room01_20180322
ご案内:「とある山の中」にフィリアさんが現れました。 (03/22-21:21:46)
フィリア > 「間抜けがまたひとり引っかかったな?」「ああ、しかも今回は羽振りの良さそうな小娘だってよ」(鎧に身を包んだ二人の男がそう話しながら山中を進んでいた。兜の内より響くその声は野卑なもので、手慣れた様子で辺りに索敵魔法を行使しながら進んでいた。彼らは山賊……この山のことを隅から隅まで知り尽くし、この地に足を踏み入れた者の全てを奪い尽くすモノ。鷹のような眼光は、鬱蒼と茂った森の中でも)「それにしても偽依頼に飛びついてくるとは、またバカなやつが来たもんだ」「まったくだな、少し考えりゃあコレがオカシイとはわかーー」(その瞬間、木々の合間の死角から岩を大量に括り付けた岩塊がペンデュラムのように勢いよく山賊の一人に炸裂した!)「ジョンソン!?」(完全に虚を突いたそのトラップには当然反応できず、鎧に有効な攻撃のひとつである『衝撃』で骨を破壊されながらジョンソンは山の斜面を転がり落ちてゆく。ーーそれは巧妙に仕掛けられた、ブービートラップであった。) (03/22-21:47:57)
フィリア > (残されたもう一人は、保護色で隠れていた足元の紐を避け、振り戻しで襲い来る岩を辛くも回避した。)「クソッ、まさか俺たちのことを見越していやがったのか!?」(チーム分けをしたのがマズかった。おそらく、仲間たちはこれを知らずに進んでいることだろう。このような不測の事態はすぐに通達しなくてはならない、ゆえに彼は魔術を起動し、念話で情報を共有しようとフィールドを広げてゆく。)「馬鹿な……!?」(されど、それも敵わない。まるで砂嵐のような雑音が響き、ほとんど声が聞こえることがない。どう調整してもそれは変わらず、孤立していることを確信させられた。)「まさか……俺たちをハメようとしていたのか……!?最初から……!」(それを口にした時、彼が目にしたもの。それは、地響きを立てて襲い来る土砂崩れであった。波濤のように襲いかかる土くれが、彼を飲み込み、押し流してゆくーー) (03/22-21:55:43)
フィリア > (あるチームは落とし穴と即席プレス機の併せ技で脚をへし折られた者の救護に向かったところを何者かに雷で狙撃され、あるチームは山の地脈を利用した雷の魔法陣によってまるごと感電させられ、あるチームは僅かに見えた件の少女を追いかけてボウガンを放ったところ人食い熊の怒りに触れて襲われた。元より、騙されたひとりを数の利で封殺しようとしていたもの。まさか少女が罠を仕掛けまくって待ち受けており、連携の要となる通信がジャミングされて孤立させられるまでは考えてはいない。連携も不可、撤退も不可、そして多くのベトコンめいた多くのトラップが彼らの神経をすり減らし、そして注意力が散漫になったところで致命の罠が襲いかかる。山の中は、例えるならばまるでクモの巣のようだった。行きは良い良い帰りは怖い、知り尽くしている筈の山の中は今や踏み入る者に牙を向く一匹の魔物であった。そして、ひとりまたひとりと各所で悲鳴が空気を揺らす。) (03/22-22:05:20)
フィリア > (山頂。切り株に座る黒衣の少女は目を細め、まるでクラシックを賞味するように目を細めて聞き耳を立てていた。)……残り5人。元気な反応がどんどん消えていくな(電磁波の乱れを感じ取り、手に取るようにこの山の中の山賊達の姿が彼女には見えていた。カラクリライデンーー彼女、フィリアの持つ発電能力。電気と電子を操る彼女は、まるでレーダーのように人を知覚することができる。ゆえに、あらかじめマップを頭に叩き込んでいたこの山の地の利を十全と使うことができるのだ。)……私の役目はとりあえず奴らを潰してからだな。あんなのがいたんでは山岳警備どころではない(……彼女の目的は、あくまでも山岳警備。偽依頼であることは知っていたが、それでも山の中の平穏のためにお仕事をするつもりなのだ。そして、偽依頼を放り込んだ山賊など彼女にとっては第一の獲物でしかなかったーー 悲鳴は続く、痛みは続く。無慈悲な鉄の少女の裁きは山賊達が全滅するまで続いてゆくのだ……) (03/22-22:12:41)
ご案内:「とある山の中」からフィリアさんが去りました。 (03/22-22:12:47)
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