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ご案内:「神隠しの森の館-修練場-」にヴァルシードさんが現れました。 (06/02-08:28:13)
ヴァルシード > (緩慢な動きで左右の足を滑るように出したり、下げたりしている男が居た。完全武装の戦姿。面頬まである鉄兜を被り、砂色のマントの下には頑強そうな重革鎧、それは足まで装甲で覆っているが、唯一、手だけは武骨な鉄小手に覆われている。背には円形の盾、それにやや大ぶりの剣、腰には二本の剣を帯びている……その状態で、静かに、静かに、足を滑らすように動かして……前に進んだり、下がったり、前に進んだり……下がったり……。) (06/02-08:33:06)
ヴァルシード > <<ヒュゥゥゥ、ビュゥゥゥ…ッ>>(そのうち、裏拳が、まるで剣を操るようにフック気味に繰り出される。右わきから弧を描くように、目の前の空間が水平に手の甲が剣の斬撃のように横切って行き、それに合わせて半身が左に傾いた。ゆったりと、ゆったりと、静かな動きだが、腕を振るう時に風がどよめくように音を立てる。泰然とした動きに見えて、それは風を湧き立たせる威力を帯びているのだろうか。) (06/02-08:36:22)
ヴァルシード > <<ヒュゥゥゥ、ビュゥゥゥ…ッ>>(連続させる。裏拳が斬撃のように水平に。それに合わせて、前に出たり、下がったり、と、また左右の足を交互に出したり、下げたり、と、繰り返している。前に出ては裏拳を振るい、下がっては裏拳を振るった。鋼鉄のゴーントレットに覆われた手の甲は、ゆったりとした動きで振るわれているものの、巻き込まれればどうなることやと、戦い慣れしていないものが見れば圧巻に見える事もあるやもしれない。) (06/02-08:38:57)
ヴァルシード > <<ビュッッ、ブゥンッッ>>(動きにキレが入る。やや気持ち、それでも、素人目で捉えられない程には早くはない。その動きで、裏拳を水平に右から左に振るった後、肘を回転させるように拳を引き戻し、目の前の空間を兜割りするようにして装甲に覆われた手の甲で打ち叩く。拳に力が込められているせいか、圧力が凝縮されたように、拳が今にも爆散しそうな力を放っているかのようだ。) (06/02-08:43:54)
ヴァルシード > <<ビュッッ、ビュッッ>>(ゆっくりと、のっそりとした動きで、前に一歩前進する。そうしながら、右の裏拳を顔の高さで横薙ぎに振るい、右の手が戻ればすかさず左が入れ替わるように振るわれる。それは攻撃をしているようでもあるし、敵の攻撃を防ぐようでもある。) (06/02-08:45:55)
ご案内:「神隠しの森の館-修練場-」にキヨヒメさんが現れました。 (06/02-08:49:18)
ヴァルシード > <<ザッッ、ジャッッキ!>>(裏拳の後に、等々に跪き、鈍色の長剣を抜刀する。目にも止まらぬ迅速な、鼠がかけ走るような素早い手の動きで、剣の柄を跪いたまま掴むと、一息に抜き放ち、クレセントムーン(三日月)を描くように瑞々しいくらいに繊細な、それでいて流れ星のように一瞬の速度で、高く、高く、鈍色のまるで刃を切り上げた。) (06/02-08:49:24)
ヴァルシード > <<バシュッ、バシュッッ>>(風が苛烈な音をあげている。立て続けに。この男は跪いたまま、その低姿勢を保持したまま、前に、一歩、二歩、と、前に動き、立て続けに切り上げを行っている。三日月を描くように、鋭く、繊細に、そして、明確な意志が刃まで通った淀みない力が、清々しい程に、剣を振るう度に水が跳ねるように、その清浄な気迫が放たれる。) (06/02-08:52:03)
キヨヒメ > (修練場。そこは人が戦いの腕を磨く館の稽古場。あるときは少年少女が、あるときは人ならざるモノが、あるときはベテラン傭兵が、各々の使う武具を模したものを使い、自らを鍛えている場だ。そこには既にひとりの男性が自らを鍛えるべくその豪腕を振るっているが、その折、儚げな風貌の童女がその地に足を踏み入れた。小さな足音はしばらく進みーーそして、消える。)…………(ーータスキがけした振り袖に、ヘビのハチガネ。上等な和装ではあるが何処かに戦いに挑みに行くかのような装い。風に揺れる柔らかな髪が朝の陽射しを受け、宵闇を映す海を思わせる艶美を放つ。幼い顔立ちでありながら、表情はすでに大人らしさを宿し、その肢体の女性らしさは着物の上からでも伺える。さながら、小さな淑女か。童女は、先客の鍛錬の邪魔をしてしまわぬように背筋を伸ばし、その強き意思の宿った剣光をジッと見つめていた。) (06/02-09:00:48)
ヴァルシード > (跪いて剣を天頂に切り上げたままに……。鼻が微かに動く。成る程、小さなマドモアゼルの香りがするようだ。チラ、と目がそちらを向くが、干渉されない限りは、この男は戦技のテストに没頭するのだった。その顔つきは緊張に孕んでるわけでも、苛烈な戦意に漲っているわけでもなく、何時もの農作業をする農夫のような淡々とした顔だ。)<<ヒュンヒュンヒュンヒュン…!>>(戦慣れしてる戦士でも、中々に見られぬような手首の柔軟さで、車輪の如くに鈍色の剣刃を回転させる。それは風車のようにぐるぐるとこの男の目の前で回転しながら上に上にと持ち上げられ、……それに合わせるように、この男もまた、立ち上がり……――――――転瞬。)<<ザッッシ!!>>(瞬きの間に迅速に。それは苛烈に蹴散らすような野蛮な一撃。獣のような迷いなき一撃と言い換えてもいい。目の前の石畳スレスレの空間を男は下段の斬撃にて打ち払った。足などあったとすれば、一瞬で持っていかれそうな、暴力的な癖に芯のような籠った一撃は、やはり、磨き抜かれたような精錬とした空気を放っている。そんな一撃を放つ間にも、この男の表情は変わらない。淡々としたものだった。) (06/02-09:16:57)
キヨヒメ > (先程から下段に対する攻撃を繰り返している。キヨヒメは、先程から続けられる稽古に対してそう思う。リラックスしつつも戦意は鋭く、そしてその刃はなにか小さなモノへと向けられている……童女はそう見立てをする。それよりも、あの動きはどうだろうか?速く、そして手首のしなりがよく効いている。よく知る少年が自身を褒めてくれたのも、ああいった理由であろうかーーそう思うほど、素晴らしい動きをしていた。そして、それを見ていたキヨヒメは思わずーー)……お邪魔して申し訳ございません(ーーそう、声をかけていた。) (06/02-09:24:11)
キヨヒメ > (先程から下段に対する攻撃を繰り返している。キヨヒメは、先程から続けられる稽古に対してそう思う。リラックスしつつも戦意は鋭く、そしてその刃はなにか小さなモノへと向けられている……童女はそう見立てをする。それよりも、あの動きはどうだろうか?速く、そして手首のしなりがよく効いている。よく知る少年が自身を褒めてくれたのも、ああいった理由であろうかーーそう思うほど、素晴らしい動きをしていた。そして、それを見ていたキヨヒメは思わずーー)……お邪魔して申し訳ございません、少しだけよろしいでしょうか?(ーーそう、声をかけていた。) (06/02-09:25:40)
ヴァルシード > <<ホォゥッ……。>>(まるで霊が抜けていくかのような、非現実的な吐息を吐き出す男。優し気な瞳の振り袖姿の少女に声をかけられると、まるで瞑想から目覚めたかのような静かな面持ちで、鈍色の剣を滑るように収めると、遠慮がちな声の主へとゆるりと向き直った。)……。邪魔と言う程でもないが……。(どうやら、声をかけてきた少女は、とても美しい少女のようだ。まるで自然物を観察するかのように、この男は淡々とした瞳のまま、少女の姿を全体的にゆったりと眺め始める。)それで、どうした?(着物に描かれた華に興味を惹かれて眺めているが、それでも用件を促すように言葉を発するこの男。) (06/02-09:37:44)
キヨヒメ > ええ、突然にお声がけしたご無礼、どうかお許しくださいませ(振り返る傭兵に、深々とお辞儀をしてまずはひとこと謝った。だが、頭を上げると親子ほども歳の差がある相手に対して、ゆっくりと、しっとりとした声で言葉を紡ぎあげてゆく。)私はキヨヒメ、この武舞台にて稽古ごとをよく行っている小娘でございますわ。あなた様の動きを勝手ながら見学させていただきましたが、さぞや腕の立つ方とお見受けいたしました(そこからの言葉は、自然物を見るかのような目を向ける相手の瞳に少し照れながらも、はにかんだ笑みを浮かべて小首を傾げてモノを言う。)……未熟者に胸を貸すと思い稽古をつけていただきたいのです。どうでしょうか?(そう、用件をゆっくりと伝える。相手の動きを見ていて、是非とも稽古の相手になってほしいと感じた彼女は、歯切れ悪く言うのも何だからと思い切って言葉を口にしたのである。何しろ相手の動きは洗練され、野蛮なほどに力強くも華麗。惚れ惚れするほど……ぜひ、一合手合わせをしてみたいものだ。) (06/02-09:50:11)
ヴァルシード > (針金に描かれた蛇、今は結い上げられているのだろう艶やかな黒髪、透かし彫りのチョーカー、着物の麗しさとそれを包むものの姿や形……生き物だけが表現できる生命感溢れる曲線……、と、一通り、少女の美しさをじっくりと眺める。……自然物を眺めているような面持ちから、まるで芸術品を眺めているかのような、それでいて、女性の美しさに感嘆するかのような瞳の煌きを垣間見せ始める。だんだんと、霊妙な世界から、活気ある現実に戻って来るような。)ああ、気にしないでくれ。(丁寧な物腰の美しい少女の詫びに、この男は鷹揚に手をあげて、気にしていない事をボディランゲージする。男の仕草は告げる言葉通りにおおらかなものだ。)稽古か。相手が居るのは喜ばしい事だ。ぜひお願いしたい所だ。(少女の用件を理解して頷くと、この男は少女の手や腕周り、足周りや腰などを眺め始める。今度は何処か値踏みするような、分析的な顔立ちになる。) (06/02-10:06:41)
キヨヒメ > (ーー豊かな曲線を描く腰骨と、安産型の尻。着物を下から重々しく押し上げる胸からして、脚も良く肉がついているであろうことが伺える。腕は細く、鍛え抜かれた相手と違い簡単に折れてしまいそうにも見える。大人びてはいるが、しかし子供らしい瑞々しさを強く残した彼女の姿はさつきの花が描かれた純絹の振り袖によってよく映え、花のようにそこに在った。)ご了承くださりありがとうございます。…わかりました(童女の装備、ガチガチに見を固める相手と違い、服が邪魔にならぬようにして、手甲を装備したくらいのもの。肉体も装甲も、そして雰囲気も野生的な相手とは比較はできない。ーーだが。)では、この刃にてお相手いたしましょう(彼女が木刀を鞘から抜く動作をした瞬間、その空気は一変する。物腰の柔らかさはそのままに、瞳は猟犬のように鋭く細まり、惑うことなき動作にて木刀を両手で持ちーーその切っ先が、ちょうど相手の目に向けられる形となる。刃を自らの一部とするように、キヨヒメは深く、己の奥底から吐き出すような息吹と共にピタリと静止した、) (06/02-10:19:10)
ヴァルシード > (少女は美しい。女性らしさに溢れている。まるで小さな女神のように、優しくて華のある雰囲気だ。なるほど。これは力量の程を窺い難いだろう。それよりも、この世にはこのような可憐で美しい存在がいるのか、と、自問したくなる気に駆られる。それはとても乾いた心に潤いを与えてくれるものだ。心にも水や花が必要だ。…さて。雰囲気が、変わったな。)……。なるほど。(そうか、と、少女の様相が変化して、猟犬のような鋭さになるのを観とめると、男は一つ頷く。そして、この少女の剣呑さに応じる風でもなく、淡々とした面持ちに、少女の美しさに心洗われているような、満ち足りてるような、それでいて静かな湖面のような面持ちを浮かべたままだ。少女が木刀を抜いて構える様は、中々のものだ、と、観察を続けつつ、こちらも再び鈍色のロングソードをすらりと抜く。それは刃と柄がまるで一つの金属から掘り出して作り出したかのように一体となっている。鍔の左右が三日月のようになり、柄の握りと刃の根本部をガードしていて、それは少女の鋭い視線を感じたのか、”何かが”動いたような気配を感じさせるかもしれない。錯覚か、否か。それは――。)リル。訓練だ。来い。(男は剣に話しかけた。気取りなく。そして、それに呼応して、この剣に潜んでいた水の精霊が、歓喜の声をあげるが、声なき霊の声を聴ける者にしかそれは聞くことは出来ない。物理的には、透明で清らかな清水が刃から噴き出して、刃をめぐり、めぐり、循環し、刃を包み込むような膜を作った、と言う現象だけ見られる。)精霊の力だ。訓練だからな。切断できんようにさせて貰った。(簡潔に説明をすると、男は、ゆらりゆらりと踊りのステップのような足さばきで後ろへと下がり、4~5m程、距離を取った。) (06/02-10:39:07)
キヨヒメ > 刀霊、でしょうか。刃挽きをせずに使えるというのは、良きものですね(肉体的な前五識とは違う、見えざるものを『観る』第六の識が、何者かの存在を感じ取る。既に相手は明鏡止水の境地に辿り着いている、キヨヒメは直感でそう感じ取る。あるがままに受け取り、しかし静かなる凪のように淀むことなきその心ーーそれが、水のようにスキを掴ませぬ動きに現れているかのようだった。それを見て、キヨヒメもまた『水の構え』と呼ばれる中段の構えを上段へと構えーー)シャアッ!(突如、穏やかな湖畔に石を投げ込むような鋭い掛け声と共に、キヨヒメの小さな体がケモノのように前兆無しに撃ち出された!そして、『火の構え』とも称される礼節や守りを投げ捨てた攻め特化の大上段から、真正面から兜ごと頭を叩き割らんとする気概を込めて、最速最短にて振り下ろす!相手を斬る、それ以外のことは考えてなどいない!) (06/02-10:49:55)
ヴァルシード > いや。いつの間にか訪れるようになった水の精霊だ。リルと名前をつけている。頼めば色々とやってくれる。(変わらぬ大らかな調子でそう少女に語り返す。距離は取った。男の持つ鈍色の剣に宿る存在は四大元素の精霊ウンディーネ……それらを感知できる少女の感知力の程度に合わせて、この存在を理解する事が出来るだろう。―――構え、距離を取った事もあってか、軽く左足を前に出し、半身になって、軽く膝を曲げると、男は無造作に剣の刃を右肩の上に乗せた。まるで農夫が鍬の柄を肩にかけているかのような、ゆったりとした構えだ。)いつでもいいz……。(と、言い掛けたものだが、思ったよりも、速い。美しい見た目に反して、なかなか激しい。少女の攻撃は肉食獣的だ。とは言え、その一つ一つの動作には技を感じられ、明確な意図を感じさせる。さて。男は―――。)<<サッッッ>>(苛烈さはない。鋭さはない。これにはタイミングが重要だ。そして、的確な刃の操作。そして、制する、という明確な意志。そう――。少女が剣を振りかぶる。こちらは軽く膝を曲げた後ろ足を、少女の接近を待ち構えていたかのように伸ばされた。それと共に前足も。深く、少女に向かって踏み込んで間を詰める。それと共に、右腕が伸ばされ、刃が少女が振り被る木刀の柄辺りに延ばされる。後ろ足を伸ばし、踏ん張る力、前に足を踏み出す勢い、肘のバネ、腕を伸ばす滑らかさ、手首の安定した伸ばし。―――それらの合力を持って、少女の一撃が振り下ろされる前に、サッと柄に切っ先を当てて制する。少女の木刀が振り下ろす勢いが生じる前に、柄に刃を当てて、その動きを制したのだ。強引に振り下ろすことも出来るかもしれない。だが、鉄兜を叩ききる勢いと威力を生み出すためには、まずはこの男が突き出して来た刃をどうにかしなければならないだろう。) (06/02-11:14:47)
キヨヒメ > (全力で襲いかかる一撃というのは対応する際にも相応に相手の警戒心を少しは刺激するものだ。だが、振り下ろさんとしたそれは彼女の手の中で即座に根本の軌道を滑るように変え、その鎧の隙間を縫うような横薙ぎの一撃に変化した。結果、突き出された切っ先はキヨヒメの頭の上を貫くこととなる。そして、横薙ぎは布石ーーそれを元に、狙うは籠手への一撃。細かく刻むような小さく鋭い剣閃が襲いかかる。) (06/02-11:24:17)
ヴァルシード > (対応されたか。と、そこまでは認識できた。こちらの刃は空を貫いた。あからさまに少女を傷つけたくない事も相まって、頭上よりさらに上にこちらの切っ先は流れる。さて、こちらの剣は全力で突き込んだわけでもないので、弛緩した状態から、そのまますぐに勢いをつけて引けば、手元に戻せなくもない。それにより、少女の放つ横薙ぎの一撃は難なく捌く事は出来そうだが、どうやら、あちらの狙いは籠手への一撃らしい。)<<カッッ>>(立て続けの連撃に対応し切れず、籠手を打ち据えられる。――とは言え、こちらは稼働状態だ。それに、少女の攻撃の流れはそれなりに読んではいる。多少は身を引いたり、手を後ろに逃がす等をして対応もできるだろう。拠って、少女の籠手への一撃は、命中こそするものの、その衝撃・ダメージは表面的なものに留まり、鉄小手の装甲の下には達しないようだ。)……驚いたな。やるじゃないか。君は。(思わず、笑みが零れる。攻撃を受けてしまったものの、この男は明らかに楽しんでいる。そのまま追撃が来るかはわからないが、軽やかな踊るようなステップで再び後ろに退いていく。刃はくるりくるりと男の右側面で車輪のようにゆるやかに回転させている。態勢を立て直さねばなるまい。) (06/02-11:38:55)
キヨヒメ > (ーー浅い! 刃先の手応えのなさから、キヨヒメは痛感した。もし、これが真剣だとしてもこの一撃では有効打とはならないだろう。実戦ならばレザーアーマーの弱い部分を切り裂いたり、対甲冑用の攻撃が有効だとなるだろう。だがそれは迂闊に行うことはできない。攻め込むスキが、ない! 刃から緊急的に手を引き、同時に身を引くその妙技がそれを強く感じさせた。)ーーさすがですわ。こちらの腕をお褒めいただき恐縮ですが、あなた様の技に届くか、いっそう試してみたくなりました(離れ際、一足一刀の間合いを崩さぬように距離を詰め、間合いを測りながら、その切っ先をヴァルシードの喉元目掛けて突き出した!深く踏み込みながらの一撃は間合いが遠くとも届くもの、相手と比較して動き自体は少ないが、それらは研ぎ澄まされた一刀をはじき出すためのものだ。) (06/02-11:59:55)
ヴァルシード > では、互いの技を引き続き見せ合うとしようか。(まるでこれからカーニヴァルにでも行こうかとでも言わんばかりのウキウキとした調子で返事を返しながら、詰められる間合い。逃がしてはくれないようだ。どうやら、戦い方と言うものをわかっている手合いらしい。男と少女は、まるで荒れた石畳の上で舞踏会でもしているかのように、少しの間、まるで呼吸を合わせてダンスでもしているかのように、追い掛けっこをするだろうが、少女の方がすぐに喉元への一撃をこちらに入れに来た。)よし。(突きが放たれる所で、後ろに下がるステップが一転し、放物線を描くように少女の左側面へと移動する軌道を変える。少女の側面を廻り込むつもりだ。正面に少女を捉えたまま、廻り込みつつ、男は、深く踏み込んだ態勢の少女の右側面に、鞭打ちでもするかのようなライトな一撃を、素早く小刻みに何度か振るった。)<<ヒュンッヒュンッヒュンッ>>対応できるなら容易に弾ける程度の重さだ。対応できなければランダムにキヨヒメの上半身が弾力のある棒のような刃の打撃が何度か浴びせられる事になる。ダメージは然程ではないが、素早く立て続けに鞭のような斬撃が叩き込まれる事になるだろう。) (06/02-12:34:45)
キヨヒメ > ええ♪(ニコリと微笑むキヨヒメは、さながら年上の男性にエスコートしてもらうが如く。突きを放った彼女は、カカトを石畳に押し付けるようにしてブレーキをかけると、その脚を軸としてヴァルシードの正面に方向を転換する。)!(打ち据えられるその多くの斬撃は、キヨヒメにとっては見慣れたもの。そして、盾を持たずに剣を持つ剣術であるがゆえに制空権を争う速度は相当なもの。そして、如何に速くとも、それを捉えることができるキヨヒメは刀で捌き、払い、ヴァルシードの体幹を睨みーー)ちぇすとおっ!(ランダムで放たれるがゆえに現れる、僅かな綻び。振るう斬撃を頬に掠らせながら恐れず身を進ませ、カウンターの形になるようにヴァルシードの肩口と首筋に向け、刀を小さなモーションで二度鋭く振り下ろす!) (06/02-12:48:42)
ヴァルシード > (やはり少女の対応は素早かった。こちらに焦点をすぐに合わせ直し、防戦し、攻めに転じて来た。チェストの掛け声と共に振るわれる一撃はカウンターを取るように、こちらが一撃を放ったタイミングに合されたもので、防ぎ難いようではある。――とは言え、こちらは背丈の低い相手に対する鞭打ちのような上からの一撃をしている最中だ。剣のグリップを握る右手は概ね、右肩の辺りにある。少女の斬撃が到達する前に、――もし、右からの斬撃なら肘を後ろに引き寄せて、剣を立てに構えて刃で壁を作り、軌道を遮る事で攻撃を凌ぐ。初撃と二撃目でそれぞれ角度を変えて遮る。もし、左から斬撃が来るのならば、そちらからなら撃ち落とすには丁度いい軌道だ。重力を利用しながら、剣撃でガツガツと少女の攻撃を撃ち落とすと言う攻撃的な防御行動に出る。) (06/02-13:07:22)
キヨヒメ > (防戦になれば、負ける。技を問う前に地力で負けている。ゆえに攻め込む為にこうして絶えず攻勢に出ているのだが、タイミング、カウンター、動き、いずれも意識した攻撃も流れるように防がれる。右からの斬撃であった故に軌道を防がれるが、そのまま確実に勝ち目のないであろう鍔迫り合いの形を取って、接近した!……と、同時に膝に向けて踏みつけるような力いっぱいの蹴りを放ち、そのバランスを崩させようとする。) (06/02-13:16:58)
キヨヒメ > そうですな。とはいえ、なにかおかしな動きをしていたら遠慮なくお申し付けくださいませ。直すから! (06/02-13:17:45)
ヴァルシード > (右からの斬撃であれば、常に鍔が肩の周囲にある。少し腕を引くだけで容易に防御が出来そうだ。初撃を受けた段階で、すぐに何かできそうなものだが、二撃目まで綺麗に流れを作っている気配を感じて、そのまま丁寧に攻撃を消化した。そして――。)<<ガシィンッッ>>(鍔迫り合い、に、持ち込むのであれば、しばらく力比べをした後に、膝のバネの勢いで、相手を後ろに弾き出すように刃を鋭く押し上げる。―――もし、鍔迫り合いがカタチだけのものであれば、そのまま放たれる蹴りを防ぐように柄頭をストンと落とし、柄の中心を足の骨にゴツッと打ち当てて、蹴りを落とそうとするが……強引に蹴りつけてくるなら、そのまま蹴りつける事はできるやもしれない。いずれにせよ……。)<<バシィッッ>>(蹴りの対応の後、転瞬。素早くキヨヒメの左肩口を、彼女の刃をこちらから見て右側から廻り込むように素早く打ち据える。) (06/02-13:34:39)
キヨヒメ > (もちろん、鍔迫り合いは距離を詰める為の布石に過ぎない。キヨヒメの細腕では勝てないどころか、腕ごと折られる危険性もある。だからこそ、蹴りでバランスを崩さんとしていたのだがーー)くうっ……!(重い一撃が、足の骨を打ち据えた。力を抜き、流れに乗るようにダメージを軽減するが、痛みが走る。だが、打ち込んだ刀は流されたがゆえに即座に戻り、肩口を斬り裂かんと振り下ろされる刃を最低限になるように坂手持ちした刀を手甲の上から更にショルダーアーマーのようになるように構えーー先程、蹴りを落とされてヴァルシードが回り込むまでの一瞬に胸元から出した鞘入りのハダレユキを左手に持ち、捨て身の勢いで懐に一気に飛び込み、膝を柄に添え、手と脚、両方の力を使い鎧の隙間を縫うようにそれを突き刺しにかかる!) (06/02-13:50:48)
ヴァルシード > (鍔頭での攻撃的防御の後の、軌跡を右回りさせた一撃。少女の素早い防御動作で防がれた。蹴りに意識が向いて注意散漫という事もない。なるほど。)そこまで出来れば、一流として合格だ!(歓喜のような声を大声で高らかに挙げながら。捨て身の勢いで飛び込んでくる相手、軽く膝を落として、右に身体を捻り、右手で片手持ちの剣を右肩の高さで構え、待ち構え、少女を待ち構え……―――男に突き刺しにかかる少女、そう。……。――――それを待ち構えていた。)<<ブォッッ>>(材木を振るったような音。右に捻った体、十分にバネを効かせた膝、そこから右の後ろ足からのローキックを放った。少女の前足に向けて、まさに少女がこの男の身に刃を突き刺すべく狙いを定めたタイミングでだ。注意が完全にこちらの上半身や、手元に向いてるなら、対応は難しいだろう。まともに喰らえば、脚を打撲で痛めながら、派手にひっくり返される事だろう。) (06/02-14:08:09)
キヨヒメ > (それに、対応することはできず刈り取るかの如きローキックが脚を襲う!転びはする。)せめて、ひと太刀っ!(だが、その間もキヨヒメはヴァルシードを睨みつけ、手に持つハダレユキを手首の力を使い、投げつけた!)うッ……くゥ、あ……!(そして、転ばされたキヨヒメは石畳にその身が叩きつけられる前に受け身を取り、そのまま刀をしっかりと握って転がりながら距離を取り、脚の痛みを無視して立ち上がる。未だ戦意を失わず、相手を睨む彼女は脚に伝わる鈍痛に少しフラつき、冷や汗を流しながらもなお中段に構えていた。だが、フッと戦意を解くと木刀を鞘に納める動作を行い、柔らかく微笑んだ。)……参りました(ひとこと、そうアッサリと降参すると深々とヴァルシードに向けて戦後のオジギをした。) (06/02-14:26:54)
ヴァルシード > 惜しいな。(宣言をしなければ、その投擲はさすがに当たっていたかもしれない。なかなかの離れ業にして曲芸の投擲だ。だが、攻撃を仄めかす宣言が耳に入れば準備もする。少女が投擲するべく手が動くモーションを観れば、グンッと軸足となった左足で石畳を蹴り込みながら、ぐるりと身体を回転させながらキヨヒメから見て右側へとスライドするように流れて行く。そうしながら、キヨヒメの射界から、この男は姿を消した。だが、そうしている間に、少女は受身を取り、距離を取り、この男の仕上げの攻撃を見舞われなくて済んだようだ。さて、相手は戦意を失わない。こちらも剣を肩に竿掛けし、また農夫のようなスタイルのまま、少女の辛そうな様子を眺めている。意志が強そうな少女だ。続けようと思えば、まだ続けられるかもしれないが……。戦意を解いて鞘に納める様子、終わりだ。こちらも水の精霊に声をかけて、刃から水を退かせ、鞘に剣を納めた。)……いやいや。見事だった。実に素晴らしい。(鉄小手に覆われているが、カチャカチャと音を鳴らしながら、拍手をするこの男。目を輝かせて、この小さく、美しい戦士に賞賛の拍手を贈った。) (06/02-14:44:01)
キヨヒメ > (そのままあらぬ方向に消えていったハダレユキを見て、キヨヒメはいくらなんでも速すぎる、と勝ち目のなさに苦笑する。そして、ゆっくりと、丹田に気を溜めるように深く息をして、自らの心を鎮めると痛みが少しだけ和らいでゆく。痛くはあるが、どうしようもない怪我ではない。互いに戦闘態勢を解くと、どこか和やかな空気が漂い始めた。)……恐縮ですわ。スズカ流武芸百汎、未完成なれどこれ我が流派。他流試合、これにて終いにございます。ですが、あなた様の心技体のほどを感じ取らせていただきまして、とても参考になりました。はい、いっそう稽古を重ねてゆこうと思いますわ(惜しみない拍手に対して、少しだけ恥ずかしそうに頬を赤らめながらも、そう言葉を返す。まず地力が違う。そして思考が常に冴えており、多くの戦にて組み上げられた戦闘論理が彼の中にあるとひと太刀ひと太刀ごとに、感じられた。驚嘆すべきは鎧に身を包みながら、驚異の敏捷性を持つことか。キヨヒメはそのすべてについて驚くと同時に、やり合うことでよき修行になったと感じ取る。ーーふと、聞き忘れていたことをここで尋ねることにした。)ところで、もしよろしければお名前をお聞かせくださいまし。あなたのようなマスラオのお名前は、是非お聞きしたいのですわ(なんて、人懐こそうな顔で尋ねるのだ。) (06/02-14:57:44)
ヴァルシード > 素晴らしい武技だった。よく訓練されていた。…だが、君の勇気のある積極的な攻めの姿勢は素晴らしかったな。なかなか蹂躙できない相手だと感じられた。……なかなか良い時間を過ごせたよ。(少女の惨事を受けながら、こちらもこちらで思ったことをつらつらと述べて、とても満足そうに頷いている。)オレか。ヴァルシード=ニードウッドだ。(陽気な表情を浮かべながら、笑顔で応える様は、まるで少年のようでもあり、何処までも、何処までも大らかな心に成長した、大人のソレでもあった。) (06/02-15:07:54)
ヴァルシード > 素晴らしい武技だった。よく訓練されていた。…だが、君の勇気のある積極的な攻めの姿勢は素晴らしかったな。なかなか蹂躙できない相手だと感じられた。……なかなか良い時間を過ごせたよ。(少女の賛辞を受けながら、こちらもこちらで思ったことをつらつらと述べて、とても満足そうに頷いている。)オレか。ヴァルシード=ニードウッドだ。(陽気な表情を浮かべながら、笑顔で応える様は、まるで少年のようでもあり、何処までも、何処までも大らかな心に成長した、大人のソレでもあった。) (06/02-15:11:38)
キヨヒメ > 師匠がすごい方ですから。恐怖はつきものでも、ソレと向き合ってこそ……そう、教えられておりますの。……それに、攻め込んだ理由はこちらから攻め込まなければ上から押しつぶされる、そう、感じたからですわ。攻め込んでもこのように、負けてしまいましたが(なんて、満足そうに語る相手に控えめに微笑んで、受け答える。そして、相手の無邪気さのある笑みを見ると、クスッと笑ってしまう。)ふふっ、よろしければこのあとお食事などいかがですか、ヴァルシードさん?動いた後はお腹が空くものですから(そう、このあとにどうかと尋ねた。その顔は、見守るような大人びたもの。小さいけど大人な空気の、そんな控えめな笑顔だった。) (06/02-15:17:04)
ヴァルシード > 君はまだ若いだろう。見た目通りの人間であるなら。……その年齢でここまで仕上げて来るとはな……。なかなか、師匠に恵まれているようだ。(穏やかではあるが、ジッと真面目な顔立ちで師匠の話を聞き。)……ああ。そうだな。向き合うことは……なかなか難しい。(それは滲み出るような言い方だ。深く、重々しく、身に染みた言い方だ。)そうだな。君は負けたが、戦い方としては理に叶っているし、多くの手札、戦技を持っている。君が大人になり、十分な力を備えたら、きっとオレは君を相手に苦戦を強いられそうだ。(嬉しそうに笑みを零しながら語るのは、そんな少女の未来を想像しているからか。)食事か。そうだな。実は、腹が減っている。それも、かなりな。(真剣とは言えないが、非常に重要な事を告げている顔で、頷いている。) (06/02-15:24:54)
キヨヒメ > そうですね。ありがたい限りでございます……すごい師匠が思想抜きの抜き身の武を教えてくださること、得難いことですわ(そう、目を伏せて誇らしげに、けれど嬉しそうに語る。自身の師匠から継いだ武に泥は塗らない、それだけはキヨヒメの願うことだ。)そのことについては荒療治じみたことで慣れさせられましたわ。でも、やっぱり怖いのを奮い立たせることがキモですよね(小娘の言うことではあるが、ヴァルシードの強く思うその言葉に頷いた。その恐ろしさ、戦いの恐怖は忘れてはらないこと。そして、忘れられないこと。相手はその恐怖を受けた上で、これほどの冷静さや的確さを得たのだろう。)お見せしてはいませんが、武芸百汎はあらゆる武技に繋がること、色々な武器を扱うことに繋がります。なのでその真髄に至ったその時は、ヴァルシードさんをご満足させられるよう頑張りますわ(なんて、ペコリと頭を下げた。5年か、それとも10年か。キヨヒメは相手に恥じぬように自らを鍛えようと、思うのであった。)……わかりました、ではいっぱいごちそうしますから、ホールにきてくださいましね?僭越ながら、腕を振るわせていただきます!(ーーその後、キヨヒメはヴァルシードに肉じゃがやら焼き魚、他にもおひたしとかお漬物といった和食をお見舞いするのである。ドリンクはもちろん緑茶だ。お腹いっぱいになってもらうため、心を込めて作ります。一緒になって彼女もご飯にするが、戦闘中からは考えられないほどにただ穏やかな姿を見せるだろう……) (06/02-15:42:29)
ヴァルシード > (師匠の事を目を輝かせんばかりに嬉しそうに語るキヨヒメに、そうかそうか、と、こちらも笑顔で耳を傾けて。)……ああ。どれだけ技が冴えわたろうとも、恐怖が全てを挫き、台無しにする。(さらりとしか語らぬものの、神妙な面持ちで頷いている。)君の多彩さは、その流儀から来るのかもしれないな……。なるほど、それを極めた末に展開される君の戦い方を心待ちにしたいものだな。(頭を下げる少女に、ガンバレ、とエールを送るかのような暖かな眼差しで、ウン、と肯定するように頷いて。)……君が料理をするのか?フッフッフ、そうか、君は本当になんでもできるのだな。(愉快そうに笑みを零しながら、館だろうか?ホールに向かう事だろう。キヨヒメに作って貰った料理はどれも美味しそうだ。この男はゆっくりと良く咀嚼して、料理をしっかりと味わいながら、そこそこの量を平らげてしまう。心が込められた優しい料理に、この男も満足だ。無心に美味しそうにもぐもぐと食べてる姿は子供のようでもあり、あれもうまい、これもうまい、とやる姿を見せるこの男。どちらが子供なのか、と言わんばかり。何やらほっこりとした空間になりそうな……。) (06/02-15:56:10)
ご案内:「神隠しの森の館-修練場-」からヴァルシードさんが去りました。 (06/02-15:57:23)
ご案内:「神隠しの森の館 -1-」からキヨヒメさんが去りました。 (06/02-16:00:04)
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