room50_20151231
ご案内:「鬼ヶ岳」に娯暮雨さんが現れました。 (01/01-01:17:46)
娯暮雨 > (時は半刻程前の事。山の裏手にある野原も、里の他の地と同様に一面の雪に覆われていた。雪は積もっているが、降ってはいない。空には、雪の結晶のような星々が散りばめられている。)≪…ォォン……≫(下界より微かに届く鐘の音。その音の最後の一回が、たった今、響き渡った。) (01/01-01:23:54)
娯暮雨 > ぁ…。(数えてこそいなかったが、次の音が続かぬ事に気づけば、狐耳ぴこぴこ)明けたみたい……でござるね?(ね?と首を傾げながら声をかけるのは、野原の片隅に埋まった、白く小さな丸い岩の墓石。うっすらと雪を被った墓石を見やった後、再び視線を前へと戻した。鐘の音が止むと、辺りはにわかに静かになった。ふわゆらり、尻尾を揺らして。) (01/01-01:30:54)
娯暮雨 > (束の間の静寂。澄み切った夜風がそよりと吹いて)≪…リィーン …―≫(今度は下界からではなく、山の中腹から風鈴の音が届いた。)…あけまして、おめでとう。(柔らかな声色で、柔らかな表情で、誰にともなく言葉を紡いだ。)≪リィン リーン …≫(先程とはまた少し違う音色。いくつもの風鈴の音が重なって。) (01/01-01:41:08)
娯暮雨 > (ぽう、と背後が暖かな光で照らされる。振り向けば、鬼火がふよりと浮いていた。)ひーちゃん…。 ん。そろそろでござるね。(除夜の鐘と呼ばれる鐘が鳴り終わったのを合図に、気の早い妖怪は新年会の為に集まり始める。会場は己の属する妖鬼隊本部だ。支度は万全に済ませてあるが、そろそろ向かった方が良いだろう。)じゃ、拙者行ってまいるよ。きなこの分のご飯も、今日はちょっと豪華でござるから。(楽しみにしていてね、なんて。へにゃりと笑って一度しゃがめば、うっすらと雪の積もった石を優しくひと撫で。) (01/01-01:48:22)
娯暮雨 > (立ち上がれば、宴会好きな酒器の付喪神御一行様が別の鬼火に照らされながら、野原に続く竹林の道をちゃんかちゃんかと本部の方角へと向かっているのが見えた。)ゎゎっ。…よしっ、行こっか、ひーちゃん。(少し慌てながらも眉きりり。頷く様に揺れた鬼火とハイタッチ。)うん、今年もよろしくね。(へら、と笑って尻尾をゆらら。満点の星空の元にある野原を後に。年が変われど変わらず響く風鈴の音を聞きながら、鬼火に照らされ、己も竹林の道を行く。)≪リ――― ン …≫ (01/01-02:02:42)
ご案内:「鬼ヶ岳」から娯暮雨さんが去りました。 (01/01-02:02:45)
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