room42_20140906
ご案内:「※ 某世界賢者の遺跡」にmistさんが現れました。 (09/06-21:32:50)
mist > (此処へと足を運ぶのは、何年ぶりだろうか。 記憶を頼りに遺跡の一角へと移動し、高い塔を一度見上げる。額に手を這わせ、魔力の流れる筋を追えば、隠された扉を開き、賢者だけが入れる様に仕組まれた仕掛けを解き、小さなインプがわらわらと出てくる通路を抜ける。懐に居たここから連れ出したインプが再開を喜ぶのもつかの間、更に奥へと足を進め、幾つかのトラップを抜けた先。 件の賢者の居るだろう扉を開いた) (09/06-21:36:04)
ご案内:「※ 某世界賢者の遺跡」にミストラルさんが現れました。 (09/06-21:38:29)
mist > …老師。 賢者ミストラル。いらっしゃいますか?(扉の入り口で足を止めれば、部屋の中へと声を掛けて) (09/06-21:40:46)
ミストラル > ――割愛したものだの。前回はあれだけ苦心して辿り着いたというのに。(それは、雑多な部屋の奥、大きな椅子に腰かけたままでミストを見据えた。井出達は、ミストにはきっと長身の老人の姿に見えただろう。それは只の影なのか、それとも実在しているのか、極めて曖昧で、そして思考することには意味はないと思われた。) 居るといえばいつでも居るし、いつでもいない。(ふん、と小さく吐息を漏らして問う。)して、今宵は何の用事だ? まさか、態々こんな所まで、答え合わせに来た訳ではあるまいな? (09/06-21:43:09)
mist > (ふっと笑みを浮かべれば、静かに其方へと歩み寄り、ツィ、と方膝を付けば胸元に手を当て頭を垂れる。) 此度は案内役が同伴いたしておりました故。(ひょこっと通路に居るはずのインプの1匹が顔を覗かせるようで) …我が最愛の弟の為、老師のお知恵をお借りしたくはせ参じました。 …時の賢者にして転生の賢者たる老師ならば、『春夏秋冬1年中花を咲かせる向日葵』の存在をご存知ありませんでしょうか。(ゆっくりと顔を挙げ、懐かしい老人へと視線を向けて) (09/06-21:47:46)
ミストラル > 偉く畏まったものだな。(口元に苦笑を浮かべ、ミストへと視線を向ける。) ワシとて万能ではない。知っているものもあれば、知らぬものもある。存在もしていなければ、知りようもない。 して。主は何故それを得ようとする?(果たして、その心の内、その願いは聞くに能うものなのか。それを問いかけるように) ワシは、本来主らとは交わってはならぬものだ。このようにここで主と話し、世界に干渉することも、決して褒められたことではない。その上で、ワシに助力を請う主の願いは何処に在る? (09/06-21:59:30)
mist > 老師には恩義があります故。(もう一度胸元へと手を当てて頭を下げ) 老師から見れば、私は齢3000年程の若輩者です。 人に交わるようになり、まだ数える程の年月しか経ってはおらず、世界に対しての知識も微々たるもの。 ささやかな願いだからこそ、愛しい我が弟の望みを叶えてやりたい、ただのおろかな姉心です。 願いを叶える為であれば、どんな事でもする所存。 (09/06-22:05:23)
ミストラル > 相変わらずよの。(やはり口元に浮かぶのは苦笑。) 望みを履き違ているならば、追い返そうとも思っておったのだがな――。(小さな吐息。僅かな逡巡。) しかし、主。ならばこそ、何故ワシを頼る? 主ほどの知と力が有るのであれば、その程度の願い、叶えられぬとは思えんのだがな。 (09/06-22:16:10)
mist > 時間を有すれば、我が持てる知識の全て、情報を得る為の手段全てを用い、自分の力で手に入れる道を選んだでしょう。 けれど、季節は一瞬で移ろい行きます。 弟の望みは、1つの小さな、けれども尊い命の為、秋が、冬が訪れる前に、その小さな命を慰める為に欲する花。 秋が訪れる前にその花を得るには、私一人の力では及びません。 …どうぞ、古の賢者よ。 私に知恵をお貸し下さい。(ス。膝まづいたまま、もう一度深く頭を下げて) (09/06-22:21:12)
ミストラル > (ミストの言葉、表情、そして心の有り様を見届ける。小さな吐息。)……主は何故、その弟とやらにそこまで心血を注ぎ、骨身を削る? 果たしてその想いはとやらは何処から出てくるのだ?(目を閉じ、黙考。そして、問い掛けへの返答を静かに待つ。) (09/06-22:26:58)
mist > (ふ、と目を細めて) 私が生まれた時、両親は既になく、3000年の間名付け親を除き身内と呼べるものはありませんでした。 弟は長い年月の中で始めて心で血肉を分けたと感じることの出来る者です。 幼い頃から荒くれて、野党として行き、鬼と化した愚か者ですが、仲間を思う事を覚え、命の尊さを知り、まっすぐに生きる者です。 …愛しくてならないんです。 僕は。 …アイツが僕を頼るなど、滅多な事ではしません。 それだけ、叶えたい願いなのでしょう。 アイツが誰かを思い、その相手の為にと叶えようとしている願いなら、どんな事でも叶えてやりたいと、そう思うんです。 (09/06-22:33:01)
ミストラル > ふん。分かっておるではないか。(小さく鼻を鳴らし、ミストを見据える。) それはその者の力だ。 主とその者との間に何が在ったのかはワシとて知り得ぬこと。主との繋がりがどの様なモノなのかもな。だが、それが主を動かした。その者が、何故そのような花に拘っているのかは解らぬ。しかし、主を動かすだけの想いがそこには在ったのだろう。そして……、主ならば主を動かしたその者の力に劣らぬモノを持って居るはずではないのか? ならば、主の頼るべきはワシではない。主は自分の力では容易に事を成し得ぬと言った。だが、ワシにはそうは思えん。 ――もう少し周りを見てやることだ。そして今まで貸してきた借りを返して貰え。頼られる者の気持ちは、今の主が一番解って居るのだろう? (09/06-22:45:42)
mist > (目を見開いて。 ぱし、ぱしっと目を瞬き。 …ふっと笑み) …なるほど…。 あの森を離れ、僕は少し自分の在り方を忘れていたのかもしれません。(一度目を伏せ、まっすぐに顔を上げて) 老師の仰るとおりですね。 僕は自分が得た武器が何であったかを忘れていた。(ス、と立ち上がって) (09/06-22:49:44)
ミストラル > ……全く。聡いというのも説教甲斐のないことだ。しかし、主らしくも在る。もう行け。此処はおいそれと近づいて良い場所ではないからの。それに、人の世も短ければ、年の巡りは更に早い。秋までにはそう時間はないぞ?(最後ににんまりと口元を歪め嗤う。) (09/06-22:54:48)
mist > 御衣。 ご助言、心より感謝致します。 老師もどうぞ息災で。 後…。『彼』に。 たまには便りの1つでもよこせと、そうお伝え下さい。(にこり、と笑みを浮かべれば、もう一度深く一礼し。) それでは。(顔を上げれば、ニ、と笑み。ヴァサっとローブを翻し、足早に遺跡を後にしよう──) (09/06-22:59:45)
mist > 御意。 ご助言、心より感謝致します。 老師もどうぞ息災で。 後…。『彼』に。 たまには便りの1つでもよこせと、そうお伝え下さい。(にこり、と笑みを浮かべれば、もう一度深く一礼し。) それでは。(顔を上げれば、ニ、と笑み。ヴァサっとローブを翻し、足早に遺跡を後にしよう──) (09/06-23:00:32)
ミストラル > (返事はなく、ミストが去った後にはゆらりと立ち込める影だけが残された。果たして存在していたのかどうかも希薄で。ミストが立ち去った後、静かに部屋の扉は閉ざされた。) (09/06-23:05:52)
ご案内:「※ 某世界賢者の遺跡」からミストラルさんが去りました。 (09/06-23:06:13)
ご案内:「※ 某世界賢者の遺跡」からmistさんが去りました。 (09/06-23:06:33)
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