room42_20150111
ご案内:「鬼ヶ岳」に娯暮雨さんが現れました。 (01/12-02:53:17)
ご案内:「鬼ヶ岳」に卍さんが現れました。 (01/12-02:54:47)
娯暮雨 > (ふわりそよりと僅かばかりの粉雪が穏やかな風に舞う鬼ヶ岳は一面の雪景色。真っ白な地面の上、朱の鳥居の下に黒い影が現れて、そこから吐き出される事でしょう。ぽん!っと。) (01/12-02:55:19)
卍 > おっ、雪だ!(いの一番に飛び出したのはそんなセリフ。ざっくり雪の上に下駄の痕を遺した後、ふわりと後に続いたどてらをキャッチし、視線はずいっと周囲の景色へ。) (01/12-02:58:17)
娯暮雨 > 時狭間は、まだでござるよね。(相手の後ろに着地する。影が赤札に戻ったのをキャッチして、巾着の中に仕舞い込んだ。辺りは一面真っ白だけれど、空気はどこかほわりと温かく、下に積もった雪もふわふわと柔らかいのに足を取られたり滑ったりはしなさそうな、不思議な心地。二人の気配を察して、直ぐにふよりと鬼火がひとつ、飛んで来た。) (01/12-03:03:49)
卍 > 今年はな。(暖かみのある里の景色に積もる雪の印象は優しい。角張った男の心も流石に和むと言うモノだ。満足げに口元を緩めたまま、振り向き様にそっと手を差し出し。)―行こう。 (01/12-03:06:19)
娯暮雨 > 降らないかなぁ…、雪。(きなこの大好きだった雪。時狭間の雪を知らないきなこの代わりに、早くあの雪が見たいと思いながら、里の雪を見上げて、仄かに白い吐息を吐いた。振り向いた相手の視線を感じて、目を合わせて、差し出された手を取った。)―うん。(きゅ、と握る手は温かい。山の裏手に続く道を二人で歩こう。) (01/12-03:10:39)
卍 > まだ冬も山場を越えてねェ、諦めるにゃァちィと早ェさ。(寒くて敵わぬ、と思わなくも無いが、何となく相手の心情が見えた気がしてそんなコトバ。道中の視線はずっと、懐かしささえ感じる里の景色に向けられていて。) (01/12-03:13:11)
娯暮雨 > うん。(こく、と頷きながら紡ぐ二文字の温度は温かい。相手の言葉ひとつで前向きになれる自分がなんだか可笑しくて、クスリと笑った。田も、畑も、橋も全てが白かった。そこに鬼火の陽光が反射して、鬼ヶ岳の冬の夜は、夏の夜よりも随分明るい。竹林に挟まれた真っ直ぐな道の先に、開けた雪原が見えた。) (01/12-03:19:30)
卍 > (歩き始めて暫くして、消えようにも消えない、微かな微かな戦いの匂いが男の鼻には確かに香った。ソレは景色が思い出させた男の錯覚なのかも知れないが。やがて視界が開けるとソレも感じなくなり。) ――正に真っっ白、だな。 (01/12-03:22:19)
娯暮雨 > うん。真っ白。…きなこも真っ白だったから、冬に此処で遊んだ時は紛れちゃって大変だったなぁ…。(懐かしむ様に目を細めて、もう何年も見続けた見慣れた雪原を眺めた。)きなこ。卍さん、来てくれたでござるよ。(と、少し離れた雪原の隅に声を掛けて) (01/12-03:27:50)
卍 > (相手の一歩後ろ。相手が声を掛けた先を肩越しの景色で見ていた。全てが終わった事、報告が遅れた事への謝罪、この後も変わらず妻を見守って居て欲しい、の願い。幾つもの思いが頭の中で言葉にする度雪景色の中へ溶けて行く気がした。溶けて行った思いはきっと届いたのだろうと、勝手に納得をしながら。) (01/12-03:31:49)
娯暮雨 > (相手の沈黙を背中で感じながら、墓石のある方角を見つめていた。沈黙が続き、一呼吸をおいて、振り返ると、繋いだ手を引いた。)…顔、見せてあげて?(ふわり、微笑んで。拒まれなければそのままゆっくり、墓石の前まで手を引こうと。随分と雪が積もってはいるが、小さな墓石の周りにはうっすらと雪が積もるのみで、埋もれてしまってはいない。墓石の前には、空の小皿と白い小さな花が手向けられている。) (01/12-03:39:12)
卍 > (相手と視線が合い、言葉を聞くと微笑と共に一度頷き。引かれるままに歩を進めては墓石の前に屈み込んだ。曇った視界を開く様にそっと墓石に積もった雪を落とすと、少しの間墓石を見つめた後、目を閉じた。両手を合わせる事は無く、拝むと言うよりは黙祷に近い形で。少しの沈黙―) (01/12-03:42:22)
娯暮雨 > (相手の隣に屈みこむ。墓石に積もった雪を落とす仕草が、まるで頭を撫でている様に見えて。目を細めた。この時ばかりは手を合わせるのを止めて、ただただ、二人の姿に見入っていた。ゆら、と尻尾が揺れる。) (01/12-03:47:14)
卍 > (秘めた幾つかの言葉を投げ掛けた後開いた両目。薄笑みと共に墓石を見つめたまま。) 一つ、やっと区切りがついた気がする。 こう言う事なら初詣ってのも悪くは無ェな。(男の中で、あの一件がやっとここで終わった気がして。ゆっくり立ち上がり、振り向くとそのまま相手の頭へ手を伸ばし、一度ゆるりと撫でた。) (01/12-03:51:12)
娯暮雨 > (隣に居る相手の優しい笑みが、友達に向けられる。それがとても嬉しくて、幸せだった。)……そうでござろう…?(初詣も悪くない。その言葉に、ふふ。と笑って。少し雪の積もった頭を撫でられると、やっぱり幸せそうな顔をして。)ね、卍さん。今日は、どっちに帰る…?(屈んだまま、見上げて問うた。) (01/12-03:57:26)
卍 > …んーまァ、折角来たしな。(頬を搔き掻き、何ぞ気マズそうなのは、妙河やお爺ちゃんにあの件以来顔を見せて居ない事だったり、何故だか一生敵う気がせず、調子が出なくなってしまうお婆ちゃんの存在だったりとか、そんな理由だ。かと言ってこのまま帰るとも言えず。) (01/12-04:00:52)
卍 > …んーまァ、折角来たしな。(頬をかきかき、何ぞ気マズそうなのは、妙河やお爺ちゃんにあの件以来顔を見せて居ない事だったり、何故だか一生敵う気がせず、調子が出なくなってしまうお婆ちゃんの存在だったりとか、そんな理由だ。かと言ってこのまま帰るとも言えず。) (01/12-04:01:11)
娯暮雨 > おばあちゃんの朝ご飯。久々でござろう?(その返事に、ふこっと背後で密かにほんの少し膨らむ尻尾。へにゃ、と嬉しげに笑うとゆるり立ち上がり、相手の腕に自分の両腕を絡めた。今夜はもう、逃がさない!の術) (01/12-04:05:25)
卍 > あのな。いやそうなんだけどな。(歯切れが悪い。が食事が楽しみなのも事実ではあるワケで。相手の体温をぴたりと感じれば、男も色んな意味で逃げられぬと悟った。妻だけでは無くきっとこの里の者達全てに、男はずっと敵わないのだろう。握った拳では終ぞ持ち得る事の無い大きな力を目の前に、最後は男も笑うしかなかった。) …そだな、帰ろう。 (01/12-04:10:21)
娯暮雨 > ふふ。(歯切れの悪い相手に、可笑しげに小さく笑う。きなこだけではない、家族の皆は勿論、妖鬼隊の皆も、近所の皆も、河童先生や妖怪の皆だって卍さんに会えるのをずーっと心待ちにしていたのだと言うのは、この状況ではちょっと意地悪だろうかと思って言わないで置いた。)…うん、帰ろ…♪(ぽて、と相手の肩に頭を預けて、尻尾をゆらゆら。きなこの墓石にまたね。と告げて、共に元来た道を戻ろうと。) (01/12-04:16:37)
卍 > (今尚完全には心を許す事の出来ない自分も居る、男の心の雪解けは少しまだ遠い。が、里に戻る度感じる安堵は、男が唯一知る『孤独』の安心感を遥かに上回り心地が良い。飲み込まれてはいけないと、何故だか無意味な足掻きを続ける男の心は、そんな思いからの罪悪感とこの里を素直に好む思いとの間でブレブレだ。困った様に薄い笑みを浮かべ、男は帰路に着く。) (01/12-04:20:35)
ご案内:「鬼ヶ岳」から卍さんが去りました。 (01/12-04:20:40)
娯暮雨 > (そんな男と、その妻の想いを知ってか知らずか)≪リィーン…≫(と、囁く様な風鈴の音がどこかで鳴った。) (01/12-04:22:57)
ご案内:「鬼ヶ岳」から娯暮雨さんが去りました。 (01/12-04:22:59)
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