room44_20140725
ご案内:「とある和洋館」にイチイさんが現れました。 (07/25-22:22:45)
イチイ > (先日、思い掛けず訪れた館の書庫から持ち帰った一冊の本。ぎし、と軋むアンティーク調の椅子へ腰を預けて、何とはなしにページを捲る。机上へ着く片腕の上に頭を預ける傍ら、ぱらぱらと紙が音を立て、無感動な瞳が其処に連ねられた文字を追う。何とも、難解な。) (07/25-22:27:04)
ご案内:「とある和洋館」にロベリアさんが現れました。 (07/25-22:31:33)
ロベリア > (そんな静かな部屋に、コト と物置扉の方から音がした。日課の夜の散歩から、娘が帰ってきた音だ。 それは常の週末に比べると、まだいくらか早い時間) (07/25-22:34:33)
イチイ > (おや、珍しい。静かな屋敷へ響いた音に、男はそうっと本の表紙を閉じた。己が腰掛けた椅子からは後方へ位置する扉へ、ゆるりと肩越しの視線を送ろう。) お帰り、ロベリア。(そうして口にするのは、常と変わらぬ迎えの言葉。) (07/25-22:38:05)
ロベリア > (カラリと開く扉の向こうから、白い裾を靡かせ暗い森より灯の下へ。まだ早い時間、起きているだろうと思っていたのか、ス と娘はそちらを見やって) ……ただいま、櫟。(いつもと同じように、同じ言葉を返す。けれど今宵その表情は、戸惑うような驚いたような色が滲んでいた。昨日までは極普通に笑みを返していたのに) (07/25-22:42:46)
イチイ > (少女の反応に、男の双眸が緩やかに瞬いた。他者の感情の機微に鈍くとも、その顔に表れれば何ぞあったか程度には判別出来る。かた、と音を立てて腰を上げれば少女の元まで歩み寄ろう。) …何か?(あったのかと、訊ねながら促すように片手を差し伸べ) (07/25-22:47:57)
ロベリア > ん…… ちょっと。(珍しく言葉を濁し、戸惑いの色を浮かべたまま、スカートの上から触れた先のポケットに触れる。その中で、時狭間である人から受け取った手紙が擦れ、微かな音を立てた) 知り合いが、こっちの世界に来てたみたい。(差し出された手に、僅かな間の後、自分のそれを そっ と重ね。人伝に知った口調で端的に返す。だからちょっと、びっくりして。と) (07/25-22:52:49)
イチイ > (紙の擦れ合う小さな音は拾えずに、少女の仕草を見れば不思議そうに浅く首を傾けた。それでも告げられた言葉と、委ねられた手に、先程まで己が座っていた椅子へ少女を促そう。) 成る程。それは確かに、驚かされる事象ではあろうかね。(それにしても、少女にしては珍しい反応のような気がするけれど。) (07/25-22:59:20)
ロベリア > (引かれるがまま裾を揺らし、すとんと椅子に腰かける。浮かないわけでもないが、喜んでいるわけでもない。唯戸惑った様子はそのままに、繋いだ手をスルリと離す)  なの。…でも、おかげで心配事は一つ、減ったかな。(そちらを見上げ、ほんの少し、笑った気配。蒼の交じる髪がサラリと流れた) 櫟は、会ったら喜ぶかもなの。(ひんやりしてる人達だから、と何ともアレな理由を述べて) (07/25-23:08:23)
イチイ > (手が離れれば、部屋の隅に置いた茶器用の和箪笥を開く。一つカップを取り出すとテーブルまで戻って、未だ温かい域の紅茶をポットから注ごう。) …心配事?(こくり、先程よりもう少し深い角度で首を傾げた。彼女のそれは喜ぶでも、けれど憂うでもないような、不思議な反応。) へえ、それは興味が無いとは言い難いけれど、喜ばしい事かは些か悩ましい。(かちゃ、とソーサーに擦れて音を立てるカップを少女の前へ) (07/25-23:16:16)
ロベリア > (重ねていた手に、離してから そっ と視線を落とし) ……ぅん。櫟にね、頼めたらな って思ってたことなんだけど。その人がここに来れたなら、その人に任せられるから。 ぁ、ありがとう。(ふゎりと漂う香りに顔を上げれば、温かい褐色に満たされたカップが目の前に。お礼を言って受け取ろう) ロベリアと同じくらい、ひんやりしてるよ?(ヒトじゃないの。とカップを持ち上げ、ふぅ と冷まして) (07/25-23:24:31)
イチイ > 私に…?(何某かの頼み事があったとは、初耳では無かろうか。束の間、考えるように視線を浮かせて、一先ず少女と対面する席に着く。) 私で叶えられる事ならば手は惜しまぬものの、専門の御仁に任せた方が良かろうか。(ふむ。少女の言葉から、きっと件の人物が得意とする事なのだろうと。カップを取る少女を繁々と眺めて、返答に僅かに双眸を和らげた。言葉を返す事は無く、小さく首を横に振ったのみ。) (07/25-23:32:59)
ロベリア > (そっと心に抱きながらも、今の今まで口にしたことはない。間違いなく初耳だろう。 少しばかり温かさの和らいだ紅茶を口に運び、こくりと喉を潤して) ……じゃ、もし、その時に。その人がいなかったら、頼まれて、くれる?(何を、とは言わないままソーサーにカップを戻し、小首を傾げる。普段菓子はフォークが添えてあっても手掴みで食べようとするような娘だけれど、紅茶を飲む様だけは、どこぞの令嬢のように板についていた) ふぅん。(首を振る様を、それでも喜ばしいとは限らない、という意味に受け取った。ちょっぴり不思議そうに、今度はこちらが首を傾げる番) (07/25-23:41:35)
イチイ > ロベリアの希望に適う結果が出せるかは、保証が出来ずとも構わなければ。内容は、その時、に聞くのが良いのだろうかね。(具体的な願いは今、口にすべき事柄では無いのだろうかと不可思議そうに少女の表情を眺めども、一つ頷いて承諾を。西洋の婦女子とは紅茶だけは優雅に飲むものだと、この男には認識されている。) その人物が、ロベリアにとって好ましい人物か否かに因るのだと、答えておくべきだろうかね。(幼く思える少女の仕草に、淡く口元が綻んだ。何の事はないと、己もカップを手に取り一口。) (07/25-23:51:44)
ロベリア > ……いいの。それでも、いいの。 ありがと、櫟。(別段、今伝えたって構わない むしろ伝えなければ叶えようにも なことだろうが、問われなければ瞳を閉じ、じゎりと何かを胸に仕舞った。 それから暫し。目を開けて、ふゎ と微笑み) 急にこんなこと、言い出して、ごめんなさいなの。 ……家族なら。家族なら、頼んでも、いいのかな って。(思ったの。そう、笑みを浮かべたまま眉を下げ、言った。先日彼が自身に告げた、家族として という言葉を辿るように) (07/26-00:00:11)
ロベリア > ……いいの。それでも、いいの。 ありがと、櫟。(別段、今伝えたって構わない むしろ伝えなければ叶えようにも なことだろうが、問われなければ瞳を閉じ、じゎりと何かを胸に仕舞った。 それから暫し。目を開けて、ふゎ と微笑み) 急にこんなこと、言い出して、ごめんなさいなの。 ……家族なら。家族なら、頼んでも、いいのかな って。(思ったの。そう、笑みを浮かべたまま眉を下げ、言った。先日彼が自身に告げた、家族として という言葉を辿るように) …ん?(きょとん。くるりと表情を変え、これまたきちんとした仕草でカップを持ち上げて) ぁは。ぅーん…お兄さんの方は、嫌いじゃない…好き、かな?(お兄さん。それは年上の男性を差すのではない意味での使い方の感。くす、と少しだけ可笑しそうに笑った。そんな基準?とでも問うように) (07/26-00:06:34)
イチイ > 礼を言うには未だ早いだろうに。(ぱちり、と瞳を瞬く面持ちは外面上の年相応。少女の反応から多分に重要らしい願いを己に叶えられるか否か、自己の能力を性格に認識しているからこそ怪しくは有る。それでは、続いた謝罪には緩々と首を横に振って) ロベリアが私に望むのならば、力の限り応えよう。…嗚呼、遠慮は不要だとも、告げておくべきだったらしい。(彼女の望みならば、それが何であっても。こく、と小さく鳴る喉を紅茶が流れ落ちるのと同じく、思い掛けない単語に少し瞳を瞬いた。) …お兄さんの、方?(一人では無く、複数だったのかとそんなちょっとした驚き。基準には、当然の如くこっくりと頷いた。今の己には、それが重要。) (07/26-00:14:20)
ロベリア > ぅうん。櫟の、その気持ちに だから。(ふるり、首を振って応える) なの。お兄さんと、弟の、きょうだい。弟さんも……ぅん、嫌いじゃないの。(好ましいかどうかなんて、正直あまり考えたことはなかったが。そう結論付け、残り半ばになったカップをソーサーに戻す。ス と表情が失われ、櫟を真っ直ぐに見つめて)  ねぇ。櫟の家族って、どんな人だった?(あまりに不意に、問う。既に他界してるらしいことは、依然聞きはしたけれど。 あれから、ふと考える時がある。あの時、彼は自分を「家族として」と言った。「友人として」 ではなく。 それは、相手にとっては何の気なしの言葉かもしれないけれど、家族というものが居たことのない自分には、不思議と心に残るものだった。…恋心を自覚した途端に得た、失恋の痛みと共に) (07/26-00:25:42)
イチイ > ほう…、兄弟。(冷やっこい兄弟。それだけの情報では流石に想像は出来ずとも、少女にとって厭うべき存在では無いのなら構いはしない。時折、口へ運んでいたカップを、少女の問いに合わせて同じく机上へ手放した。) どんな人…、とは人柄で良いのだろうかね。両親は記憶に無いが、聡明な男と控え目な女であったと伝え聞いている。弟は、性根の優しい子供だった。私の記憶に残る、唯一人の血縁だ。(突然の問いにも然して惑う様子は無く、淡々と回答を口にする。ふ、と脳裏に浮かんだ疑問は口には出さず、先ずは少女の満足を得るべくして、此れで良いだろうかと視線を返す。更に疑問が有るならば、それを聞こう。) (07/26-00:38:16)
ロベリア > なの。(こくり。一つ頷き、相手の言葉に耳を傾ける) そう……櫟、お兄ちゃんなんだ。(ちょっぴり意外な感で、へぇ。と驚いた顔をする。 優しい子。じゃあ、と赤い瞳に相手を映し) 似てたのかな。(弟さんと、と知らずの内に唇が笑む) (07/26-00:45:39)
イチイ > どちらが先に出たかの僅かな違いであれど、定義としては私が兄だ。(所謂、双子。ほんの小さく肩を竦めて見せる。鮮やかな瞳と視線を交わせば、ゆる、ゆる、と緩慢に双眸が瞬いて) 私とは、似ても似つかぬだろうよ。弟ならば…(己のような、歪んだ思考も持たなかっただろう。故に、少女を泣かせることも無かったろう。こく、と言葉を呑み込んで、ふと伸ばす手は少女の髪へ触れようと伸びる) (07/26-00:54:12)
ロベリア > ……双子?(ぱちくり。きょとん、と大きな瞳を一層丸くして。弟がいた、という以上に何だかびっくりだ) へぇぇ、そうなんだ。何てお名前?(過去形ではなく、現在形で問う。ほんの少し、白い頬に赤みが差して) そうなの?(似てないんだ。と言葉としては知らねど一卵性双生児を思い浮かべていたらしく。ぁ、いや、性格の方だろうか。そんな風に考えた最中、髪に触れられた感覚。その指先に目をやれば、そっ とその手に自身の手を重ねようとする) (07/26-01:00:43)
イチイ > (こくり。頷いて、思い掛けない少女の反応に今度は此方が少しだけ目を丸くした。記憶を思い返すように、交わす瞳が少女から焦点をずらす) サザレ。似ていると言われた事は無いな、私は父に似て、弟は母に似たらしい。(外面内面どちらとも言及せず、指先で蒼銀の髪を掬えば、重なる冷たい少女の手。ふ、と少女へ視線を戻して、口元が柔らかに微笑んだ。) ロベリア? (07/26-01:11:36)
ロベリア > さざれ? 櫟と同じ、樹の名前じゃないのね。(馴染みのない音の名に、こくりと首を傾げる。双子なら、揃えの名を なんてイメージがあるのだけれど、違うらしい。それとも、知らないだけで何かの名前だったりするのだろうか) そう。お互いご両親に似てたなら、嬉しかっただろうね。(親も、兄弟もいない娘は、けれど不思議とそう思った。 ひんやりとした指先は、夏の夜には涼やかに心地よいかもしれない。ふ、と嘆息するように笑うと、じっ と相手を見つめて)  ……あなたに触れてもらえると、嬉しいの。(そう言って、そっ と瞳を閉じる。赤い双眸から、彼の姿は消えて) ロベリアは……やっぱり、家族としてじゃなく、あなたに求められたいけど。(相手の話を聞いて。良い仲だったのだろう兄弟の姿を思い浮かべた。もし、自分が、彼にとってその一員になれるのならば、それは素敵なことには違いないけれど。 でも、やっぱり、胸を締める違和感。両手放しでは喜べない気持ち。それらを素直にそのまま、口にした。恋を覚えたばかりの少女は、それを失っても早々と、潔く受け入れられるものではないのか) (07/26-01:24:05)
イチイ > 嗚呼、櫟は私と云う個に与えられた名では無いよ。巣食う妖樹の種であって、私の識別名だ。(櫟の妖樹に巣食われたからこそ、それが己を識別する名になったのだと。緩やかに首を振って説く。続いた少女の言葉は己にとっても何処か新鮮で、脳裏に浮かぶは幼くして時を止めた半身の姿。) …そう、だったろうかね。ロベリアが言うならば、きっと弟はそうだったろうよ。(己よりも彼女の方が、弟の思考に近い位置に居る気がする。何処か懐かしいように、表情が和らいだ。閉ざされた瞼を眺めて、重ねた儘の体温を感じて、静かに少女の声を聞く。) …それが、ロベリアの願い?(こくり、彼女に見えずとも男は浅く首を傾がせた。先に言っていた願いとは異なるだろうけれど、それが少女の求める事だろうか。じくり、と胸中に滲むは言葉通り毒のように蠢く存在。) (07/26-01:39:01)
ロベリア > ぇ。……そうなの?(ぱちくり。今までで一番、驚いた顔をしたかもしれない。自分がもらった名が、同じ植物草花のものだったからかもしれない。幼い顔立ちを一層幼くして、娘は高い位置にある相手の顔を見つめた) い……あなたは違うの?(櫟。そう呼びかけて、あなたという呼称を使った。今しがた、それは彼自身の名ではないと、聞いたからかもしれない。 問い掛けに、閉じた目を開ければ瞳に映るのは首を傾げた相手の姿。先程とは正反対の、年相応より大人びた目をしてゆるやかに首を振る) 願いより、想いかな。もちろん、叶って欲しいけど。(素直な娘は、抱く気持ちをそのまま伝えた。ほんの少し、髪に触れる相手の手に自らの頭を預けるようにして) (07/26-01:50:59)
イチイ > (この男にとっては平常の事で、識別名こそが己の呼称となっていた。少女の反応に、今更ながら自身の立つ場所を自覚する。) …、カガリ。(炬。そう口にする前に一拍、間があった。己の声であっても、この耳にしたのは幾年振りか。最も、己の人生でその名を呼んだひとは唯の一人しかいなかったのだけれど。それもきっと無意味な郷愁。 開いた瞳と唇が、真っ直ぐに告げた言葉を受け留める。瞬きを、一度。) 私はロベリアを愛しているけれど、その機微が理解出来ない。(足りていない。ゆるゆると、髪に触れる指先は少女の髪を撫でるように動く。少し、言葉を選ぶように、考えて) 私は、待っていて欲しいと言うべきなのだろうか。 (07/26-02:05:16)
ロベリア > かがり?(オウム返しに彼が言った言葉を口にする。それが相手の名だと、気付くまでに多少の時間を要した) ……あなたの名前?(かがり ともう一度。今度はちゃんと、そう意識して呼ぶ。驚いたような、それでいてどこか嬉しそうな声。それはじゎりと表情にも現れ出て。切っ掛けを尋ねたのは自分だけれども、教えてくれたことが、そう、とても嬉しかったのだろう。白い頬が薄紅に染まり、もう一度 そっ と唇だけで相手の名を呼ぶ。 髪を撫でられれば、スルリと重ねる手を降ろし。向けられた言葉に、ぱち。と瞬きをしてそちらを見つめる) (07/26-02:13:41)
イチイ > (復唱されれば頷いて、もう一度のそれにも頷いた。随分と久しく響いたその名に、無意識に綻んだ表情は常と異なり、極めて普通に、微笑んだ。) そう…、私にとっての家族とは弟だけで、両親の話とやらを聞かされても今一つ意識に薄かった。(故に、嬉しいと考えた事も無かったのだ。遅れた回答を今返して、眺める少女の肌が染まる様子に双眸を細めた。) 私には、人を愛する為に必要なものが多分に足りていないらしい。私は、ロベリアさえ幸福になればそれ以上に望む事は無い。(そう、それが本心。彼女さえ幸福になるのなら、手段も条件も何も無いのだ。けれど、少女の語る幸福は己のそれと食い違う。彼の語った言葉も、理解するには何かが足りない。) 故に、私が欠けを充たすまで、待ってほしいと我儘を言うべきなのだろうか。(今の己は、答えを出してしまった。ならば、欠けを満たした己ならば、彼女に、彼に、真摯な答えが出せるのだろうかと。) (07/26-02:25:48)
イチイ > (復唱されれば頷いて、もう一度のそれにも頷いた。随分と久しく響いたその名に、無意識に綻んだ表情は常と異なり、極めて普通に、微笑んだ。) そう…、私にとっての家族とは弟だけで、両親の話とやらを聞かされても今一つ意識に薄かった。(故に、嬉しいと考えた事も無かったのだ。遅れた回答を今返して、眺める少女の肌が染まる様子に双眸を細めた。) 私には、人を愛する為に必要なものが多分に足りていないらしい。私は、ロベリアさえ幸福になればそれ以上に望む事は無い。(そう、それが本心。彼女さえ幸福になるのなら、手段も条件も何も無いのだ。けれど、少女の語る幸福は己のそれと食い違う。彼の語った言葉も、理解するには何かが足りない。) 故に、私が欠けを充たすまで、待ってほしいと我儘を言うべきなのだろうか。(今の己は、答えを出してしまった。ならば、欠けを満たした己ならば、彼女に、彼に、真摯な答えが出せるのだろうかと。 ああ、しかし違う。言うべきは、多分。) ロベリアが許してくれるのならば、待って欲しい。 (07/26-02:27:46)
ロベリア > かがり。(相手が笑むのを見れば、ゆっくりともう一度、自身も笑んで唇を開く。そっ と今度はこちらが、相手の頬に手を伸ばす。…触れられるだろうか?思えば触れられることは多々あれど、自分から触れた機会は少ない気がした。遅れてきた応えには、そう。と頷き、ほんの少し赤い瞳を細めて) ……そんな風に望んでくれたのは、い…かがりが、初めてだけど。(でも、と続けかけた言葉は相手のそれに遮られた。否、届いた言葉に、その先を紡げなくなった。赤い瞳が驚きの色に染まり、大きく丸く、なって) ………いいわ。(ゆっくりと、そして大きく。胸に手を当て、頷いた) ぅん……ぅん。待ってるの。(こくり。もう一度頷き、目元を拭う。じゎりと滲んで揺れた瞳を誤魔化すように) (07/26-02:40:42)
イチイ > (久しい、懐かしい名が胸に滲む感覚は、忘れていた何かを思い出すような。彼女の小さな手は何時も、己の何かを掬い上げる。 伸ばされる手に合わせて己の手は引くものの、触れようとする少女を止める事は無い。ひやりとした体温は心地好く、そっと息を解いた。) …有り難う、ロベリア。(少女の快諾に、喜びを隠しもせず穏やかな笑みは深まるばかり。少女の瞳が白い手で隠される間に、ごそりと探る袂から取り出すのは藍色のリボン。) (07/26-02:50:15)
ロベリア > ……ぅん。(触れた指先で、ツ と彼の頬をなぞる。そこに咲く花の文様を、笑む口元を、赤紫の瞳を見つめて。幼子の時に見せたような笑顔で、柔らかに 笑う。どういたしまして、と こちらが口にするのは、初めてだろうか) でも、櫟……かがりにはちゃんと、あると思うの。あなたは足りていないと感じてても、ちゃんと。 かがり自身は、気付いてないかもしれないけど。(色んな風に笑う姿。誰かを気遣う心。ほんの数ヶ月の間だけれど、傍にいた自分はちゃんと見て、感じたから。 奇しくもそれは、自世界に居た頃の自分が失っていたものにも似通っていると、今になって思えた。 取り出されたそれに、ぁ…と声にならない声を漏らして) (07/26-03:01:06)
イチイ > (細い指先が肌を這う感覚は擽ったくも逃げはせず、花の文様に触れれば僅かに、少女の指へ痺れるような感覚が滲むかもしれない。痛みは無く、ほんの少しだけ。瞳に映る少女の柔らかな表情変化には、少し驚いたように赤紫の瞳が瞬いたけれど。) …そう、だろうかね。ロベリアが言うならば、私も未だ見込みは有りそうだ。(この男にとっては少女こそ、柔らかな心根と穏やかな気性を持っているように感じるのだけれど。取り出した藍色のリボン、以前の場所に着ける訳にはいかないけれど、少女の左手を求めるように片手を差し伸べようか。) (07/26-03:14:01)
ロベリア > (痛くはない、けどほんのり痺れるような感覚が束の間。尋ねたことはないけれど、これも妖樹の影響の一つなのだろうか) なの。……ロベリアも、人のこと言えないんだけど。(今でこそ、表情も感情も豊かになったと自覚し始めているけれど。笑わない。と、何を考えているのか分からない。と自世界では度々言われたものだ。その時のことを思い出し、ほんのりと苦笑して。 差し伸べられた手を じっ と見つめ。そろ…とその手に左手を重ねる。 ……どきどき。どきどき。あぁ、気付かないようにしてたのに。さっきから心臓が、酷く煩い) (07/26-03:20:48)
イチイ > 私から見たロベリアは、見ていて飽かぬ程に豊かな心を持っているものだけれど。最近は、とみに表情も豊かになった。(それはきっと、彼女の土産話で出てきた妖精の少女や口のきけぬ少女、そして先日の烏の少女が大きく影響してもいるのだろう。微笑ましい。ほんのりと、最近になって胸に灯る温かな感情に双眸を和らげて) 私の郷では、約束と幸福を小指に願う事がある。(委ねられた小さな手。するすると、細いリボンを少女の小指へ何度か通し、きゅっ、と以前のように蝶々結び。白い少女の左手の、細い小指を三度目の蝶が彩った。解けぬように、お呪いも忘れずに。) (07/26-03:27:40)
ロベリア > それはきっと、かがりにいっぱい振り回されたのもあるの。(じっ とそちらを訴える子供の目で見やる。けれどそれは責めるものではなく、むしろ正反対の気持ちを込めたもので。言ってから、くす。と時折見せる顔になった。 スルリと巻かれていくリボンを、相手に聞こえてしまうのではないかと思われる程どきどきと高鳴る胸元を押さえながら見つめて) ……ありがと。(結ばれた指を唇に寄せて。嬉しそうに、とても嬉しそうに軽く、その根元に口付ける。それから両の手を胸に当てた。 また、じっ と相手を見つめて。小さな手で、小さく手招く) (07/26-03:37:57)
イチイ > …それは、多分に、お互い様と言える現象だろうかね。(ふ、と堪らず表情が緩んで破顔した。喉から微かな笑みすら漏れたろうか。紛れもない生者を、愛する日が来ようとは。 新たに交わす約束を満足そうに眺めれば、其処へ落ちる口付けも微笑ましいもので) ……?(呼ばれた。不思議そうに首を傾いでから腰を浮かせて、間に挟んだテーブルの上で軽く身を乗り出すように距離を狭めようか。) (07/26-03:46:02)
ロベリア > かな? ……異世界で泣くことがあるなんて、思わなかったけど。(良くも悪くも素直で、言葉を飾ることを知らない娘はサラリとかつチクリとそんなことを付け足した。でも、とその後すぐにもう一つ、付け足すことになるのだが)  でもロベリアは、……そんなあなたを好きになったから。(友達とは違う。仲間とも違う。初めての感情。それに気付けて、知ることが出来た。だったら、あの時の締め付けるような胸の痛みも、今は大切なものに思えた。 胸に当てた手を解き、身を乗り出すのを確かめれば。そっ とその両肩に手を添えて、爪先立ちで背伸びをする。そして赤い柔らかな髪に、薄い唇で口付けようと) (07/26-03:57:31)
イチイ > (ぎくり。と、したような気がする。なんとなく、落ち着かないようなこの心境も懐かしく思えるもので、続いた言葉に緩やかに瞳を瞬いた。そんな言葉もまた、己へ向けられるものとして耳にするのは初めだ。) …、後悔だけは、させぬよう善処したい処だろうかね。(そう、真摯な答えを返せるように。もしかしたら何時か、あの日を思い返して己の胸とて痛む日が来るのだろうか。そんな思考に意識が奪われた束の間、肩へ触れる手と、髪へ落ちる唇に、驚いたように瞳が瞬いた。思いも寄らない状況故か、ぴたりと動作を止めて動かずに) …ロベリア? (07/26-04:04:16)
ロベリア > (ほんのりと、相手から動揺のようなものが伺えた気がした。…ちょっと驚いた。返る言葉には、許すように ふっ と眉を下げ。そう、まるで しょうがないな。と言うように) ………(視線で見上げれば分かるだろう。やってから、その頬は真っ赤に染まっていた。けれど相手が動かないのを良いことにもう一つ、今度は額に、本当に触れるだけのキスを落とす。 思慕と祝福の意味を込めたキスを。彼がいつか、彼のそれを充たすことが出来ますようにと。誰かを祝うこと、そんな資格などない身だろうが、今これだけは、赦されたい) (07/26-04:14:53)
イチイ > (ちらと見上げる少女の頬は、何とも見事な林檎色。生来の肌が白いだけに随分と目立つその熱に、赤紫の瞳を細めた。擽ったい口付けが額へも落ちるのに、そっと束の間、双眸を伏せてから) 有り難う。(二度目の感謝を、彼女に伝えよう。全てを赦されるような口付けに、温かな胸でじくじくと蠢くものは感じれど。唇が離れれば、そっと上体を戻して、離れる前に肩へ乗せられていた左手を取れるかな。そろそろ、少女は眠る時間だろう。) (07/26-04:20:53)
ロベリア > ……ぅん。(指摘せず、何も言わず、目を閉じ静かに受けてくれたことがありがたかった。 そぅっ と身を退き、手を退け る前にその手を取られた。夜もずいぶんと更けた時間だが、それより何より今、娘はもういっぱいいっぱいでベッドにダイブしたい気持ちだろう) (07/26-04:27:15)
イチイ > (捉えた少女の手を引き寄せる事は容易かろう。ちゅ、と恭しげに蝶の結び目へ口付けを落としてから、立ち上がる。) ロベリア、今宵はどちらで眠る?(そんな問いを、平然と。少女が幼女になって以来、時折こうして共に眠るかと訊ねる事があるようで。どちらにせよ、ひょいと少女を抱き上げられるかな。) (07/26-04:31:03)
ロベリア > ひゃっ(どきっ として上がった小さな悲鳴。かぁぁぁ とまだ染まる余地があったかと思われる程に一段と赤く頬が染まった。抱き上げられればそれを隠すように、ぎゅぅ と胸に顔を埋め。とってもとっても小さな声で) ……一緒が いいの。 (07/26-04:34:34)
イチイ > (なんとも見事な染まり具合。まじまじと思わず眺めてしまえども、隠されてしまえば見えるのは蒼銀色の髪ばかり。淡い笑みを口元に引いて、緩々と少女の華奢な背を撫でようか。) 嗚呼、ならば今宵は此処でお休み。共に眠れば、悪い夢は逃げて行くだろうよ。(少女の夢見が穏やかであればと語りながら、茶器の片付けは明日へ回してベッドへ少女を運ぼうか。今宵は外出予定も無かった為か、既に寝支度も済ませておりました。少女を胸に抱き込むように共にベッドへ身を委ねるようで、そうっと灯りを落としましょう。) お休み、ロベリア。 (07/26-04:42:54)
ロベリア > (視線が、視線が痛い。ぅぅぅ、と呻きながら顔を埋めて隠し、そのまま寝所まで運んで行かれて。横たわり抱き込まれる中、最後にちょこっとだけ、腕の中から顔を覗かせて) おやすみなさいなの。かがり。(教えてもらった名を最後に、すぅ と目を閉じぴたりとくっついて。悪い夢なんて見ることもなく、安らかに眠ったのでしょう) (07/26-04:46:29)
ご案内:「とある和洋館」からロベリアさんが去りました。 (07/26-04:47:30)
イチイ > (今宵だけでも、少女から幾度となく呼ばれた久しい己の名。じわり、と何かが胸に滲む感覚は、相も変わらず掴めずに、それでも眠った少女の髪をそうっと撫でて。お休み、と唇を動かした。涼やかな身体を抱いて緩々と寝入るその先は、珍しくも毎夜拝む悪夢では無かった事でしょう。) (07/26-04:49:46)
ご案内:「とある和洋館」からイチイさんが去りました。 (07/26-04:49:53)
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