room43_20150712
ご案内:「鬼ヶ岳(昼間)」に娯暮雨さんが現れました。 (07/12-19:43:08)
娯暮雨 > (今日も長閑な里山には、梅雨時らしくしとしとと雨が降っている。とある合掌造りの家の庭には淡い色合いの紫陽花が咲き乱れていて。その家の囲炉裏のある板の間では、座布団を枕の様にして女が仰向けに寝そべっていた。)はぁ…。 暇でござる……。 (07/12-19:50:46)
娯暮雨 > んんん…。(ぼんやりと太い梁を見つめていたのだけど、耐えかねた様に目を伏せる。右足には白い札がガチガチに貼り固められ、所謂ギプス状態の巻。手持無沙汰で始めた針仕事は午前中に終えてしまったし、おばあちゃんからはお料理禁止令を出され、お兄ちゃんからは絶対安静令を出されて、隊長からは里からの外出禁止令を出されている。家の中に居るしかないのだけれど、こう雨が降っていては庭仕事すら出来ない。目を伏せたまま、うゆゆと眉を寄せた。) (07/12-19:59:40)
娯暮雨 > (小さなため息を一つ。静かに目を開けば囲炉裏へと視線をやって。)ねぇ…。灰坊主。拙者、この暇具合の方が重傷でござるよ…。(灰の塊に指で穴を開けた様な目と口のある妖怪が丁度顔を出しているのを見つければ、弱り切った声を掛ける。) (07/12-20:05:50)
娯暮雨 > (灰坊主は喋らない。故に、話し相手には不向きであった。首を傾げる様な仕草をする灰坊主と暫し見つめあった後、傍らに置いてあった裁縫箱から小さな布の切れ端を摘まみだせば、灰坊主の口元へと寄せてやる。すると、布の端がチリリと焦げ始めたので、大きく開いた灰坊主の口へ投じた。)……。(もぐもぐしてる灰坊主を眺めながら、へにゃりと笑めば、ぺたぺたと床を打つように尻尾を揺らして) (07/12-20:15:16)
娯暮雨 > (本当は、焦げた魚の尾ひれが大好物なのだけど、どうやら布切れでも満足したらしい汁坊主。もそそと灰の中へと戻って行くのを見送って)おばあちゃん達、はよ帰ってこんかなぁ…。(はぁー…。とやっぱりため息交じりに零しては、ごろんと寝返りを打って視線を縁側の向こうの庭先へ。雨は降っているけれど、風が無いから雨戸は開け放たれている。風鈴は揺れず、ただ穏やかな雨音だけが耳に届く。心地良さ気に狐耳を揺らして、再び目を閉じた。) (07/12-20:26:34)
娯暮雨 > (本当は、焦げた魚の尾ひれが大好物なのだけど、どうやら布切れでも満足したらしい灰坊主。もそそと灰の中へと戻って行くのを見送って)おばあちゃん達、はよ帰ってこんかなぁ…。(はぁー…。とやっぱりため息交じりに零しては、ごろんと寝返りを打って視線を縁側の向こうの庭先へ。雨は降っているけれど、風が無いから雨戸は開け放たれている。風鈴は揺れず、ただ穏やかな雨音だけが耳に届く。心地良さ気に狐耳を揺らして、再び目を閉じた。) (07/12-20:27:51)
娯暮雨 > (その内に、うつらうつらとし始めるよりも先に玄関戸が開く音が響いて、おばあちゃんが帰ってきた事でしょう。こうして女は無事、暇死にを免れたのでした。) (07/12-20:33:02)
ご案内:「鬼ヶ岳(昼間)」から娯暮雨さんが去りました。 (07/12-20:33:05)
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