room11_20180223
ご案内:「闇の集う場所 -2-」にシュテンさんが現れました。 (02/23-20:59:36)
シュテン >  ホブゴブリンが現れた!(モンスター辞書を確認の上、任意ダイス判定でモンスターの数を決めて下さい。) (02/23-21:00:49)
シュテン > (オイ、これどうすんだ……?と、哨戒任務に当たっていた2人のホブゴブリンが、顔を見合わせて困った顔をしていた。時狭間より離れた、あらゆるものが荒廃し、闇が渦巻く死の大地たる闇の集う地は原初の掟『弱肉強食』というただ一つのコトワリが支配する。ゆえに、弱き者は群れて自らを守り、自らの手が届く獲物を狩らねば生きてはゆけない。リザードマンもドラゴンも、そしてこのゴブリンが進化した存在であるホブゴブリンもまた同様だ。ゆえに、次元の扉を越えて現れた者の確認もまた重要な仕事のひとつなのだがーー)んがあああああっ ぐごおおおおおおおおおっ(さすがに、自分達くらいの背丈で、系統は違うがおそらく鬼で、そして明らかに強そうなのが、この闇の集う地のド真ん中で豪胆にも大の字に寝そべり、大口空けてイビキをかいているのはさすがに対処に困る。どっからどう見てもただの命知らずのおバカだが、ホブゴブリンとしてはなんだか妙なカリスマを感じていた。こんな小鬼が我が物顔でこの恐るべき地で振る舞うとかレア過ぎるがゆえ。) (02/23-21:10:50)
シュテン > (おい、起こしてみるか?お前やれよ やだよ、お前がやってくれよ その手に握られているスリング・ショットを二人して弄びながら、ボソボソと押し付け合いをしていた。だが、そんなことを気にせず小鬼はグースカ寝ていた。)んがッ(パチン!と擬音をつけたら合うかもしれない。心の準備ができていなかったホブゴブリンは顔を青ざめさせ、同時にゆっくりと視線を落とす。……小鬼が、目覚めて身をもたげてボサボサの髪をバリバリとかいていた。)あ゛ー、宴とはいえちと飲みすぎたわい。寝酒にもタル空けたからなー。……ん?なんだここは?(キョロキョロと周りを見渡す小鬼をよそに、ホブゴブリンはそろりそろりと背を向けてゆっくりとその場を離れだした。まずは本隊に合流して連絡を……)おお?この匂いはヨモギ……それと、酒か!(後ろからそう聞こえたと思った次の瞬間、なんと目の前にひと飛びで立ち塞がった!まずい、とスリングショットと石斧を構え、先手必勝で襲いかかった!まずは眉間を狙った射撃で幻惑し、その間に接近して大きく振りかぶっての石斧による一撃で頭や腹部、脚部といった部位を重さによる破壊と刃による切断で無力化をはかる。それなりに場数を踏んでいるのであろう、流れるような連携だ。ーーだが。)待て待て待てィ、おめぇさんらどこへ行くんじゃ?(顔面に石を食らっても微動だにせず、更に叩きつけた石斧はその締まった腹部に弾かれ、多少弱くなっていた柄がへし折れてあらぬ方向へ斧部がかっ飛んでいった! 唖然とする二匹をよそに、小鬼は豪快な笑みを浮かべて石斧を持っていた方にサムズアップしてみせた。)安心せい、取って食ったりはしねえよ。ぐわぁっはっはっは!(盛大な笑いが雷鳴の如く空気を揺らす。見た目は着流しを大雑把にきているだけの女の子だというのに、鎧を着ている自分達よりも遥かに強力な姿にホブゴブリン達は唖然としたまま動くことができなかった。) (02/23-21:33:50)
シュテン >  コカトリスが現れた!(モンスター辞書を確認の上、任意ダイス判定でモンスターの数を決めて下さい。) (02/23-21:37:12)
シュテン > (『コケー!コココココココッ!!』その時、けたたましいニワトリの鳴き声が響き渡る!三者が振り向くと、そこにいたのはそれは大きなコカトリスであった。ホブゴブリンに襲われた経験があるのか、本来おとなしい気性を持つ怪鳥は既に臨戦態勢に入っていた。ーーこれは、まずい! 一匹でプロ級の腕前を持つ冒険者と渡り合える怪物に、ホブゴブリン二匹では勝ち目がない。ホブゴブリンとはゴブリンとは比較にならぬ知能と、武器を扱うことを武器とする。そしてその矮躯ではリザードマンを始めとしたモノに及ぶべくもないがゆえに、集団戦を基本とする。阿呆のゴブリンならこん棒で殴りかかって敢え無く撃沈するだろうが、自分達は見るからに勝てない戦いはしない!と考え、今度こそ逃走すべく逃げようとして……その手を掴まれた。 ーーなんだコイツ!?と目を剥くが、謎の子鬼は自信に満ちた目をしていた。)おっと、まだ逃げてもらっちゃあ困るぜ?おめえさんらにはまだ用事があるんでな(その言葉と共に手を離され、フラフラと相棒のもとへと近づいてへたり込む。そして、コカトリスがいきり立って襲い掛かってくるのをみて、口元を抑えた。) (02/23-21:49:41)
シュテン > (コカトリスは凄まじい速度で飛び上がり、ナイフのように鋭い爪で飛び蹴りを放つ!まともに喰らえば肉体を引き裂かれ、骨を折られて吹き飛ばされる強烈な一撃だ!狩りの最中に石化ブレスの他にその攻撃で惨殺された仲間のことを知るホブゴブリン達は、絶対に回避が間に合わないその一撃が子鬼に襲いかかるサマを見て、あの鬼のすぐ次にこちらに向けられることを想像して目を伏せてしまった。) (02/23-21:59:47)
シュテン > (…………何も起こらない。来るはずの痛みもなければ、けたたましいコカトリスの声も聞こえない。何が起きたのかわからぬまま、ゆっくりと目を開けるとーー)ん?宝石を飲み込んどったのか?(頭を巨大な叩き潰されて即死したコカトリスの死体と、そのハラワタを喰らいながらトパーズをもてあそぶ小鬼の姿があった。)おう、こっちはもう終わったぞ!それで用事なんじゃがーー(ゆっくりと、小鬼がーー否、鬼神が歩み寄ってくる。不思議と、逃げようとは二人共思わなかった。たとえ殺されたとしても、受け入れられるーーそんな、不思議な気持ちであった。二人の前で鬼神はとまり、ニッコリと笑って手を差し出して何か要求する仕草をした。その趣旨が理解できず、目をパチクリとしていると丸っこくて愛らしい顔をニコーッと笑ませて笑う。)酒だよ酒、おめえさんらヨモギで作った酒とか持ってるじゃろ?そいつをワシに分けてくれよ(要求は、至極単純なものであった。) (02/23-22:07:28)
シュテン > (え、ヨモギ酒?腰に下げた小瓶の中に満たされた実利と娯楽を兼ねた薬用酒を見つめ困惑した。もしかしてコレが欲しいだけで呼び止めたのか?と。だが、鬼神の顔を見る限りはそれは確かな様だ。ゴブリンにはせいぜい水薬が限度だが、ホブゴブリンは更にそこから進んで酒を作ることができる。人間の作る酒に比べれば、味など比べるべくもないのだがーー)いんだよ、気になって気にって仕方ねえんじゃ。1本くらい良いだろ?なァおい(芳醇な酒の香りを全身から漂わせてそんなことを言う鬼神にそれは関係ないのだろう。二人は目配せしーー互いに酒を鬼神に手渡した。)おお、匂いの素はこれか!ハハァ、薬としても酒としても使えるってわけか!いーいモンつくるじゃねえか!ぐわぁっはっはっは!!(鬼神はご満悦に、またも大笑いをしてみせた!)そうじゃ、せっかくだからおめえさんらがちゃんと帰れるよう伴をしてやろう!その後コイツを慰みに何処か人のいそうなところに歩いていくとしようかの。うむ、そうしようそうしよう!(勝手に話を決めると、着流しに小瓶を入れてホブゴブリン達に護衛を買って出た!何か意思を伝える前にすでにその気になっているのを見て、スカウトの二匹はため息をついて諦めた。……そして、三匹の鬼がホブゴブリンの本隊に向けて歩いてゆくのであった。事の顛末を聞いた鬼神が彼らに貴賓として招かれ、おもてなしをされてから彼らの為に獲物を起き土産に残してゆき、たっぷりもらったヨモギ酒を飲みながら闇の集う地を抜けていったのは、また別の話。) (02/23-22:22:16)
ご案内:「闇の集う場所 -2-」からシュテンさんが去りました。 (02/23-22:22:28)
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