room01_20180211
ご案内:「宿場前の往来」にタキヤシャヒメさんが現れました。 (02/11-20:34:42)
タキヤシャヒメ > (ーー夢幻の領域とも、夢想の領域とも違う、狭間にあるとある世界。穏やかな風が天高く過ぎてゆく丘に、酒場が見える。闇の集う落命の地が同じ大陸にあるとはとても思えないのどかな空気は平和そのもので、さながら天国と地獄が現世に同居しているかのようであった。その酒場、時狭間の隣には宿場があり、現代的な建築は藁葺き屋根の家屋より遥かに住みやすそうである。)運気が下がってきています。そうね、この紙人形をお持ちなさい。なるべく早くに神殿か何かに向かい、禊をしてもらうことをオススメします(様々な種族を受け入れる宿の前の往来にて、羽を休めるヘイケアゲハの紋が描かれた被衣を纏う小さな占い師が、人の手相を見ていた。客は彼女の細い手から紙人形を受け取ると、また何処かへと歩み出す。占いを終えた占い師は、一息つくとまた往来を見つめ直す。)((……ゴザを敷いて辻占いするのは久しぶりね。))(時折そよぐ柔らかな風が被衣をふわりと持ち上げ、血のように赤い彼岸花が描かれた振り袖と、通るような綺麗な柔肌が垣間見えた。……が、傍らに置いた、料金を入れる為の桐箱を見つめて、占い師はふかーく、ふかーーくため息をついた。)はあ……世知辛いわ……(彼女の名はタキヤシャヒメ。異界フソウへ帰る道中、この世界に迷い込んだマレビトである。帰る際にゴールドの類など持っていようはずもなく、あるとすれば金子くらいのもの。貨幣、紙幣のみならず、文化によっては米や石ころが金になることさえある。そして、普通に考えて次元さえ違うこの地でそんなモノはキラキラしていて綺麗な記念硬貨程度のものでしかないだろう。なので、金策のために占いの仕事をやり始めたのだ。そのついでに、時狭間の主人にこれからの吉凶を占うべく、辻占いもしているわけだが……特上の着物に袖を通しているのに文無しという、世知辛いことになっている。拠点を作るにも、店を開くにもお金は不可欠だ。地べたに座って資本を稼がねば……) (02/11-20:34:56)
ご案内:「宿場前の往来」にクライスさんが現れました。 (02/11-21:11:20)
クライス > (ひょっこりと、そんな辻占いの前を通りかかる青年が1人。時狭間でのバイトに通うがためではあったが、普段見ない姿に、「おや?」と足を止めよう。こうして、地面にゴザを引いて何かしているというのは、非常に珍しい)よぅ。こんな所で何してるんだ?(パッと見で何をしているかはわからず、とりあえず聞いてみるの図) (02/11-21:14:05)
タキヤシャヒメ > (ため息をついていると、青年の声がかけられる。ゴザを敷いて何かをしている自分に話しかけてくるとは、やはりこういうことは珍しいのだろう。何しろ辻占いと、道行く人々の運勢を占うまじない屋なのだし。目深に被った被衣から僅かに紅い蛇の目を覗かせて、歓迎するように微笑んだ。)何をしているように見える?……なんてね。道行く人々の占いをしているの。まあ、辻占のついでだけれど、ね(幼いが、艶のある声が響く。ここで何をしているかを語れば、口元に着物の袖を当ててクスクスと鈴を転がすような含み笑いをする。) (02/11-21:21:36)
クライス > んー、さっぱりわからん。(ちょっと考えるも、さっぱりだ。と言いたげに肩を竦めて)まぁ、だから聞いたんだけどな。(そう言って、ニコリと笑おう。そして、続く相手の返答に)へぇ、占いか。そいつは面白そうだな。ちょっと占ってもらおうかな。(なんとなく興味を引かれたので、申し出てみる。そして)ここらじゃ、あんまり見ない顔だな。(瞬き) (02/11-21:25:24)
タキヤシャヒメ > ああ、辻占というのはね、往来を行き交う人々の言葉を聞いてこれからの吉凶を占うものよ。昼と夜の境目、生と死、夢と現が曖昧になる夕方頃は神様が人に交じることも多いの。貴方にもわかりやすく言うとすれば、神託にも近いかもしれないわ。……もしかしたら、妖魔の戯言かもしれないケド(タキヤシャヒメはそう解説すると、空を指差した。良き営みを見守る太陽が西へ沈み、あたりは少々薄暗い。昼は人の世界、夜は妖魔の世界、ではその最中は?ーー黄昏時、誰彼時、大禍時。大いなる災禍、或いは魔物と出会うとされるその不吉な時間こそが、人ならざる何かの言葉を聞くことができる頃合いなのだ。)わかったわ、それじゃあ……手を見せてくれる?(言われるままに手を伸べたならば、容易く折れてしまいそうな華奢で小さな手がクライスの手に触れ、慈しむように撫であげるだろう。)ええ、新参者よ。南西にあるとっても怖いところから来たの。……フフ、顔を見たいのかしら?(何処か、いたずらっぽく微笑み、顔のほとんどを隠す被衣をまた僅かに持ち上げ、顔立ちを垣間見せる。) (02/11-21:39:12)
クライス > ほー。占いって、そういうのもあるんだな。神託…かぁ。(ふっと視線を空へと向けて、そして微かに苦笑いを浮かべて視線を戻そう。そのころには、元の表情へと戻っている)ほい。(言われるがまま、手を差し出してみる。さて、占いの結果やいかに)なるほど。だったら、少しは力になれると思うぜ。俺は、こっちに来て、それなりに経ってるからな。…にしても、ここで占いってのは考えたな。ここだと時狭間の店に来る奴が通りかかるかもしれねぇし。と言っても基本的に街とかないから、人通り自体が稀だったりするんだけど。(笑いながら、そんな説目をして。被衣の隙間から見える顔には、お…と一瞬目を丸くしたりして) (02/11-21:44:20)
タキヤシャヒメ > ひとくちに占いといっても、本当に色々なものがあるわ。星を見る、サイコロを振る、亀の甲羅を焼く、そして今やってるように手相や人相を見る、というのもあるわ。その中でも個人情報や身体情報をいろいろ教えてもらえば的中率は高い占いができるけれど……そこまでやる人はいないわね、ふふふ。……何か、神のお告げでイヤな思い出でもあったの?(占いやってるがゆえに、ほんの少しだけ見せた微妙)ふむ……少し変わった手相ね……うん、なるほど……(ジッと見つめ、手相をしっかりと見つめていた。占いとはいえ、運命を預かる側として失敗など許されない。そんな信念が見えてきそうな熱心さだ。)……正直なところ、誤算だったわ。あんな危険なところがあるんだから、城下町のひとつでもあるかと思ったけれど、おかげであまり商売繁盛とは行かなかったわ。(そう、語りながら自嘲的に口元に笑みを浮かべた。その時、吹き抜ける風が被衣をさらい、被衣は夕闇に溶けるように跡形もなく消えていった。ーー風になびく、墨汁で染め抜いたような漆黒の髪。絹のようにきめ細やかな肌と華奢な身体。あどけなさと大人びた妖艶さが同居する、品のある美貌。占い師の正体は、まだまだ小さな子供であった。)ねえ、力になってくれるのなら、拠点にできるようなところを教えてくださらない?右も左もわからなくて、金策がてら占いしているの(上目遣いで占い師は言葉を紡ぐ。ほんの少しだけはだけた振り袖から、未成熟で華奢な鎖骨と小さな肩がちらりと覗く。ぷんと香る深みのある甘い香りが、クライスの鼻孔をくすぐるだろう。) (02/11-22:01:59)
タキヤシャヒメ > ひとくちに占いといっても、本当に色々なものがあるわ。星を見る、サイコロを振る、亀の甲羅を焼く、そして今やってるように手相や人相を見る、というのもあるわ。その中でも個人情報や身体情報をいろいろ教えてもらえば的中率は高い占いができるけれど……そこまでやる人はいないわね、ふふふ。……何か、神のお告げでイヤな思い出でもあったの?(占いやってるがゆえに、ほんの少しだけ見せた微妙な顔も目ざとく見ていた。……ゆえに、その言葉は心配そうなものだった。)ふむ……少し変わった手相ね……うん、なるほど……(ジッと見つめ、手相をしっかりと見つめていた。占いとはいえ、運命を預かる側として失敗など許されない。そんな信念が見えてきそうな熱心さだ。)……正直なところ、誤算だったわ。あんな危険なところがあるんだから、城下町のひとつでもあるかと思ったけれど、おかげであまり商売繁盛とは行かなかったわ。(そう、語りながら自嘲的に口元に笑みを浮かべた。その時、吹き抜ける風が被衣をさらい、被衣は夕闇に溶けるように跡形もなく消えていった。ーー風になびく、墨汁で染め抜いたような漆黒の髪。絹のようにきめ細やかな肌と華奢な身体。あどけなさと大人びた妖艶さが同居する、品のある美貌。占い師の正体は、まだまだ小さな子供であった。)ねえ、力になってくれるのなら、拠点にできるようなところを教えてくださらない?右も左もわからなくて、金策がてら占いしているの(上目遣いで占い師は言葉を紡ぐ。ほんの少しだけはだけた振り袖から、未成熟で華奢な鎖骨と小さな肩がちらりと覗く。ぷんと香る深みのある甘い香りが、クライスの鼻孔をくすぐるだろう。) (02/11-22:06:19)
クライス > んー、そうだな。単に神様とかは信じてないってだけだよ。(小さく肩を竦めて苦笑い一つ浮かべて)…マジか。(少し変わっていると言われれば、ちょっと驚いたような顔を。なお、運勢的には、たぶん幸運と不運が隣り合って仲良く手を繋いでダンスしてると言うか。両極端に尖ってるイメージ)危険な所。あぁ、闇の集う場所のことか。確かにあそこはヤバイな。(うんうん、と頷いて)正直なところ、ここで人相手の商売は期待しない方が良いかもな。むしろ森とかで食べれる食材探したり、それこそ危険な場所で魔物でも狩って、その素材をマスターに買い取ってもらうほうが儲かるかも。あとは、占いするなら時狭間の店の中で、来たお客相手にするとか。この季節に外は寒いだろ?(雪こそ降らぬまでも、それなりに気温は低めかもしれない。夕暮れ時と言うのも大きい)拠点か。だったら、手っ取り早いのは、そこの店の裏手の宿泊施設が一つあるな。後は、あっちのほうに館があって、部屋を基本無料で貸し出してる。(そう言って、館のある方向を指差そう。ハッキリと露わになった姿には、一瞬キョトンとするも特にそれ以上の反応はない。この世界において人は見た目によらない。それは真っ先に覚えたことだ) (02/11-22:10:31)
タキヤシャヒメ > そう?私は信じているわ。だって太陽と月がどの世界にもあるんだから、見守ってくれる神様だっているでしょう?まあ、神様の定義が違うんでしょうけれど(苦笑いする相手に対して、こちらは何処か謎めいた笑みを浮かべた。神を信じる、信じない以前の問題ゆえに少しだけ可笑しく感じてしまったのだ。)そうね、瑞と凶が複雑に折り重なってる……波乱万丈、とでも言うべきかしら?振れ幅が大きいし、これから大変ね……(眉をひそめ、そう評した。占い師として、こんな手相を見るのはそうそう無い。珍しいモノを見た、という思いと心配が同時に湧き上がる。そして、クライスの手を開放すると帯につけている腰巾着をまさぐり始めた。)……あなたにはこの子をあげるわ。身代わりの藁人形、特別効く厄払いのおまじないよ(そうして手渡したのは、丑の刻参りに使うような藁人形。しっかりと人形を模しており、あとは五寸釘があれば誰かを呪えそうなビジュアルだ。)え、地名とかないの?ナントカ高原とか、そういう……確かに、変な“りざぁどまん”に襲われて散々な目に遭ったけど……(闇の集う場所が正式名称とは予想外だったのか、目を丸くしてキョトンとしていた。)寒いのは平気よ。私の身体、それで体調を崩すようにはできていないもの。……あまりそういうのはシュミじゃないわ。……でも、他にやることもないのなら、稽古の一環だと思ってやるしかないわね。……へえ、間借りするのにお金は必要ないのね。いいわ、じゃあそこでまじない屋でも開こうかしら(説明を聞き、面倒そうにため息をつくが、仕方ないとすぐに割り切って店を開くことを考え始めた。が、その時ふと、忘れていたことを思い出してパン、と両手を打ち鳴らす。キョトンとした顔になんの意図があったのかは問わない、だいたい予想は尽くし。)ああ、申し遅れたわ。私はタキヤシャヒメ。占いやってるけど、旅の呪術師よ。 (02/11-22:31:03)
クライス > 別に信じるのが悪いとか言うつもりはねぇよ。それは人それぞれの自由だし。ただ、俺は信じてないってだけでさ。(そう言って笑う。朗らかに)……マジか。マジなのか。まぁ、うん。今までそうだったから、驚きはしねぇな。なんか、運命確定されたみたいで突っ込みたい気分でもあるけど!!(でも誰に突っ込めば良いのだ。結局ガックシと肩を落として)身代わりの人形。そいつはすげぇ…って…Oh…。(ビジュアルが…。思わず絶句)地名らしい地名ある場所あったかな?まぁ、あの危険な場所は、闇が集う場所って言われてる。通称、略して闇つど。…あそこは何が起きても不思議じゃないからなぁ。(遠い目。自分も良い思い出はない)ふむ。まぁ、その辺は好きにしたら良いさ。とやかく言う奴も早々いないだろうしさ。おっと、俺はクライスって言うんだ。普段は、そこの時狭間の店で店員のバイトしてたり、あっちの館の保守メンテやってたりする。また会うこともあるだろうし、よろしくな。(そう言って、ニィっと笑って見せて)っと、やべぇ。俺はこれから仕事だった。そろそろ行くぜ。あ、占い料、これでいいか?(金貨を1枚差出して) (02/11-22:38:24)
タキヤシャヒメ > ……私、信じる信じない以前に、知り合いに神様が結構たくさんいるのだけれどそれはどうするの?神霊とかなんとか言って神性を否定するのかしら?……まあ、それも含めて信じる信じないが自由なんでしょうけど(八百万の神と絶対的な神。実際に知り合いにいるので、信じないとなればその知り合いの実在を疑うこととなるが故に、そのセリフは奇異なモノと映ったようだ。)当たるも八卦、当たらぬも八卦。まあ、所詮占いだし気にしないことね(占いの禁句をサラリと言い、渡した藁人形に絶句されるとクエスチョンマークを頭に浮かべ、小首を傾げた。)……あら?カワイイじゃない、藁人形(きょとり。独特のセンスを持っているのか、皮肉でも意地悪でもなく本気でカワイイと言い放つ。)闇つど……危険区域というか、ただの狩場ね。りすぽうんする妖魔を倒して金策するか、採取くえすとをするかのどちらかといったところかしら。……ええ、こちらこそよろしくね。また何かあれば聞くかも、ね?(とても愉快そうに、袖で口を隠してコロコロと笑う。)そうね、手相占い料と身代わり人形代、二つ合わせて金貨一枚ってところかしら(そう言いながら金貨を受け取りーー)そして、これはいろいろ教えてもらった授業料。まあ、金貨一枚でいいわよね?(ニヤリと笑いながら、金貨をクライスに手渡した。即ち、占いはサービスしとくよ、という意思表示である。) (02/11-22:53:35)
クライス > 俺の世界じゃ、神様って隣の存在じゃなかったんでな。住む世界が違えば、その辺の認識も違うってことさ。(世界の数だけ、ルールもあるのだ。色々な世界から人が集まるこの場所ならでの相違だろう)ちょ…、それをあんたが言っちゃおしまいじゃね!?(占いの禁句に、それ占い師が言って良いの!?と)…カワ……イイ…?(藁人形を凝視する。相手を見る。もう一度藁人形を見る)ま、まぁ、人のセンスは人それぞれだからな、うん。(自分に言い聞かせるように呟いて)あそこを狩場って言うのは初めて聞いたぜ。やばい魔物はマジでやばいから出入りするなら気をつけてな。おう、なんでも聞いてくれ。答えられることなら何でも教えてやるぜ。(任せろ、とサムズアップ)……そう来たかぁ。教え賃に金貨一枚は高すぎる気もするけど、まぁ、くれるって言うならありがたくもらっておくわ。(ありがとな、と金貨を受け取って)それじゃあ、俺は仕事に行くよ。またな。(そう言って軽く手を上げれば、そのまま時狭間の店へと入っていって――) (02/11-23:00:42)
ご案内:「宿場前の往来」からクライスさんが去りました。 (02/11-23:00:46)
タキヤシャヒメ > まあ、それもそうね。世界をまたぐ必要もなく、国が違うだけで文化が違うもの。こうして金策してるのがその証拠ね(あんまり距離が近すぎても有り難みは全然ない。彼女の世界、フソウの神々のアホさに思わず苦笑してしまう。確かに、その辺りの相違は受け入れて然るべきだ。)いいのよ、だいたい占いなんて運命を知る為だけのもの、改善してゆくのが普通じゃない?(しれっとそんなことを語る。むしろ悪い結果なら破り捨てちまえ、と。)……何よ、アタシのセンスがクソだっていうの?(クライスの反応に、タキヤシャヒメは流石にムッと来たようだ。唇を尖らせ、不平をもらす。)狩場に違いないでしょう?しくじったら死ぬ点で、マタギの仕事とそう変わりないわ。ただ、難易度が高いだけでね。……覚えておくわ、遅れを取るとは思わないけれど。(頼りにしているわ、とクライスに言うと柔らかな笑みを見せる。)そうそう、もらえるものはもらっておくのがいいわ。それにアタシ、もらいっぱなしはイヤなのよね。ーーええ、頑張っていらっしゃいな(手を軽く振り、クライスの背を見送った。)さて、と……アタシも行かないと。とりあえずまじない屋でも開かないと(地面を割って数体のガイコツが這い出し、タキヤシャヒメがゴザから立ち上がって宿に歩を進めてゆく後ろで、骸が後片付けをして大地へ還ってゆく。彼女は振り返ることもなく、これからの身の振り方を考えていたーー) (02/11-23:11:43)
ご案内:「宿場前の往来」からタキヤシャヒメさんが去りました。 (02/11-23:11:54)
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