room40_20180706
ご案内:「神隠しの森の館 -44号室-」にキヨヒメとタキヤシャヒメさんが現れました。 (07/06-19:39:20)
キヨヒメとタキヤシャヒメ > 「明日は七夕ですね、おタキちゃん!」「はいはい、イチャついて親に引き離された夫婦がまた会える日でしょ?」(サツキの風店内。客が来ないので部屋の中をまめまめしく掃除していたキヨヒメの弾んだ言葉に、部屋の真ん中の机に頬杖ついたタキヤシャヒメがウザったそうに応えた。)「んもう。一年に一度、離れ離れの夫婦が会うことを許された日ですよ?なんと素敵な日ではないですか」「うるさいわね。何度も聞かされてりゃ飽きも来るっての。こちとらクレヴィスで飽きるくらいカップル共の手相を見てきたっての」(フー、とため息をついて。いつもは藁人形やら何やらが散乱している部屋の中であるが、今宵はキチンと片付いているのでお店というには少々簡素でもある。だが、それをやった張本人のキヨヒメは、少しだけ頬を膨らませ、水道で雑巾を洗いながらタキヤシャヒメをちょっと不服そうに見つめていた。) (07/06-19:50:50)
キヨヒメとタキヤシャヒメ > 「ですが、おタキちゃんだって短冊書くのに付き合ってくれたではないですか」(キヨヒメは絞った雑巾を干しながら、退屈そうにアクビをする幼馴染に声をかけた。すると、おタキは鋭くも妖しい蛇の瞳だけを向ける。)「……アンタがしつこいからよ。アタシはどーだっていーのよあんなの。いちいちうっさいから仕方ないから気まぐれに付き合ってやっただけ」(その表情は、ハンッと嘲笑と侮蔑を込めて鼻で笑うモノ。だが、キヨヒメは怒りも泣きもせず、クスクスと微笑して)「……の、割には実にノリノリでいらしたように見えましたわ。その願いの内容も――」「黙ンなさい。その勝ち誇ったような笑いはやめろッての!」「あら、失礼しましたわ」 (07/06-20:01:43)
キヨヒメとタキヤシャヒメ > 「……前々から言いたかったけど、アンタその場の雰囲気にハシャぎすぎ」「へ?」(おタキのイラついた声に対し、キヨヒメは目をキョトンと丸くして振り向いた。机に座るおタキはそのまま、妹分に対して睨みながら言葉を紡ぐ。)「アタシが言えたことじゃないけど、節度ある行動を意識なさい」「う……」(イライラした声色で開始された説教に、キヨヒメは思わず背筋を伸ばしてタキヤシャヒメにしっかり向かい合う。この感じ、なにか言いたいことがある……!) (07/06-20:10:32)
キヨヒメとタキヤシャヒメ > 「ですが、なぜ今その話を?前々からとは、いったい――」「誰にことわって勝手にしゃべってんの?」(有無を言わさぬ一言が、キヨヒメの口を無理やり閉ざした。)「話の途中だけど……アンタ、この前やけに顔赤くして修練場の方ばっか見てたわよね?この前ずいぶんロマンチックなことしてたみたいだけど、『好き』の種別がチッともついてないアンタが誰かに色目を使うのは十年早い! 女たるもの、 未来に伴侶となる夫のために清い身体を保つべし!別に将来誰を好きになっても構わないけど、それは忘れないように!」(フン、と鼻を鳴らして、おタキは言葉を紡ぎ終えた。それを聞いていたキヨヒメは、ちょっとポカンとしていた。)「え、ええ。おタキちゃんの言うことはわかりますわ。私自身、その場の雰囲気にだいぶ流されていたような気もしますから……」「ホントよ。……アンタ、こういうことについてはホントに未熟もいいとこなんだから。気をつけなさいよ、ホントに。特に夏と冬はことさら危険だからね」(ヤレヤレ、と肩をすくめて語り終える。それを聞き、キヨヒメは何処か嬉しそうに笑んでいた。) (07/06-20:20:05)
キヨヒメとタキヤシャヒメ > 「そんなに私のことを心配してくださるなんて……優しいですわね、相変わらず♪」「はー……バカいってんじゃないわよ。アンタがおかしなコトをしたらアタシが恥ずかしいだけよ。ホンット、変なトコでガキ臭いんだから」(キヨヒメからプイ、と目を逸らして呆れ顔。だが、言われた方はそのままその視線の先に移動してしゃがみ込み、机から顔半分出してジーっと見つめていた。)「…………」「…………きゃんっ」(とりあえず、タキヤシャヒメの手がキヨヒメの頭に触れ……ると思いきや、デコピンが炸裂した。) (07/06-20:34:01)
ご案内:「神隠しの森の館 -1-」からキヨヒメとタキヤシャヒメさんが去りました。 (07/06-20:34:08)
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