room42_20141124
ご案内:「アルフィルドのキッチン」にアステル☆さんが現れました。 (11/24-14:56:13)
アステル☆ > (広いキッチンの中に妖精の歌声が響く。) (11/24-14:56:44)
アステル☆ > (キッチンと言っても、人が扱う物とは大分趣が異なるそれは、天井に円環のレールが幾重にも設置され、そこから千にも及ぶ『手』がぶら下がる異様な空間だった。) (11/24-14:59:19)
アステル☆ > (ドワーフの技師に依頼して設えたこれは『千手』。手は様々な器具を備え、その手を動かす繰糸が天井と支柱の内部を通り、妖精が立つ演武台の周りに規則正しく張られている。) (11/24-15:02:57)
アステル☆ > (弦の一本を弾けば、それに対応する手が動く。機能弦を弾いてから同じ弦を弾けば、同じ手が別の動きをする。そんな道具だ。) (11/24-15:05:04)
アステル☆ > (リズム良くステップを踏みながら機能弦を足で叩き、両端が弧型を描く様に幅広になった棍を回転させる。) (11/24-15:10:07)
アステル☆ > (弦が勢いよく弾かれて鳴り響く。 旋律が部屋に満ちて、対応する千手が妖精の指揮に踊った。) (11/24-15:12:59)
アステル☆ > (採れたて卵は、鳥類3種,爬虫類1種をセレクト。 卵にも味がある。調味料では誤魔化さず、卵そのものを複数種類ブレンドして味を調える。) (11/24-15:18:39)
アステル☆ > (山から引っこ抜いてきた山芋は綺麗に洗ってすりおろして、といた卵に加えて、集めた朝露の滴で濃度調整。) (11/24-15:24:36)
アステル☆ > (あとは卵に重しを均一にかけながら、弱い熱でこんこんと焼き上げる。ここが難しい。) (11/24-15:27:45)
アステル☆ > (陽の通りが強ければパサつくし、陽の通りが弱ければべちょっと潰れてしまう。) (11/24-15:31:03)
アステル☆ > (でもそこは妖精。人間なら職人の勘と技でこなす所だが、妖精の目には卵の状態が素のまま見える。絶妙な焼き加減で陽から下して、) (11/24-15:34:09)
アステル☆ > (皿に盛りつけ蓋をして、水晶の天蓋を透過して呼び出された瞬きの道に妖精が消えた。) (11/24-15:35:32)
アステル☆ > (後片付けは千手任せだ。 最後に蹴った弦が事前に予約された動作を千手に課して、全てが終了すると同時にキッチンに満ちていた音が止んだ。) (11/24-15:37:18)
ご案内:「アルフィルドのキッチン」からアステル☆さんが去りました。 (11/24-15:37:21)
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