room40_20180408
ご案内:「神隠しの森の館―\修練場―\」にイグニスさんが現れました。 (04/08-16:12:35)
ご案内:「神隠しの森の館―\修練場―\」にフィリアさんが現れました。 (04/08-16:13:29)
イグニス > (春の陽気に誘われて、最近は修練場で日向ぼっこをするのが日課になっていた少女の最近の趣味は、カカシ造りだった。木材を森から採ってきては細かい加工を施して、組み上げる。) (04/08-16:16:12)
イグニス > (最初はシンプルに棒人形。ちょっと凝って球体関節を備えた木人形。もう少し凝って多段関節を備えた木人形(外骨格型)。さらに凝って人間相当の内骨格を備えた木人形(鎧付)。と、少しずつバリエーションが増えている。) (04/08-16:20:31)
イグニス > (ちなみに少女が一番宿りやすいカカシはどれかというと、実は無加工の丸太だったりするが、幹の太さが足りないと、服の端やら体の一部やらが外皮の外に飛び出てしまうので、潜伏という意味も含めると最新のからくり人形が一番目立たないだろうか?) (04/08-16:23:49)
フィリア > (春の陽気、それは太陽の慈悲が最も穏やかな時。死の冬を越えて芽吹いた花々はすっかり咲き誇り、動物たちは暖かな光の中でその恵みを享受する。技術を磨くために石畳が敷かれ、カカシが置かれたこの修練所とて例外ではなく、青臭さが風に乗って森から運ばれてくる中ではやもすれば眠ってしまいそうなくらいの心地よさだ。ーーそこに、コートのような黒衣を翻して一人の娘が現れた。大人というには年若く、子供というには完成された美貌を持つその少女は冷たい空気さえ纏っている印象を与えよう。春よりは冬、昼よりは夜が似付かわしくも見えるその娘は、カカシを作るイグニスのもとに歩みを進めてゆく。)ーーなるほどな。いい腕をしている(カカシを一瞥するなり、まるで感心したようにひとことだけ告げた。涼やかな印象を与える蒼玉の瞳が、真剣な瞳で作られたカカシ達を見つめている。) (04/08-16:26:25)
イグニス > (ん? と振り返れば少女の姿が?) ――? (相手を見つめて首を傾げる。サーモグラフィー機能内臓の少女の目に映る相手の熱分布は、通常の人間のそれではなかった。) 気に入ったのあったら、持って行っても良いよ? 自分では動かないただのカカシだけど。 (にへっと笑って) (04/08-16:30:59)
フィリア > (サーモグラフィーを起動したとしても、その熱は人間とほぼ変わらない。ただ、少しだけ『変わっている』程度にしか映らない。肉も、骨も、魂さえも、あらゆるものが人間のモノと『さして変わらないように』見えるだろう。それ以上の情報は、見ることは敵わない。せいぜい魔力がまったくなく、微弱な電磁波を放ち続けて見える熱分布がバグッて見えるくらいだ。)それはありがたい。とはいえ、今はやめておこう。それをもらうということは、動くように改造してこそだろ?なら、相応の道具が必要だと思ってな(いらない、というわけではない。その微笑みに口端を緩めて返す。道具がなければゴーレムとかも作りようがないのだ。) (04/08-16:40:16)
イグニス > (どうやら違和感は覚えるけど人間の様に見えるらしい。) 動く様に改造してこそ? ……えっと、ごめん。ちょっと言い回しが良く分からなかった。 (にへっと笑っていた笑みを苦笑に変えて) まぁいいや。ところで君は訓練しに来たの? (04/08-16:46:18)
フィリア > つまり、簡単な命令をこなせる程度の知能を持たせてやるということだ。心を持たないオートマタだとしても、駆動系及び神経に当たる糸や中枢器官や炉心を組み込み、そしてそれらを自発的に動かすための知能を作ってやるんだ。そこの球体関節人形から鎧人形まで、可動域は十分にありそうだしな(やろうとしていたことを口にした。いろいろと考えているようだが、つまりは糸通して自分で動けるようにしてやるというわけである。そして、イグニスの問いを受けるとフィリアの手から蒼雷がバチバチと迸り、蜘蛛糸のように空気中に枝を張る。)まあな。私の愛刀を振るうことはないにせよ、稽古にはちょうどいいところだったからな。(言いながら、イナズママークの蒔絵が特徴的な、モールドの入った機械鞘よりスラリと抜刀する。内歯車の中に外歯車が噛み合わさった独特の鍔、黒い巻糸と漆黒の刀身。抜いたソレはまるで宇宙の闇をそのまま刀の形にしたような、不可思議な日本刀だった。) (04/08-17:00:23)
イグニス > ふーん? (曖昧な表情で頷いて、にへっと笑った。) ん。でも持っていくなら早めにね? あんまり遅いと私のご飯にしちゃうから。 それとちょっと待ってね。片しちゃうから。(カカシの群れに軽く手を触れて回れば、カカシが氷上を滑る様に滑らかに石畳を滑走して館の壁際に立つ。ついでに石畳の上に散った木端が自然発火して塵も残さず燃え上がる。広げた店を畳み終れば脇に寄せたカカシの上に座って。) お待たせ。 (04/08-17:08:51)
フィリア > …………なるほど、火の化身か(納得したように、目の前で行われたその行為に頷いた。だが、カカシの上に乗ってお待たせなどと言われるとわずかに眉を上げて。)……なんのことだ?(相手の意図をはかりかねて、そんなことを言ってしまった。) (04/08-17:13:24)
イグニス > 訓練しに来たんでしょ? ここは修練場で、訓練する人に優先権がある。それで訓練に邪魔になるカカシを除けたから、この場所使って良いよ? (と改めて言葉にして。少女自身は相手の訓練を見る気満々の様だ。) (04/08-17:18:09)
フィリア > なるほど、な(お言葉に甘えたフィリアは黒刀を正眼に構え、何もない場所をリラックスした様子で見つめた。ーーそして、何もしない。ただ、静かに佇み深い呼吸を繰り返すだけだ。はらり、と花びらが風と共に舞い降りた。それは案外速く、そして気まぐれに踊りながらフィリアの前に飛び出しーー 花びらは粉みじんになり、千々となって消え去った。イグニスならば見えただろう、その刹那の刻にて、数多の斬撃を浴びせ、最後には最後の破片を突きで吹き飛ばしたサマを。)(そして、フィリアは正眼から脇に構え、何かの攻撃を想定し、それを峰で受け流してゆく。一人でやる姿はただの踊りのようにも見えるかもしれない。だが、無いものを見せるパントマイムのように、巨大な質量を受け止めているのが見て取れる受けの練習だ。乱打するように襲い来る凶悪な攻撃を受け流しながらも、その足は後ろに下がることはない。) (04/08-17:32:34)
イグニス > わぁ……。(予想外に良い連撃に、少女の目が輝く。この速さで刀を振るうことが出来るなら、空気は水の様に粘度が増して感じられ振るう腕は重くなるだろう。花びらを宙に留めたまま切るためには、刃を当てては駄目だ。刀に引きずられた空気が花びらを乱してしまう。代わりに刀の先端を使って0.1μm以下の精度で素早く撫で切ったなら、空気を乱さず花びらはその場に留まって、二撃、三撃と連撃を受けられる。ならば。と少女はちょっと悪戯することにした。修練場の空気の粘度を引き上げてみる。この状態で先と同じく花びらを切るためには、刀の厚みが邪魔になる。何らかの方法で空気の抵抗を『すり抜ける』技が必要になるのだが、彼女はそれを持ちうるだろうか?) (04/08-17:47:16)
フィリア > (振るう腕の速さは空気という壁に遮られたとしても何の支障もなく、やはり高速であった。そして、また現れる花びらは受け流しの稽古をするフィリアの前に現れーー)セイッ!(その瞬間であった。フィリアの手から雷が迸り、次の瞬間には花びらは斬られてから、蒸発した。抵抗する空気を斬り裂き、刀から生じた真空の刃と雷の刃が乱れ斬りにしたのでかる。それを終えたフィリアは手の内で刀を風車のように回し、空気抵抗などないかのような涼しい顔で納刀した。)……ところで、自己紹介はまだしていなかったな。私の名はフィリア、時狭間でバイトしたいなーと思っているさすらいのメイドさんだ(ここまでやっておいて、自称メイドさんである。) (04/08-17:59:02)
イグニス > (納刀と同時に悪戯を解除する。空気の粘度は通常に戻った。) ああ。時狭間で。君ならマスターの食材集めについていけそうだね。(にへっと笑って) フィリアだね。私はイグニス。秋から冬はここで過ごしてるよ。春から夏は海岸で日向ぼっこだけど。 (04/08-18:05:26)
フィリア > あそこのマスターにはマンドラゴラとプラントレオのたてがみ、及びコカトリスの肉の良いところを納品してアヒージョを作ってもらったが……人間があそこを狩場にするのか?驚いた、まさかこんなところにそこまでの腕前の者がいるとはな(別にアルバイトは必要としてなさそうに感じ、どうやって日雇いバイト的なことをやろうかと悩んでいたが、食材探しと聞いて驚いたように目を瞬かせた。)サラマンドラ、イフリートに並ぶメジャーな名前だな。……ふむ、日向ぼっこが好きなんだな?海といえば、私もいい加減涼しい格好に衣替えしようと思っていたところだな。ま、機会があれば冷たいプシーキャットでも作ってやろう (04/08-18:11:09)
イグニス > ん。ここで暮らすとそうなる。(にへっと笑って) 似合ってるでしょ? そこは熱いお菓子でお願いしたいな。 ……ん。ちょっとお腹空いてきたから、私はこれからご飯に行く。またね。(と手を振って、少女は森の中へ駆けて行った。まるで整地された平地を走る様に下藪を乱さず障害物をすり抜けて姿が消える。) (04/08-18:15:03)
ご案内:「神隠しの森の館―\修練場―\」からイグニスさんが去りました。 (04/08-18:15:11)
フィリア > ……言われてみれば妥当だな。思えば狩場はあそこしかない(行動範囲は意外と狭いので、思えば食材を調達する場所といえばあそこくらいである。)熱い菓子だと?粗熱をとっていない揚げドーナツでも食わせろということか?このわがまま娘め(熱いお菓子という言葉を額面通りに受け取り、出来たてのオヤツを食べたいのだと勘違いしたフィリアはそんなことを語る。)……虚数の存在か?掴みどころのないやつだったな(幽霊のように消えてしまったイグニスを見つめ、フィリアはひとり呟いた。だが、固くロックされた刀を撫でるとカカシを見つめ……ひとまずは館の方へと進んでいった。) (04/08-18:22:45)
ご案内:「神隠しの森の館―\修練場―\」からフィリアさんが去りました。 (04/08-18:22:51)
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