room10_20150720
ご案内:「闇の集う場所 -1-」にルイーゼ・ローゼンベルクさんが現れました。 (07/20-21:49:44)
ルイーゼ・ローゼンベルク > (闇の集う場所。人喰いの歪んだ生命が闊歩する、キメラの森。その中に倒れている人影がある……。)……。(隻眼は閉じられ、意識は無い。ゴシックロリータドレスの上に白衣という珍奇な格好の、少女だった。彼女は気を失って――)んぁー……もう食えぬぅ……。(訂正。鼻提灯+涎を垂らして、寝ていた。) (07/20-21:53:11)
ルイーゼ・ローゼンベルク > (ざわ、ざわり。ごうと吹いた不吉な風に、木々がざわめく。生暖かい空気の動きが頬を撫ぜ髪を舞い上げた。)ん、んぅ……?(隻眼が、ゆっくりと開いていく。奇怪な森が視界に入り、ぼんやりと覚醒していく中でゆっくり認識されていく。)……!(隻眼が一気に見開かれた。ばっ!と身を起こした。)お、おお……!? 成功っ!! 成功じゃな、これ!!(そして突然、老人のような口調で歓声を上げた。) 我輩特製・時空間移動装置の実験は成功じゃー!!(小さな拳を掲げ、快哉を叫んだ! そして。) ――で、どこじゃ、ここ?(笑顔のまま首を傾げる。) (07/20-22:00:01)
ルイーゼ・ローゼンベルク > (立ち上がり、周囲をぐるりと見回して笑みを消す。) ふむ……我輩が今まで観測した平行世界では見かけなんだ生態系じゃな。座標固定に難があったかのう……。(顎に手を当てて尤もらしく頷く。) 我輩が到達した以上、我輩とそう変わらん身体構造の生命がおり、文明がある世界のはずじゃが……この辺りはお世辞にも文明的とは言えんのう。つか、どう見ても森じゃな。人里を探さねばならんの。(うーん、と軽く体操をする。) さあ、ここはどんな世界なんじゃろうな!(好奇心に満ちた笑顔で、体操しながら周囲を見回した。) (07/20-22:09:34)
ご案内:「闇の集う場所 -1-」にキメラ森さんが現れました。 (07/20-22:16:44)
キメラ森 > (周囲を見渡せば、僅かに霞みがかった状態で黒く捻れた幹に針葉を湛えた背の高い森がある。下生えの草は人の背丈ほど(2m)にも生い茂り、視界を塞ぐ。) (07/20-22:19:56)
キメラ森 > (森は夜行性の動植物たちによる活動で静かな活気に満ちていた。時折響く『何か』の鳴き声。時折、)<<シュー……>> (と漏れる、粗い吐息……。そして漂う異臭。) (07/20-22:23:34)
ルイーゼ・ローゼンベルク > ふむ――。(背の高い森。少女の周辺は焦土のように草木が無かったが、それはたまたまだったようだ。) これでは歩くにも難儀するのう。人里に出なければならんというに。(更に聞こえてくる、得体の知れない生物音。そのうちの1つは――だいぶ、近い。蛇のような呼吸音。その状況に少女の口元がにやりと歪む。)……何か、おるな。(鼻に届く異臭。肩からかけた、フリフリのゴシックロリータ研究カバンに手を突っ込み、中にあるものを取り出す。握っているのは、まずグリップ。更に引き抜いて行くと、長大な銃身と、そこにごてごてと付いた機械類が露になる。――完全に姿を露にしたのは、フィクションに出てくるかのような、やたらとごつく大きな銃器であった。なお、どう見ても、本来研究カバンに収まる大きさではない。) 鬼が出るか蛇が出るか、じゃな。(その笑みは、ギャンブル狂がメルドするときのような熱に満ちていた。) (07/20-22:30:18)
キメラ森 > (ルイーゼが銃を構えたにも関わらず、何かの吐息は不定期に地面付近から上がっている。遠く。近く。前だけではない。横からも。後ろからも。その異音は静かに森を満たし、……ふわりと風が吹いた。生温かな風だ。それは異臭を含み、それは瘴気を孕む。……この瘴気の正体は、岩や金属を変質させ、肉を食らい内に潜り込み、自らの苗床とする極小の胞子だ。目に見えぬ程小さな胞子が今、黒い森をゆっくりと満たしていく。) (07/20-22:36:43)
キメラ森 > (目に見えて何かが動く気配は無い。もしルイーゼがサーモグラフィーを持つならば、熱感知にも反応は見られないだろう。この土地は未だ鎮まっている。静かに。静かに。) (07/20-22:39:22)
ルイーゼ・ローゼンベルク > (魔導科学の産物である眼帯が、何らかの違和を訴える。分析はしきれないが、ただの獣や怪物とはまた違う、周辺の――“空気”の変化、その流れ。) 我輩が早めに目覚めたのは幸運じゃったかも知れんな。(光学的には何ら違和は産まれていない。片手で銃を保持し、もう片手を研究カバンに突っ込むと、アンプルめいた小瓶を取り出した。小さく、詠唱を呟きながら、それを地面に叩きつけて割る。薄くピンク色の煙が上がり、ルイーゼを中心にして半径数メートルほどの範囲に「結界」を作り出した。異変、が起きうるならばこの結界内に侵入することで感知できるはず。) さて、我輩の魔導科学が通用するか否か、楽しみじゃな。(唇を舐めた。) (07/20-22:44:22)
キメラ森 > (瘴気、胞子は流石に空気分子ほど小さい訳では無かった。瘴気の風は結界の有無に関係なく結界に吹き付け、そして結界に『薄くこびりつく』。最初はただ、薄くこびりつくだけだった。しかし、1分、2分と観察を続けるならば、こびりついた場所を足がかりに、目に見えて胞子が結界を覆いだすのが分かる。) (07/20-22:48:40)
ルイーゼ・ローゼンベルク > おお? これは――胞子、かのう? じゃが、倒れておった我輩には見たとこついておらぬし、草木もびっしり覆われてはおらなんだな? なのに結界には反応し、集まっておるように見える……初めて見るタイプじゃ!(むくむくと知的好奇心が刺激される。) あーくそっ、ちゃんと保管用の器具持ってくるんじゃったっ! 何がしか危険性が想定される以上、カバンに突っ込むわけにもいかんっ! この場の属性は、我輩の世界でいえば「土」と「闇」。……はよう離れるが得策か。(といっても、いくあてがあるわけではないが――。とりあえず。魔法の研究カバンからガスマスクを取り出し被る。銃を構えたゴスロリ白衣ガスマスクという、何処に出しても恥ずかしくない不審人物の爆誕である。続いて、カバンのベルトの付け方をかえると、背中に背負った。) よいせっ。さて……まずは現状の確認からじゃな。(背中のカバンが勝手に開いて、タケコ●ターにカメラがついたような謎機械が3台ほど現れ3方へ散っていく。情報を眼帯へ送信させ、この瘴気の範囲から出るに最も効率的なルートを調査する。最悪方向だけでもわかっておきたいところだ。) (07/20-23:02:36)
キメラ森 > (ルイーゼは風に異臭を感じなかっただろうか? ……つまりは、そういう事だ。しかし違和感を感じない様に、まだ活性はしていない。 結界にこびりついた胞子はある一定量を超えた所で萌芽した。キノコ類は一晩で成長するが、それを差し引いても驚くべき成長速度で体積を増やしていく。 結界からは外の様子が段々見えづらくなることでその様子が分かるだろう。結界表面を覆い、根を張り、傘を開き、更なる胞子をばら撒く。 半透膜型の結界だったのだろうか? 結界をすり抜けた機械は、まず光学的な探査が難しくなっていることをルイーゼに知らしめた。外は瘴気が渦を巻き、視界は20m程も確保できない。そして木の枝から垂れた菌糸のねばつく糸がプロペラに多量に絡み付いた。もし機械類が土金属類で作られている物ならば腐食し、その機能がどんどん劣化していく。 遠隔で情報を得られるのは後僅かだろう。三台のカメラが捉えたものは、全て薄い膜の向こうに見える影の形でルイーゼへと送られる。一つは、カメラに迫る枝だ。菌糸類に絡め取られ、身動きが鈍くなった所で振るわれた不意の一撃がカメラへ迫り、そこで映像は途切れる。一つは大きな谷だ。落下して谷底に叩きつけられるまでの時間からおおよその高さが計算できる。最低でも高低差200mの谷がある。そして最後の一台が捉えたものは、大地から吹き溢れる瘴気の元だ。沼から吹き上がる瘴気の柱がぼこんぽこん。と煙の柱を弾けさせ、森の間を吹く風が瘴気を森全体へと撒き散らしている。最後のカメラは真っ白な映像をルイーゼへと送り続けている。) (07/20-23:20:50)
ルイーゼ・ローゼンベルク > ふむ――。(3つのカメラが伝えてくるのは危機的状況。どーも想定以上にヤバいところに落っこちてしまったようだ。そうやってる間にも、結界表面の菌類がみるみる生長していく。) 我輩が寝ておったときより、随分とあらぶっておるようじゃの。それとも、実際幸運だったのか?(最も重要な情報は、瘴気の元。兎に角アレから離れないと話にならないだろう。) 久しぶりにヒリヒリするのう。(背中のカバンからアンプルを再び取り出す。結界はある程度だが、胞子類に対する抵抗になるようだ。少し考えた後、ハンカチに中身をぶっ掛けた。ここが中心点になる。) さぁーて、スピード勝負じゃな。――行くぞい!(クラウチングスタートの姿勢。背中のバッグの底部に描かれた魔法陣が起動する。) 出発じゃあ!(――ぼっ! 火属性×光属性×風属性の混合魔術が、ロケットブースターのように点火! 兎に角、瘴気の元から真逆の方向へと――自分の体をぶっ放した! 瘴気の森をかける一筋の流星となる。) ぬ お お お お お ! (07/20-23:30:32)
キメラ森 > (尚、カメラが高度な耐水,耐汚染,耐腐食,耐浸食,耐衝撃性能を備えている場合、カメラを拾う事ができれば、カメラとルイーゼを繋ぐ通信が一時的に遮断されている(菌糸類を拭い去れば再利用できる)だけだったと判明するだろう。) (07/20-23:34:35)
キメラ森 > (結界を超えた瞬間、濃密な瘴気がルイーゼの身体に絡み付く。まるで水の中を進む様に瘴気は粘度を帯び、高い木々の枝から垂れる粘つく菌糸は体積を増した網となってルイーゼの行く手を阻む。 濃密な、しかし静かだったキメラの森に、突然一条の光芒が生じた。ルイーゼが森を駆け抜けた軌跡だ。菌糸の網が勢いで破られ、魔力の奔流に活性状態になったキメラ森が次々に目覚める! 元居たアンプルの結界は秒速30mの速さで成長する草と樹木に貫かれて針のむしろとなり、ルイーゼが駆け抜けた森も、駆け抜けた順から、正の生命を持つ者を捉えようと魔の手を伸ばした! どんな連携手段を持っていたのか、流星の如き速さを持つルイーゼの後ろから魔の手が迫る。もし、カメラを放った方向に進んでいるのであれば、そこはもう『荒らされた後』だ。キメラ森は活性し、ルイーゼが元居た結界を貫いた様に急速成長を遂げる森の中へ、ルイーゼは突撃することになる。) (07/20-23:43:42)
ルイーゼ・ローゼンベルク > (ルイーゼの進行方向は兎に角、瘴気の元から一直線に離れる、である。カメラの回収は頭に浮かんですらいない。)うおおおお、なんじゃこりゃあ!!(異常なスピードでついてくる背後の魔手。開いたカバンから筍のように、にょきっと顔を出したのは――ローゼンベルク式マジックミサイルである。)いけい!(身を覆う結界から出た瞬間、菌類に絡め取られてはいくが、同時にその場で炸裂・爆発した。その爆発の余勢を借りるように、自分自身の持つ魔力を推力に回して加速する。)生きて帰れたとして――こりゃしばらくまともに動けんかもしれんなぁ!!(絶叫する。命の危機と全力状態で、ハイになっていた。) (07/20-23:51:00)
キメラ森 > (急速成長する草と樹の枝のファランクスが急激に迫る。もはや縫うだけの隙間は無く、足元は底なしの泥沼と菌糸に塗れて糸を引く。止まれば背後から迫る縦横無尽に伸びる草枝のファランクスに呑まれるだろう。空は好き放題に伸びる枝と、鞭の様に揮われる蔓草に覆われた。今在る猶予は、移動によって稼いだ『空間』だけだ。) (07/21-00:02:49)
ルイーゼ・ローゼンベルク > 一点突破アアアアア!(くだんの銃を両腕で構えた。銃口の中に不可思議な光が満ちていく。自分が引き寄せられた以上、この瘴気の森だけの世界では無いはずだ。必ず、「外」が存在し「人」がいるはずなのだ。ファジィで適当な願いを、準備次第で無理矢理カタチにしてしまうのが、彼女の不思議科学なのだから。) ローゼンベルク粒子砲――発射!!(極太レーザーを射出! 隙間が無いなら孔を空ける。レーザー痕が再生する前に、一直線のトンネルのようにぶっちぎっていくしかない!) (07/21-00:10:13)
キメラ森 > (眩い光がキメラ森の中で発生し、覆いの中から空へ光が漏れる。) <<ジィバァッ!!>> (しかしその熱量はルイーゼから見て前方にこそ威力を発揮した。瘴気を吹き飛ばし、伸びる草樹の槍を蒸発させ、その表面を焦げ付かせる。 あまりの温度に延焼さえ起こさせず、ルイーゼの前方に幅100cm程の穴がぶち空けられた。何も無い、空間が、見える! しかし蒸発し、気化した空気の一部が出口を求めて爆圧の様にルイーゼへ押し寄せた。 キメラ森に『再生』は無かった。が、レーザー痕以外から新たな枝が、草が、その触手を伸ばし、作られた穴を徐々に塞いでいく。もし森に全体を統括する意思があるとしたならば、その意思は確かにこうあるだろう。『逃がさん』と。) (07/21-00:24:01)
ルイーゼ・ローゼンベルク > (押し寄せる熱気。結界を張っていなければバックファイアで逆にやられているところであった。体内の魔力は全部加速に回し、ローゼンベルク粒子砲はチャージしておいた粒子を全開でぶっ放した状態。この爆圧を喰らうのは減速を意味する。それだけは避けねばならない。) これほど興味深い場所を見つけたというのに…死ねるかァァァァアアアッ!(絶叫と共に、カバンからまろび出たマジックミサイルを、すぐ背後で爆発させた。爆圧にもみくちゃにされながら、狭い幅を突き進む。)ごふっ、がふっ!(無茶をしすぎて吐血した。上等だ。どっかが折れたり潰れたりしているかも知れないが、不思議科学の、つまり自分の天才の産物たる結界を信じるのみだ。) (07/21-00:33:58)
キメラ森 > (しかしその爆圧こそが無理やり開けられた穴の大きさを維持する。レーザーは前方の草枝によるファランクスを焼き払い、ミサイルが加速および穴を広げる役目を果たす。ぎしぎしと森が鳴く。不気味な木鳴りが響く。そして、ルイーゼが森を突破した瞬間、轟音と共に下から突き上げる様な勢いで穴が閉じた! 草木の成長による物ではない。それより下、土壌より下に溜まったガスが爆発し、上に乗っかった森部分を突きあげたのだ。 『蓋』を吹き飛ばすには至らなかった高温高熱の蒸気(瘴気)が大地の割れ目から噴泉のごとくランダムに噴き上げる! おめでとう! 後はこの高熱の毒素を含んだ胞子の噴泉さえ抜ければ、ルイーゼはキメラ森の影響圏内からの離脱に成功するだろう!) (07/21-00:42:15)
ご案内:「闇の集う場所 -1-」からキメラ森さんが去りました。 (07/21-00:42:46)
ルイーゼ・ローゼンベルク > (空が見えた。自分が、脅威の只中から脱出したことを知る――が。) この天才がここまでぼろぼろにされるとは…なんと言う森だ! くそっ、いつか万端なる準備と共に謎を解き明かしてくれよう……げほっげほっ!(吐血。) いてええええ!! くそぅ、あれっ……止まらぬうううう!!(叫びながら、そのまま影響圏外へ吹っ飛んでいった。…しばらくは動けなかったことだろう。これが自称天才魔導科学者ルイーゼ・ローゼンベルクの、この時空における最初の一夜であった。) (07/21-00:46:53)
ご案内:「闇の集う場所 -1-」からルイーゼ・ローゼンベルクさんが去りました。 (07/21-00:47:03)
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