room03_20151104
ご案内:「裂かれた森」にケンジさんが現れました。 (11/04-23:11:41)
ケンジ > …。 (雨ふりの夜。男はその雨の中に立っていた。) (11/04-23:12:45)
ケンジ > (正確に言えば、木がなぎ倒されて開けた場所の、倒木の上に立って、軽く空を見上げていた。) (11/04-23:13:34)
ケンジ > ずっと… 水が… (やや呆然とした感じで呟く。もう前髪の先からぱたぱた雨水が落ちる程だし、眼鏡の表面なんか雨粒で前が見えない。それでも男は立ち続ける。) (11/04-23:16:06)
ケンジ > …。 (さすがになんか体が重たくなってきたので、大樹の木の下に避難する。) …ははは 凄いな (服の裾を絞ると、ひたたたたたと水が落ちていく) (11/04-23:25:34)
ご案内:「裂かれた森」にご隠居のヨーゼフさんが現れました。 (11/04-23:26:37)
ご隠居のヨーゼフ > (バサっとコウモリのような黒い傘を広げ)……(何を質問したかさっぱり忘れ、あごから伸びた白いひげを撫でて、まずは現場百回と足を運ぶ。片手には晩秋の果実リンゴの入った袋。ケンジ殿がいたら甘いものでもと思って時狭間で包んだのであった。しかし、老眼に暗い森、どこに目当てのケンジ殿がいるかわからず五里霧中) (11/04-23:29:39)
ご隠居のヨーゼフ > (何を質問したかは覚えていない。でも、相手が甘味に飢えていたらしいこと。元軍人なので甘いものは好きなはず。それはどういうわけか覚えている。年寄りの脳味噌は摩訶不思議と我ながら髭をなげる) (11/04-23:32:36)
ケンジ > (顔に張り付いた前髪をかきあげて後ろに流す。) ぷは… (たき火も、ランタンの灯りも、何も目印が無い場所。 しかし、一度木々がなぎ倒されている場所に出るか、他の木よりもひょこりと大きい樹が見つかれば早いかもしれない。) (11/04-23:33:40)
ご隠居のヨーゼフ > (前に向こうがやってきたときは・・・傘を置いてからパイプを取り出しシュボっと音を立ててマッチの火が灯るとパイプがモクモクと紫煙を立て)いなかったら置いておこう。(こんなところにケンジ殿が今もいるのか?置いて行っても野犬かカラスに食われるだけでは?疑問はよぎるが他に当てが思い浮かばないまま)ん~(パイプのタバコを吸ってから)ケンジ殿!おるかの!?(そうそう最初から呼びかけてみれば良かったんだと前後左右にタバコを吸いつつ呼びかける) (11/04-23:39:46)
ケンジ > …ん (何かに気が付いて振り向く。) …。 何か… (きょろきょろと周囲を見回す。少し考えてから…) … 誰、かっ いるんですかーっ! (昨日はお客さんが足元までやってきていた。 とりあえず誰か、何かいるのか呼びかけてみる) (11/04-23:42:54)
ご隠居のヨーゼフ > (声を聴きとれば)ヨーゼフじゃ~!リンゴのおすそ分けにきた!果実は好きか!?(パイプをくわえつつ、杖をついて声のほうへ寄っていく) (11/04-23:46:03)
ケンジ > (返事だ。聞こえてきた方を向いて、じーーっと見る。すると、黒い、ちいさなドーム状のものを頭の上に掲げた老人がこちらに近づいてくるのが見えた。) ヨーゼフさん! (ぱぁ、と嬉しそうな顔をしながら大樹の下から出て、雨の中をぱしゃぱしゃと出迎えに行く) (11/04-23:48:54)
ご隠居のヨーゼフ > (傘を拾って)ケンジ殿、雨に打たれたら風邪をひくぞい。(片手にリンゴの入った麻袋を掲げ)風邪をひいたらワシがリンゴ粥でも作ってやるがのう。(フォッフォフォと笑ってヨタヨタ近づいていく) (11/04-23:51:42)
ケンジ > カゼ… を、ひく…? (軽く首を傾げながら、麻袋を見る) リンゴガユ? それは…薬ですか? (11/04-23:56:02)
ご隠居のヨーゼフ > 風邪というのはこの体が高熱を出してせき込み、体がだるくなって寝込む病気じゃ。(相手にわかるようにどう要約しようと考察しつつ)りんご粥というのは甘い薬じゃな。(麻袋の中のリンゴを一つ取り出し)こういう果実は見たことあるかな?(魔女の婆さんのように赤々としたリンゴを差し出す) (11/04-23:59:44)
ケンジ > あぁ… もうずいぶん前にそういう経験はあるかもしれない… (ふむふむ。) …これは… (真っ赤なリンゴを受け取る。) トキハザマのマスターがこれを使って食事を作っているのを見たことがあります。 (頷いて) …あ (小さく声を上げる。それから、リンゴを顔に寄せて) …凄い。良い匂い… (すーーーーっ はぁ~~) (11/05-00:03:00)
ご隠居のヨーゼフ > わしもその時狭間で買ってきたんじゃ(ヨタヨタ歩いてケンジ殿がいたであろう大樹の下へと多分、雨でできた足跡でも辿って向かうのだろう。)ナイフで切って一緒に食おう、リンゴも頻繁に食ってるから70過ぎても生きてるんじゃ。(んー?と頷いて何か思い出し)そういえば、セーメーイジソーチとか言ってたじゃろ?あれは長寿を意味する固有名詞かのう~?(とか問いかけつつ、果物ナイフをシャリシャリ言わせてリンゴの皮をむく) (11/05-00:07:34)
ケンジ > (時狭間で、と聞けばくすくす笑って。ヨーゼフと一緒に大樹の下へと向かう。季節は秋だが、大樹の枝葉は枯れ細ることなく青々と茂り、立派な屋根になってくれている。) せーめー… あぁ、生命維持装置… いや、少し違って… (リンゴをむくヨーゼフの手元を珍しそうに眺めて) 生命を維持させる… …そういう機械です。それがないと、俺がいた世界では…40歳から先を生きるには… (11/05-00:14:42)
ご隠居のヨーゼフ > (「40歳から先を生きるには…」との言葉にふ~むと唸って頷き、あまり深く聞かないほうがいいのかも?老人っぽくとぼけていようか、とにかく今はそれよりも大事な何かがあると思う。そう考えてシャリシャリとリンゴを切って、また皮をむいて奇妙な形のリンゴが顔を出す)ほれ、ウサギさんじゃ。わしの嫁がこうやってたんじゃよ。(ウサギさんに切ったリンゴを麻袋をテーブルクロス代わりに敷いたところへ置き。右手を指示し「どうぞ」と促す) (11/05-00:20:30)
ご隠居のヨーゼフ > (平均寿命は40歳…雨が多く、寒い気候の土地スコットランドの平均寿命と同じだな。と思いつつ、ケンジ殿を見るのだが、相手はどうみてもスコットランド人に見えない。ぱっと見ではリンゴでウサギさんを作ってた嫁の実家の人たちに似てるような似てないような。) (11/05-00:25:29)
ケンジ > …うさぎさ、ん? (勧められてウサギリンゴを一つつまんで眺める) なんだか… ふふっ (嬉しそうに笑って。一口かじる。) …うわ (じゅわ、と広がる甘酸っぱさに目を丸くさせる。) (11/05-00:27:00)
ケンジ > えーと…ヨメ、っていうのは…確か…そう。 異性とケッコンした時の呼び名… …で、合ってますか? (11/05-00:28:21)
ご隠居のヨーゼフ > (まず、彼の文明社会の平均寿命と生命維持装置の意味は知れた。しかし、老人の知的好奇心は増すばかり。「ヨメ」と聞いてケンジ殿の顔を改めて見つめ)そうじゃ。(こくりと頷き)嫁は美人の異性じゃったぞ。東洋の生まれでケンジ殿のように黒髪で黒い瞳じゃった。(昔を懐かしむように雨を降らす天を見つめる) (11/05-00:31:21)
ケンジ > トウヨウの生まれ… (ヨーゼフにつられて空を見上げて。それからヨーゼフに戻して) …あの。もしかして…その、ヨメの人は… (11/05-00:33:41)
ご隠居のヨーゼフ > (天を指さし)嫁は今あそこじゃ。いずれワシもあっちに行く…いや、ワシは宰相として数々の権謀術数を行ったから(地面を指さし)地獄というところへ落ちるやも。(カカカと悪戯っ子みたいに元気よく笑う) (11/05-00:36:09)
ケンジ > (空を指さされて) …。 (首を傾げて… それから、地面を指さされれば地面を見て) ジゴク。 (ふむ…と微妙に把握しきれてない感じで頷く。 手に持っていた一口かじったリンゴの残りをしゃくしゃくしゃくと食べる) (11/05-00:39:15)
ご隠居のヨーゼフ > (片言でジゴクと頷くのを見やり、死生観が唯物論と科学で説明されて地獄が死語になっている宗教色の薄い文明なのだろうかと宰相時代に培った地理学から推測しつつ)ゴホン(咳払いした手で服の内ポケットに手を入れて出すと金でできたロケットが出てくる)これが…(パカっと開くと年数が経っているのと、タバコのヤニで煤けてボンヤリと若い東洋の女性のドレス姿がそこにある) (11/05-00:46:16)
ケンジ > (ヨーゼフの出したロケットの中をのぞき込む。) …人が… この人が、ヨーゼフさんの? (11/05-00:48:16)
ご隠居のヨーゼフ > みてみい、美人じゃろ?自慢の嫁じゃ。(少し目頭を熱くしてロケットに描かれた肖像画を見る) (11/05-00:48:23)
ケンジ > …確かに、えーと… きれいな女性ですね (小さく頷いて) (11/05-00:49:58)
ご隠居のヨーゼフ > (カチッとロケットを閉じてロケットを仕舞い)ケンジ殿の世界では異性どうしで恋をしたりとかはするのかのう?ワシは嫁に恋をした。嫁を巡って他の男とサーベルという武器。ワシが今リンゴを切ってるナイフをもっともっと長くした刃物じゃな。それで決闘したりもした。(あの頃は向こう見ずじゃったなあと想いでにふける) (11/05-00:54:28)
ケンジ > あまり…生身の状態で人と出会うことがあまりなくて。 でも、場所によってはそういうこともあるとは聞いたことが… …あぁ、ヨーゼフさんは恋をしたもの同士の結婚だったんですね? もう一つ…約束事をした同士での結婚もあるのは知っていますよ。 …えっ (決闘、と聞けば軽く驚いて) ということは…まさか、その相手は… (11/05-00:58:25)
ご隠居のヨーゼフ > 安心せい。本当の剣術使いはのう、サーベルの切っ先を(こんなふうにと果物ナイフでリンゴを頭に見立て)うまくおでこをチョンと突いて気絶させるんじゃ。ワシの習った兵法でも「戦わずして勝つ」と教わったしのう。ケンジ殿は「決闘」という言葉に敏感に反応したように見えるが、ケンジ殿の文明世界ではもっと血生臭いイメージかのう?元軍人だったというから、一騎打ちとかも経験しとるのかな? (11/05-01:03:56)
ケンジ > ちょんとついて… 気絶…!? (どうやったらそんなことに、とただただ驚く。) …いえ、あの…相手を殺してしまったのかと思って。少し驚いただけです。 (はは、と苦笑して) 一騎打ちは…えぇ。まぁ。軍を離れてからは…結構な回数ありました。 (頷いて) (11/05-01:06:17)
ご隠居のヨーゼフ > (入れ歯でガリっとリンゴを噛み、飲み込んで)そうそう、大事なことを危うく忘れることじゃったわい。嫁とワシは恋をしたもの同士だったぞい。最初は互いに不俱戴天の仇のようにいがみ合ってたがのう。(フォッフォフォと笑って杖をつき、座り込むと)一騎打ちは経験あるのか。そうなると騎兵隊かのう?ワシも馬に乗って戦場を駆け巡り、一騎打ちをした事があった。もちろん相手は殺さず捕まえた。ワシの世界ではそうやって…(右手をポケットに突っ込み)身代金を取るんじゃ。これがその金じゃ。わかるかな?(出した右手を開くと手のひらに金貨が数枚。老人はケンジ殿の文明に貨幣経済があるのか確かめてみた) (11/05-01:12:20)
ご隠居のヨーゼフ > (入れ歯でガリっとリンゴを噛み、飲み込んで)そうそう、大事なことを危うく忘れることじゃったわい。嫁とワシは恋をしたもの同士だったぞい。最初は互いに親の仇のようにいがみ合ってたがのう。(フォッフォフォと笑って杖をつき、座り込むと)一騎打ちは経験あるのか。そうなると騎兵隊かのう?ワシも馬に乗って戦場を駆け巡り、一騎打ちをした事があった。もちろん相手は殺さず捕まえた。ワシの世界ではそうやって…(右手をポケットに突っ込み)身代金を取るんじゃ。これがその金じゃ。わかるかな?(出した右手を開くと手のひらに金貨が数枚。老人はケンジ殿の文明に貨幣経済があるのか確かめてみた) (11/05-01:13:02)
ケンジ > オヤノカタキ… (ふむ…) キヘイタイ? …捕まえて、どうするんです? (ヨーゼフのポケットから出てきた金貨を眺める。) ミノシロキン… これは、トキハザマでやりとりされているお金、ですよね 見たことがあります。(うん、と頷いて) (11/05-01:16:24)
ご隠居のヨーゼフ > (ふむと頷き、どうやら貨幣経済と別の経済が運営されている文明らしいと察して金貨を覗き込み)そうじゃ、この金がたくさんあれば、ザッハトルテも家も物なら何でも手に入る。嫁の心は金では無理で、嫁の親にバレないように嫁の部屋の窓近くまで忍び込んで歌ったりした。(そうだとケンジ殿を見つめなおし)ケンジ殿も何か歌は歌うのかな? (11/05-01:21:29)
ケンジ > …うた? なぜ、忍び込んでまでうたを… (ヨーゼフに見られれば苦笑を浮かべて) あいにく、何も知らなくて… …ふ、(くしゃみしそう) っぇっくし! (くしゃみ完了。ずび。) (11/05-01:24:53)
ご隠居のヨーゼフ > では、簡単な歌を一つ。(ゴホンと咳払いしてあ~あ~と声の調子を確認し)ね~むれ~ね~むれ~母の手に~♪(と優しく歌いつつ、残りのリンゴを置いて歌いながら去っていくのだった) (11/05-01:27:45)
ご案内:「裂かれた森」からご隠居のヨーゼフさんが去りました。 (11/05-01:31:12)
ケンジ > … ねむ、れ…? (目を丸くしながらヨーゼフの歌を聴いているうちに、ヨーゼフが夜の森の暗さと混ざっていってしまう。) …あっ ヨーゼフさん… (残されたのは真っ赤なリンゴ。) (11/05-01:31:15)
ケンジ > (リンゴを腕の中に納めて、立ち上がり、テントに向かう。雨はすっかり止んで…雲が流れ始めた。) …ねむれ、ねむれ…ははのてに… (テントの中へと入っていった。) (11/05-01:33:07)
ご案内:「裂かれた森」からケンジさんが去りました。 (11/05-01:33:12)
:::: PbsChat v2.5.1改変版 ::::