room41_20180610
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」にズフルさんが現れました。 (06/10-14:09:25)
ズフル > 確か……。(酷く汗をかいた姿で現れる。 先日迷い込んだ際に軽い訓練に使わせて貰うには良さそうな場所だな、何て思ったようで) (06/10-14:10:20)
ズフル > (武器庫から一本木刀を借り出し、その辺りでふと「使用に許可が必要だったらどうしよう」なんて思い至るがそれはそれ、怒られたら素直に謝ろうと心に決めた) (06/10-14:11:46)
ズフル > (長くない剣ならば両手使いも片手使いも最低限は教わった。 両手で握った剣を正面に構え、訓練の為に走りこんできて上がった息を整えるように深く吐く) (06/10-14:13:11)
ズフル > (目を瞑り息を吸う。 息を吐く。 息を吸う。 体格に恵まれない自分には打ち合いに負けないスタミナが必要だと走りに走りに走らされた。 体が細ければ当然打ち込みは軽くなり、打ち合いを続ければ当然スタミナを相手よりも多く消費する。 その解決として根本的な基礎体力作りは誰にも負けぬように取り組んできたつもりだ。 等と、思考を巡らせる。) (06/10-14:15:54)
ズフル > (構え、息を整えるだけのつもりだったそれは、いつのまにか瞑想に近しい物となり、頭の中には過去の訓練が思い返される。 勝利の味が知りたい、等と考えた事もある。 剣を握った日から、憧憬の想いを向けた姿。 騎士、英雄、勇者。 男児と生を受けたからには辿り着きたい境地。 ただ、自分には似合わないと何処か諦めていた輝く未来。 諦めを棚に上げて、いける所までいければいい、等と先日少年に語った言葉を胸の内で強く恥じた) (06/10-14:20:39)
ズフル > ((何が……)) (剣を諦めず剣を振るっていれば、だ。と胸の内で一つ自分に悪態を付いた。 自分の周りで誰よりも敗北を重ね、誰よりも勝利の味を欲していたのは自分では無いか。 少年らしからぬ何処か達観した考え方が、自らの歩を止めている事に自覚はあった。 諦めるのならば剣を手放せばよかったのだ。 だが、その選択すらも出来ない中途半端さに嫌気が差す。 今すぐ叫びだしてしまいたい気持ちを押さえ込む。 勝ちたい、勝ちたい、辿り着きたい。 あの人に、あの人達に。 言葉に出来ない叫びはただ胸中に沈んでいった。) (06/10-14:24:02)
ズフル > ((何が……)) (諦めず剣を振るっていれば、だ。と胸の内で一つ自分に悪態を付いた。 自分の周りで誰よりも敗北を重ね、誰よりも勝利の味を欲していたのは自分では無いか。 少年らしからぬ何処か達観した考え方が、自らの歩を止めている事に自覚はあった。 諦めるのならば剣を手放せばよかったのだ。 だが、その選択すらも出来ない中途半端さに嫌気が差す。 今すぐ叫びだしてしまいたい気持ちを押さえ込む。 勝ちたい、勝ちたい、辿り着きたい。 あの人に、あの人達に。 言葉に出来ない叫びはただ胸中に沈んでいった。) (06/10-14:24:28)
ズフル > (そんな泣き言染みた想いを切る為か、両手で構えた木刀を大きく振りかぶり、一閃、空を切る。) っ! (迷いの強い一閃は、裂帛の気合等とは程遠い呼気と共に繰り出される。 以前仲間となった彼等に見せたような精彩は無い。 まるでふてくされた子供が拾った棒切れを力任せに振り下ろしたような物だった) (06/10-14:29:42)
ズフル > (頼れる物は積み上げてきた訓練だけで、にも関わらず自らの幼さ一つでその積み上げてきた物すら台無しになる。 そんな情けなさに泣き出したくなった。 冒険者として旅に出る、師から勧められたそれも都合よく逃げに利用しただけでは無いか、徐々に思考はネガティブな方向へと沈んでいく。) (06/10-14:37:43)
ズフル > (いつの間にか走り続けた汗は上がり、筋肉が熱を失う。 体が冷え切り、最早お世辞にも訓練をするような状態では無くなった。 嗚呼、打ちのめされたい。 今は強すぎる何かに打ちのめされたい。 訓練は何処まで行っても訓練で、本番にはなり得ない。 だからこそ、本番の舞台で何処までも強い何者かに打ちのめされてしまいたい、忘れさせて欲しい、この弱い自分の思いを忘れさせて欲しい。) (06/10-14:48:15)
ズフル > くそ……!(木刀を引き、一歩踏み込む。 横の一閃。 空想の相手が一歩引けば、更に踏み込み首を突く。 攻めろ、攻めろ、攻めろ。 余計な事を考えないように、どうすれば相手を切れるかだけを考えるように踏み込み、切る、踏み込み、突く、踏み込み、薙ぐ。 がむしゃらに、ただがむしゃらに。 取れる手段はこれだけで、これ以外の事を知らないから。) (06/10-14:53:25)
ズフル > くそ……! くそ……! くそ……!! (一体幾度目になったか、引いた汗が再び滲む程に木刀を振るって、結局弱い己を切る事は出来なかったようで) (06/10-15:01:55)
ズフル > (弱い自分を認め、それを含めて自分とする程、少年は大人では無かった。 だが、弱い自分を見なかった事にして、今を楽しむ事が出来る程、少年は子供でもなかった。 その狭間で揺れた少年は、結局解決を得られないまま、木刀を返し、去っていくのようで) (06/10-15:10:12)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」からズフルさんが去りました。 (06/10-15:10:20)
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