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ご案内:「時狭間」に狐さんさんが現れました。 (07/19-23:57:27)
狐さん > (カラン…♪と軽やかにドアベルが鳴る。時の狭間の酒場には、あらゆる時空や世界から今宵も客が訪れる。)―やぁ店主。実に静かな夜だな。(人影のない店内を一瞥すれば腕を組み。9つの尻尾をゆらりと揺らし、カウンター席へと歩を進めた。) (07/20-00:03:52)
狐さん > (痩せた腕を組んだまま、すとん!とカウンター席に腰を下ろす。何となく、店主の視線が気になれば小首を傾げて。)―…なんだ。無論、無銭ではないぞ。今宵も、娯暮雨の代わりに精のつくものを食べに来たのだ。(その為に託された己のものではない金子の入った巾着を懐から取り出せば、むすっとした表情でそれを店主へ差し出して)…任せる。しかし、昨日の様な紫色の砂糖水は御免だからな。(つんっ) (07/20-00:13:02)
狐さん > (注文の品が出るまでの間、先に出て来たお茶を受け取ると礼を述べて。何となしにコルクボードを眺めた。前に見た時よりも、随分と張り紙が増えているような気がする。相変わらず読めぬ文字の方が多いのだけれど。どうやら自分が知らぬだけで、客はそれなりに入っている様だと思いながら、琥珀色の目を細めて湯呑みを傾けた。さて、奥で何やら作っていた店主が戻って来たようだ。) (マスターが料理を運んできた。)『コカトリスの手羽先揚げ だ。』(生姜醤油味のから揚げ。大きさは30cm程で、外はかりっと、中はジューシー♪) (07/20-00:17:33)
ご案内:「時狭間」に卍さんが現れました。 (07/20-00:20:11)
卍 > (暑い。よりも神経を逆撫でるのは纏わり着く様な湿気だ。矢も楯も堪らず逃げ込む様にやって来た馴染みの扉を潜ると、先客の姿に男は思わず動きを止めた。)――ぁ…。(珍しく露骨に目を見開き、思考が停止した様にポカンと。) (07/20-00:22:16)
狐さん > (香ばしい香りが鼻腔を擽る。スン、と鼻をならして、出て来た品を見遣る)鳥…か?(店主を見遣る。頷くのが見えた。)…ふむ。鳥だな。(言われてみれば、大きいけれど形はそんな感じだ。まじまじとコカトリスの手羽先揚げを眺め、9つの尻尾が揺れた。)しかし、これでは口に入らぬ。切り分けてくれ。(ス、と皿を押しやって。涼しげな顔で追加注文を) (07/20-00:22:55)
狐さん > (しかし、今日はちゃんと精がつきそうなものが出て来たな、と満足気に口の端に笑みを浮かべていた所で狐耳にドアベルの音が届いた。)―…?(振りかえる、と目が合うか。固まっている男を見れば、不思議そうに首を傾げ)どうした、卍。狐につままれた様な顔をして。 (07/20-00:25:59)
卍 > お前…。(死んだ、と言うのも変な話だが、消えてしまった。そう思っていた。目の前の相手が本当に己の思うその相手なのか、疑ってしまう程に目の前の景色が信じられない様子で。兎にも角にも店内へ歩を進めるも、言葉は見つからないままで。) (07/20-00:27:57)
狐さん > …なんだ。(相手が近付くと、腕に広がる痣が揺らいだ。ソレを抑える様に手の平を腕に添え、少しだけ眉が下がる)私がどうかしたか。昨日と何も変わらぬだろうに。 (07/20-00:31:13)
卍 > ――((どーゆー事だよ、コレは。))(昨日。とは?相手の言葉も、挙動も、明らかに不自然だ。解らない事を解らないまま邪推するのは賢明では無い。釈然としない表情のまま、手が当たった適当な椅子を引き、腰を降ろした。)――冷酒を一つ。(心中は、穏やかでは無い。) (07/20-00:34:20)
狐さん > …??良く分からぬ奴だな。(何やら考えている様子には、不思議そうな面持ちのまま。相手が席に着くのを見届ければ前を向き直って、切り分けられたコカトリスの唐揚げを前に手を合わせた。)―いただきます。 (07/20-00:38:02)
卍 > (あの時、あの女性は、妻の母親は。成す術も無いまま、消えてしまった。言い様の無い大きな無力感に苛まれ、その出来事は己の拳に課す大きな課題の一つとなった。その相手が、目の前に。時の扉は不意に妙な現象を引き起こす事がある。mistの息子が青年となってこの世界へ現れた様に。平行世界から彼女はやって来たのだろうか。)…。(ソレを直接相手に問う気にも今はなれず、差し出された酒をまずは一杯、一息に呑み干した。) (07/20-00:42:52)
狐さん > (口に運んだ唐揚げの食感や味は、今まで経験した事がないものであった。初めての経験に少なからず感動しつつも、それよりも気になるのは、どうにも落ちつかぬように見える男の様子だ。一旦箸を置けば湯呑みを傾け)どうした。浮かぬ顔をして。他に話せる相手が居らぬなら、私が聞いてやってもよいのだぞ。 (07/20-00:48:15)
卍 > …。((テメーが原因だっつンだよ…。))(カチンと来た男。恐らく話が噛み合う事は無いと直感した男の心情は、どうせそうならこの釈然としない感覚は相手と共有する事にしようと、そんな思いに至る。)―お前は死んだ筈だ、俺の目の前で。そのお前が、何故此処に居る。(向けた視線は、『お前は偽物だ』と言わんばかりの穏やかではない物で。) (07/20-00:51:43)
卍 > …。((テメーが原因だっつンだよ…。))(カチンと来た男。恐らく話が噛み合う事は無いと直感した男の心情は、どうせそうならこの釈然としない感覚は相手と共有する事にしようと、そんな結論に至る。)―お前は死んだ筈だ、俺の目の前で。そのお前が、何故此処に居る。(向けた視線は、『お前は偽物だ』と言わんばかりの穏やかではない物で。) (07/20-00:52:09)
狐さん > (男の口から出た言葉は、実に意外なものだった。きょとん、とした後、困った様に笑って)…何の冗談だ。わたしは、お前の前で死んだ覚えはないぞ。…卍。(言い切る間際、相手の視線に含められた意に気付けば、眉を寄せ、相手を見据えた。) (07/20-00:55:55)
卍 > (() (07/20-00:56:22)
卍 > (相手の言葉は大体予想の範疇。恐らく嘘を吐いていると言う事も無いのだろう。この世界がこんな世界でなければ、信じはしなかっただろうが。―と、そこで男の中に生じる一つの疑問。) ―お前、娯暮雨の体を間借りしてンだよな。 (07/20-00:58:10)
狐さん > (見据えた相手の次の言葉を待った。先程の言葉の意図を考えながらも、続いた問いには小さく頷いて。)ああ。そうだ。 (07/20-01:01:50)
卍 > (話を一つの筋の中で考えるならば、妻の身に宿った狂鬼が、それに纏わる一件が『片付いていない世界』から相手は来たのだと、そう考えるのが自然だろう。もし狂鬼が復活した、等と言う事があれば妖鬼隊の面々が己にその情報を伝えぬ筈は無い、そう思ったのだ。そうなれば更に生まれる疑問。相手はこの世界へ来、今こうして己と話して居る。相手の世界の自分は一体どうなっているのか。しかしソレを問う言葉が見つからなかった。) …何か良い打開策は、見つかりそうなのか。 (07/20-01:06:19)
狐さん > …安心しろ。娯暮雨の体は、娯暮雨に返すよ。近いうちにな。お前の元へも、伍尭から連絡が行くだろう。(相手は、何らかの言葉を飲み込んだのだろう。間を置いた後に続いた男の言葉にそう答えた。ことり、湯呑みを置いて)私は、お前の前で死んだのか。(今度は此方が短く問うた) (07/20-01:13:17)
卍 > ((――失策だった。俺とした事が。))(苦い表情をした男。彼女はこれから己が目の前で見たあの顛末を辿り―) …待った。(ガタン!立ち上がっては突如相手へズカズカと歩み寄り、はっしとその両肩を掴んだ。口元には、抑えようにも抑え切れぬ笑み。) 『お前は』まだ死んでねェ、そうだよな?(意味不明な問いだ。) (07/20-01:18:12)
狐さん > (男が頷くのを待っていた。それなのに、両肩を掴まれた。)…ああ。そうだな。…お前の前では、『まだ』死んではいない。(男の笑みの意味する所は分からぬが、相手はまるで未来を見て来た様な事を言う。どこへ繋がるかも分からぬ世だ。こんな事もあるかもしれぬと思いながら、その笑みの意を考えた。)…娯暮雨は、『今』も元気なのだな…?(動かぬまま、眉を下げてへにゃりと笑んで) (07/20-01:24:19)
卍 > あァ、元気さ、お前の世界でもそーゆーオチだ。だが『今』、お前はこの世にもう居ない、俺の不甲斐無さが原因だ。でも、『過去』を生きているお前なら、救えるかも知れねェ。(救わせてくれ、そう訴える男の目、言葉よりも雄弁に語られる男の悔やみきれぬ後悔。) (07/20-01:27:31)
狐さん > そうか…。そうなのだな。(元気だと聞けば、しみじみと目を閉じて、頷く様に下を向いた。相手の目は既に見てはいないが、滲むほどに声色に交じるその思いを感じる事は容易かった。)…『お前の』か。『過去の私』なら、救えるかもしれぬと。(相手の言葉を繰り返しては、くすりと笑んで)―…自惚れるなよ、卍。(顔を上げた。真っ直ぐに相手を見据え)お前の知る未来が全てと思うな。お前にとっては過去であろうと、私にとっては『今』が『今』である事に変わりは無い。私は既に覚悟を決めた。…お前達と共にこの世を生きると決めたのだ。なのに、何を救われる必要があろうか。お前が、何を背負う必要があるというのだ。 (07/20-01:39:04)
卍 > ――。(自惚れるな。その言葉を聞いて見開いた瞳は、相手の言葉が終わるまで真っ直ぐに相手の目を見ていた。)((共に、生きる―))(同じ顛末を辿る未来では無い。本当の平行世界、向かえる結果が違う世界から、彼女は来たのか。彼女の行く末が望む通りの結果だとは限らない、しかし。少なくともこの段階での彼女が出した結論は、己の世界での彼女のモノとは違う。すっと相手の両肩から離した手。)…貫けよ。(くるりと背を向け、己の席へ向かう足取りは、見様によっては酷く力無くも見える。)…お前が今口にした言葉を、必ず貫け。 (07/20-01:44:51)
卍 > ――。(自惚れるな。その言葉を聞いて見開いた瞳は、相手の言葉が終わるまで真っ直ぐに相手の目を見ていた。)((共に、生きる―))(同じ顛末を辿る未来では無い。本当の平行世界、迎える結果が違う世界から、彼女は来たのか。彼女の行く末が望む通りの結果だとは限らない、しかし。少なくともこの段階での彼女が出した結論は、己の世界での彼女のモノとは違う。すっと相手の両肩から離した手。)…貫けよ。(くるりと背を向け、己の席へ向かう足取りは、見様によっては酷く力無くも見える。)…お前が今口にした言葉を、必ず貫け。 (07/20-01:45:21)
狐さん > …勿論だ。(席へと戻って行く男の背を見送りながら、深く頷いて力強く言葉を返せば席を立った。)―…時狭間、か。これまで幾度も訳のわからぬ地だとは思った事があったが、誠に不思議な世だな…此処は。 未来から来た卍よ、今宵はお前に会えて良かったよ。 (07/20-01:52:57)
卍 > お前の世界の俺にヨロシクな。(古傷を抉る様な心の感覚が消えない。こんな風に言葉を交わした目の前の相手は、此方ではもう二度と会えない所へ逝ってしまった。) ―お前が迎える『オチ』は、この世界の娯暮雨が迎えられなかったオチだ。(本当は、この世界で言いたかった台詞。相手を見遣るとゆるりと笑み。) 今度は離すなよ。 娯暮雨と、達者で暮らせ。 (07/20-01:57:29)
狐さん > 全てが終わったらまた、盃を交わそう。…今度は皆で、な。…あの日の酒は、美味かった。(懐かしむ様に穏やかに笑んで、9つの尻尾を揺らす。)ああ、もう二度と離しはしない。離すものか。(こっくりと頷いて、ドアへと手を掛ける。カラン、とドアベルが鳴って。)―ありがとう、卍。私は、お前の時の中で生きられた事を誇りに思うよ。(相手の知る未来では告げられたかどうか分からぬ言葉を紡いだ後、柔らかな笑みを残し) ―達者でな。(そうして、時狭間を後にした。) (07/20-02:07:52)
ご案内:「時狭間」から狐さんさんが去りました。 (07/20-02:08:15)
卍 > ((お前が盃を交わすのは、お前の世界の俺だ。羨ましいこった。))(去り行く背中を見送る。恐らく二度とは見る事の無い背中。いや、今宵の出来事が夢現の様なモノだったのだろう。すっと口の中へ流し込む酒。今宵の出来事は、一本の徳利の中に見た白昼夢だと思って忘れよう。起きるかもしれなかった未来の出来事など、起きてしまった現実の中を生きる男にとっては無用の経験だ。) (07/20-02:12:14)
卍 > ―それでも。(最後の一杯、杯へ注がれる酒の流れをじっと見つめ、何とも言えない、苦笑の様な笑みを浮かべた男。 それでも、相手の去り際の台詞によって、男の心の何処かがほんの少し、救われた事は事実で。 最後の一杯を飲み干すと、男は静かに去って行く。 誰に語る事も無いであろう、夏の夜長に見た、夢一夜。) (07/20-02:15:09)
卍 > ―それでも。(最後の一杯、杯へ注がれる酒の流れをじっと見つめ、何とも言えない、苦笑の様な笑みを浮かべた男。 それでも、相手の去り際の台詞によって男の心の何処かがほんの少し救われた事は事実で。 最後の一杯を飲み干すと、男は静かに去って行く。 誰に語る事も無いであろう、夏の夜長に見た、夢一夜。) (07/20-02:15:34)
ご案内:「時狭間」から卍さんが去りました。 (07/20-02:15:43)
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