room03_20171012
ご案内:「森の中」にサウスさんが現れました。 (10/12-22:23:56)
サウス > (闇の中に浮かぶ木々の梢の向こうの空には半分に欠けた月が見え隠れする。この辺りはまだ、割と頻繁に足を踏み入れる場所だ。 疾走するのは白い獣。 時折足を止めて、匂いを嗅ぐ) (10/12-22:27:36)
サウス > (あえて、準備はしてこなかった。持ってきたのは小さなナイフ1本と、マントが1枚。それだけ。食糧も着替えも無い。当然飢えを凌ぐためには、狩りは必須だ。大物を狩る必要はない。今宵の糧だけ、得られればいい。 スン、と鼻を引くつかせれば、また獲物を追って駆けだす。) (10/12-22:30:21)
サウス > (所々の樹の根元に残る小さな獣の匂いを追う。野鼠の匂い。野兎の匂い。栗鼠の匂い。鳥の匂い。鼬の匂い。ほんの少し、人の行きかう場所を離れるだけで、様々な獣の匂いが鼻を突く。いつもなら、日持ちのする大物を狙う所だが、今はその必要はない。追うのは鼬の匂い。水の匂いと入り混じる。歩を緩め、スンスンと地面の匂いを嗅ぎ、他の大型の獣の匂いが無いか、爪痕が無いか、慎重に計りながら) (10/12-22:35:31)
サウス > (水の匂いが近くなってきた。足元が少しぬかるんでくる。沼地らしい。ぽっかりと開けた場所には薄が揺れる。 そろり、と足音を忍ばせ薄のわっさりとした根元に身を隠しながら、じりじりと獲物へと近づいて行く。風が運んでくる匂いは、獲物が直ぐ近くだと教えてくれる。) (10/12-22:40:22)
サウス > <ガサリ>(薄が揺れる。パシャ、と水音が響く。太く長いつるりとした尾が水しぶきを上げる。獲物だ。鼬の立てる水音に自分の足音を忍ばせる。急かないようにと自分に言い聞かせる。何度やっても、この一瞬はいつも緊張する。息を潜め、慎重にタイミングを計る。ほんの一瞬タイミングを誤れば、飢えて死ぬのは自分の方だ。毎日狩りが成功する程、自然は甘くは無いのだから。警戒しているのか、しきりに髭をひくつかせ、鼬は当たりを伺っている。僅かでも気配に気付かれれば、逃してしまう。) (10/12-22:46:51)
サウス > (1分。5分。10分。ちょろちょろと少し走っては様子を伺っていた鼬も、やがて己の狩りに入る。どうやら獲物は巣穴の中の小さな鼠の様だ。泥の壁に顔を突っ込み、前足でしきりに穴を掘る。此方は風下から、ジリジリと接近。) (10/12-22:50:56)
サウス > (鼬が泥の中へ顔を突っ込んだ刹那、瞬時に飛びかかる。驚いた鼬が甲高い悲鳴を上げる。相手も肉食の獣だ。鋭い牙と爪を突き立て、必死に抵抗をする。激しく水しぶきが上がる。鼬の牙を避け、前足で叩き、押さえつけようとする。何度も逃げられかけて、引っかかれての攻防の末、前足で押さえつけて首に喰らいつく。遠巻きに、小さな動物が様子を伺っていた。) (10/12-22:56:33)
サウス > ッフーー、フーーー、フーー・・・。(漸く獲物は動かなくなる。小さな、獲物。でも、手ごわい獣。まだ温かい肉の塊を咥えて、白い獣は他の大型の獣を避ける様に、森の奥へ小走りに消えて行った) (10/12-23:00:14)
ご案内:「森の中」からサウスさんが去りました。 (10/12-23:00:27)
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