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ご案内:「時狭間」に娯暮雨さんが現れました。 (07/07-22:11:57)
娯暮雨 > (初夏の夜風は爽やかです。軽い足取りで丘を登ってくると、当たり前のように明かりの灯った時狭間を確認して頬を緩めた。そろろと近付いたドアに両手を添えれば、狐耳ぴこぴこ。そっ…とドアを押し開く。)≪カラ… ン♪≫ (07/07-22:17:03)
娯暮雨 > (久しぶりに聞くドアベルの音に、ぱたたと狐耳が反応する。頭上で仄かに揺れるドアベルをちらりと見上げた後、店内へと視線をやれば、意外な光景がそこにあった。)…??(カウンターの内側に居るのは、まごう事なきマスターさん。けれど、いつもはグラスを磨いているマスターさんが、今宵は腕を組んで椅子に腰かけ、舟を漕いでいるのでござる。こっくりこっくり。その珍しい光景に、何度もぱちくり瞬いて。) (07/07-22:22:11)
娯暮雨 > (もしかすると、最近お暇だったのかもしれません。どうしたものかと考えて、2本の狐尾をゆぅらりゆったり揺らした後、それ以上ドアベルを鳴らさぬように、そーっとそっと、店内に身体を滑り込ませた。そろり、そろりとカウンターの方へと向かう。忍び足はお手のもの。) (07/07-22:24:43)
娯暮雨 > (とってもレアなマスターさんの寝顔をカウンター越しに眺めては)((マスターさんも、眠くなることがあるのでござるね…。))(なんて、当たり前と言えば当たり前な事なのに、新発見をしたような心地になる。楽しげに、少しばかり目を細めた。)……。(しかし、せっかく眠るなら椅子ではなく裏手の宿のベッドで眠ればいいのにとも思う。運ぼうとすればきっと起こして仕舞うだろうし、代わりの店員さんが居なければ素直に休んではくれぬだろう。閉ざした口を少し尖らせ、静かな店内を見渡して) (07/07-22:30:18)
娯暮雨 > …!(と、あるものを発見して狐耳がピコンと立った。目線の先にあるのは、柱時計の隣に設置された七夕の笹飾り。色とりどりの折り紙で作られた七夕飾りがいくつもぶら下がっているが、短冊はまだ一枚も掛っていない様だった。ゆらゆらと尻尾を揺らしながら、笹飾りをじーっと見つめ) (07/07-22:38:11)
娯暮雨 > ((もしかして…))(七夕の準備で疲れ果ててお休みたいむなのかしら…と、改めてこっくり続行中なマスターさんの方を振り返る。そうであれば、労うために肩揉みのひとつでもして差し上げたいが、それよりも今はそっと寝かせておいてあげた方が良さそうで。眉を下げながら静かに笑みを深めると、とりあえず音を立てぬ様に笹飾り近くのテーブル席に腰を下ろした。) (07/07-22:42:23)
娯暮雨 > (どのテーブルの隅にも同じように、何枚かの真新しい短冊が重ねて置かれている。そっと手を伸ばすと、一番上の空色の短冊をゲットでござる。)((んー…))(白紙の長方形を見つめて腕を組めば、尻尾をふわゆら。さて、何を書こうかな…。) (07/07-22:54:10)
娯暮雨 > ((いっこだけ…でござるよね…))(きっと、って言うか、絶対そうでござるよね。んむむ、悩ましい…。こんな時は、色んな人の顔が頭に浮かぶ。長く続いた思案の後、矢立を取り出し、細い筆先で長い事をしたためる。) (07/07-23:02:34)
娯暮雨 > ((いっこだけ…でござるよね…))(きっと、って言うか、絶対そうでござるよね。んむむ、悩ましい…。こんな時は、色んな人の顔が頭に浮かぶ。長く続いた思案の後、矢立を取り出し、細い筆先で願い事をしたためる。) (07/07-23:06:13)
娯暮雨 > (書き終えた短冊を目線の高さに掲げてみる。一度読み返して、うんと小さく頷けば、ひらひら揺らして、ふーっと息を吹きかけた。墨が乾いたのを確認してから静かに席を立つと、笹飾りの上の方に結び付けた。きっと、お星様になるべく近い方が願いは叶い易いはず。) (07/07-23:11:48)
娯暮雨 > (短冊には、「皆が息災でありますように」としたためた。あれこれ欲張ると、結局こういう事になる。家族も、仲間も、友達も、長らく会えていない大好きな人も、みんなみんな達者でありますように。 一番乗りの短冊から手を離すと、両手を合わせて、願いが叶う事を願った。) (07/07-23:21:39)
娯暮雨 > (祈る間閉ざしていた目をそっと開く。意識を店内に戻したが、カウンターの奥は変わらず静かなままだった。勿論その「皆」の中に含まれているマスターさんの隙だらけに思える寝顔を今一度眺めてはくすりと笑んで、もう一枚だけテーブルの上の短冊を拝借いたす。) (07/07-23:39:55)
娯暮雨 > (席に着かぬままにすらすらと筆を走らせ、先程と同じように墨を乾かせば、そろりそろりとカウンターの方へと向かう。寝ているマスターさんを起さぬように、そーーっとその傍に願い事を綴った短冊を置いた。「近いうちにまた、マスターさんの甘酒が飲みとうござる。 娯暮雨」と。これはお星様にではなくて、マスターさんに宛てた願い事。) (07/07-23:46:04)
娯暮雨 > (これぞ秘儀、短冊乱用の術。なんて、どこか満足そうに微笑めば静かにその場を離れ、やっぱりドアベルを鳴らさぬ様に気を付けながら店を後にする。小さい頃におばあちゃんに教えて貰った、一年に一度しか会えぬ夜空の二人の話に思いを馳せながら。今宵は一等星空の綺麗に見える道を選んで、のんびりと家路についた。)…♪ (07/07-23:53:20)
ご案内:「時狭間」から娯暮雨さんが去りました。 (07/07-23:53:56)
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