room50_20170607
ご案内:「鬼ヶ岳(昼)」に娯暮雨さんが現れました。 (06/08-01:15:07)
娯暮雨 > (お天道様がそろそろ天辺に来ようかという時間帯だか、下界のような過酷な日照りも、蒸し暑さもここにはない。里には涼しい風が吹き抜けている。立ち並ぶ合掌造りの家々にぶら下げられた風鈴が、時折ちりんちりんと鳴る音が、どこに居ても聞こえてくる。)お兄ちゃーんっ。翔さんの辞書、借りてもいーいーっ?(とある一軒の中二階。ロフトの様な自室から、柵に手を掛け、少し身を乗り出す様にして。1階の縁側よりも先、庭にいる筈の兄へと声を掛けた。) (06/08-01:22:49)
娯暮雨 > (ここから兄の姿は見えぬが、素振りの音に交じって「勿論。」というはっきりとしたよく通る声が届けば、ぱ。と表情を明るくし)ありがとうーっ♪(先ほどと同じように、聞こえる様にと伸びやかで大き目な声で礼を告げる。兄の許しを得たならば、とててと板張りの階段を上がり、兄の部屋である屋根裏へと。殺風景な屋根裏には、兄の私物が仕舞われた葛篭がいくつも積み上げられている)ん…と、確かここでござるよね。(背伸びをして、積み重なった一番上の葛篭をとれば床に置き、かぱ。と蓋を開ける。中には、まるで学生が使うようなとっても現代チックな辞書が一冊。) (06/08-01:30:43)
娯暮雨 > (それを手に取れば、ぱらりぱらり、ページを捲って)ええと…。ね…、ね…。ねん…。(小口に印刷された見出しを頼りに、目的の言葉を探す。)ねんご…う、…(近しいページにたどり着けば、指で文字をなぞって…漸くたどり着いたその言葉。)…ねんご、ろ。 懇ろ。(発見!と、狐耳がぴこん。さて、どう言う意味だろうかと、続く文字へと視線をやった。) (06/08-01:37:10)
娯暮雨 > (【懇ろ】(ねんごろ)心がこもっている様。親身な様。親密になること。男女が深い仲になること。)……。(そう、辞書に書いてあった。)((これは……恋人や夫婦と同じ意味…で、ござる、よね…?))(なんだか肩透かしを食らったような、腑に落ちぬような。そんな。頭の上に?マークを幾つも浮かべて首を傾げる。) (06/08-01:44:12)
娯暮雨 > んー…。(他に注釈や説明はないかとページを捲ってみても、そこには別の単語と、その言葉の意味が続いているのみ。)…同じ言葉でも、世界によって意味が違うのでござるね。(ここに書かれている限りでは、とっても素敵な言葉の様に感じるのだけど。人によっては捉え方が異なるから、あまり使うなと言われた言葉。そんな言葉がちょっと可哀そうに思えて。【懇ろ】の文字を、人差し指でなぞるように撫でてから、しんみりした溜息と共にページを閉じた。ぱふん。) (06/08-01:51:46)
娯暮雨 > …(と、閉じた辞書をまた直ぐに開く)((い… ))(ぺらり、ぺらりとページを捲って、たどり着くのは【威厳】の文字。)((近寄りがたいほど堂々としておごそかな事…))(調べずとも既に知っているその言葉の意味を、今一度確認して。きりりとさせた眉を、うゆ、と寄せる。) (06/08-01:58:00)
娯暮雨 > ((確かに、ないでござる……。))(威厳がない。ないどころか、あの世界に行くと頬が緩んでる事の方が多い気がいたす。妖としてだって、お面を被らずに畏れられた事など一度もない。…気がする。ゆらん、ぱたんと床を打つ様に尻尾が揺れる。) (06/08-02:04:56)
娯暮雨 > (威厳がない。玉江に指摘されたその言葉は、妖としては、結構凹むし、ちょっと悔しい。んむむ、と口を結んで。今度こそぱたんと辞書を閉じ、元あった葛篭に仕舞えば、たたたと階段を下りて行く。そのまま自室も通り過ぎ、一階の縁側から庭先へ出たならば、意気込んで兄の修練に混ぜて貰ったのだとか。) (06/08-02:20:41)
ご案内:「鬼ヶ岳(昼)」から娯暮雨さんが去りました。 (06/08-02:20:48)
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