room41_20170628
ご案内:「神隠しの森の館 -ホール-」にイグニスさんが現れました。 (06/28-20:15:58)
イグニス > (明々と赤熱の光を放つ暖炉の中に、燐光を纏う少女が静かに佇む。) (06/28-20:17:30)
イグニス > (少女の目の前には『口』の無いガラスの小瓶が30本整列して置かれ、小瓶に封じられた素材が踊っていた。) (06/28-20:19:07)
イグニス > (小瓶の中は液体で満たされている様だ。その内部でくるくると踊る素材は、植物性の物から動物性のもの、果ては鉱物由来の物まであるらしい。) (06/28-20:20:23)
イグニス > ~~♪ (鼻歌を歌いながらそれぞれの小瓶を眺め。時折手にした『お玉』でガラスの小瓶をチンチンと叩く。) (06/28-20:22:02)
イグニス > そろそろかな? (ちょっと味見。とでも言うように差し出されたお玉は、ガラスの小瓶を『すり抜けて』中に入り抽出されたエキスを一匙分だけ掬い取る。味見。) (06/28-20:23:55)
イグニス > ん……。ちょっと煮過ぎたかも。(煮過ぎと判断した少女が次に採った調理方法こそは、数多の料理人が目を剥くだろう方法である。) (06/28-20:25:50)
イグニス > (人間が作る料理は全て『足し算』が基本だ。焼く,茹でる,炒める,揚げる,煮る,和える,蒸す。全ての調理は足し算で行われる。) (06/28-20:30:11)
イグニス > (切断の本性を持つ少女の場合、これに『引き算』が加わる。即ち、戻す,離す,分ける。) (06/28-20:34:45)
イグニス > (少女が扱う素材に時間経過による劣化はなく、素材に含まれる雑味は綺麗に取り除かれて、金属を精錬するかのように素材そのものの品質が向上する。) (06/28-20:38:10)
ご案内:「神隠しの森の館 -ホール-」にmistさんが現れました。 (06/28-20:39:41)
mist > (たたたたっ。バン!!扉を開けて) (06/28-20:40:08)
mist > や。イグニス。(軽く片手を上げて。そのまま厨房へ) (06/28-20:41:08)
mist > <がらんがらんがらん>(片っ端から金属系の鍋だのフライパンだの同じ素材で作られたものを1つずつ袋の中に投げ込んで。よいせっと肩に担ぎ) (06/28-20:45:30)
mist > (何か作ってるっぽい少女の横をガラガラ音を立てながら通り過ぎ。そのままたたたたたーっと階段を駆け上がって行く) (06/28-20:48:39)
ご案内:「神隠しの森の館 -ホール-」からmistさんが去りました。 (06/28-20:50:13)
イグニス > (ちょっと調理に熱中している間に、何かが通り過ぎて行った。) ――あれ? 今、何か……。 (暖炉の中からホールを覗いてみても別段普段と変わりなく。いや、空気が動いた跡がある。) (06/28-20:52:05)
イグニス > (じっとホールを首を傾げながら眺めて。) ……ま、いっか。 (にへっと笑って少女は調理を再開した。) (06/28-20:52:54)
イグニス > (仮に今回の様に煮過ぎた場合でも、過剰分を戻して最適な煮込み加減へと『戻し』、さらにミックスジュースを素材毎のジュースに『分ける』様に雑味を除ける。) (06/28-20:58:21)
イグニス > (少女の母親がする様に平行世界の自分と協力して全ての調理パターンから最高の結果を引き寄せる様なことこそ出来ないが、少女は少女で母親が持ちえない調理方法を確立していた。) (06/28-21:01:48)
イグニス > (常に最高の調理結果を引き出す母親に比べて、毎回仕上がりにブレはあるものの、場合によっては母親の『最高』を越える『可能性』。) (06/28-21:07:32)
イグニス > (それこそが妖精の母と人間の父を持つ少女の持ち味だ。) (06/28-21:08:11)
イグニス > (なお妖精の例に漏れず、少女に『偶然の産物』など存在しない。) (06/28-21:22:20)
イグニス > (偶然と運命を味方に付けて、『何となく』で『妖精の常識』を超えてくるファジー器官搭載の偉大な父とは違うのだ。) (06/28-21:27:37)
イグニス > (もしかしたら地道な努力があるのかもしれないが、少なくとも少女が見る父の背中は、飄々と壁を乗り越えていく姿だった。お父さん恰好良い。) (06/28-21:29:29)
イグニス > (――閑話休題――。煮過ぎた瓶の中身を最適な茹で加減まで戻して、状態を留め置く。) (06/28-21:37:15)
イグニス > (全てのガラス瓶についても同じように処置をして状態固定処置を済ませれば、後は混ぜて仕上げるだけだ。) (06/28-21:42:42)
イグニス > (本当ならこれで完成としたいのだけど、シチューと言われたからには仕方ない。少女が暖炉の中から出てくる。) (06/28-21:45:25)
イグニス > 小麦粉とバターとミルク買ってこなくちゃ。 (06/28-21:46:58)
イグニス > (他に忘れ物はないよね。とつぶやきながら少女は玄関から出て行った。) (06/28-21:47:33)
ご案内:「神隠しの森の館 -ホール-」からイグニスさんが去りました。 (06/28-21:47:36)
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