room01_20180512
ご案内:「荒野」にヴァルシードさんが現れました。 (05/12-19:01:33)
ご案内:「荒野」に光焔さんが現れました。 (05/12-19:02:58)
ヴァルシード > (荒れ果てた大地が続いている。あちこちに点在する何のものなのか不明瞭な瓦礫が目に付くが、それはこの世界のいにしえの文明の名残に拠るものか。自然物の大小の岩などが群れを成して、そこかしこに。そんな広い広いフィールドを、この戦場の空気を醸し出す武装に身を固めた男は。…歩いている。淡々と、黙々と、辺りを居心地良さそうに眺めながら。) (05/12-19:05:55)
光焔 > (荒野に訪れたのは、もう一人。それはムチムチとした豊かな肢体を惜しげもなく見せつける些か扇情的な格好をした、ネズミの少女。小柄なれど妖艶、子供ながらも切れ味鋭い雰囲気を持つ彼女は、荒れ果てた大地を踏みしめて進んでゆく。肩にバッグを背負っただけの軽装でこそあるが、丸腰という印象はない。獣を思わせる獰猛な空気を纏うその娘はゆっくりと歩みを進めてゆき……ふと、足を止める。)そこを征く男よ、少しいいだろうか?(崩れた石造りの廃墟越しに、大きく声を響かせた。その声が向けられるのは、瓦礫の向こうを歩く傭兵だ。) (05/12-19:09:33)
ヴァルシード > (女の気配がするな。と、思ったらしい。ただ、干渉する気はない。そのまま、颯爽と通り過ぎるつもりだったが。声がする。呼んでいる。誠実そうな声音だと思う。さて。)……。どうした。此処は平穏に見えるが、死が渦巻く魔物どもの巣窟の近場だ。女が独りで居るには、いささか物騒ではある。(等と、詩でも口ずさむように、朗々と、この男は良く通る声を響かせる。声は大きくないが、力を腹の底に秘めているような、遠くまで通る声。) (05/12-19:15:47)
光焔 > そのようなことは知っている、私は己の力を磨かんが為にここを訪れた(その言葉と共に、光焔は飛び上がり、瓦礫を足場として空高く舞い上がる。鳥のように、軽やかに翔ぶネズミはクルリと宙返りをして、ヴァルシードの行く手に着地した。そして、その闘志の炎を宿した目を向けて、包拳礼をしてみせた。)しかし、猛者と出会うことはそうはない。戦う者ともなれば、男と女の差は些末なものだ……違うか?……そして、どうやら私はその猛炎の如き気配に惹かれたらしい(強いんだろう?と、自身よりも遥かに大柄な傭兵に対して告げた。)私の名は燐 光焔。強さを求め、武者修行をしている武闘家だ。 (05/12-19:27:11)
ヴァルシード > そうか。そうだろうな。おまえの気配に対して、オレの先の言葉は相応しいものではない。(ある程度、予期した返答だった模様で、特に感慨もなく頷いた。こちらの行く手に現れたなら、特に無理に押し通る気もなく、そのまま、自然に会話の行い安い距離感で立ち止まるだろう。)ああ。そうだな。(男女の差は些末、そうだな、と、同意する面持ちで、軽く頷いている。)コウエン。オレはヴァルシード・ニードウッド。異世界で傭兵を生業としている。金を貰い、戦をして食ってる人間だ。…それで、オレに何か用か?(雰囲気で求めてる事はある程度は。それを前提に、相手を穏やかに値踏みするように、静かな眼差しを向けている。) (05/12-19:33:28)
光焔 > 立ち合いを所望する。我が拳がその鍛え抜かれた技に如何ほど通用するか、そしてその熟練の武技がどれほど強いか。我が誇りにかけて、戦いたい(そう、ゆっくりと告げるとヴァルシードの肉体を見つめた。無駄なく鍛え抜かれた鋼のような筋肉と使い込まれた武器の数々が凄まじいなまでの戦歴を語り、光焔の中の炎が燃え上がる。語り終えた途端、ネズミの手足から激しい炎が毛皮のように燃え盛り、銀の髪がルビーのような真っ赤に染まる。周囲の空気をチリチリと焦がす激しい炎を纏いながら、くすりと微笑んでヴァルシードを見上げた。)……正直な話、私が強いか、そちらが強いか、強者を見れば試したくなるのは武人の性であろう?見ろ、その姿を見ているだけで闘志の炎が燃え盛ってしまう(親子ほどの差がある男に対しても些かも恐れる様子はなく、火鼠は楽しげに微笑んでいた。断られても仕方ない、とは考えていた。何しろ、受けても儲けにはなるまい。だが、それでも申し込まずにはいられないのだ。) (05/12-19:45:45)
ヴァルシード > そうか。(その様に語る様事態は、見慣れた景色を眺めてるような面持ちで、淡々と武人を語る娘を見守るこの男。激しい炎を纏わせる様子には、物珍しそうにジィ、と観察をする。なかなか、熱そうだ。)君の方が強そうだな。オレは只の傭兵で、人間で、一人の男だ。(その口調は、強者への敬意よりも、父に対する娘が注ぐソレのように、教師が教え子に注ぐ愛のように、包み込むようなソレを彷彿とさせる深くから、心の深くからくる、ソレだ。そして、炎の熱を避けるように、この男はゆるり、ゆるり、と膝を軽く曲げて、右足を後ろに下げ、いつでも前後に飛び出せるような姿勢を取った。手は下ろしたまま、特に構えてはいない。淡々とした眼差しが静かに、そして、何か光線を放っているように透明な何かを、視線を通して投げかけているかのようだった。) (05/12-19:54:54)
光焔 > 果たしてそうか?その肉体に刻まれた戦歴はごまかせぬぞ(その時、意識の中で光焔は攻撃を受け止め、臨戦態勢となりつつも深い愛を見せるヴァルシードに向けて猛進し、その首に手刀を放つ。 速くはあるがその動きは獣のようにパターンがあり、ヴァルシードならば容易く倒せるような一撃だった。……無論、意識の上での攻撃ゆえに、光焔自体は動いてすらいないのだが。) (05/12-20:00:59)
ヴァルシード > (ソレが、想念に拠るものなら、この男から帰って来る精神世界上の反応は、この焔を纏う猛き娘の手刀に対して、まるで巨砲のような掌の一撃が、下から上に突き挙げられ、手刀を叩きこむ寸前で、娘の鳩尾に叩きこまれ、空高くに打ち上げる静かではあるが、力強い、円熟した堅固さを持つ想念だ。それは物理的に起こった事だとしても、娘の身体を使い物にならないレベルで痛めつける事はない。ただ、娘の攻撃に対する対処は迅速かつ、徹底したものである事が伺えるかもしれない。その上、それは他愛もない事のような面持ちで行っている。)…誤魔化すつもりはない。しかし。(軽く首を捻り、言葉を探す模様、やがて、淡々と言葉を紡ぐ。謡うように。)それを誇示するつもりもない。オレは強いが、強いと言う程でもない。君に勝てると確信もないのに嘯く必要を感じない。確かではない事を、誇示するのは、非常につまらない事だと思わないか。(そう言って、フッ、と息をつく。静かな面持ち、静謐とした眼差し、それは揺るがない。果てしない。) (05/12-20:10:55)
ヴァルシード > (ソレが、想念に拠るものなら、この男から帰って来る精神世界上の反応は、この焔を纏う猛き娘の手刀に対して、まるで巨砲のような掌の一撃が、下から上に突き挙げられ、手刀を叩きこむ寸前で、娘の鳩尾に叩きこまれ、空高くに打ち上げる静かではあるが、力強い、円熟した堅固さを持つ想念だ。それは物理的に起こった事だとしても、娘の身体を使い物にならないレベルで痛めつける事はない。ただ、娘の攻撃に対する対処は迅速かつ、徹底したものである事が伺えるかもしれない。その上、それは他愛もない事のような面持ちで行っている。)…誤魔化すつもりはない。しかし。(軽く首を捻り、言葉を探す模様、やがて、淡々と言葉を紡ぐ。謡うように。)それを誇示するつもりもない。オレは強いが、強いと言う程でもない。君に勝てると確信もないのに嘯く必要を感じない。確かではない事を、誇示するのは、非常につまらない事だと思わないか。(そう言って、フッ、と息をつく。静かな面持ち、静謐とした眼差し、それは揺るがない。果てしない。) (05/12-20:21:47)
光焔 > (実際にやるのだとしたら、もっと単調ではない攻めを行うことだろう。しかし、意識の上とはいえ、ただの一撃で柔らかい腹部に叩き込まれて吹き飛ばされたことにより、光焔は目を丸くした。如何に小手調べとはいえ、ただの傭兵ならばその一撃に対応できず、首をはねられていただろう。だが、それを容易くいなし、なおかつ殺さずにいるその技量は感嘆に値する。思わず武者震いをしながら、ヴァルシードの言葉にゆっくりと受け答える。)……違いない、私も同意見だよ。だが、だからこそ、ますます手を合わせてみたくなった(そう言うと、全身の炎が消えて赤い髪が銀に変化した。強さの誇示だとか、そういうものではなく、言葉にし難いが戦うということをしたい。血を求めるのではなく、殺しを求めるのではなく、戦いたい。そう、戦いたいのだ。)明日。明日、同じ時間にこの地にて会いたい。……このままでは、私の体の火照りは抑えられそうにない(そう言うと、自らの身体を抱くように手を回す。強者を見て、身体がヴァルシードを求めてしまっているのだ。) (05/12-20:22:04)
ヴァルシード > 君は、誤解される性質なのかもしれないな。(静かな微笑みを浮かべているこの男。…戦場の残響や、歪を胸に秘めた静かな湖面のような眼差しの男…は、武者震いをする娘をまるで、近所の子供と和やかに話をするような雰囲気で、言葉を紡いでいる。)熾烈にして、苛烈な子供…だと思ったが、どうやら、君は一見よりも、”いい子”らしい。(柔らかく目を細める。その”いい子”と言う言い様は、この男の年齢と、娘の年齢の隔たりに相応しいだろう。若々しい活力を漲らせているこの男は、それでも壮年と呼ぶに相応しい年月の年輪を思わせる風貌をしていて、この娘に対する、まるで親や教師を思わせる、大らかな眼差しはその言葉が自然に思えてしまうのだ。)此処を通りかかる事もあるだろう。約束は出来ないが、合い見える事があれば、付き合う事は出来るだろう。(そう言うと、この男は自らの身体を抱いて、己を求める少女の姿の脇を抜けるように歩き出し、そのまま、抜けて、立ち去ろうとする。) (05/12-20:37:50)
ヴァルシード > (そして、男は去っていった。歩いて行く様は、颯爽としていて、堂々としていて、風が吹きつけようとも、雨が降りつけて来ようとも、己の道を、ただひたすらに、時には辛抱強く、男のソレだった。) (05/12-20:42:06)
ヴァルシード > (そして、男は去っていった。歩いて行く様は、颯爽としていて、堂々としていて、風が吹きつけようとも、雨が降りつけて来ようとも、己の道を、ただひたすらに、時には辛抱強く進む、男のソレだった。) (05/12-20:42:37)
ご案内:「荒野」からヴァルシードさんが去りました。 (05/12-20:42:39)
光焔 > 誤解?なんのことだ?(訝しげに光焔は眉をハの字にした。一体何なのかと思われていたのか気になったのである。何しろ、とにかく強さを求めて、そして強き者を求めて旅をしているのだが、その辺が苛烈だとか思われたのだろうか?これ程の闘気をぶつけられてもなお、冷静さを少しも失わない様子に光焔は獰猛に笑むだけだ。……この時点で、相手が強いということはよくわかる。そして、あの言葉からして強さとは何か、ということにもたどり着いているかもしれない。)いい子、というのはどういう意味かはわからん。だが、少なくとも私を青二才として見ているわけではないことはわかる。……ああ、そうだな。風と、炎が導く先に私達はまみえることとなろう。付き合ってもらうぞ、私のワガママに(去りゆく彼に言葉をかけると、ネズミもゆるりと背を向けた。進む彼女の瞳は炎が宿るが、それでも明日へ、そして上へと目指す覇気を持っていた。一歩一歩進む彼女の足取りは、先が見えずとも恐れず進む、ひとりの拳士のものであった。) (05/12-20:59:53)
ご案内:「荒野」から光焔さんが去りました。 (05/12-20:59:58)
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