room40_20180722
ご案内:「神隠しの森の館-ホール-」にAmbielさんが現れました。 (07/22-14:19:53)
ご案内:「神隠しの森の館-ホール-」にヴァルシードさんが現れました。 (07/22-14:20:34)
Ambiel > ふぁ……。 (小さくあくびをした男は、乱雑に扉を開いて入店し) (07/22-14:21:32)
ヴァルシード > うむ……。(修練場で気配を断ち、瞑想をしていたこの男。アムビエルの後に、何食わぬ顔で入って来る。雑ではないが丁寧でもない。無造作な所作。) (07/22-14:23:51)
Ambiel > (何年経っても変わらない、礼や作法を全く感じさせない乱暴な所作で椅子を一つ引き) しかし、かわらねえな。 (修練場でのヴァルシードに気付いていたのか、自分の事を棚上げして言えば椅子に浅く腰掛け背凭れに体を預けた) (07/22-14:27:49)
ヴァルシード > ああ。目に見える所ではな。(にやり、と笑みを零す。静かではあるが、陽気な男。)だが。――実際は、朽ちて行こうとしている。全てが。(それは、場所か、それとも、人間の事か。どちらとも言わない様子でそう言うと、そこらの壁に大剣や、盾、鉄兜などを立てかけたりして、ふう、と息をつく。便利だが、これらの装備は重いから。) (07/22-14:31:22)
Ambiel > 年か。 (本質を射抜かぬまま、ひらひらと手を振り言った。 懐から紙巻煙草を取り出し、咥えれば火を付ける) (07/22-14:33:03)
ヴァルシード > 変わらないものもある。(年か。頷くものの、それと共に、笑みながらそんな事も言う。適当な手近な椅子にこちらも腰掛ける。特に対面しようとか、隣に行こうとか、そういうのは無い。誰もいないこの空間だし、そうする必要性を感じていない。) (07/22-14:36:27)
Ambiel > (ゆっくりと煙を肺に取り込んで、更にゆっくりと天井向けて吐き出した。 三秒程煙の行方を目で追って、十秒程考える、何か思い至る所でもあるようで) 俺はあの頃と変わらんよ。 (07/22-14:39:22)
ヴァルシード > そうかもしれないな。だが―――。(しばし、言葉を止める。ゆったりと煙を吸い、吐き出してる様子を眺め。)本人が自覚できない事もある。(そう言ったからなのか、少しアムビエルの様子を観察しようと目を細める。よく見なければ、わからない事もある。) (07/22-14:44:58)
Ambiel > 俺は墓守だ。 (とん。 灰皿に煙草の灰を落とす。) あの頃を、あの場所を殺さない為に。 (ミラーシェードを外し、流すようにヴァルシードを見た。 何をかは判らない、だが、その瞳は何かを哀れむようで。) だから俺は、俺だけは変わらない。 (07/22-14:49:56)
ヴァルシード > 確かに、あの頃は、何もかもが良かった。(哀しそうだ。何が哀しいのか。この男は相手に浮かんだ感情に引き寄せられるように、目を見開いてい見つめ返している。) (07/22-14:55:24)
Ambiel > 無くなっちまったもんは返って来ない。 そんな事は判ってる、でも全員が全員あの頃を振り返らなくなって、前だけ見てたらあいつ等が寂しがるだろうよ。 (右手で自分の前髪をくしゃりと握る。) だから、あの頃が死なないように足を止めてやるのさ。 (07/22-14:57:50)
ヴァルシード > 時には前を見たいとは思わないのか?(髪をくしゃりとやる仕草に、何を思ったのか。穏やかな調子で。)過去を見続けるのは、苦しい事もあるんじゃないか? (07/22-15:03:40)
Ambiel > 一度も思った事が無いとでも思ったか? (くつり、喉を鳴らして笑う。 その目は悲壮感すら漂う物でこの男が感じてきた苦痛を思わせるだろうか。 ) でも駄目だ。 誰も思い出さなくなったら、その時こそが本当の死だろ。 俺にはあの場所を、あの日々を殺す事は出来ない。 (07/22-15:06:34)
ヴァルシード > だが、強すぎる想いは重荷になる事もある。(静かな声は澄み渡っている。)どうせ想うなら、失うかもしれない不安からよりも、与えて貰った喜びへの感謝から来る想い、だの、…そういうのが、いいんじゃないか。(最後は、言葉に詰まったのか、ざっくばらんな砕けた言い方になる。笑顔はない。張り詰めてもいない。ごく自然なフラットな言い方で。) (07/22-15:11:12)
Ambiel > それも抱えて生きる覚悟があるから、墓守を名乗るんだよ。 (もう一度煙草の煙をゆっくりと吸い込み、吐き出した後に灰皿に押しつぶすようにして消した。) もう失ってるんだ、もう無いんだ。 だから……。 (十分に時間を置いて) 俺はこうあり続けようと決めた。 俺が死んだ時が、あの場所の本当の死だよ。 (07/22-15:16:36)
ヴァルシード > そうか。(頷いた。そうして、男は沈黙した。それから、過去に思いを馳せるように、何処か中空を見つめた。記憶は忘れ去られたとしても、何処か、意識の大海の何処かに沈んでいる。思い出せるのは、出来事か、感情か、言葉か、表情か、完全な再生は無いだろう。この男は墓守ではない。) (07/22-15:23:08)
Ambiel > (男の感情は矛盾している。 過去を、記憶を守りたいと思いながら、同時にその対岸で「満足の行く死」を求め続けている。 その自己矛盾は男の魂を引き裂き、その足を水底へと引く。) あの日。 (口を開いた後で、考えながら言葉を発する) 初めて早乙女に出会った日だ。 本当の恐怖を知ったよ。 アレ以来だ、何かを怖いと思った事が一度も無い、ただの一度もだ。 だが、同時にアレほどの充足を味わった事も無い。 そうだ、同じ時は二度と来ない。 だからこそ輝いているんだ。 (男は今でも鮮明に思い出せるのだろう、大きな世界の中で、生涯たったの一度だけだと思える程の光景を。) (07/22-15:28:42)
ヴァルシード > アイツは、オレと最初に会った時。オーガに何とか勝って、喜んでるようなヤツだった。(早乙女、と言われて、男は出来事だけを思い出した。おもむろに、と言う様子で話し出す。)だが、そこから、どんどん強くなった。もう、オレには追い付けないし、追いつくつもりもないが、アッサリと人の境界を超えて行ってしまった。 (07/22-15:36:40)
Ambiel > 俺は早乙女を追いかけ続けた。 いや、追いかけ続けている。 今もだ。 (胸中にある思いを手探りで引きずり出すように語る) 俺は強くなった。 きっと、全部出し切ればお前の言う人の境界って奴も越えちまってるだろうよ。 自分こそが頂だって言う自負だってある。 (苦虫を噛み潰したような表情を浮かべ、続く言葉を吐く) でも、記憶の中の早乙女は、もっとずっと先に居る。 俺が強くなればなるほど、あいつはもっと先に居るように思える、感じるんだ。 だから、俺はまだ強くなり続けなきゃいけない、アイツに追いついて、アイツを追い抜いて。 そして。 (その先の言葉は出てこなかった) (07/22-15:41:00)
ヴァルシード > なんだよ。それじゃ、まるで、未来の話をしてる見たいじゃないか。(ジッと聞いていた男は、不意に笑みを零した。)それに、おまえの見ている早乙女は、それじゃぁ、想像上の自分の幻想だ。強くなるのにはいいかもしれないけどな。……おまえは、強さに憧れて、それ故にアイツへ執着したか?早乙女の何が良かったんだ?(新たな興味が沸いた。二人で飲みながら語らってるような雰囲気で、そんな事を聞いてみたくなった。) (07/22-15:46:02)
Ambiel > 怖かったのさ、早乙女が。 俺が初めて対峙した時、アイツはもう化物だった。 ガキだった俺でも判ったさ「ああ、俺は今からコイツに殺されるんだ」ってな。 でも、俺は死ななかった。 だから、俺はアイツより強い何かと出会わない限り死ぬ事は無いし、アイツより強い何かと出会わない限り怖いと思う事は無い。 それに、怖いと思っちまった自分が許せなかった、だから、アイツを越えて、アイツを殺して、自分が一番だって判るまでは何も出来ねえんだよ。 (07/22-15:50:29)
ヴァルシード > そうか……。(顎に手を当てて、少し考える。)色々と言ったが、つまり、悔しいのか?それとも、怖いのか?アイツが、未だに。(首を捻る。) (07/22-16:00:17)
Ambiel > どちらも。 だろうな。 (ゆるく、時間を置いて) ただ、越えなきゃいけない壁があって、それを越えるまではそこに執着しちまうもんなんだよ。 (07/22-16:03:13)
ヴァルシード > もし、超えたい、とか、考えるのなら。時には忘れる事も必要なんじゃないか。(ゆるりと立ち上がると、武具を身に着け始める。)<<ガチャガチャ>> 空っぽになった時に、新しい次元が見えて来る、なんて事もあるくらいだしな。 (07/22-16:08:38)
Ambiel > (くつり、また喉奥で笑った) ああいや、言い方を変えよう。 きっと恋焦がれてるのさ、早乙女のあの強さに。 最強って言葉はアイツの為にあると言っても過言じゃ無いと思っているよ。 だから、忘れる事が出来ないのさ。 (07/22-16:11:50)
ヴァルシード > なら、最初からそう言え。(肩越しに振り返り、にやり。大剣を背負うその姿は、いつでも戦える姿である。)そうすれば、聞いてる奴が、アレコレと心配せずに済むし、おまえの在り方を認めやすくなる。 (07/22-16:15:41)
Ambiel > だからそういう諸々を全部含めて、俺は全部を抱えてやるのさ。 それに、あの世界をあんなにしやがった奴に報いだけは与えなきゃいけないからな・ (07/22-16:20:11)
Ambiel > だからそういう諸々を全部含めて、俺は全部を抱えてやるのさ。 それに、あの世界をあんなにしやがった奴に報いだけは与えなきゃいけないからな。 (07/22-16:20:26)
ヴァルシード > そうか。だが、まぁ……。そんなヤツが居るのなら、ツラを拝んでみたいもんだな。オレも。(そう言うと、軽く手を振って、外へとこの男は出て行った。) (07/22-16:23:41)
ご案内:「神隠しの森の館-ホール-」からヴァルシードさんが去りました。 (07/22-16:23:45)
Ambiel > それが居るのさ。 俺もお前も知らないそういう奴がな。 (普段のようにくつくつと喉奥を震わせて笑えば、この男も去っていくのだろう) (07/22-16:27:23)
ご案内:「神隠しの森の館-ホール-」からAmbielさんが去りました。 (07/22-16:27:27)
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