room02_20170728
ご案内:「泉のほとり」にセレーネさんが現れました。 (07/28-21:33:13)
セレーネ > (夏の夜に、唄声がとけている―――酷く切々とした旋律を形作る女の唄声だ。"逃げてしまいたい"、"此処ではない何処かへ"、"誰かになりたい"、"自分ではない誰かに"。そんな身勝手な、そしてささやかな願いを、その声は唄う) (07/28-21:34:12)
セレーネ > (―――水辺に一人の女が居た。手頃な岩場に腰掛けたその女の下半身は、蒼く輝く鱗で覆われ、人に似た上半身さえも、人ならざる青白さを湛えた異形の姿。波打つようにウェーブした紫銀の髪をそよ風に遊ばせて、其れは唄い続ける) (07/28-21:43:21)
ご案内:「泉のほとり」にアステル☆さんが現れました。 (07/28-22:01:29)
アステル☆ > (いつから居たのか、小さな聴衆が木の枝に腰かけて耳を澄ませている。) (07/28-22:01:56)
アステル☆ > (身長23cm。光でできた二対の翼を畳み、同じく光でできている身体を旋律に乗せて小さく揺らす。) (07/28-22:04:05)
セレーネ > (不意に、唄が途切れた。静寂の帳が下りてくる。…否、耳をすませば、虫の声や、獣の息遣いに、遠く誰かの気配を知るだろう。その中に、その小さな姿の気配もあるだろうか。気付いたのは偶然だった。如何ほどの距離があるだろう、じっとその光を見つめ)…気付かなかった、いつからきかれていたのかしら。恥ずかしいわ(冗句めかして薄らと笑み) (07/28-22:06:09)
アステル☆ > (星光を透かす木々の木漏れ日に紛れていた。相手に気付かれて抑えていた燐光を解き放てば、意外に近くに居ることが分かる。電灯のないこの森のこと。LEDランプの様にギラリと冷涼な光を伴って泉のほとりに降りた。セレーネのすぐ近く。手が届かない程度の位置に。) つい先ほどからかな。良い歌声だった。もう唄わないのか? (07/28-22:11:02)
セレーネ > (気付いてしまえば明らかに異質な光が其処には在った。そして其れはその光量を増して此方へとやってくる。敵意や害意だのが窺えないのであれば、別段取り立てて慌てることもなく、ただ探るような眼差しで見据え)あら、褒めてくれるの?有難う。…そうね、お望みならば応えるのも吝かではないけれど、一人で唄うより、誰かとお話したほうが楽しいじゃない? (07/28-22:15:39)
アステル☆ > (敵意や害意は見当たらない。ただし妖精のこと。それらが無いから安全とも言い切れないのだが。ともあれ目の前の妖精は良い物を聞いたとばかりに朗らかな笑みを浮かべている。) うむ。 私としては先の唄の続きに興味があるが、そう言うのであれば。そうだな。何か不便にしていることはないか? (妖精の視線は滑らかな鱗へと注がれている。) (07/28-22:20:57)
セレーネ > (近くまでやってくれば其れが妖精と言われる類のものであるのは理解出来た。自身の中にあるその存在への知識が、此方でも当て嵌まるかどうかは未知故に、迂闊なことはしないよう、ただ必要最低限の警戒だけを胸中に)不便…そうねぇ、色々と思いつくことはあるけれど、(一度言葉を区切る。妖精の目線を辿って自身の尾を見遣っては、一度だけ水面を軽く弾いて)一番最初に解消したいのは、アナタを呼ぶ時にどう呼んだらいいかっていう悩みかしら(揺らぐ水面から、妖精へと、双眸を向けた) (07/28-22:27:08)
アステル☆ > なるほど。(1つ頷いて鱗から相手の目に視線を移して) 私のことはアステルと呼んでほしい。見たまま、星光(ほしひかり)の妖精だ。あなたは何と呼べば良い? (07/28-22:29:52)
セレーネ > アステル、アステルね(刷り込むように、或いは馴染ませるように、何度か口内で反芻し)私はセレーネというの。セイレーンと呼ばれるわるーい魔物なのだけれど、此処でも通用するかしら?(此処が異世界であるという必要最低限の知識しかない現状を問いに含ませて、首を傾げ) (07/28-22:33:57)
アステル☆ > セレーネだな。(うむうむ。と頷いて) 私の知識に合わせて呼ぶならセレーネの容姿は人魚、マーメイド。セイレーンは鳥に人間の頭を合わせた様な容姿になる。と言っても、ここにくる者たちは大抵自分の世界からやってくるから、常識などあってない様なものだ。単語の定義も違うだろう。セレーネのいうセイレーンとはどんな『魔物』なんだ? (07/28-22:39:56)
セレーネ > そうなの。…鳥型はわたしの親戚よ。マーメイドになるともうちょっと人に近い姿になるわ。…ふむ、面白いわね(微妙な齟齬に笑いながら、倒した頭を元の位置へ。青白く濡れた肌と、指の間の水掻きと、自身の姿はヒトガタの部分も魚に近い)わたしの世界じゃ、セイレーンは人喰いね。人以外もたべるけれど…鱗を狙う冒険者によく狩られるから、お返しにこう…がぶっと(手を口に、指を牙に見立てて空を咬み) (07/28-22:45:17)
アステル☆ > トリエイジスの場合もその辺りの事情はそんなに変わらない。会話ができる分、交渉で文化を共有することもあるし、逆に激しく対立することもある。会話ができるということが互いの距離を近づけて、近づいた分だけ摩擦が起きているのだな。実を言えばセレーネに近づいたのも、その姿が理由だ。湖上都市レクティーンの水の領域に住む人魚には世話になっている。もし困ってるのであれば、手助けしたいと思う程に。(どうだ?と首を傾げて) ちなみにトリエイジスの人魚は人は食べな……いや、ある意味食べるのか? (うーむ。と宙を見上げて首を傾げ) (07/28-22:52:07)
セレーネ > トリエイジス(聞き慣れない単語にまた首を傾げ、続く言葉に此処の世界か、精霊の住まう世界なのだろうとアタリをつけて、ふむ、と相槌めく頷きをひとつ)マーメイドよりも魔に近い、人喰いのわたしにも力を貸していただけるの?(意外そうに目を軽く瞠って、それからゆっくりと瞬き問うて)…マーメイドと人のロマンスは、わたしの世界でもよく語られているわよ(察した) (07/28-22:57:50)
アステル☆ > ああ。一先ずは私の属する世界の名前と覚えておいてくれたら良い。1つの惑星から宇宙までを包含した名前だ。 良いとも。私も人に近い姿こそしているが、その倫理は人を主とするものではない。私の友人たれる者は勿論。面白い事が起きそうと思えば幾らでも。(にっこりと笑って) うむ。あれは良くできている。セレーネは淡水の者だから知っているか怪しいが、サンゴ礁というものは知っているか? あれはそこに住む魚も含めて一つの閉じた循環系を成している。 レクティーンも同じでな。人と人魚は互いが互いの食料を生産しあう関係にあるんだ。 (07/28-23:05:12)
セレーネ > なるほど、アステルのところは、世界そのものにきちんと名前があるのね(理解を示すよう、頷きが深く)優しい、…というよりは、好奇心に忠実といったところかしら。その辺りは、わたしの知るフェアリーと似た性質なのね。…アナタからは、とても強い力のかおりがするけれど(すん、と鼻先を鳴らす。自身の知る存在とはかけ離れた力を感じ取っても、気負わず喋れるのはその性質と、愛らしい笑みが故だろうか)いいえ、知らないわ。海はマーメイドの領域…ひいては人の領域だから、わたしたちは余り近付かないの。でも、きっと、そうね…細かい違いはあるかもしれないけれど、アステルとわたしの世界は似通った価値観を持った世界みたい (07/28-23:13:07)
アステル☆ > ああ。(こくりと頷いて) うむ。理解が早くて何よりだ。そうか。知っていれば話は簡単だったのだが……まぁ良い。セレーネが言うように、人魚と人間のロマンスもある。という訳で、その人魚から手に入れた丸薬がここにある。(差し出す手のひらの上に小さな粒) この丸薬に興味は無いか? (07/28-23:18:56)
セレーネ > (取り出された小さな粒。妖精の手の上でも小さなそれは、此方から見たら米粒みたいなものだろうか。数秒見つめ、それから妖精を見て)…とても興味があるわね、頂いても?(怖いもの見たさの好奇心が、僅かばかりの警戒と疑念を上回った模様。エメラルドグリーンの奥底がきらりと輝く) (07/28-23:23:14)
アステル☆ > 勿論。(無警戒に近づいて、手にした丸薬を掲げよう。その丸薬の名前は『○人化薬』。人間に恋した人魚が人と交わるために用意した秘薬だが、この丸薬、ただ人間になるだけのものではない。服用者が頭に思い描いた『一字』を『○人化薬』の○に収めることで、服用者によって適宜効能を変化させるのだ。○には一文字であれば何でも良い。男、女、神、超、仙、色々な字が思いつくだろう。この字を当て嵌めた○人化薬を服用したものは、その通りの存在へと変化する。『声を発してはならない』という制約に変化に伴うあらゆる矛盾や障害を押し込めて、この制約が守られている限り効果は持続する。但し、変化に伴う無理や矛盾を『声』だけに押し込めているのだから当然だが、効果時間を延ばせば伸ばす程、声を発したくなる衝動は昂ぶる。そして一度声を発してしまえば即座に変化は解除され、元の姿に戻ってしまうのだ。あえて詳しい仕様を解説をしないまま、妖精は花咲くような笑みを浮かべた。) (07/28-23:34:59)
セレーネ > (ふよふよと近付いてくる妖精を、目線だけで追う。掲げられたそれを改めて見て、見て、見てみる。生憎と、その内情を知れるような特殊能力も豊富な知識もありやしないけど、妖精が浮かべた華やかな笑みは、自身の中にある妖精への知識と警戒が警鐘を鳴らした。しかし、手を差し出せば、其処に丸薬はのるんだろうか。またしげしげと見つめ、妖精を見て、丸薬を見て、を幾らか繰り返し)…とても、可愛らしく笑うのね。有難う、大事に使わせてもらうわ。それとも、アステルの前で頂いたほうがよろしいかしら? (07/28-23:43:16)
アステル☆ > いいや。その丸薬は声を代償に自分の望む姿へ変身する薬だから、ここから移動したくなった時に使うと良い。何個か持っているから試してみても良いが、この薬は私にとっても有用なものだ。お代わりについては、これに代わるものと物々交換でなら引き受けよう。 (07/28-23:48:34)
アステル☆ > いいや。その丸薬は声を代償に自分の望む人の姿へ変身する薬だから、ここから移動したくなった時に使うと良い。何個か持っているから試してみても良いが、この薬は私にとっても有用なものだ。お代わりについては、これに代わるものと物々交換でなら引き受けよう。 (07/28-23:49:23)
アステル☆ > (丸薬はセレーネの差し出した手の上に乗る。) (07/28-23:50:43)
セレーネ > (最低限の説明があることに安堵した様子で呼気を緩め)そうなの…分かったわ、有難う。じゃあ、もしもまた欲しくなったら、何かイイモノ、探しておくわね。生憎と今手持ちはないから、今回のお礼が言葉だけになってしまうのが心苦しいけれど(手のひらに乗った小さな丸薬を、興味深そうに指先で転がして) (07/28-23:53:42)
アステル☆ > 構わないとも。今回に限っては、私は私で得るものがあるからな。(セレーネがここから動くことこそが妖精にとって重要だ。それを星海の底から眺めたなら、きっと色々楽しいに違いない。妖精は楽しい未来予想図に笑みを浮かべる。と、夜空を見上げて星の配置を確認し。) さて。そろそろ私は行く。良い夜を過ごせ。 (セレーネに視線を戻して手を振った妖精は、星空から降り落ちた一条の光の柱に瞬間包まれて消えた。濃紺の天蓋を流星が滑り落ちていく。) (07/29-00:01:16)
ご案内:「泉のほとり」からアステル☆さんが去りました。 (07/29-00:01:36)
セレーネ > (あらこわい、なんて冗談めかし笑うのだろう。受け取った丸薬は水の中で濡れないように、ハンカチみたいな布切れで丁寧に包んで懐へ)ええ、お疲れ様。素敵な夜を。…またね(手を振って、摩訶不思議な退場に驚きながらの見送りと。ファンタジーよりもファンタジーな妖精に、何処か夢心地のよな感覚を憶えるも、懐へと添えた手には確かに受け取ったモノがある)不思議なところ(今宵の感想はそんなところで、ぐっと岩場を押して跳ねた。泉の奥へ、水底へ、するりと影が沈んで消えて) (07/29-00:08:15)
ご案内:「泉のほとり」からセレーネさんが去りました。 (07/29-00:08:17)
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