room00_20180215
ご案内:「時狭間」にさんが現れました。 (02/15-22:22:00)
> ――。(無人。頻度は多くないがこちらの世界へ戻った際には立ち寄っていたこの店。己の知る限りここ最近はいつ来てもほぼ貸し切り状態だ。男からしてみれば静かで良いのだけれど。そんな訳で物言わず入店した男は何時もの通りカウンター最奥の席へ向かい、熱燗を一つだけ注文し席に着く。) (02/15-22:24:09)
ご案内:「時狭間」にタキヤシャヒメさんが現れました。 (02/15-22:25:05)
> (足を組み、卓上へ頬杖、視線は窓の外。大体男はいつだってその姿勢で居る。時計の音とマスターの仕事の音だけが支配するこの空間が、案外嫌いでは無く。) (02/15-22:26:17)
タキヤシャヒメ > (無人の時狭間の中の空気が、ほんの少しだけ冷たくなる。ギイ、と小さな音を立てて扉が開かれ、小さな足音が響く。その小さな足音は僅かな床ずれの音と共に近づいてゆき、やがては先客の隣にまで到達した。)お隣、失礼してもいいかしら?(大人びた声が、緩やかに響く。) (02/15-22:28:05)
タキヤシャヒメ > (現れた小さな少女は見るからに育ちの良さそうな、可愛らしい娘だ。だが、その身に纏う空気は何処か魔的なもので、夜の闇を纏っていれば周りに人魂が現れていそうである。小柄で幼いが、泰然と微笑む顔立ちはかなり大人びていた。) (02/15-22:30:02)
> (他社の入店の気配。まァそりゃ当たり前なのだが、ここ最近では珍しい。そんな事を考えつつも視線は動かさず窓の外を向いたまま。知らぬ気配が己の隣まで近づくと、やはり視線は動かさぬまま微かに眉を寄せた。一体何の用だと。)―断る。(短い一言、返事はそれだけ。相手の方を見さえしない。) (02/15-22:30:55)
> (他者の入店の気配。まァそりゃ当たり前なのだが、ここ最近では珍しい。そんな事を考えつつも視線は動かさず窓の外を向いたまま。知らぬ気配が己の隣まで近づくと、やはり視線は動かさぬまま微かに眉を寄せた。一体何の用だと。)―断る。(短い一言、返事はそれだけ。相手の方を見さえしない。) (02/15-22:31:23)
タキヤシャヒメ > あら、ツレないのね(カラカラと、袖で口元を隠して笑う。さっそく拒絶されたというに、まるで応えていないといった様子。が、椅子を一つ隔てたところに座ると、地につかぬ足をプラプラさせながらマスターに注文をしていた。)ご主人。何かもらえる?できれば和風のものがいいのだけど。(先客のことなどいざ知らず、ハキハキとした声で注文をし始めた。我が物顔の彼女に、マスターも苦笑しながら準備をし始めた。) (02/15-22:34:24)
> (知らぬ相手に心を開く事の無いこの男。相手が誰であろうと大抵はこんな風だ。マスターから徳利を受け取ると、ほわりと湯気の立つ酒を杯へ注ぐ。とっ、とっ、とっ。小気味の良い水音が静かな店内に響いた。一杯目は一口に飲み干し、小さな息を一つ着いて。) (02/15-22:37:48)
タキヤシャヒメ > (頼んだものは葛切り。ところてんを黒みつに浸し、その上にきな粉を散らした簡単な純和風スイーツだ。そして出されたお茶に、少女は機嫌良さげに目を細めた。)あら、酒場なのに茶店みたいなモノも出るのね。意外だわ(なんて可笑しそうに笑っているが、目の前に出されたそれらに目は釘付けだ。手を合わせ、いただきますと無言で頭を下げる。ひとくち、ふたくち……ゆっくりと味わい、その甘さを堪能してゆく。その所作は日本的で、上品なものであった。) (02/15-22:40:10)
タキヤシャヒメ > (おんなじ日の本のにおい、そしてアヤカシのニオイを感じたからこそ近づいた女童であったが、無理に歩み寄ろうとすることはしない。だが、時折ちらりと卍の方を見ては、酒を楽しむ姿を邪魔にならない程度に見ていた。……静寂が続く。) (02/15-22:42:01)
> (二杯目からはちび、ちび、と晩酌を進める男はやはり窓の外を見ている。相手からは完全に表情が隠れてしまうような恰好だ。相手の視線には気付いてはいるが、この店で謎の視線を刺される事にももう慣れた。その視線が異様にしつこいモノでない限りは、特に突っかかる気も無く。) (02/15-22:44:42)
タキヤシャヒメ > (葛切りを食べていると、タイミングを見計らってマスターがお茶を淹れる。)((あら、かなりの腕前ね♪))(さすがの腕前で淹れられ、深く芳醇な香りを漂わせるほうじ茶をズズ、とゆっくりとすすり、蜜の甘さで染まった味覚を、香ばしくもあっさりとした優しい味が洗い流す。ほう、と息を吐くと満足そうに微笑んだ。プラプラと脚を振りながら、行儀悪く肘をつく姿は子供のそれだ。)この店、いいところね(やぶからぼうに、誰に言うでもなく呟いた。) (02/15-22:47:22)
> (彼女の呟きには恐らく、マスターが相も変わらずの紳士的な態度で応対するのだろう。 ―ぴと。逆さにした徳利から雫の滴るのを目にし。)―もう一本浸けてくれるか。(店主へお代わりの注文。) (02/15-22:51:12)
タキヤシャヒメ > トキハザマ。ふふ、狭間の世界にあるにはもったいないくらいだわ(誰が聞いていようがいまいが、関係ないとばかりに。)アヤカシが羽を伸ばせるんだから、まるで山の神域にある茶店みたいね(それだけ独り言を言うと、マスターははにかむように微笑みながら卍の方へもう一杯。女童はそれを見ながら、いつの間にか葛切りの入った椀を空にしていた。ズズ、と小さな音を立ててほうじ茶をまたすする。……この静寂をまた楽しんでいるように。) (02/15-22:54:37)
> (と、と、と。肴も無く極めて質素な晩酌。酒も決して高価な酒ではない。店主も男がそう言った酒を好む事を知っているのか、何を言わずともそう言うモノが供される。視線は正面へ。やっと正面を向いた男、今度は少し口付けた手元の杯をやはりぼうっと見つめている。) (02/15-22:58:46)
タキヤシャヒメ > (お茶と甘味を楽しむ女童……そして、簡素な晩酌を楽しむ男。対極というべきか、それとも酒場に連れてこられた妹の図とでも言うべきか。ようやく正面に向いた卍ににや、と蛇のように妖艶に笑みながら、怒られる前に正面を向いた。)はあ……(カウンターに突っ伏して、置かれていた塩の容器を指先でコロコロとイジる。手持ち無沙汰に何か悩みを考えながら、遊んでしまうのだ。先の妖艶さが嘘のように子供っぽい。) (02/15-23:03:49)
> (己の方を見、隣の女が確かに笑ったのが視界の端に映った。ほんの一瞬、表情も無いまま男の視線は彼女へ向いた、が、一瞬だ。異様な程に目つきの悪い男の視線は、鞘へ収まる様にまた手元の杯へ。飲み干しては、また注ぐ。 と、と、と―。) (02/15-23:07:39)
タキヤシャヒメ > (視線を返されたのは確かに見た、だが一瞬だ。それを感じると、アヤカシと言うにふさわしい笑みを……浮かべることもなく、そのまま何をするでもなく塩のビンを猫のようにコン、コン、と叩いていた。)あーあ……(店がうまく行かない、なんか運が悪い。いろんな悪いことを吐き出すようなため息だ。が、勝ち気に鼻を鳴らすと、袖の中から何かを取り出してカウンターに置いた。) (02/15-23:12:57)
> (ぴと。二度目の雫を目にした折、やはり視界の端に映った彼女の動作。釣られたように男も卓上へ代金を置き。)―また来る。(短い一言でご馳走様を告げ。) (02/15-23:15:08)
タキヤシャヒメ > (それは、和紙に墨汁で描かれたチラシであった。『あなたの呪(ネガ)いを叶えます。総合まじない屋 サツキの風』と鮮烈に描かれており、占いから何までやるとと描かれていた。マスターは少し目を丸くするが、女童はお構いなしにウインクした。)最近、境界の森の館で店を始めたの。もし、占ってほしいこととかあったらウチの店をよろしくね(そのチラシには金子が同時に置かれており、彼女も帰るつもりのようだ。……が、一度卍の方を見やると柔らかく微笑み、)ごめんなさいね、お先に失礼するわ(ただひとことそう告げて、椅子から降りて店の外へと優雅に歩いてゆく。彼女が消えると、部屋の温度が元に戻り、彼女がいた証はチラシくらいのモノになったのであった……) (02/15-23:20:10)
> (相手が話し終えた後で、男の視線は相手の方を向く。去り行く背中を一瞥した程度であったが。妙な干渉をされないのであれば男としては別に何だって構わない。彼女に続き、男も静かにその場を後に。) (02/15-23:23:20)
ご案内:「時狭間」からさんが去りました。 (02/15-23:23:34)
ご案内:「時狭間」からタキヤシャヒメさんが去りました。 (02/15-23:25:38)
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