room03_20180225
ご案内:「岩場の温泉 癒しの湯」に娯暮雨さんが現れました。 (02/25-20:43:05)
娯暮雨 > (隆起した岩場を白い毛の塊がポンポンと弾んで登っていく。毛玉の体長は180㎝程。顔と思しき位置には、鬼と狐が混じった奇怪な面が取り付けられている。ふわりと降り立った先は、癒しの湯の前。覚束ない調子でぴょんぴょんと小さく2度弾み、静止した。) (02/25-20:49:17)
娯暮雨 > (そより。冷たい夜風に白い毛先が震えたかと思えば、しゅるりと縮んで面が落ちる。縮んだ毛玉は2本の狐尾に。落ちた面は狐尾の横、女の腰元に落ち着いた。)ふぅ…っ。(少しだけ疲れた様子でその場にぺたんと座り込む。左足首の近くには短く折られた矢が刺さっており、その周りの足袋を赤く染めていた。) (02/25-20:56:03)
娯暮雨 > …さて、と。(負傷した左足をずりりと前へ。矢の根本をぐっと握れば、唇を軽く噛みながら一気に引き抜く)…―っ(そのまま、左足を湯の中へぽちゃんと浸した。最初こそ染みはするが、少し経てば癒しの湯の効果で、すうっと痛みが引いていく。その感覚に身を任せるように目を伏せて。背後でたらんと垂れる二本の尻尾。) (02/25-21:03:09)
娯暮雨 > (冷たい風が頬を撫でる。左足の膝から下だけがぽかぽかと温かい。ふー…っと細く長い息を吐いて、それからゆっくりと目を開く。湯けむりのむこう側、水面が映す自身の顔が泥か何かで汚れていた事に気づけば、眉を下げながら小さく笑んで、手の甲で鼻先と頬を拭った。) (02/25-21:09:01)
娯暮雨 > (そのついでに、誰か底に居ないかと温泉の底を覗き混んでみた。癒しの湯には時折、怪我人というか死に掛けた者が沈んでいる事がある。気配を探っているのか、狐耳の先がぴこぴこ動く。)んー……。居なさそう…でござるね。(はふ、と一息ついてから、気を取り直す風にパタタっと狐耳をはためかせた。) (02/25-21:14:06)
娯暮雨 > (温泉の底だけでなく、周りには人の気配も、獣の気配も感じない。自分さえ口を開かず、動かずにいれば全くの静寂で、耳を澄ませば星がきらめく音が聞こえてきそう。だから、出来るだけ音を立てぬようにポッケをごそごそ。ハンカチを取り出せば、矢じりの赤い折れた弓を包み、再びポッケに仕舞い込んだ。) (02/25-21:20:39)
娯暮雨 > (湯けむりもくもく。痛みはもうほぼ無い。あと少し浸しておけば傷口もすっきり消えるだろう。)―…(ああでも、足袋に開いた穴は帰ったら縫い閉じなくちゃ。なんて事を考えながら、浸していた左足を湯の中でくるくる、かき混ぜる様に回す。揺らいだ水面がちゃぷんと音を立てたので、静かな時間は終わりを告げた) (02/25-21:31:30)
娯暮雨 > …ん、しょっと。(少ししてから、湯から左足を引き抜いた。傷が消えた事を確認してから、片方の手で印を結ぶ。)―『日和坊』。(囁くように唱えると、妖術が発動して胸元の刺青が一瞬淡く青く光る。すると忽ち、濡れた左足の膝から下をすっかり乾かした。) (02/25-21:46:07)
娯暮雨 > (印を解いて、その場で軽くぴょん、と跳ねてみる)問題なさそうでござるね。(ふむ。と満足げに頷くと2本の尻尾をふわゆらり。そのままトンっと地を蹴って、来た時と同じように岩から岩へと飛び移りながらその場を後にした。そしてまた、静けさが戻る。) (02/25-21:57:52)
ご案内:「岩場の温泉 癒しの湯」から娯暮雨さんが去りました。 (02/25-21:57:53)
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