room01_20180629
ご案内:「泉のほとり」にミズチさんが現れました。 (06/29-21:09:10)
ミズチ > (――月の光が照らし出す泉は、今宵は静寂に包まれていた。葉々は囁くように擦れて音色を響かせ、風は軽やかに吹き抜けてゆく。蒸し暑い季節であろうとも、ここは別だ。泉も相まってか、それとも緑が豊富化故か、或いは立地のためか、涼やかな空気がここには在った。) (06/29-21:14:22)
ミズチ > (だが、此度はなにか空気が違う。いつもよりもなお涼やかで、何処か透き通った空気となっていた。そこはかとなく清らかさがあり、落ち着きやすく心地よい、そんな自然らしい雰囲気だ。いつもよりも幾分か空気の違う泉は、静かな中でその中心にて大蛇の影が月光に照らされて泳いでいた。) (06/29-21:20:37)
ミズチ > (――やがて、静謐を貫き水を激しく周囲に散らしながら水柱が立った。水は己の意思を持つかのように形状をみるみる変えてゆき、何者かを優しく包み込む。そして、その水は滝のように流れ落ち、水のベールの内側から一匹の大蛇が現れた。)――(それは、着物を思わせる透き通ったヒレを持つ蛇龍。鋭利な角を持ち、東洋の龍にフォルムは近いが、水生生物と蛇の要素が強い。その鱗は銀に近い青色で、長く伸びた柔らかな身体は太く長く、人間を丸かじりにできるほどに大きい。しかし、その顔立ちは何処か柔和で、全体的に女性的な印象が強い。蛇龍は心地よさげに目を細めると、湖の中にその身を沈めて水浴びをするようにふよふよと漂っていた。) (06/29-21:25:51)
ミズチ > (漂うよう蛇龍が振り袖を思わせるヒレを持つ腕を振るうと、清水が巻き上がってその身にかかる。自身の意のままに身体に降りかかり、鱗を濡らして心地よさげに目を細め、ふわりと泉の中に潜って軽く泳ぎ始める。その動きはなめらかで、振り袖を思わせるヒレを揺らめかせる優雅な泳法。自在に泳ぐ龍は、草原をかける小ウサギのようにイキイキとしていた。水の化身、そういった類のモノか。) (06/29-21:32:56)
ミズチ > (ざばぁ、と首だけ湖から出すと。ほとりにアゴを置いて、チロチロと長い舌をチラつかせてゆるりと脱力した。……どうやら、ぐてりと寝そべるように休んでいるようだ。チロチロと舌をチラつかせ、その瞳を細めてリラックスしているのが証拠である。) (06/29-21:36:20)
ミズチ > (ミズチは再び泉に潜る。そして、泉には再び静寂が訪れた。) (06/29-22:02:53)
ご案内:「泉のほとり」からミズチさんが去りました。 (06/29-22:02:56)
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