room01_20161126
ご案内:「ベンチの丘」に娯暮雨さんが現れました。 (11/27-00:23:47)
娯暮雨 > (ゆったりと丘を登っていく。歩を進めるにつれ、頼りない月明りが少しずつ、ほんの少しずつではあるけれど、よく届くようになっている気がする。冷たい冬の夜気が息を白く染める。あと少しで、丘の上にたどり着く。) (11/27-00:29:04)
娯暮雨 > ふぅ…。(たどり着いた丘の上には、大きな木が1本佇んでいて。その下には、忘れられたベンチがひとつ。とっても見慣れていて、とっても懐かしいその景色に、一度足を止めれば目を細めて。ふわりと口元に浮かぶ笑みは柔らかく。ゆらゆらり、背後で2本の尻尾が揺れた。) (11/27-00:33:31)
娯暮雨 > (この丘は、時狭間の店がある丘よりも幾分か高い位置にある。そのせいか、それとも冬の夜だからか、時狭間の世界の他のどこよりも澄んでいるような気がする空気をたっぷりと吸い込んで、深呼吸をする。)―…もう、誰も来てないのかな。(息を吐きだしながら呟いて。止めていた足を進める。ベンチの上には雪こそ積もっていないものの、人の気配らしきものは、最早どこにも感じられない。) (11/27-00:39:54)
娯暮雨 > (すっかり、忘れ去られたベンチ。それでも、己にとっては忘れられないベンチ。古びれたベンチの背に手を添え、するりと撫でる。)久しぶりでござるね。(旧友に声を掛けるような声音。古びれてはいるけれど、付喪神は宿っていなさそうなベンチに声を掛けて。それから、ベンチの前に回り込めば腰を下ろした。) (11/27-00:47:48)
娯暮雨 > (尤もではあるけれど、座面はとってもひんやりでした。ぷるると震えた2本の狐尾は、背と背凭れの間でクッションの役割を果たす。ふわふわもこもこ。ゆっくりと両足を上げて体育座りになれば、肩の後ろ半分までが尻尾に埋まる。)―…♪(両ひざの上にちょこんと両手を乗せて。久しく眺めていなかった景色へと視線を移す。夜の森がどこまでも広がっていて、遠くの丘にぽつりと灯る、時狭間の明かりが見える。) (11/27-01:10:39)
娯暮雨 > (きっと今もマスターさんはグラスを磨いている。店員さんやお客さんは入っているかしら。クリスマスの準備が、もう始まっているかもしれない。ふわりゆらりと尻尾の先だけを揺らして、そんな事を考えていれば、ほっこりと心が温まってくる。)クリスマスぷれぜんとかぁ…。(「3人で交換しましょうよ」先日、交わした約束を思い出す。「良いね」と言った優しい声色も、今でも耳に残っていて、狐耳がぱたたと揺れた。) (11/27-01:22:11)
娯暮雨 > (たったひとつの約束事があるだけで、うきうきした心地になる。なんの確証もないのに、約束を果たすまでは、明日も明後日も、その次の日も必ず訪れると信じる事ができる。)何にしよっかな…。(かわいいのにしようかなァ…なんて、いくつかの候補を頭に浮かべながら白い吐息を零せば頬を緩めて。こうやって好きな人達の事を考えるのは、何よりも幸せで。約束こそが、自分にとってはぷれぜんとのようなものだと思う。) (11/27-01:44:15)
娯暮雨 > …ん、それが良いでござる。(小さくこくこく。どうやら、脳内で候補が1つに絞られたらしい。)ひと月後だから―…(大丈夫、間に合いそうだと再びこくこく。ひと月経てば、この世界にはクリスマスが訪れて。その数日後には、この世界でも、己の世界でも年が明ける。ぷれぜんと選びから、思考を景色の方へと戻した。ゆっくりと、澄んだ夜空を仰ぎ見る。)―…今年は、なんにもなかったでござるね。 (11/27-01:55:35)
娯暮雨 > (己の世界でも大きな戦はなく、例年に比べると随分と平和な1年だった。此方の世界でも、不穏な噂を耳にする事はなかった。そもそも訪れる回数が少なかったけれど、楽しい思い出が少ない代わりに、大切な人が傷つく事もきっとなかった。)なんにもない方が、良いのかもしれぬでござるね。(そう、平穏が一番。「身内を2、3人殺されればその気になるのかな?」年のはじめ頃に投げかけられた言葉が蘇れば、その声を振り払うように狐耳をはためかせて。きゅっと唇を結ぶ。) (11/27-02:09:04)
娯暮雨 > (1年経った。何もなかった。事なきを得た。だから、大丈夫。すぅ―っと息を吸い込んで、肺の中を冷たい夜気で満たす。目を閉じて、つい先日埋めた胸元で聞いた心音を思い起こす。ゆったりとした優しいその音は、1度だけ聞いたことがある母親の心音に良く似ている。)―…(吸い込んだ息をゆっくりと白い息と共に吐きだして、目を開く。) (11/27-02:24:43)
ご案内:「ベンチの丘」にアステル☆さんが現れました。 (11/27-02:26:03)
アステル☆ > (キラリン☆ と流れ星が地上から空へ逆さまに落ちる。それは天頂で不自然な大円を描き、地平線へと流れていった。) (11/27-02:26:05)
ご案内:「ベンチの丘」からアステル☆さんが去りました。 (11/27-02:26:11)
娯暮雨 > …ゎ。(それは、見たこともない光景。目を丸くして、ほわっと膨らんだ尻尾が背を押し、上にあげていた両足が地に着いた。流れていった方の地平線をを暫く眺める。それ以上、何かが起こる様子はない。何かは分らぬけど、とても綺麗で、とても心強い煌めきだった。)…ん。大丈夫でござる。(星の描いた大きな円の名残を見上げながら微笑めば、すくっと立ち上がる。) (11/27-02:33:41)
娯暮雨 > また、来るでござるね。(背凭れを撫で、忘れることのないベンチに声を掛けると、しっかりとした足取りで歩き出す。一度だけ、丘の上のベンチとそこから見える景色の方を振り返った後、来た時と同じようにゆったりとした足取りで丘を下り、自身の世界へと帰っていった。) (11/27-02:37:24)
ご案内:「ベンチの丘」から娯暮雨さんが去りました。 (11/27-02:37:36)
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