room21_20140809
ご案内:「白亜の海岸」にロベリアさんが現れました。 (08/10-00:22:42)
ロベリア > (ザ…ン… 静かな夜のほぼ満月となった空の下、砂浜に裸足で佇む白い影が一つ。 花びらのようなワンピースが、波が寄せて退く度にふゎりと揺れる) (08/10-00:24:10)
ロベリア > (常なら気の赴くまま、足の向くままに夜の散歩を楽しんでいるのだが、今日は少しばかり様相が違った。海を見つめる横顔はぼんやりと、いつもの無表情ではあるのだけれど) (08/10-00:28:17)
ロベリア > (蒼銀の髪が風に揺れて頬に掛かる。そっ と払うように右手を上げれば、チャラ…と微かな音が耳に届く。 裾と同じ、花弁のように広がる袖の下、手首に着けた黒真珠と鎖のブレスレットを見やり。赤い瞳が僅か、曇って細く目尻を降ろす) (08/10-00:31:38)
ロベリア > (本来、不得意な銀の鎖。理由は数あるが、しかし今、それを見つめる瞳は曇りながらも穏やかなもので。 元居た世界では、滅多に見せることのなかった顔。この世界でなら、安心して、見せれるのかもしれないと思えつつある姿。チャラ、チャラ。重なり、立てる音も波の音のように涼やかで心落ち着くものに思えた。 …そんな効果までは、ないと思うのだけれど) (08/10-00:38:44)
ロベリア > (けれど少なくとも、手紙に記されている効果は身を以って感じている。誰かの傍にいても、その誰かを苦しめずに済む力。……感謝してもしきれないものだ。 自分に、こんな自分に向けてくれた想いだけでも、とんでもなく有難いものなのに) ((だから……お礼はちゃんと、会って言いたい、な……))(ぽつ。と心の中で呟く。マスターに、言伝を頼みはしたものの。それだけでは足りなくて。 しかし如何せん、住んでる場所も分からない) (08/10-00:47:46)
ロベリア > (だからこうして、ひょっとしたら立ち寄るのではと幾度か会ったこの場所に今宵は来ていた。 不意に そっ としゃがめば、満ち潮になっても波の届かない場所に、白い砂に指を立てる。ツ…と深く立てたそれで、何かを描いていく) (08/10-00:54:08)
ロベリア > (ゆっくり弧を描くこと、数回。ちょん、ちょん、と最後に一筆付け足して。描き上げたのは、ロベリアの花。 自分はここに居たよ、とそんな気持ちの伝言のつもり) (08/10-00:58:26)
ロベリア > (それは波に浚われずとも、ほんの数日で風化してしまうだろうけれど。それでも自分の居た軌跡をそこに残す。膝を戻せば、ぽんぽんとワンピースの裾を払って。 ――クス 不意に、そんな声が聞こえた気がした) (08/10-01:07:33)
ロベリア > (ザワ 背筋を冷たいものが走る。冷水を落とされたかのように) っ!(顔を上げ、辺りを見やる。 ――誰もいない。声ももう、聞こえない。 気のせい、だったのだろうか) (08/10-01:11:51)
ロベリア > (いや、違う。自分はこの声を知っている。 あの世界で唯一、繰り返し付き合いのあったヒトの一人なのだから) ……レイ。(ぽつり。その名を呟く。 返事はない。ささやかな潮風が頬を撫でるだけ) (08/10-01:21:55)
ロベリア > ……言われなくても、分かってるの。(何を思うのか、そう呟いて。裾を揺らし、踵を返せば元来た道を帰って行く。ぎゅ、と胸に手を当てながら) (08/10-01:23:30)
ご案内:「白亜の海岸」からロベリアさんが去りました。 (08/10-01:23:34)
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