room43_20150321
ご案内:「怪仏庵」に娯暮雨さんが現れました。 (03/22-01:19:52)
娯暮雨 > (時空の狭間をすり抜けて、久しい地に降り立った。両手には風呂敷包みを下げ、ひっそりと佇む庵へと視線を。人らしい気配はなく、ただ、自分にとっては心地よく感じられる風が頬を撫でるのみ。ふわゆらり、尻尾を揺らして。足を向けるのは、嘗て巨大な墓石のあった場所。) (03/22-01:24:01)
娯暮雨 > ―…こんばんは…♪(墓もなければ、勿論人の姿もないその場所へと、へにゃりとした笑みを向けて腰を下ろす。 と、ふいに感じた違和感に耳ぱたた。地面へと視線を落とした。)……?(ぱちくり、瞬き) (03/22-01:27:56)
娯暮雨 > (「土」の持つ「気」が変わった様な…?というより、何かが増したような。ふと感じたその心地は、決して嫌なものではなく。寧ろじわりと幸せが滲むような、不思議な心地でござる)…何か、いいことあったのでござるか…?(ふわり、微笑んで小首を傾げた。勿論、土はうんともすんとも言わぬけど。ふわゆらり、また尻尾が揺れた。) (03/22-01:36:57)
娯暮雨 > (そよりと吹く春の風が、髪と尻尾と、風呂敷包みの結び目を揺らす。) ぁ、あのね。また作って来たのでござるよ。牡丹餅。ちょっとずつ、でござるけど。(墓標もなくなり、今はもう何もないと聞いてはいるけれど、それでも気付けばついつい沢山作ってしまっている牡丹餅。どうぞ、と風呂敷を解いて。26個の牡丹餅が入ったお重をそこへと置いた。それから、静かに手を合わせて。暫しの黙祷。) (03/22-01:52:36)
ご案内:「怪仏庵」に卍さんが現れました。 (03/22-01:53:24)
卍 > …ぁ。(着替えだけを取りに来た様な短期の帰還のつもりだった。が、眼下に見知った姿を見止めれば男は空中で進路を変更し。ふよふよとゆっくり先客の元へ向かって行く。) (03/22-01:54:55)
娯暮雨 > (閉ざしていた目を静かに開く。少しの間、手を合わせたまま何もない土地を見つめていたのだけれど。ふと感じた気配に、空を見上げて。)…ぁ。 (03/22-01:57:22)
卍 > 久し振りだな、娯暮雨。(相手と視線が合えば口を開き。数m手前まで接近、相手の頭上より少し高い場所で浮遊したまま、にぃと笑った。空中で胡坐を掻いた様な姿勢でぐるんと逆さになった。それで目線が相手と同じ高さに。) (03/22-01:59:28)
娯暮雨 > (小さく声を漏らした口を綻ばせ)おかえりなさい。(と、立ち上がろうとした所での相手の器用な動きに目をぱちくり。きょとんとしたのも束の間、目があった)頭に血、のぼっちゃうでござるよ…?(ふふ。と笑って。人差し指で鼻先をちょんとつつこうと。) (03/22-02:03:49)
卍 > おォ、帰ったゾ。ってもまたすぐ出てくけどよ。(何時もの事。鼻先に寄せられた相手の指を視線で追い掛けた後、その視線は相手の背後の景色へ。暗闇の奥、何かを確認するとほぅ、と小さく上げた声。)…咲いたな。(それだけ呟いて再びくるりと一回転、着地。) (03/22-02:06:25)
娯暮雨 > そっか。(うん、とこっくり頷いて。指を引っ込めながら、へらりと笑う。相手の視線が背後に向けられている事は分かっても、直ぐに振り向く事無く、相手の挙動を眺めていた。)…咲いた…?(と、相手が着地すれば漸く、立ち上がりながら振り返って) (03/22-02:10:03)
卍 > 一年中咲き続ける向日葵、何て随分無茶な要求をしたモンだが、あの野郎本当に見つけて来やがった。(足元に落ちていた大振りの木の枝を数本拾い上げ束にすると、暗闇の奥へ歩を進める。大きく口を開き、口から吐き出す炎。枯れ枝の松明に火が灯った。振り返った男の背後には、沢山の向日葵。) (03/22-02:13:37)
娯暮雨 > (暗がりの中に、向日葵の花が見える気がする。けれど、今は―…と思った所に届く声)一年中…?あ、あの。ミストさんにお願いしてた―…。(大輪の花。少し遅れ気味に相手の後を追うも、火に照らし出された燃えるような向日葵に思わず足を止め、息を飲む)…ゎ。 (03/22-02:18:54)
卍 > (相手の言葉に小さく頷いて見せる。間もなくして枯れ枝の松明は燃え尽き、辺りは再び闇に包まれる。)―コイツを供えてやっと、俺の中でのあの一件にケリが着けられる。 (03/22-02:21:59)
娯暮雨 > …きれい。(うんと大きくて、力強い花。再び闇が訪れても、目に飛び込んできた鮮明な橙色は、瞼の奥に焼きついたまま。止まった足を再び前へ。相手の隣まで行って立ち止まると、向日葵の花に手を伸ばし、そっと触れた。)―けど、どうして向日葵なのでござるか…? (03/22-02:27:28)
娯暮雨 > …きれい。(うんと大きくて、力強い花。再び闇が訪れても、目に飛び込んできた鮮明な橙色は、瞼の奥に焼きついたまま。止まった足を再び前へ。相手の隣まで行って立ち止まると、向日葵の花に手を伸ばし、そっと触れた。)―けど、どうして向日葵なのでござるか…? (そして何故、「一年中」なのだろうかと。其方を向かぬままに訊ねて) (03/22-02:29:33)
卍 > ― きなこはあの場所で一人お前を待ってる。その供をするなら、バカ明るい花の方が良いだろ。菊やら彼岸花なんてーのはどうも辛気臭ェ。(単純な理由。供えにする花の礼儀なんてモノはそもそもこの男の中には無く。) ―一年中咲いてりゃァ寂しさも紛れるさ。 (03/22-02:32:52)
娯暮雨 > …そっかぁ。(きなこの顔が頭に浮かぶ。小さなきなこが向日葵に興味を示した事があったけれど、向日葵畑に入ると迷子になってしまうからと止めた事もあった。けどその向日葵が今目の前にあって。そしてこれからも傍に居てくれる。そんな風に昔を振り返り、今と未来を想う。すると、この先発する声はどうしても辛気臭い色を含んでしまいそうだったので、口を閉ざし。ただ。頷いた。)ん。(俯かず、上を向く向日葵を見上げたまま。) (03/22-02:40:49)
卍 > 折を見て植えに行く。その時は一緒に行こう。(それを以ってこの一連の出来事に、自分の中で決着を着けたい。弔いの念と共に男はそんな希望を強く持っていた。死者は死者、前に進むのは生き残り、今尚此処に居る己や、相手だ。男は相手と擦れ違う様に歩き出し、庵へと向かって行く。) (03/22-02:45:39)
娯暮雨 > …ありがとう。(こくり、頷いて。その言葉を返事とした。背中越しに、庵へと向かう相手の気配を感じながら。色んな人の想いが籠った向日葵の花弁を慈しむ撫でた。)…良かったね。きなこ。((―…拙者も、ちゃんと「ケリ」を、つけるでござるからね。))(ポツリ、呟いて。花弁から手を離した。) (03/22-02:53:04)
卍 > ここももうじき桜が咲くな。(一度相手を待ち足を止め、振り返り周囲の木々を見るとも無しに見つめ。) 時間が経つのは早ェなァ。(妻にまつわる一件、あの日から心が立ち止り、もうそんなに時間が経ったのかと。時の速さに対して心が動く速さは残酷な程遅い、そんな事をふっと思った。) (03/22-02:56:51)
娯暮雨 > ちょっと前までは雪が待ち遠しかったのに。もう、春でござるね。(滲んだ目元を拭えば、振り返って相手の後を追い。)卍さん、最近会う度にそれ、言ってるでござるよ…?(追い抜き、斜め前に回り込めば顔を覗き込んで、クスリと笑った。) (03/22-03:02:29)
卍 > ぁー、死ぬまでなんかあっという間だなこりゃ。(冗談めかして鼻で笑えばこちらへ近付く相手を見つめ。投げられた言葉にきょとんと眼を丸くした後、少し苦い表情をして視線を逃がす。)…歳食ったンかな、俺も。 (03/22-03:05:44)
娯暮雨 > (相手の言葉に、ぱちぱちと瞬いて。同時に狐耳がパタタと揺れる。)…確かに、蟹坊主と同じような事言ってるなぁって、思ったでござる。(その蟹坊主はもう随分と長生き続行中なのだけど。言って良いものかと思いつつも、もう言ってしまった言葉はひっこめられぬ。それでも一応、口を片手で覆って閉ざし、くすくす。) (03/22-03:11:27)
卍 > ッ・・・・・・。(表情の無いまま、しかしながら結構ショックなご様子。すっと自分の口元へ手を添えた。徐々に眉間に皺が。) …勘弁しろよ…。(呻く様に呟いて視線はまだ緑の深い桜の木々へ。) (03/22-03:14:36)
娯暮雨 > ………ぁっ。(ぁゎゎ…)だ…、大丈夫。卍さん、拙者より若いではござらぬか?(ね!なんて。自分でも忘れかけている事実で慌ててフォローなんてしつつ。桜の木を眺める相手を見つめて。はゎゎ…。) (03/22-03:19:14)
卍 > (あぁそうだ、姉さん女房なんだった。わたわたと慰めの姿勢に入った相手をちらと見遣り何だか自分が非常にコドモの様な気がしてくる。老いたり若返ったり忙しい男で。ぽんぽん、ぽんぽん、相手の肩を軽く叩きつつ。) も…ぅ…いい、もう良い、解った。(OKOK。軽く火照った己の頬へ手の甲を当てへの字口。) (03/22-03:23:05)
娯暮雨 > ほ…ほんとに…?(ほんとのほんとの本当に!でござろうか…?おろろ。折角の束の間の休息に落ち込ませて仕舞うだなんて、と。先程の花の無い桜の気を眺める哀愁の漂った横顔が忘れられず。じぃ…。と下がり眉で相手を見上げて。) (03/22-03:26:15)
卍 > 別にアイツ(蟹坊主)嫌いじゃねェしよ。(フォローの方向を大きく間違っている。慣れない事をするからだ。まだぎこちない調子で一瞬口端を上げて見せ、相手の頭を軽く撫でてから再び庵へと歩き出す。) (03/22-03:28:36)
娯暮雨 > ぇ、あ、ぅ、うん…っ?(若干頭にハテナが浮かびつつも、喜ばしい告白に、なんとなく納得しちゃうの巻。ぎこちない笑顔が胸にひっかかりながらも後を追い)卍さん、もう発っちゃう…? (03/22-03:32:44)
卍 > ?(しっかりフォローできたと思っている男は「どうした?」の顔で一瞬振り返る。で、そのまま室内へ上がり込むといそいそ両手の包帯を解き始め。) 正直、お前の顔見たら発つ気が失せた、久々に会えたんだしな。 ―でも行くよ、イアサールの野郎がまた吹っ掛けてきやがった。もう二度とナメた口効けねェ様にしてやンだ。 (03/22-03:38:01)
娯暮雨 > ?(頭に浮かんだハテナを自分でしっかり認識出来ていない妻は、「どうした?」の顔の意味が分からず、「どうしたのでござろうか?」な顔で小首を傾げた。遅れて室内に上がれば、棚から新しい包帯を取ってきて。)―うん。それは、じっとしてられぬでござるよね。(こくんと頷いて。嬉しそうに、ふふ。と笑う。) (03/22-03:43:13)
卍 > …?(暫くそんな調子で見つめ合っていたのだろうか。相手から包帯を受け取れば微笑して頷く様な動作でソレを受け取る。こうして己の行動を理解しながら送り出してくれる妻の存在は、やはり大きいと実感する。慣れた手付きで、しかしながら乱暴に、肘の下から指先へキツく包帯を巻き付けて行く。視線はその手元を見つめたまま。) きっとアイツは、この先爆発的に強くなる。ワケもなくそんな気がする。 (03/22-03:47:17)
娯暮雨 > (新しい包帯を受け取って貰えれば、古いものは片して、きつく包帯を巻く姿を半ば見惚れる様にして眺めていた。)じゃあ、きっと、そうなのでござるよ。…イアサールさんは、もっともっと、強くなる。(こっくり、頷いて。ふわゆらり、尻尾が揺れる。) (03/22-03:53:43)
卍 > (包帯の一端をしっかりと口に咥えて締め上げれば固く結んで、手の平を開閉。)アイツの強さには理由が無い。相手を選ばず発揮できる単純な腕っぷしの力、真っ白な強さだ。ソレは昔の俺がずっと求めて来た、理想の形だよ。 その『理想』を『現実』でブッ壊さなきゃ俺にこの先は無ェ。(普通は逆だ。理想は常に現実の先を行く。拳の力の無意味を知り、男の今はかつての理想の真逆の方向へ走り始めた。男にとって今目下最大の敵はその『かつての理想』だった。きつく両拳を撃ち合わせると縁側から飛び降り。) ―だから行くよ。 (03/22-04:00:17)
娯暮雨 > ―…うん。(相手の言葉を、真っ向から肯定する。その思いが、信念があってこそ、夫は、今の彼を含む誰よりも強くなれる。そう、信じて。)…ぁ、これ…っ。小腹の足しくらいにしか、ならぬでござるけど…。(慌てて縁側から降りると、風呂敷に包まれた小さなお弁当箱を出して手渡した。中身は三色牡丹餅(あん・きなこ・ずんだ)でござる。)…いってらっしゃい。(受け取って貰えれば、一歩下がり、へにゃっと笑って。) (03/22-04:07:50)
卍 > ―お。(相手の言葉から中身は食べ物だと理解。にぃっと笑みが浮かんで。包みを受け取ると、そのまま手を伸ばし、引き寄せ半ば強引に口付けようと。それが叶えば何も言わずに背を向け、浮き上がる。振り返れば未練が残る。今日はここに居ても良いか、そんな思いに負ける事は自分で解って居た。振り向かず、言葉を発する事も無く男は飛び去った。) (03/22-04:11:56)
卍 > pl:お相手有難う御座いましたー! (03/22-04:12:24)
ご案内:「怪仏庵」から卍さんが去りました。 (03/22-04:12:26)
娯暮雨 > pl:こちらこそ!ありがとうございましたーっ!(*´>ω<`)ノ (03/22-04:13:23)
娯暮雨 > (見送る気満々であったところへの唐突な口付けに、驚く間もなく発ってしまった相手の背中の鬼の字が闇に消えるのを見届けて)…もぅ。(それでもしっかり跳ね上がってしまった心臓を、一体どうすれば良いのかと。くすぐったさの残る唇に触れ、眉を下げて困った様に小さく笑った。夫の発する気が別の世界へと渡ってしまうのを確認してから。再び、視線は向日葵の大群へと。ふわり、口元が綻ぶ。)…拙者は、泊っちゃおうかなぁ…。(そうして縁側に腰掛けて、暫くの間、春の夜風を受けながら咲き誇る大輪の花を眺めていた。) (03/22-04:22:48)
ご案内:「怪仏庵」から娯暮雨さんが去りました。 (03/22-04:22:52)
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