room49_20180306
ご案内:「※怪仏庵」にさんが現れました。 (03/06-21:49:55)
> (怪異が住むと言われる山の奥。男は不気味な庵の前に静かに佇む。住処を変え、この場所を訪れなくなってからもう随分と時が経った。締め切られた障子の向こう側は、もう己にとってはもう戻る事の無い過去の場所だ。) (03/06-21:52:56)
> (怪異が住むと言われる山の奥。男は不気味な庵の前に静かに佇む。住処を変え、この場所を訪れなくなってからもう随分と時が経った。締め切られた障子の向こう側は、己にとってはもう戻る事の無い過去の場所だ。) (03/06-21:53:57)
ご案内:「※怪仏庵」にシュテンさんが現れました。 (03/06-21:55:23)
ご案内:「※怪仏庵」にシュテンさんが現れました。 (03/06-21:56:05)
> ((――見送りは俺だけになっちまったが、悪く思うなよ。))(懐から取り出したのはびっしりと梵字の書かれた呪符。最後の覚悟が決まる時を待つ様に、男は手の中のソレをじっと見つめていて。) (03/06-21:59:22)
ご案内:「※怪仏庵」からシュテンさんが去りました。 (03/06-21:59:25)
ご案内:「※怪仏庵」に娯暮雨さんが現れました。 (03/06-22:01:29)
娯暮雨 > (赤いマフラーの裾がぱたたと風に揺れる。時空の扉を潜り、かつて巨大な墓石のあった場所を通り抜けた辺りで、「いつも」は感じぬ気配を感じた。ぱちり、瞬けば狐尾の先を震わせて、少し足早に庵へと向かう。) (03/06-22:03:49)
> (薄目を開き、すぅっと息を吸う。呪符発動のきっかけとなる言葉を口に出す、寸での所でこの地に新たに現れる気配に男は動きを止める。)―マジかよ。(思わず零れる乾いた笑み。mistと言い妻と言い、ここぞと言う時には示し合わせずとも現れてくれる。男は気配の方を振り返り、気配の主が訪れるのを待った。) (03/06-22:06:54)
娯暮雨 > (誰かが訪れるのを待つように、こちらを向く夫の姿が見えれば足が止まった。懐かしいその姿は、最後に湯の底で見た時よりも随分と元気そうに見えて、少し潤んだ目を細める)おかえりなさい…?(呪符を持つ手を気にしながらも、止まった足を進め、其方の方へ) (03/06-22:11:52)
> ―あァ、暫くだな、娯暮雨。(にぃと笑った男の顔は相も変わらず生傷だらけ。だがその佇まいに致命傷を受けている様な様子は無く、要は通常運行。) …随分長く留守にしちまったが、お前はちょくちょく此処へ?(男が此処へ訪れた目的は一つ。相手の目的とぶつかりはしないだろうかとそんな問いが。) (03/06-22:15:39)
娯暮雨 > ね。暫くぶり過ぎて、びっくりしちゃった。(へにゃ、と朗らかに笑う。久しく聞くことの叶わなかった声で呼ばれる自分の名に、狐耳の先がぴるると震える。)そう、でござるけど…。卍さんは、これからお別れ会、でござろうか?(この場所で「おかえりなさい」を言うのは最後な気がして。相手の隣に立てば、ひっそりと佇む庵を見上げて) (03/06-22:19:42)
> 俺もさ、しかも久々の再会がよりによってこの時とはよ。(間に合って良かったのは良かったのだが。奇跡に近い偶然に、流石の男も何か運命的な力を信じてしまいそうになった程。) お前の居ない時に、ってのは、正直憚られたんだけどな。元々『間借り』してた場所だ、あるべき形に返してやらねェとな。(同じ様に庵を見上げる。色々、等と言う言葉では言い表せぬ程の色々があったこの場所。胸に去来する思いは男とて相手と同じで。) (03/06-22:24:51)
娯暮雨 > 拙者だけでも、時が合って良かったでござろう?(本当は、もう一人と言わず此処に居て欲しかった人はいるけれど、夫が決めた時が今であるなら、そこに間違いは無いのだろうと思う。)…うん。(続く言葉に、小さく頷いて返す。片方の手を伸ばせば、庵を支える柱に触れて目を閉じた。) (03/06-22:30:59)
> 見切り発車しなくて良かったよ、色気の無ェ見送りになっちまう所だった。(mistには何と説明しようか、勿論そんな事も考えた。もう少し先延ばしにしても―  いっそ住み続ける事も―    そっと相手の手の上に己の手を重ね、柱に呪符を張り付ける。その手でそっと相手の肩を抱き寄せ。) ―良いか。(短い、最後の問い。)  (03/06-22:35:49)
娯暮雨 > 時の狭間の中で、この時を選んでくれてありがとう…卍さん。(夫が選んだという事は、「此処の皆」がそう望んだのだろう。いつかは来ると思っていた時。覚悟は出来ていた。伝えきれぬお礼を、思いを手の平に乗せて)―ん。(きゅ、と唇を結び、更に短い返答。相手の背にも、そっと手を添えた) (03/06-22:41:42)
> ―礼を言うのは俺の方さ。  ―『   』(目を閉じ、ささやく様に唱えた呪文の後、大きな地響きが周囲に響き渡る。が、それも10も数えれば十分な短い時間の出来事。怪仏庵は、目を閉じている間に1000年の時を駆け抜けた。残るはそこに何か建物があったと言う微かな痕跡と、風化し粉々になった石仏達の慣れの果てのみ。) (03/06-22:46:32)
娯暮雨 > (刻まれた時と思いが、風と共に駆け抜ける。静かに目を開けて、その場に残る空気を吸い込んだ。一筋の涙が頬を伝いはしたけれど、口元には微笑みが浮かぶ。ぽふりと相手の腕に濡れた頬を埋めた。) (03/06-22:51:11)
> ―娯暮雨、悪ィな。お前が望んだのはこの場所での永遠だったろうに。(またも己の勝手。相手の頭を柔く抱く様にして、視線は残った瓦礫を見つめた。凶人を自負する己でも、胸に強く叩き付ける切ない何かを抑える事が出来ない。 でも。これで良い、これで良かった筈。己にそう言い聞かせて。) (03/06-22:54:11)
娯暮雨 > …んーん。これで、良いのでござるよ。(静かで、それでいて力強く言葉を紡ぐ。己もこの時を選んだのだと、あなたが一人で決めた訳ではないのだと。背負いこみがちな夫の背を優しく撫でた。)…ね?(漸く目の前の光景から視線を外せば相手を見上げ、小首を傾げるとふわりと笑んだ。) (03/06-23:00:50)
> ――。(抗えない。少し目を丸くした後、ぐっと唇を結び、相手の笑みと心遣いに凭れ掛かる様に首を垂れ、相手の肩に顔を埋める格好。) ―ありがとな。(一人の少年に立ち返った、素直な素直な言葉が一つ。) (03/06-23:04:08)
娯暮雨 > こちらこそ、ありがとう。(自分だけではなく、きっと皆、相手にそう伝えたいだろう。けれど言葉にして伝えるのは難しいだろうから、皆の分も伝わりますように、との願いを込めて。もう片方の手で相手の頭を撫でた。) (03/06-23:09:23)
> (相手に頭を撫でられながら、ゆっくりと顔を上げた男は暫く相手の目をじっと見つめていた。やがて一度少し深い口付けを落とすと、ゆるりと笑んで見せ。)―次は誰の為の場所でも無く、俺と娯暮雨だけの場所を探そう。少し、時間が掛かるとしても。 (03/06-23:11:48)
娯暮雨 > (すぐ傍で見る生傷だらけの相手の顔を懐かしそうに眺めていたが、無言で見つめられている事に気づけば、少しだけ赤くなった。)…ん。(目を伏せて、次に目を開いた時、相手の笑みが見えたなら頬は更に赤く染まる。続く言葉に、ぱたた、と狐耳をはためかせ)…ぁ、あのね。その話なのでござるけど…。(もにょ) (03/06-23:19:10)
> (自分からしておいて、動く相手の耳を目にしては急に怖気が来たのか視線を逸らし掌で己の顔を扇ぐ扇ぐ。そして次ぐ相手の言葉には視線を戻し。)―少し急過ぎたか。(突拍子も無い事を言ってしまっただろうかとやや口元をへの字に。) (03/06-23:22:11)
娯暮雨 > …ぅ、ぁ、そ、そうじゃなくて…。(顔を扇ぐ様子に、自分の体の熱が伝わってしまったかと更に赤くなりながら下を向く。少しだけ身を離すが、両手で相手の着物の裾を摘まんで完全に離れようとはしないの術)鬼ヶ岳…は、どうかな…?って。拙者の今の家じゃなくて、山の奥の、誰も周りに住んでないとこ…。(もにょにょ…と最後の方は消え入りそうな声で。) (03/06-23:28:34)
> …。(きょとん。いや、願ったりだ。しかもわざわざ気を遣って山奥と場所まで指定してくれている。目を丸くして、意外な提案をまだちゃんと呑み込めずに。)…良いのか。 毎夜血塗れで飛び回られたら里の皆が驚く。(今や皆知った顔だ。怖がらせる事までは無かろうが、要らぬ心配を掛けはしないかと、まずそんな心配。) (03/06-23:31:09)
娯暮雨 > (まさかきょとんとされてるなんて思いもしない。暫しの沈黙が怖い。嗚呼、もう一寸時と言葉を選んで伝えるべきだったかと、相手につむじを向けたまま垂れる狐耳。)へ…?(その後、心配していたのと逆の言葉が返ってくれば、ぱ。と顔を上げて)う、うん。皆慣れてるから、卍さんならだいじょうぶ…っ。(若干ポカンとしつつ、何度もコクコク!) (03/06-23:36:24)
> …俺としてはこれ以上無ェ有難い話だ。昔なら方々から追われたりもして要らん迷惑も掛けたンだろうが、今はその心配もほぼ無ェ。(ぽつ、ぽつ、と、言葉を選ぶ様な速度で紡いだ言葉。) ―そんな事より、また皆と同じ時間を過ごせるのが、素直に嬉しいと思う。(それだけ言ってゆるりと笑むと、最後に一度、小さくだがはっきりと頷いて見せた。) (03/06-23:41:45)
娯暮雨 > (ぽつりぽつりと紡がれる言葉に、みるみる目を丸くして。最後には、安堵と嬉しさが混じった、へにゃりとした笑顔を向けて。)…良かった。(素直な相手の言葉がなんだかくすぐったい。ふわわっと2本の狐尾を震わせながら、ぎゅっと抱き着き、胸に顔を埋めた)…ずっと前、卍さんが夕日を眺めてた高い木があるところがあるでござろう…?その辺がいいかな、って…。 (03/06-23:46:53)
> (なぜか男からもほっと小さな息が一つ。相手の体を抱き止めては、少し強く抱き締め。) ―そォか。怪仏庵から堂を取っ払った程度の小さな庵が一つあれば良い。あの場所なら十分だ。(前々から考えていてくれたのだろうか、そうだとしたら己は大層な幸せ者だ。目の前の相手が急にぐっと愛おしく思えて。) ―お前のお陰でこうも満ち足りた気持ちで居られる。お前は俺の天祐だ。 (03/06-23:54:26)
娯暮雨 > (いつも、ずっと遠くを目指している相手。こんな提案をして、困らせてしまったらどうしようと言う思いがずっとあった。けれど杞憂であったらしい。抱きしめられると、心の底から不安が消えて、しみじみと幸せな心地がこみ上げてくる。)…うん。(承知いたした。とばかりに小さく頷いて。続く相手の言葉は更にくすぐったい。)拙者は、誰よりも幸せで、誰よりも卍さんの事が大好きな、ただのお嫁さんでござるよ。(胸に顔を埋めたまま。くぐもった声は穏やかで、満ち足りている。) (03/07-00:04:09)
> ―お前の言葉に、また力を貰った。(ふわりと甘い空気の中にやにわに緊張した何かがぴしりと走る。浮かべる笑みはそのまま、そっと体を離す。いつまでもそうしていたいと、己の中の鬼までが駄々をこね始める前に。)―娯暮雨、今日はもう帰りな。夜はまだ冷える。俺はまだ一つやり残した事があンだ。庵に使った千年札、コイツの作り主は札をくれてやる代わりに俺の命をよこせと言ってきやがった。正面からやりあって奪える様ならくれてやると約束したモンでよ。 (03/07-00:09:16)
娯暮雨 > (とくとくと、そこにある「生」を確かめるように相手の心音を聞いていた。体を巡る血が、体が纏う気が、それまでと違う事に気づかぬ事はない。そっと身を離されるまま、後ろに退いて)大事な約束があるなら、仕方ないでござるね。(もう、と困った様に笑う。そ、と両手を伸ばしたなら、真っすぐに見つめながら、相手の頬を包もうと。)…いってらっしゃい。拙者は、鬼ヶ岳で待ってるから。 (03/07-00:17:52)
> ―いつも悪ィな。(相手の手、片方に己の手を重ね、目を閉じる。少しの間相手の温もりを忘れぬ様感じていたが、そっと一歩後退し、宙へ浮き上がる。) ―日が昇る頃、あの石段で。(小さく頷く男の顔に、負けを案ずる様な不安さは無い。自信満々の表情でにっと笑むと、それっきり、振り返る事も無く夜空の果てへと消えて行った。) (03/07-00:22:03)
ご案内:「※怪仏庵」からさんが去りました。 (03/07-00:22:33)
娯暮雨 > 良いのでござるよ。(それも己の選んだこと。謝る必要など無いのだと、柔らかな声音で告げて、するり、手を退いた。)―うん。(こっくりと頷く。穏やかに微笑むと、片方の手と2本の狐尾を振って、夜空の果てに消える相手の姿を見送った。) (03/07-00:25:56)
娯暮雨 > (暫しの間、眩い星々が煌めく夜空を眺めていた。心地よい夜風がマフラーの裾をぱたたとはためかせる。未だ温もりの残る両の手を後ろ手に組めばくるりと向きを変え、多くの時を過ごした地を、一歩一歩ゆっくりと歩きながら来た道を戻って行った。) (03/07-00:31:51)
ご案内:「※怪仏庵」から娯暮雨さんが去りました。 (03/07-00:31:53)
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