり」からイチイさんが去りました。 (07/20-18:38:29)
ご案内:「森の中の開けた場所」にイチイさんが現れました。 (07/20-20:45:47)
ご案内:「森の中の開けた場所」にロベリアさんが現れました。 (07/20-20:47:18)
イチイ > (さて、屋敷へ向かうその道中、腕の中の少女は幾許か落ち着いたろうか。開けた場所に程良い切り株を見つけたらば、少女をそうっと腕から降ろして、座らせようと試みるようで。座って頂けるようならば、己はその前へ膝を着こう。) (07/20-20:48:47)
ロベリア > (なおも残滓のように時折ぐす、ぐす、と背を震わせてはいるものの、腕に伝わる心音は平時の時まで落ち着いていた。いつの間にか辺りは暗く、降ろされて見上げた空の様相でやっとそれに気付いただろう。未だ ぽろ と退いたかと思えば零れる涙を、やや乱暴に目元から白い袖で擦って) (07/20-20:53:22)
イチイ > (届く月明かりは半月故に明るいと言う程では無いけれど、互いの表情を確かめるのには困る程ではないか。未だ止まりはしない少女の涙、荒く拭う仕草をやんわりと咎めるように、再び取り出すハンカチを目元へ添えようと) …幾らかは、落ち着いたろうかね。(相も変わらず、声音は穏やか。赤紫の瞳には、ほんのりと気遣う色が残る。) (07/20-21:00:28)
ロベリア > (まるで壊れた水道管のように、ぽろ とまた零れた滴。自分で拭うより先に、今度は真白いハンカチで拭い取られた。 こくりと一つ、頷いて返す。赤い目は、元々だから変わらない) (07/20-21:03:17)
ご案内:「森の中の開けた場所」にフリッツさんが現れました。 (07/20-21:06:09)
イチイ > (細やかな肌を傷めぬように、そうっと押し当てる布は目元を、濡れた頬を拭う。頷いた動きに、安堵めいた吐息がひとつ。涙が止まらぬようならば、ハンカチは少女の目元へ添えた儘で) …さて、如何に考えるべきだろう。(己の想う少女の幸福と、少女の想い描く幸福に、おそらく差異があるらしい。ゆうるりと、言葉に悩む視線は宙へ浮く。)>ロベリア (07/20-21:09:11)
フリッツ > (植物毒のサンプル探しにあっちこっち歩きまわって、いつものYシャツは木っ葉がくっつき、スラックスの裾にも少量のドロがついていた。夜となった森のなかで、開けた場所が見えたが)…(ロベリアと男が一人。悪漢ならさっくりロベリアがしばき倒しているだろうと思っていたので、それとは違うかなと思えば、ゆっくりと気配を潜めていきつつ、手近な樹の幹に身を寄せて隠れ、二人の様子を伺うことにした) (07/20-21:09:48)
イチイ > (潜められた気配。それなりの距離だろう青年を、この男が感知する事は出来ない。唯、微かに、青年が所持しているだろう植物に反応した何某が、ぴくり、と己の中で動いたような気配を感じただけで、男の意識はロベリアに注がれている。) (07/20-21:13:35)
ロベリア > (ただ時間が経ったのと、今しがた乱暴に擦ったのとで、目元は少しばかり腫れていた。改めて問われ、頷いたことで涙はもうきっと大丈夫。 俯くようにした視線は、ちょうど相手と交わる形になるだろう) ……ロベリアの未来は、ロベリアが決めるの。幸せもなの。(相も変わらず、指輪は右手の中にある。それを服ごと きゅ、と掴んで細い肩を震わせて) ここに… ここに来てからのロベリアは、櫟と過ごせて幸せなの。帰る場所ができて、幸せだったの。…元の世界に、帰れなくても、構わないって思えたの。 (07/20-21:24:14)
フリッツ > …((奴がぁ))(イチイというやつかと、樹の幹から少しだけ顔をのぞかせて一瞥する。赤色の髪と瞳が印象に残る。静かに顔を引っ込めれば、ロベリアの言葉が再び心に突き刺さり痛みが走る) (07/20-21:30:00)
イチイ > (月明かりに浮かぶ少女の顔を見れば、先程の泉でハンカチを濡らしておくべきだったかと頭の隅で考える。す、と引き戻すそれは再び男の袂へ納まって、濡れた少女の瞳と視線を交わす。) 嗚呼、此の世界での土産話を語るロベリアは実に幸福そうで喜ばしい。(ひとつ、頷いて応えた。少女の語る己の場所に関しては、それほどの価値があるものかと驚きに近い心境だけれど。指輪を握る手を包み込むように、そうっと上から握り込めるかな。) ならばこそ、大切にすると良い。その柔らかな心は、ロベリアの美徳だろう。 (07/20-21:32:30)
ロベリア > 友達も、出来て、嬉しかったの。…それを、いつも笑って聞いてくれたのも、とっても嬉しかったの。(握り込まれる腕は、昂ぶり涙にくれた後でもなおも冷たくひんやりと。その手を見下ろし、こくりと頷いて。 こうやって、触れてくれるのも元の世界では一人だけだった。彼もまた、毒を厭わない身だったとぼんやり思い出し) 未来なんて、与えてくれなくていいの。ただ、いなくならないで欲しいの。傍にいて、欲しいの。(子供のような、我儘を言う。常ならきっと、樹に身を隠す彼の気配も容易に察知できたるだろうに、今は泣かずに言葉を紡ぐことで精一杯で) (07/20-21:43:29)
イチイ > (赤紫の瞳を少女から逸らすことは無く、また薄い唇は開くことも無い。唯、瞬くことが相槌であるかのように、ゆるり、ゆるり、髪と同色の睫毛が緩やかな上下を繰り返す。冷たく小さな手の中にこそ、己の想う少女の幸福は握られているのだけれど。) …、さりとて、私に添うて居ては身に染みたモノとの決別は出来まいよ。(ゆうるりと、男の頭が浅い角度で傾ぐ。そうして、もう一方の手で少女の頬へ触れようと伸ばして) 先から言うように、私が望むものはロベリアの幸福以外に有りはしないのだけれど。其れがロベリアの幸福だと言うならば、共に朽ちれば良いだろうかね? (07/20-21:58:13)
フリッツ > (まるで死刑の瞬間でも待っているかの心地だ。傍から見れば二人の甘い会話は、人を楽しませる話題だろう。けれど自分にとっては、彼女が離れていくように思えるばかり。息を殺したまま、静かに耳を傾け続ける。ここで逃げ出したら諦めることになると、己に言い聞かせて) (07/20-22:01:02)
ロベリア > ……生まれた時からずっと、この身体は毒と一緒に在ったもの。それをきれいにできるなら、したいと思うのも確かなの。だからこの指輪をもらって、とっても嬉しかったの。フリッツにはすごく、感謝してるの。 ……でも、でもね。離れがたいと思う、自分もいるの。だってこの身体は、ここまでずぅっと、ロベリアを生かしてくれたものだから。(胸に当てた手は、とくんとくんと静かに脈打っている。だからそれは、そう出来ることはとても幸せだろうけれども。下げた眉は未だそのまま、まだ潤む目元を笑むように細めて) 傍にいて、櫟。あなたともっと一緒にいたいの。 (07/20-22:15:53)
イチイ > (生まれた時からずっと。ゆる、と男の瞳が瞬く。やはり少女の語る言葉に口を挟まずに、真っ直ぐに見据えた唇から紡がれる音を、目で、耳で、己の胸へと運ぶ。此れは理解か、共感か。伝えられた少女の想いを、己は幾つ正確に把握出来ているのだろうか。 足りていない。此処で漸く、己に足りない何かに気付く。きっと、大切なものが足りていない。) …、……。(すう、と潜めた呼吸を一度、二度。それでも少女の望みだけは、明確に。) ロベリアの幸福に私が必要であるならば、其の心が望む限り傍らに。(重ねた手を離す。そして少女の脚を、そうっと掬い取る事は出来ようか。叶ったならば、頭を低く屈める如く、脛への口付けを。) (07/20-22:32:36)
ロベリア > ………(じゎ と視界が揺れるのを感じた。瞬きをすればまた、ぽたりと滴が零れ落ちて。けれどこれは、心揺さぶられるままに止める術もなく溢れ出てきたものではない。それとは違う、胸を締め付けない柔らかなもの) ぇ。(戸惑いながらも、ひょぃと掬われる脚。ワンピースの下は素足なので、チラと白い肌が覗くかもしれない。何か、リボンのようなものを巻いた足首なんかが。 長いワンピース姿ゆえ、口付けられるのはその上からだろう、が) なっ、ゃっ…!(何でそんなとこに!?とワタワタ、思わずスカートの裾を押さえて) (07/20-22:45:28)
イチイ > (屈めた頭上で少女の瞳から落ちていた雫。それを見る事は敵わずに、唇で触れたのは少女の纏う白い布地。少女の脚に触れたのは、きっと初めて出逢った夜以来ではなかろうか。 戸惑いの意味など知らず、目的を離した男はするりと白い脚を解放して、傾いでいた上肢を起こす。) 何か、間違えたろうか。(きょとん。常の平淡な声音と共に、少女を見る。確か、脛への口付けは、心の儘に、と云う意味合いでは無かったかと。少しばかり斜め上へ逸れた解釈を脳裏に泳がせながら、今度は少女へ差し出す右手。対面する少女からは、左手の前へと男の掌が差し出される。) (07/20-22:53:41)
イチイ > (屈めた頭上で少女の瞳から落ちていた雫。それを見る事は敵わずに、唇で触れたのは少女の纏う白い布地。少女の脚に手で触れたのは、きっと初めて出逢った夜以来ではなかろうか。 戸惑いの意味など知らず、目的を果たした男はするりと白い脚を解放して、傾いでいた上肢を起こす。) 何か、間違えたろうか。(きょとん。常の平淡な声音と共に、少女を見る。確か、脛への口付けは、心の儘に、と云う意味合いでは無かったかと。少しばかり斜め上へ逸れた解釈を脳裏に泳がせながら、今度は少女へ差し出す右手。対面する少女からは、左手の前へと男の掌が差し出される。) (07/20-22:54:40)
フリッツ > (ああ、これはまじでヤバイかもしれないと思っていたのだが、小さな悲鳴が聞こえるとバッと顔を上げた)なぁにが間違えたかだこのやろうがぁ、やるときゃ最初ぐらい屋根の下でやりやがれクソがぁ(ばっと飛び出し、指さしながら叫んでしまうのだが、その後はっとした)((やっべぇ、出てきちまったよ…どうすっかこれぇ))(と思うのだがスカートの裾を抑えているのを見て、若干むっとした。勘違い進行中である)>二人 (07/20-22:57:51)
ロベリア > だ、だって、ぁ…脚……(肩より腕より胸より、脚を晒し触れられることが最も羞恥となる文化の出身だったりするのだ。先程まで静かだった心臓は、今はどくどくと酷く喧しい。ぐぃぐぃとなおもワンピースの裾を引き下げるようにして。その場所への口付けの意味は知らないらしい。唯々困惑している) …?(今度は何だろう、と収まらない心臓の音を押さえるべく右手を胸に当てながら、ちょん とその手に左手を重ねよう。 と、) フリッツ。(声、と共に はっ と気配も意識の元に。遅すぎる気はするが、赤く腫れた目でぱち、とそちらを見やり瞬きをして)>お二人 (07/20-23:02:52)
イチイ > (唐突に、響く声。ゆるり、瞬いた赤紫の瞳を、音を頼りに差し向けて。じぃ、と月明かりに照らされた青年の姿を確かめる。 まるで、血統書付きの西洋犬のようだ。 そんな失礼な、けれど当人にとっては賞賛の比喩を脳内で。) …、……最初?(遅れて、青年が放った言葉、質問を理解した。こくり、首を傾がせる。)>フリッツ (07/20-23:03:05)
イチイ > (委ねられた少女の左手。掌に感じたそれを、やんわりと握り取りながら、視線はフリッツへ注がれた儘。 そして、少女の呼ぶ声に、) 嗚呼、彼が。(驚いた。とでも言いたげな、しかし平淡な響き。まじまじ、不躾にも青年の姿を眺めるばかり。美しいけれど、おそらくは人間なのだろう。残念だ。まじまじ。)>二人 (07/20-23:06:37)
フリッツ > (なんだか色々おっぱじめそうに感じると思いつつも、恋敵の反応は表情が動かない自分と比べても何だか妙だった。そして赤く晴れた瞳とこの現場は彼の勘違いを加速させるのに十分)おいこらぁ、ヤロウの癖にすっとぼけんじゃねぇやぁ。女を最初にエスコートするときゃぁなぁ、屋根の下って相場…じゃねぇな、常識が決まってる事ぐらい分かんだろうがぁ。それとも何かぁ、マトモじゃねぇ事でもしようってかぁ(そしてロベリアとの会話で自分の存在も知られたとわかるが、やたらと見てくる視線に不気味なものを感じた)…なんだぁ、ガンつけてんのかぁ?(とはいうものの、そうとは見えず。探りうちのような言葉を真顔でつぶやき)>イチイ (07/20-23:10:45)
ロベリア > ……ぅん。(こくり。彼が、の言葉に小さく頷く。ひょっとして、自分たちのやり取りを聞いていたのだろうか。 幼い表情が曇り、指を開いて手の中の指輪へ視線を落とした)>櫟 (07/20-23:10:46)
イチイ > エスコート…、(青年の言葉を一度飲み込んで、口に出す。よもや勘違い故の言動と思い当たる筈もなく、男の思考は己の行動と紐付けを試みる。) …、…確かに、マトモ、では無い事だろうか。屋内で行う事が西洋の作法とは、知らぬ事とは云え無知は免罪符になり得ぬのだろうよ。助言に感謝しよう、フリ……ッツ。(聞いたばかりだ。詰まりはしたが、間違えはしなかった。 ガン?だなんて、僅かに首が傾いだ気配の後で、得心したように口を開く) 嗚呼…、美しい顔立ちをしているものだと。不躾な事を済まないね。(さっくりと、これまた変化の無い表情で正直に。)>フリッツ (07/20-23:20:12)
イチイ > (件の青年が言うのだ、西洋の作法に従おう。そんな勘違いの連鎖を経て、握っていた少女の左手を解放すれば、ふ、と視界に映る視線の先。 指輪を見て、こくりと首を傾がせる。礼でも言い損ねているのだろうか、そんな思考。) ロベリア?>ロベリア (07/20-23:23:02)
フリッツ > …ほぉ、つまりそういうことかぁ(やる気満々だったんだなと理解。そして前にロベリアから聞いた言葉も思い出す)体が気に入ったなんていったってよぉ、聞かされちゃいたがぁ…まぁな、それだけじゃなけりゃなんてのも思うんだがよぉ? 俺からすりゃ、今それだけ目当てって聞こえちまってるんだがぁ、テメェはどう思うかねぇ?(ストレートに言葉を紡ぎつつ、表情は相変わらずの真顔。ロベリアをちらりとみやってから、続く言葉にイラッとした)おもしれぇ喧嘩のうり方だなぁ、ロベリアの好きな奴だから手ぇ出ねぇとでも思ってんのかぁ?(どうして今回はこんなに過去の記憶を喚起させるのだろう、恋敵まで口調が被って感じつつ、気配が少しピリピリしている)>二人 (07/20-23:27:03)
ロベリア > …?(エスコート?そういうこと?と不思議そうに呟いて、浅く首を傾げるのがもう一人。これも全く、分かってない) ……フリッツ。そういうつもりじゃ、ないと思うの。櫟って、ぇっと……(しばしの迷う間。上手い表現が見つからず) こういう人だから。(ものすごく抽象的な言葉で完結させた。悪気はないと思う、と言いたいのだろう。指輪は今は そっ と、仕舞っていたポケットに戻して)>フリッツ (07/20-23:31:36)
イチイ > (食い違いに気付かぬ故に、否定なぞする筈もなく緩りと頷きをひとつ。しかし、少女から投げ掛けられた問いを、青年からも受けるとは思わなかった。少しだけ驚いたように、緩やかに赤紫の瞳が瞬いて) 其れは、咎められるべく事なのだろうかね。(当人に悪意は無い。しかし特別な存在を除いて、絶対的に言葉は足りない。先程、言葉を砕いたばかりの質問ならば尚の事。唯々、不可思議そうに青年を見返して、少女の前で屈んでいた姿勢から緩慢に身を起こす。) 私には、愉快な喧嘩を売るだけの甲斐性が見い出せぬのだけれど……、気に障ったならば致し方あるまいね。(己の社交性の無さは、自覚している。感情の薄い瞳で青年を見て、淡々とした口振りで謝罪を吐いた。事も無げに。)>フリッツ (07/20-23:36:19)
イチイ > (食い違いに気付かぬ故に、否定なぞする筈もなく緩りと頷きをひとつ。しかし、少女から投げ掛けられた問いを、青年からも受けるとは思わなかった。少しだけ驚いたように、緩やかに赤紫の瞳が瞬いて) 其れは、咎められるべく事なのだろうかね。(当人に悪意は無い。しかし特別な存在を除いて、絶対的に言葉は足りない。先程、言葉を砕いたばかりの質問ならば尚の事。唯々、不可思議そうに青年を見返して、少女の前で屈んでいた姿勢から緩慢に身を起こす。) 私には、愉快な喧嘩を売るだけの甲斐性が見い出せぬのだけれど……、気に障ったならば致し方あるまいね。申し訳ない。(己の社交性の無さは、自覚している。感情の薄い瞳で青年を見て、淡々とした口振りで謝罪を吐いた。事も無げに。)>フリッツ (07/20-23:37:13)
フリッツ > (咎められることか?彼にとってはまさかの答だった)…ハッ(珍しく普通に笑ったように見えるだろう。呆れたように鼻で笑い飛ばすように。)あぁ、分かったぜぇ、ロベリアよぉ。こういう奴なんだなぁ…?(指先がベルトに掛けられたケースを弾く、並んだディスクの中から紫色のディスクを取り出すと手甲へと差し込んだ)いやいやぁ、煽り上手だってことだけは褒めてやんよぉクソが <<恋は目で見ず…>>(手甲から流れる声は、ロベリアが聞いたことがない声だろう。そしてその先がどうなるかは知っているだろうけれど)心でみろってなぁ(大気の力が集まり、風が渦巻く。フリッツの周りに砂塵を巻き込んだ渦が生まれ、姿が隠れると拳をつきだして吹き飛ばす。風を思わせる流線型のデザインが施された戦装束に尖った瞳の部分が煌々と輝く)俺の恋の嵐ぁ…激昂で暴風雨ってなぁ 好きな女に体目当てで近づくとか抜かしやがって…(言葉とともに更に風が吹き抜けた。殴る気満々である)>二人 (07/20-23:47:27)
ロベリア > (左手を下ろし、ぅうん。と何とは言わないが首を振る。 そしてあぁ、何だかとっても記憶にあるやり取りが。彼は自身については多少知ってはいるものの、櫟については何も知らない。その趣味嗜好も。 しかし人のそれを勝手に吐露して良いものかと迷う間に) ふ…フリッツ。だめなの。危ないの。(切り株から身を起こし、ト とそちらへ駆け寄ろうとして。人の身でも、近づける程の風であればだが)>お二人 (07/20-23:51:10)
フリッツ > (変身後に吹き出した風はまさに突風と言わんばかりのものだったが、今フリッツの周りを渦巻いている風はそれほど激しくはない。近づこうと思えば近づけるだろう)危なかろうとなんだろうと、そいつの体目当てが気に食わねぇ、つか理解したくねぇ…てか、そんな奴にやられるつもりもねぇ(と何時もより感情の波が強い声を紡ぎ、ロベリアを見下ろすだろう)>ロベリア (07/20-23:58:45)
イチイ > (笑った。他者の感情の機微に疎い男は、笑った青年を見て、やはり浅い角度で首を傾げるのみ。何が可笑しかったのか、彼の感情を理解することは、おそらく出来そうにない。 青年の取り出すディスク、流れる音声。それもまた男の理解の範疇を超えたもので、思い返すは少女がいつかに語っていた「魔法のようなもの」。これがそうかと、感心めいた心境で青年の挙動を眺める内、渦巻く風に包まれて装束すらも変化した。ほう、と吐く息もひとつ。) …ロベリアも語っていたけれど、矢張り魔術の一つなのだろうね。(少女に同意を求めたか、はたまた青年への問いか、独白か。物珍しい想いで見守る男は、その場を動かない。駆け寄る少女の背も、止めず見送るだろう。吹き抜ける風で、ふ、と軽く視線を持ち上げたものの、本日は学帽も被っていなかった。視線は再び、青年へ。)>二人 (07/20-23:58:58)
フリッツ > (こちらが戦う気まんまんなのをみせたところで、動く様子がないのが更に腹が立つ。イラッと憤りが溜まっていく)魔法だからなんだんってんだぁ、いいかぁ、俺はぁ手袋投げつけるほどお上品じゃねぇ、構えろやぁ、構えなくてもいいけどよぉ、遠慮無くブチのめすぞ…(最後の言葉は間延びしなかった、腰を少し落とし、いつでも動ける体制を取る)>イチイ (07/21-00:04:17)
ロベリア > 魔術……ぅん。(の、はずなの。と独白めいた言葉に頷き、ふゎりと揺れるワンピースの裾から、脚が覗きそうになれば押さえながらもそちらに駆け寄って。そして ふ と、一度は仕舞った指輪を取り出し、右の指に嵌める。昨日見たあの指輪を、彼がしているか分からなかったから) や、やられるとか、そういうのじゃ、なくて…(おろ。眉を下げ、言葉を探す。彼の毒に充てられるかもしれないし、もう一方の彼は魔法――だろうか、を食らって大丈夫なのかも分からないしで。腕を伸ばし、取れるなら ぐぃ、とフリッツの手を引きたい。やだ、と)>お二人 (07/21-00:11:59)
イチイ > (先ず、青年の言葉を「魔法である」肯定として受け留めた。そして、少女の頷きを視界に留める。ひとつ疑問が解けた想いで、頭に入る続いた言葉。 どうやら、彼は本当に臨戦態勢らしい。それすらも今頃になって、理解する。 ゆるり、ゆるり、瞬く双眸に相変わらず感情は無い。唯、真っ直ぐに見据える青年の姿を赤紫の瞳に映す。) 生憎、私は戦闘要員では無い。可能なら、此の血に触れぬよう殴った方がいい。(淡々と、解説の如く男は己を示して語る。構える必要性云々でなく、構えるという動作すら、この男は行った事が無い。故に、動く気配は無い。)>二人 (07/21-00:13:36)
ご案内:「森の中の開けた場所」にイチイさんが現れました。 (07/21-00:20:45)
フリッツ > (魔法を使う時の関係上、常には身につけてはいなかった。そして臨戦態勢をとったところでロベリアの手が自分の手に触れる)…(ロベリアの手につけた指輪が目に入る。自分はまだ彼女の中にいるのだろうと少し自信を持てた、そしてもう一度相手をみやり)ロベリアぁ、俺は生憎なぁ…好きな女のことでマジな顔しねぇ奴ぁ信用ならねぇよぉ。オマケに殴れるなら殴ってみろって煽られて、殴らねぇヤロウはいねぇ(そして反対の手をイチイへと向ける)エアロカッター!(風で出来た刃が弧を描き生成されると、突風のごとく放たれた。しかし目前のところで魔法をとき、刃は強いが無害な風となって彼に当たるだろう)>二人 (07/21-00:22:23)
ロベリア > (風を纏っているのなら、いつもよりはっきりと花の香りはそちらに届くだろう。指輪の効果が発動しているのならば、それは無害なものになろうか。だからこそ自分から触れようとしたのだが) ぅ、ぅ…(多分、至極真面目ではあると思いつつ、自分も同じようなことで頬を張った経験があるので何とも言えず。 叫ぶ声。けれど彼の身は動かない。殴るという言葉の意味をそのまま捉えていた娘は、ぇっ と驚いた声を上げて) (07/21-00:31:04)
イチイ > (青年の声を合図に、放たれる風の刃。純粋な魔術とは、風すらも斯様に操る事が出来るのかと、赤紫の瞳が淡い感動を纏う。迫る突風を己が眼で捉えたいように、瞬きすら忘れて見入る。 も、それは正しく束の間の出来事か。強い風が赤い髪を、藍鼠の袖をはためかせ、駆け抜けた。反射的に細められた双眸が、一度、二度、瞬いて。 つい、と己の首に片手が伸びる。嗚呼、と、声にならぬ愁いを帯びた吐息が、薄い唇から零れた。 そうして、不可思議そうに、青年へと意識は戻る。) (07/21-00:33:06)
ロベリア > いっ (櫟。その名を呼び掛けた声が駆け抜ける風に阻まれ溶け消える。反射的に閉じた瞳を開く頃には、風はもう霧散しているだろうか。 どうもない様子なのを見れば、ほぅ と安堵の息を漏らし) (07/21-00:38:43)
フリッツ > (花の香に気を向けられるほど、意識は冷静ではない。指輪が周りの毒素を打ち消してくれているため、香りだけが届くことになるのでより一層気づかない。)…(返事はない。そして風を放つと本当に男は動かなかった。そしてつきだした掌を握り、指鉄砲の形にして指差す)どうしたぁ、ぶっ飛ばされるって思ってチビッたかクソヤロウ。ロベリアが俺の手ぇ握ってなきゃ本気で首跳ねてやるところだぁ(ぶっ飛ばしたいが、ロベリアがここまで止めに来ているから危害にまでは発展させなかったらしい。ロベリアの手をこちらから握り返すように握ろうとするだろう)体目当てはやめろ、やめる気がねぇなら次はロベリアが止めてもぶん殴る(そして指鉄砲の手を握り直し、拳にして宣告した)>二人 (07/21-00:40:15)
ロベリア > フリッツ…… あり、がと。(握り返された手の上から更にもう片手を添えて。包むようにして、瞳を細め笑みを浮かべて、押さえてくれたことへ感謝の意を告げる) ……あの、ね。フリッツが、思ってるのとは……ちょっと違うと、思うの。(ぽつり。上手く説明できないが、そして事実は事実なのだが、フォローのつもりなのかそんなことを)>フリッツ (07/21-00:48:32)
イチイ > …否、認識を改めよう。鳥のようだ。美しい。(青年の挑発めいた口振りにも、気にした風はなく男は頭を横に振る。犬では無い、彼は鳥のようだ、実に美しい魔術だった。 己の首に、喉に触れていた指先が、つい、と識別タグを辿ってから落ちる。嗚呼、惜しい。 改めて告がれる言葉は、先程と同様の指摘。) さりとて、肉体が無ければ触れる事も出来まいよ。屍のみならず、生ける間も、慈しみたいと願う事は、咎だろうか。(それとも、西洋では肉体を重要視しないのだろうか。変わらず表情の薄い顔で、こくりと首を傾ぐ。彼の言葉は、実に難解だ。 少し、考えるように視線が宙に浮く。)>フリッツ (07/21-00:51:49)
フリッツ > (目を細めての微笑み、やはり可愛いなぁと再認識する)お礼いわれるようなこっちゃねぇよぉ、寧ろ、その指輪してくれて、ありがとなぁ(マスクの下でうっすらと微笑み視線で指輪を示し)違うってなんだぁ? 何が違うんだぁ(違うと言われても、どう違うのか想像できず、訝しげに首を傾けた)>ロベリア (07/21-00:52:10)
フリッツ > おいテメェ、そろそろ上級魔法足に乗せてドタマ蹴り潰すぞ、おぃ(再び謎の言葉を言われれば、またイラッとする。どうにも煽られているように聞こえてならない、オマケに首筋なぞっているし気味の悪さも少し感じる)…あのなぁ、俺が詩人にみえっかぁ?ちゃんとわかりやすい言葉でいえやぁ(また回りくど言い方にイラッとする。自分でこれだけいらいらするのだからフランツだったら既に五発殴ってるとか思いつつ、言葉の意味を問いなおす)>イチイ (07/21-00:55:49)
ロベリア > ふ、フリッツこそ、なの。(お礼を言われるようなと言われれば、ちょっと慌てて首を振り。ふるふる) ぇ、と……(チラと櫟を見やって。屍という言葉には、一瞬瞳を伏せたのだけれど) ロベリアの身体。ひんやり、してるでしょ? 毒がある…のも、もう、分かってる、よね。 そういう、ロベリアの身体が、ってこと…(彼が欲しているのは、と腕を解き自身の胸に手を当てて。自分はそういった特殊な身体をしてるからだと、そういう意味だと通じるだろうか?)>お二人 (07/21-01:00:11)
フリッツ > んじゃあ、その言葉、ありがたく受け止めるからよぉ、俺のお礼もうけとってくれやぁ(じゃあお互いにと提案を一つ)…?(瞳を伏せたのを見落とさなかった。それから紡ぐ言葉、冷たい体、毒、そうだなと若干生返事気味に頷いたのだが、なにかその中にキーワードがあるのかもしれないと考える。)((肉体…がない、屍と生きる…ん?))(屍のみならず、奴はそういった。屍でも、といっていない。まさか、なんて思うも、まさかが当たるなんて世の中多い)冷たいってこたぁ、生きてねぇみたい、って意味じゃねぇよなぁ?(ロベリアへ確かめるようにつぶやいた)>ロベリア (07/21-01:08:24)
イチイ > 嗚呼、血の洗浄さえしてくれるならば構いはしまいよ。(風で乱れた己の着物を整えながら、澱みなく快諾を口にする。淡々と、極めて本意から。 ゆら、と一度揺らして確かめる袖。そして問い返される言葉。思案に外していた視線を、再び青年へと据え直し) …、実に難解だ。(そう、まるで互いの言語が噛み合わない。元より、言葉を選ぶ事も、他者の感情を汲み取る事も、不得手だ。少女には何と説明したか、思い返して、口を開く。) …美しい黒髪を好む男が居たとしよう。男は、理想の髪を持つ婦女子に想いを寄せた。そうして、接した彼女の心にも惹かれたとしよう。 其れは、咎められるべく事だろうか。 私は、屍を愛している。そうして、ロベリアに想いを寄せた。その心と肉体を、欲する事は咎だろうか。(少女の語りも耳にしながら、青年に伝えるべく言葉を練り直す。 己が異常な自覚は有れど、青年の目から見て、己の其れは咎か否か。第三者である彼ならばこそ、正確な解答をくれるだろうか。赤紫の瞳は、ひとつとて揺れず、平然と問い掛けた。)>フリッツ (07/21-01:09:08)
ロベリア > …ん。(こくり。気恥ずかしさからかほんのり頬を染めながら、頷き返した。問われる言葉に肯定の意を示そうと口を開くその前に、櫟が言葉を紡ぎ出す。胸に当てた手を降ろし……それを聞く内に、じゎ と今日何度目かの、頬が赤くなる感覚が甦った。それを隠すように、視線を地に向ける) ((……でも…))(ほんの僅か、心の片隅で別のことを思いながら) (07/21-01:18:10)
ロベリア > …ん。(こくり。気恥ずかしさからかほんのり頬を染めながら、頷き返した。問われる言葉に肯定の意を示そうと口を開くその前に、櫟が言葉を紡ぎ出す。胸に当てた手を降ろし……それを聞く内に、じゎ と今日何度目かの、頬が赤くなる感覚が甦った。それを隠すように、視線を地に向ける)>お二人 (07/21-01:18:23)
フリッツ > ……俺も黒髪の美女は嫌いじゃねぇやぁ、別にテメェが屍と何してようと気にもしねぇ、だけどなぁ。ロベリアが冷たくなくなったら、てめぇはロベリアをどうするだろうなぁ、屍を好むのと、ロベリアを愛でる心、どっちが本心だぁ(ロベリアが恥じらっているのに目もくれず、ディスクを抜いた。代わりにすぐさま赤いディスクを差し込む)<<人はしばしば恋に欺かれ、恋に傷つき、不幸にもなる>> それでも人は恋をするってなぁ(今度はフリッツの戦装束を炎が包む。ロベリアが触れてもやけどはしないが、それなりの熱気はある。開いている腕を横薙ぎにふるい、炎を振り払うと、燃え盛る炎を象った飾りの施された衣装と兜に変わっていた)ロベリアぁ、体温上がると体に害ってあるかぁ?(試しにそんなことを問いかけ)>二人 (07/21-01:27:29)
ロベリア > (それは、興味なくなるんじゃ、ないかな。と心の中で呟いた最中、ぶわっ と生まれた熱気に反射的に目を細め) ゎ…(風、でも十分魔法のそれは感じられたが、炎というより目に見える形の鎧を纏うのを見れば、思わず感嘆の声を上げる。すごいの、とそちらに意識が向いていたせいか、問い掛けには、ぇ?としばし反応が遅れて) ぇ、と……別にない、と思うの。(それが人肌ほどであるならと、多分。と付け足しながらだが答えて)>フリッツ (07/21-01:35:19)
イチイ > (青年の言動を、相も変わらず眺める男の表情は変化のひとつもない。そして、青年の言葉、行動の意味を、奇しくも察する。 青年が試みている行動は、この男にとって「本来のロベリアを否定する」行為に等しかった。何が、少女を愛する青年をそんな行動に走らせたか。それはつまり、「己の咎」だ。一度、目を閉じて、開いた瞳には感情など欠片も無い。) 嗚呼、其の必要は無かろうよ。私は、ロベリアを欲する事を止めよう。(そう、此れが最終判断。) ロベリアが望むなら、私は『家族』として傍らに添うと誓おう。彼女を縛る藍色も、もう其処には無い。故に、その検証に必要性は有るまいよ。(語る男は、顔色一つ変えなかった。もう、男の心は覆らない。望むものは、屍でなくとも、例え生者であっても、愛したからこそ少女の幸福のみ。 独り善がりな想いは、始まりと同じく独り善がりに終焉を迎えた。)>二人 (07/21-01:36:58)
フリッツ > じゃあ暖かくしてやんよぉ、ヒートソウ… (火の魔法を掌に宿そうとしたところで、予想外の言葉で魔法を唱えきれなかった。なんだとと言いたげに顔を向けているが、兜でフルフェイスなので表情は見えないだろうが)……(言葉が出ない。いっその事やめろと噛み付いてきてくれれば楽だったのだが、予想外の連発である。手に残った魔力を消すとロベリアの肩に触れようとするだろう)言葉通りってんなら、ロベリアもらってくぞ、いいのかぁ?(最終確認の言葉を出すのが、今の精一杯だった)>二人 (07/21-01:45:57)
イチイ > 嗚呼、貴公ならばロベリアを幸福にしてくれと私が願うまでも無いだろう。(少なくとも、彼女の体質を知っている。その上での告白ならば、間違いなく幸福にしてくれるだろう。 表情変化の薄い瞳が、ほんのりと和らいで二人を見た。まるで少女に愛を語り、告白の報告を祝福した時のように。) もしロベリアが私の屋敷から出る折は、此方まで荷物を運ぼう。(望むなら、好きなだけ居てくれても構いはしないけれど。それはまるで、血縁者の同居でも語る風に自然な口振り。感情の欠落した男に、心の澱など欠片も無い。 いつか感情を取り戻す日が訪れるまで、一欠けらとて。終えてしまった心には、何もない。)>フリッツ (07/21-01:54:13)
ロベリア > ………(青年の声に、無感動な瞳に どく、と心臓がまた煩く脈打った。薄く開いた唇が、彼の名を声に出さずに呼ぶ。肩に掛けられた手にも気付かず、もう一度。今度は小さな小さな声で、) いち い…(赤い瞳に、赤い髪と赤紫の瞳を映す。ずく、と あぁ、また 胸が 胸が 胸が)  っ…!(気が付くと、駆け出していた。名を呼んだ青年の元へと、駆け寄り、その胸に抱きつこうとする。先程フリッツが向けた風よりずっとずっと強い力で)>櫟 (07/21-01:57:44)
フリッツ > …いやちょっとまてやぁ、お前、仮にもロベリアの薬指に指輪代わりを通したヤロウだろう?ありゃ男避けのトラップだったとでもいいてぇのかぁ(といっていたらロベリアは彼の元へと飛び出していた。その行動が、ただの感動ならいいのだが、それでなければ…一抹の不安を抱えながら二人の様子を眺めていた)>二人 (07/21-01:59:41)
イチイ > (唐突に、己の胸へ飛び込む少女の小さな身体。その思い掛けない力強さに、男の身体が僅かに揺らいで、どうにか少女を抱き留めて踏み止まった。) …ロベリア?(少女の名を呼ぶ声は、先程までと微かに音が異なる。己の腕の中へ視線を落として) 先に交わした約は、破りはしまいよ。(傍らに居る約束。家族として、少女を愛そう。恋慕は終えてしまった。それでも、残る親愛の情は小さな少女に捧ごう。 青年の声に、ゆる、と視線を持ち上げて) 否、求婚した想いに偽りのひとつとて無かったよ。けれど私は愛したからこそ、ロベリアの幸福だけを願おう。ロベリアが私を必要だと言うならば、家族として傍らに添おう。(一度は夢を見たけれど、それもお終い。少女さえ幸福ならば、他に何を望もう。青年の問いに、不可思議そうに男の首が傾ぐ。)>二人 (07/21-02:06:32)
ロベリア > (相手の身体を揺らがせようと、その勢いは止めなかった。カタ、と微かに身体が震える。顔は見えない。見せない) ……櫟は、ほんとに無神経なの。デリカシーがないの。馬鹿なの。 ロベリアの…言ったこと……何も聞いて…なかったの…?(気丈な声。それは紡ぐにつれ、震えて掠れて小さくなっていく。胸を突く痛みとは正反対に)>櫟 (07/21-02:12:40)
フリッツ > ……おい、そいつはぁ正気か? 好きで愛した女を、幸せだけを願って諦めるって、本気でいってんのか(自分がロベリアを諦め切れなかった理由が切り捨てられるものではなかったからで。多分、ここでああそうかいと終わらせてしまえば、綺麗に奪えうのだろうにと思うも、我ながら馬鹿だと思いながら泣きつくロベリアを見つつもう一つ言葉を)多分、俺じゃなくてテメェを選んだんじゃねぇのか、この動きはよぉ。本気で……未練がねぇっていうなら、自分で振れ、それが恋愛のルールだぁ。出来ねぇなら、もう一度よく考えろぉ(これで熱ぶり返したら完敗だろと脳内でつぶやくも、変なところで嘘をつけない自分に呆れてため息をこぼす)>イチイ (07/21-02:16:17)
イチイ > (実に正当な評価を紡ぐ少女の声。震える華奢な肢体。幼子をあやす如く、ゆるゆると、男の手が少女の背を撫でる。 此の少女を幸福にすべく、己は如何なる言葉で説得を試みれば良いものか。) 勿論、聴いていた。ロベリアの言葉ならば一言一句、余さずに。(語る声音は少女に反して穏やかに、すらすらと言葉を吐く。己が及ぼすモノを、体感した。 それはおそらく、愚鈍な己が知った一端でしか無い。 やんわりと、少女を宥める声音と共に、そうっと細い腕を解こうと試みる。) ロベリア。>ロベリア (07/21-02:23:39)
ロベリア > だったら、覚えてるはずなの。 ロベリアの未来も、幸せも、ロベリアが決めるの。あなたになんて、決めさせないの。(気付いて、しまった。でもそれは今じゃない。記憶にない程遠い昔以来の、涙を流したあの時に、この気持ちは。だから) フリッツ……ごめんなさい。ロベリアは……櫟のことが、好き。 こんな風に言われても、好き。  家族じゃ…… 嫌なの。お嫁さんじゃなきゃ、嫌。(解こうとする腕をも、首を振って嫌だと言う。届かなくても、嫌だと繰り返す)>二人 (07/21-02:31:16)
イチイ > 諦める…?愛してしまえば、彼女の幸福以外に何を望めと言うのだろう。(紛れもなく本心から応えた瞳は、まるで理解が及ばないように青年の顔を見た。この男には、それを理解する感情が足りていない。 青年の口から続いた助言に、如何したものかと腕の中の少女へ視線を落とす。己では駄目だと実感した。どう説得したものか、悩めど時間は待ちはしない。木々の間から覗く夜空を見上げてみれば、もう屋敷へ戻らねばならない時間が近い。)>フリッツ (07/21-02:31:51)
フリッツ > (ロベリアが自分へとどめを刺した。その痛みは凄く痛かった。そしてあとはイチイが受け止めてハッピーエンドだ。なんて笑おうと思っていたのだが)何言ってるんだよ、お前…(どんなことを差し引いても求めているロベリアがそこにいるのに、彼の言葉は予想外過ぎて、唖然としてしまった。)だったら結婚できねぇだの何だなのさっさといいやがれ!テメェがモタモタ答えを遠回しにすりゃ、ロベリアの幸せがぶっ飛ぶぞ!(嫌な感じだのを覚えていたのは、この自分が持つ熱が全く感じないからか。しがみつくロベリアの姿が痛々しくて、顔の部分だけ解除しつつ、ロベリアの方へと向かう)>二人 (07/21-02:38:20)
イチイ > (夜空を見上げた間に、腕の中から響いた少女の声音。間違いなく、覚えている。小さく華奢な少女が、幸福は自分が決めると宣言した。 けれど、己が望む限り少女に付き纏うだろう影を見た。嫌だと訴える少女を強引には引き剥がせずに、ほんの僅かに困ったように眉尻が下がる。少女を説得すれば良いのか。己が生まれ変わりでもすれば良いのか。) ロベリア、私では…(言葉を続ける前に、青年の力強い声が飛び込んだ。幸せがぶっ飛ぶ、とはまた物騒だ。) …そう、幸福には出来まいよ。さあ、私はもう戻らねばならない。(ぽんぽん、と軽く少女の背を撫でようと。もう少し此方の世界で落ち着いてから帰るかと、問うように。)>ロベリア (07/21-02:47:32)
ロベリア > ………あなたに 幸せにしてなんて、願ってないの。あなたに望まれることが、それがロベリアの、幸せなの。(なのに。なのに。 もう、届かないのだろうか。気付くのが遅すぎたのだろうか。もっと早くに、伝えていれば良かったのか。 いくら考えても、小さな頭に答えは出ない。痛み締め付ける心臓が限界を感じれば、不意に) っ……(ズル、とその身体は意識を失くしたように崩れ落ちる。その一瞬、長い黒髪の、青年と思しき影がその両の手に娘の身体を抱き、薄く笑って 不意に消えた。 後には気を失った少女の身体だけが残される)>櫟 (07/21-02:57:23)
イチイ > (少女の言葉に、じくり、と広がったのは胸に巣食う何某の動き。其れは何か、考える間もなく崩れ落ちる少女の肢体を、咄嗟に抱きかかえた。その眼前に、陽炎の如く現れた青年の姿。一瞬、虚を衝かれたように赤紫の瞳が瞬く。 消えてしまった幻影。腕の中で意識を失った少女に、目に見える変化は無い。呼吸も、在る。) …、…もう、暇乞いの刻限だ。(ゆるり、少女を抱いた男が、感情の薄い瞳で青年を見た。それが挨拶だったか、返答も待たずして、さく、と男は草地を踏んで歩み出す。森の奥へ、木々の影へ、少女を抱いた男の姿は消えるように、失せた。) (07/21-03:03:06)
フリッツ > ……(一瞬、幻覚のようなものが見えたが、あれは何だったのだろうかと思いつつ、意識を失ったロベリアを見下ろす。)…だとさ、振るほうが大変そうだぜぇ?(呆れたように笑うと、くんと指先を揺らして木の影においた場ままだったカバンを魔力で吹き飛ばして引き寄せる。カバンを引き寄せる、中から何かを取り出そうとしたところで、立ち去る姿を見送り)…やれやれ(これは時狭間と、他の仲間に頼むとしようと思えば、こちらも踵を返して帰路へついた。あまりの不意打ちで心の痛みが麻痺している間に、思い出す前に…今はひたすら走るだけ) (07/21-03:05:16)
ご案内:「森の中の開けた場所」からイチイさんが去りました。 (07/21-03:09:19)
ご案内:「森の中の開けた場所」からロベリアさんが去りました。 (07/21-03:12:51)
ご案内:「森の中の開けた場所」からフリッツさんが去りました。 (07/21-03:13:18)
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