room03_20140725
ご案内:「荒野」にフリッツさんが現れました。 (07/25-23:03:28)
フリッツ > ((……))(荒野の岩へ寄りかかったまま、フリッツは気絶していた。衝突した所為か、岩肌には赤い飛沫の跡が残る。鮮やかさの掛けた血の色は、彼がいつ出血したのかを物語る)((『…め…で…』))(意識を失った中、夢のなかで聞こえるのは過去の声。それにぴくりと眉が動く) (07/25-23:07:19)
フリッツ > ((……))(なんと言われたのか、思い出そうとすれば、声は徐々にしっかりとしてきた)((『…め…いで…』))(この声は誰だったか、思い出そうとする無意識の行動が、夢の中から彼を叩き起こそうとする。ちなみに横たわっているのは彼だけではない、叩きのめし、始末した魔物の屍が幾つか転がっていた) (07/25-23:10:49)
フリッツ > ((…またか))(思い出した、そして聞こえた。また脳裏に響いていたのは自分を変えた出来事、そして今際の際に託された言葉)((『諦めないで…』))(森を抜けた先、衰弱していた初恋の相手を見つけた夜のこと、魔法を諦めて何一つ覚えなかった自分が見殺しにした事。そして、この言葉。意識が戻っていけば、瞼が揺れ、開いていく) (07/25-23:15:49)
フリッツ > ((まだ俺がなにか諦めてるってか))(自覚はないが、だいたいこの夢を見る時は、無意識に最後の言葉に背いている時が多い。何が諦めているのか、思い出しながら体を起こした)……(結局、闘技場で荒くれ者をぶちのめしても、魔物を屠っても変わらない。まるで薬や酒と同じで一時の誤魔化しにしかならない、未だ胸の中が痛む理由にこそ、夢の理由があるのかと無表情のまま考えて) (07/25-23:21:07)
フリッツ > ((……俺が諦めてる事))(失恋の夜から、今日までを振り返る。してきたことは荒れ果てた憂さ晴らしばかりだ。徐々に退屈と虚しさが込み上げて、油断したら回避が遅れてぶっ飛ばされて頭をぶつけてしまったのを思い出す)……あぁ、そういやぁ(また昔話を思い出す。それがまたあの言葉につながるのだから、間違いないと確信を得た) (07/25-23:25:27)
フリッツ > ((そいやぁ、最初は目的違ったもんなぁ……そっちはぁ、俺とロベリアがどうあろうとも達しなきゃいけねぇ))(彼女の笑顔が見たかった、そんな事だった気がする。それを担うのは自分ではなくなったが、それはそれで目的は達せられたのだ。だが、完全じゃない。痛みから逃げて、出来る事から目をそらした。それが諦めだと、意識できるようになった。ゆっくりと立ち上がると、コキコキと首を鳴らし)こんなところで油うってる場合じゃねぇやぁ(指輪を完成させること、あの男が彼女にとっての敵なら叩きのめすこと。自分ができるのはそれぐらいだ、それぐらいもせずに遊んでいる場合じゃない。屍の傍らに転がったカバンまで向かうと、それへと手を伸ばす) (07/25-23:31:48)
フリッツ > (カバンを拾い上げようとしたその瞬間、瘴気の固まりが飛んできたのに気づけば、バックステップしてそれを回避する。真っ黒な体に二本の角、蝙蝠の翼。所謂デーモンだとか言われそうな悪魔の一つがそこにいた)…速攻でぶちのめす <<恋は目で見ず>> 心で見ろ(砂塵を巻き上げる風、魔力で生み出された風の渦に飲まれ、体は見えなくなる。デーモンを遠ざける風を正拳突きと共に消し飛ばすと、風をイメージした流線型のデザインの戦装束とフルフェイスの兜を被った彼の姿があった) (07/25-23:39:21)
フリッツ > エアステップ(加速の魔法を唱えると、吹き抜ける風の如き早さでデーモンへ迫る。爪を振り下ろされれば、半身に身を反らしてよけながら脇腹へフックを叩き込み、カウンターを打ち込む)空に住まいしものを消し去らん、大いなる力…(詠唱しつつ、距離を詰めたままでいる彼へ、デーモンが瘴気のブレスを吐きつける。回りこむようにステップをしながら後頭部へ回し蹴りを叩き込んでいなす)空のすべてを飲み込み、引き裂く荒れ狂う奔流をこの身に宿し給え… (07/25-23:47:13)
フリッツ > (蹴りを入れられ、よろめくデーモンは顔いっぱいに怒りを満たして振り返るが、その顎へアッパーを叩き込んだ)今魅せん幾千もの刃。(詠唱が終わり、フリッツの周りに無数の旋風が巻き起こる、それは徐々にデーモンと自分を取り囲むように生まれていき…)レイジングストーム(魔法の名とともに、体は先程よりもより速くなる。すり抜けざまに顔面に一撃叩きこむと、風の中に飛び込み、再び撃ち出される、なぎ払うような蹴りを見舞うと、再び風の中に飲まれ、それを縦横無尽に繰り返していく) (07/25-23:53:01)
フリッツ > (風のカタパルトを何度も行き交い、前後左右から殴りつけられるデーモンはサンドバック状態である。ふらっとしたところで最後の回し蹴りを喉元に叩きこむと、斜め下へと振り下ろし、後頭部から地面へ叩きつける。)<<どしゃっ!>>(地面をえぐり、頭の一部が土に埋もれる。それと同時にフリッツの変身は解除され、輝きを失ったディスクが、手甲から吐き出される)地獄に帰って、クソして寝てろ(ディスクをケースへ、銃をホルスターへ収めるように叩きこむと、カバンの元へと戻る。幸い、壊れた様子はなく、以前自分でぶちぬいた穴の名残部分を見て苦笑いをこぼした) (07/25-23:58:14)
フリッツ > (さて、戻ろう。毒の情報はないが、それならすべての毒を消せる指輪にしてしまえば問題ない。そんなことを考えつつ、カバンを片手に荒野を歩いて行く。そこに残ったのは無数の魔物の亡骸ばかりである) (07/26-00:03:24)
ご案内:「荒野」からフリッツさんが去りました。 (07/26-00:04:18)
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