room40_20180611
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」にキヨヒメさんが現れました。 (06/11-20:52:05)
キヨヒメ > (静かな夜の修練場にて、鋭く空を切る音が絶えず鳴る。月の光が照らす静寂の中で、キヨヒメは木刀を振り続けていた。)……(その眼差しは鋭く、無心のままに振り下ろされる竹光は踏み込みと共に真っ直ぐな軌道を描き、込められた力を開放しながら空を打つ。その刃は途中で静止し、不必要に下ろされることはなく――下がると同時に、またも彼女の頭上にゆっくりと振り上げられる。) (06/11-20:57:48)
キヨヒメ > (大上段に構え、振り下ろすまでは数秒とかかることはない。だが、その間に息を吸い込み、精神の乱れを正し、一刀に己の全てを込めた必殺の太刀を呼気と共に振り下ろす。そうした一撃は素振りとはいえど強烈な速度と滑るような踏み込みにて、額面以上の間合いとなる。)――――(数を数える――ということはせず、何も考えることなく愚直なまでに剣を振り下ろす。心と剣がひとつとなり、体と剣が一体となり、そして技が十全と剣に伝わる――完全なる心技体と剣の合一を目指し、なお剣は振られる。) (06/11-21:02:30)
キヨヒメ > (汗が流れ、纏めた髪が振り乱され、無心に振り続けるキヨヒメの姿は傍から見ればいつもの姿とは正反対といえよう。だが、ただひとり、月のライトを受けて剣を振るサマは館の空気からは些か以上に離れている。ヒュ、というほんの小さな呼吸音以外は何も語らず同じ動作を繰り返し続ける童女の姿は、まるでその為だけに作られたカラクリ細工のよう。)……(東洋剣技は『静』のイメージの強い剣。ゆえに、体幹をしっかり持っての一撃は無駄がとかく削がれていた。) (06/11-21:10:40)
キヨヒメ > (何も考えない無念夢想。考えるのはあくまでも一太刀を更に上に磨くこと。行き着く先は禅の境地とも言えようが、キヨヒメは学びも理想も何もなくただ『今』に全てを込めて、棒を振り続ける。雑念は不要、上に行こうという意識も不要。あるのはただ、身体に覚え込んだ素振りをし続けること。そうすれば――)……(キヨヒメの振るう太刀が、切れ味を増してゆく。戦うためのパーツと化した彼女の肉体の肉、骨、内臓、あらゆる要素が連動し、効率の良い使い方を選択してゆくからだ。だが、キヨヒメはそれに手応えを感じることも、気づくことさえない。とにかく振り続けるだけだ。) (06/11-21:19:34)
キヨヒメ > (何も考えない無念夢想。やるべきことはあくまでも当たり前の一太刀を更に上に磨くこと。行き着く先は禅の境地とも言えようが、キヨヒメは学びも理想も何もなくただ『今』に全てを込めて、棒を振り続ける。雑念は不要、上に行こうという意識も不要。あるのはただ、身体に覚え込んだ素振りをし続けること。そうすれば――)……(キヨヒメの振るう太刀が、切れ味を増してゆく。戦うためのパーツと化した彼女の肉体の肉、骨、内臓、あらゆる要素が連動し、効率の良い使い方を選択してゆくからだ。だが、キヨヒメはそれに手応えを感じることも、気づくことさえない。とにかく振り続けるだけだ。) (06/11-21:20:28)
キヨヒメ > (武姫の練習はまだまだ続く。どれほどの達人でも欠かすことのない素振り、それをただ続けて自らの一太刀を究極へ至らせるために。涼やかな夜風が彼女の髪を撫でていった――) (06/11-21:22:53)
ご案内:「神隠しの森の館 -修練場-」からキヨヒメさんが去りました。 (06/11-21:23:02)
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