room10_20141221
ご案内:「闇の集う場所 -1-」に娯暮雨さんが現れました。 (12/22-01:36:19)
娯暮雨 > (今宵は、朧月夜。…といってよいものかどうかも危うい程、滲んだ月の光はか細く、たよりない。それでも、その僅かばかりの光りは、確かに闇夜を照らしている。)―…。(トッ…と朽ちた木の枝の上から、荒れた地上へと降り立つ。足が着地すると同時、しゅるりと白い2本の尻尾が全身を包み込んだ。) (12/22-01:40:33)
娯暮雨 > (たちまち全長180cm程の毛玉の塊になって、その内側から狐と鬼の混ざった様な奇怪な面が現れると、頭と思しき位置に装着された。風は凪いでいる。ただ、そこらじゅうに張り巡らされた闇の気配に、そよ…と表面の白い毛先が揺れた。) 古きクラーケンが現れた!(発言欄部分を下にスクロールし、モンスター辞書を確認の上、任意ダイス判定でモンスターの数を決めて下さい。) (12/22-01:46:13)
娯暮雨 > (その瞬間、毛先どころか全身がガクンと揺らいだ)―…!?(唐突すぎる、大きな縦揺れ。突然の出来事に、毛玉はポフンと一気に100m程に縮み、面が下を向いた。) (12/22-01:52:19)
娯暮雨 > ……な…っ(これは一体何なのか。今まで一度も、この地で感じた事のない現象と気配が、地の底から湧き上がってきているのを感じる。舌を噛みそうで言葉すらまともに発せられぬまま、体と一緒に心が揺らいで、体を覆っていた尻尾がしゅるりと元のサイズへと戻って行く。地面に手をつきながら、転がり落ちた面をなんとか拾い上げると帯にさした。局地的に発生した地震は一度きりでなく、収まるどころか次第に大きな横揺れへと変化していく。地面がまるで、波の様にうねり始めた。) (12/22-02:00:44)
娯暮雨 > (視線は地面へと落とされたまま、周りを見る事が出来ない。顔を上げる事が出来ない。そもそも、今、己が手を付いている地面は、本当に地面なのだろうか。揺れのせいだけではない、得体の知れないものへの恐れが、体を動かなくしている。)……っ。(怯えている自分に気付いて、唇を噛んだ。うねっていた地面が、徐々に水気を含んで柔らかくなっていく。) (12/22-02:12:37)
娯暮雨 > (このままこの地にとどまっていたら、確実に呑み込まれる。けど、どうあっても死ぬわけには行かぬのだと思うと、少し冷静になった。落ちつこうと、目を閉じる。大丈夫。地面は泥水の様に軟くなり始めてはいるけれど、その進行速度は一定で、何も一気に呑み込まれる訳ではない。少し前に、木の上から眺めた周囲の様子を思い出す。この辺りには、他の魔物の姿は見られなかった。きっと、今この揺れに巻き込まれているのは自分だけだろう。その事を、良かった。と思える心の余裕がある事を確認して、閉ざしていた目を開いた。) (12/22-02:25:12)
娯暮雨 > (大丈夫。と心の中で呟いて、地についていた両手を離した。再び、尻尾で体を覆うと、大きなまるい毛玉になって、揺らぐ地面を転がる様に跳ねる。それから、)『ー… 一反木綿…っ!』(唱える。ひらり、赤い札が宙に舞って、絹糸の様な煙と共に白く長い布の妖怪へと姿を変えた。一反木綿は、地面と毛玉の隙間にその体を滑りこませると、毛玉を掬い上げて、ゆっくりと高度を上げて行く。) (12/22-02:35:27)
娯暮雨 > (波打つ地面を眼下に見下ろしながら、一反木綿の背の上でしゅるりと尻尾を解いた。)……ありがとう。(身を寄せる様に伏せながらお礼を述べて。一部だけが黒い池の様になってしまった闇の地を目を凝らしてじっと観察する。先程まで自分が登っていた木も、辺りに転がる岩も、少しずつ沈んで行く。)一体、何が起きたのでござろうか…? (12/22-02:46:01)
娯暮雨 > (見つめていた泥の中で、何かがうねりながら蠢いているのに気付いた。それは、まるで、蛇の様な―…)…―っ!?(心臓が跳ね、同じく伏せていた上体が跳ね上って身を起こした。そんな己の反応に少し遅れて気付いて、眉を寄せながら、早まった心臓を押さえつける様に胸に片手を添え、ふるりと尻尾を震わせた) (12/22-02:57:34)
娯暮雨 > ((―…違う。))(白く染まる息を静かに吐く。もう一度身を乗り出す様にして、先程目を逸らした物へと視線を戻す。じっとその姿を見ていれば、書物でしか見た事はないが、海に住まう妖怪にこれに似た姿の者がいる事を思い出した。)…けど、どうしてこんな場所に…?(蠢く巨大な足は、何かを探している様に見える。考えても分からぬし、以前時狭間で読んだ辞典にも、眼下の相手の様な容姿を記されているものは居なかった筈。何も、分からない。) (12/22-03:07:42)
ご案内:「闇の集う場所 -1-」にロジーネさんが現れました。 (12/22-03:24:51)
娯暮雨 > (そのまま、きっと相手は何も見つけられなかったのだろう。ぬかるんでいた地面が徐々に元の状態へと…とは言え木々や転がっていた岩は全て沈んでしまったけれど、元の静かな闇の地へと戻って行くのを見届けた。冷たい闇夜は、嵐が去った様な静けさに包まれているというのに、自分の心音だけがまだ少し煩かった。)……帰ろっか…。ごめんね、急に呼び出して。(雲間に浮かぶ細い月の光の様な弱々しい声を受けて、一反木綿はなんのそのと言う様に首を横に振って。するり、風のない夜空を滑り出す。そうして、今宵はその地を後にした。) (12/22-03:25:18)
ご案内:「闇の集う場所 -1-」から娯暮雨さんが去りました。 (12/22-03:31:13)
ご案内:「闇の集う場所 -1-」からロジーネさんが去りました。 (12/22-03:31:19)
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