room29_20150304
ご案内:「白銀の丘」に女郎蜘蛛さんが現れました。 (03/05-02:47:15)
女郎蜘蛛 > (さくり、ころり。きしり、ころろ。踏み敷く雪の軋みと共に奏でるは、涼やかに下駄の中で転がる鈴の音。ほう、と紅い唇から吐く呼気は冷えた空気にも色すら付かず、深と夜に溶けてゆく。) (03/05-02:54:08)
女郎蜘蛛 > (黒い着物に羽織る白いレース地を、不意と見下ろす双眸は閉ざされた瞼の向こう。浅く、首を傾がせて、ゆうるりと再び前方へ意識を戻せば白銀を照らす月光に誘われるように、開く瞳は江戸紫。) …ええ月夜どすなぁ。満月には、ほんのちぃっと足りん気ぃしますけど。(言葉を吐く唇から、白い呼気は欠片とて漏れず。今宵の月とは異なり弧を描く。) (03/05-02:57:42)
女郎蜘蛛 > (さてと久しい異国の地。否、異世界の雪景色。改めて踏み出す足は柔らかな雪の上を一歩、また一歩と先へ進んで、金糸雀色の髪で黒い蝶々の飾りが揺れる。) 長らく此方にもお邪魔出来とりませんよって、皆様ご健勝やとええんやけどねえ。(そう、と添える小さな手は己の胸元へ。緩々と瞬く瞼の裏に幾つかの顔を想い描いで、ほんのりと笑みを深めた。) 【『クリスタルウッド』を発見!氷の属性を持つ雪の結晶型のクリスタルの実が手に入ります。 錬金術等の材料になるかも?時狭間で金貨1枚と交換できます。】 (03/05-03:03:33)
女郎蜘蛛 > (と、突然の発見。何処からか降って来たものか、こつんと黒塗りの下駄に硬いものが当たる感触。ぱちり、少しだけ丸くした瞳を瞬いて月明かりに照らされた白を見下ろした。) ……雪の、結晶?(知識として写し絵を見た事はある。少しの逡巡の後で静々と膝を折り屈み込めば、躊躇いながらも結晶型のクリスタルへ手を伸ばして) (03/05-03:06:38)
女郎蜘蛛 > (…と、突然の発見。何処からか降って来たものか、こつんと黒塗りの下駄に硬いものが当たる感触。ぱちり、少しだけ丸くした瞳を瞬いて月明かりに照らされた白を見下ろした。) ……雪の、結晶?(知識として写し絵を見た事はある。少しの逡巡の後で静々と膝を折り屈み込めば、躊躇いながらも結晶型のクリスタルへ手を伸ばして) (03/05-03:07:21)
女郎蜘蛛 > (壊れ物を扱う心地で、そうっと拾い上げるクリスタルの実を月明かりで翳し見る。きらきらと夜の光を浴びて輝く結晶に、白い頬がほおっと淡い朱に色付いた。) わあ…、綺麗。(うっとりと、うっそりと、鮮やかな紫の瞳を細めて思いがけぬ収穫に見入る。その正体は知らずとも、指先から氷の波長は感じましょう。ひやりとしたその心地に、紅を差した唇が綻んだ。) (03/05-03:10:38)
女郎蜘蛛 > (何事か想いを馳せるように瞼を閉ざし、一呼吸、二呼吸、耽る思考は此の世界を訪れてからの蒐集品。此処に溢れる素敵な物は数知れず、此の手に委ねられた素敵の欠片はほんの幾つか。それでも充たされる心具合に、ほうっと漏らす吐息は今日初めて白く色付いた。その靄が視界で溶ける束の間を見守って、屈み込んでいた身を静かに起こす。) (03/05-03:15:35)
女郎蜘蛛 > おおきに。(溢す感謝は雪原へか世界へか。冷たさなど感じぬように大切に懐へ仕舞いこむ雪の土産を、着物越しに撫でてから鮮やかな江戸紫は再び瞼に隠される。) また、ええ晩に。(お逢い致しましょう。少女の足元から張り巡らされる蜘蛛の巣めいた光の筋は、宛ら魔方陣のように輝いて白い雪原にぽつんと置いた黒を掻き消してしまうのでありました。) (03/05-03:20:23)
ご案内:「白銀の丘」から女郎蜘蛛さんが去りました。 (03/05-03:20:53)
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